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第4章 魔王城の決戦編
第48話 万雷
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第48話 万雷
セトカの目の前に、懐かしい顔があった。
少女時代、苦楽を共にした仲間、グレイプだった。
グレイプは、ライム、イヨとともにセトカと特に仲の良かった女の子で、辛いことの多い閉鎖的な空間で、得難い友情を育んでいった朋友だった。ふくよかな顔立ちで、ともすれば口の悪いライムやイヨをたしなめるような、温和なムードメーカーでもあった。
王立学校を卒業してからも、セトカと同じ聖白火騎士団に入り、そこでも背を預けあう仲間として、ともに成長していった。
セトカが団長、グレイプが3班班長となって、さらに信頼し合える関係を築いていたのだ。それが、たった数日前、魔神回廊での決戦で深手を負ったグレイプを、セトカはその手で介錯した。
そのことを、考えないようにしていた。自分のはたすべき使命のため、心の弱い部分の扉を閉じていたのだ。
しかし、死んだはずのグレイプの顔を見た時、その扉が壊れた。そこからあふれ出したのは、悲しみや、怒りや、後悔や、弱い自分を苛(さいな)める様々な感情たちだった。
死んだはずのグレイプは言った。
『どうしてなんだ、セトカ』
セトカは、その顔をまともに見るのが辛かった。いつも自分を叱咤してくれた、あの優しい顔のままだったからだ。
『どうして、お前は幸せそうな顔をしているんだ』
「幸せ?」
『お前、団を辞めて、結婚するんだろう?』
セトカは、心臓に刃物を刺されたような気がした。
『どうして、お前だけ、幸せになれるんだ? 私を、こんな風にしておいて』
グレイプは白いマントをはだけた。その胸には、大きな穴が開いていて、血がどくどくと流れ落ちていた。
『どうしてなんだ、団長』
グレイプの後ろから、さらにたくさんの人間が現れた。魔神との戦いで散っていった団員たちや、これまでの任務でその命を散らせていった仲間たちだった。
『どうして、団長だけ、幸せになれるんだ?』
彼女たちは、一斉にセトカを責めた。セトカは唇を震わせ、唾を飲み込んだ。なにも、答えられなかった。
ただただ、胸のうちに悔悟と苦渋があった。
一人の騎士が進み出た。年配の騎士だった。
『セトカ、お前のことはよく覚えているよ。お前は知っているか。私が、貴族に見初められたお前を助け出したことを』
「団、長……」
彼女は、セトカが聖白火騎士団に入団した時の団長だった。ベルガモットという名前だ。セトカが見習い期間を経て、初めて正規団員として作戦に参加した時、その初陣で、敵の奇襲を受け、亡くなった人だった。
『この傷を見ろ』
ベルガモットは、顔の右半分を覆っていた髪の毛をかきあげた。そこには、酷い火傷の跡があった。
『私は、貴族に身請けされることを知って、自分の顔を焼いた。13歳の時だった。どれほどの痛みか、わかるか。わかるまい。知らぬ間に、その下劣な策謀から救われていたお前には』
セトカは後で聞かされていた。バレンシアが団長のベルガモットに、自分の身と引き換えにそれを頼んだということを。バレンシアは決して自分から言うことはなかったけれど、生涯の恩だと、セトカは心に刻んで生きてきた。あの時、貴族の元に迎えられていれば、今の自分はなかったのだから。
『綺麗な顔をしているな、セトカ。傷一つない肌だ。その身体も。その身に負った傷を、すべて治してもらったのか。殊勝なことよな。男を喜ばせるために』
「ち、ちがう」
反発したセトカだったが、なにも違わないことを、ほかならぬ自分自身が知っていた。
『お前は、一人、その綺麗な顔で、身体で、騎士団を辞め、男と幸せになろうと言うのか?』
ベルガモットの言葉に、他の騎士たちが足を踏み鳴らした。
『我らは、身を捨てて戦い抜いたというのに!』
「それは……!」
セトカは、言い返せなかった。なにもかも、自分が悪いと感じていた。自分のような身勝手な人間が、団長という立場で、他人の命を背負ってきたことに、途方もない罪悪感を覚えた。
『お前は、なにがしたいんだ、セトカ!』
グレイプが近寄ってくる。その手に、剣を構えている。死んだ騎士団員が全員、剣を握りしめていた。
そのすべての殺意が、セトカの体に降りかかってくる。
セトカは身震いした。全身に悪寒が走っていた。逃れられない死の運命が、自分に迫っているのを感じていた。
『言え! セトカ!』
グレイプが、剣を振りかざして迫ってきた。力強い一撃だった。仲間として、いつも頼りにしていた、その怪力が、セトカに向かって振り下ろされた。
音はしなかった。歪んだ空間のなかに、その音や衝撃がすべて吸収されていくようだった。
だが、セトカは確かにグレイプの一撃を自らの剣で受け流し、返す刀で彼女の首筋を斬り裂いていた。
「グレイプ!」
セトカは反射的に動いた自分の手を見て、そしてすぐに友の顔を見た。グレイプは首筋から血を噴き出していた。
セトカは返り血を浴びるのも構わず、倒れゆくグレイプの顔を両手で抱えた。そして叫んだ。
「私は! 魔王を倒し、この世界を救う! それをお前に、お前たちに誓う。私が死す時は、それを成し遂げた後だ。この身にかけて。この命にかけて、誓う」
グレイプは血の噴き出ている自分の首筋を押さえて、ニコリと笑った。
『それでいい、セトカ。夢魔に取り込まれたこの力を、お前に』
赤く染まりゆく友の白いマントの胸元に、いつかお小遣いを出しあって買った、星型のブローチが光っていた。それは、彼女たちの友情の証だった。
「グレイプ!」
『先に、戦士の園で、待っているよ。いつか……あのころの、なつかしい、昔話を、しような……』
崩れ落ちたグレイプの体が薄くなって消えていき、その体から赤い魂が抜けだして、セトカの体に入り込んでいった。
『団長!』『団長!』
騎士たちが剣を振り上げて迫ってきた。セトカは、それらを全部打ち払い、受け流し、切り伏せた。
倒れたベルガモットが言った。
『良い腕だ。強くなったなセトカ。お前がうちに入ってくれた時、だれよりもバレンシアが喜んでいたよ。あいつは、お前の前では素直になれないやつだが、2人でお互いを高め合って、どこまでも高く飛べると、私は信じているよ』
すべてが終わって、ただ一人剣を手に立ち尽くすセトカの体を、光るオーラが包んでいた。
レベルドレインによってレベル1に戻っていた自分の体に、新しい力がもたらされたのを感じていた。
剣を持つ手に力がみなぎってくる。あのままでは、みんなに助言しかできなかった。これで、できることが増えた。
「グレイプ……。みんな……」
セトカは、涙を止めることができなかった。
こんな自分に、力足らず、彼女たちを死なせてしまった自分に、彼女たちが力を貸してくれたのだ。
死してなお……。
その時、歪んだ空間の中に、両手を打ち付ける音が鳴り響いた。
万雷の拍手だった。
そして、どこからともなく、たくさんの声が聞こえた。
そのどれもが、『結婚、おめでとう』と言っていた。
セトカの目の前に、懐かしい顔があった。
少女時代、苦楽を共にした仲間、グレイプだった。
グレイプは、ライム、イヨとともにセトカと特に仲の良かった女の子で、辛いことの多い閉鎖的な空間で、得難い友情を育んでいった朋友だった。ふくよかな顔立ちで、ともすれば口の悪いライムやイヨをたしなめるような、温和なムードメーカーでもあった。
王立学校を卒業してからも、セトカと同じ聖白火騎士団に入り、そこでも背を預けあう仲間として、ともに成長していった。
セトカが団長、グレイプが3班班長となって、さらに信頼し合える関係を築いていたのだ。それが、たった数日前、魔神回廊での決戦で深手を負ったグレイプを、セトカはその手で介錯した。
そのことを、考えないようにしていた。自分のはたすべき使命のため、心の弱い部分の扉を閉じていたのだ。
しかし、死んだはずのグレイプの顔を見た時、その扉が壊れた。そこからあふれ出したのは、悲しみや、怒りや、後悔や、弱い自分を苛(さいな)める様々な感情たちだった。
死んだはずのグレイプは言った。
『どうしてなんだ、セトカ』
セトカは、その顔をまともに見るのが辛かった。いつも自分を叱咤してくれた、あの優しい顔のままだったからだ。
『どうして、お前は幸せそうな顔をしているんだ』
「幸せ?」
『お前、団を辞めて、結婚するんだろう?』
セトカは、心臓に刃物を刺されたような気がした。
『どうして、お前だけ、幸せになれるんだ? 私を、こんな風にしておいて』
グレイプは白いマントをはだけた。その胸には、大きな穴が開いていて、血がどくどくと流れ落ちていた。
『どうしてなんだ、団長』
グレイプの後ろから、さらにたくさんの人間が現れた。魔神との戦いで散っていった団員たちや、これまでの任務でその命を散らせていった仲間たちだった。
『どうして、団長だけ、幸せになれるんだ?』
彼女たちは、一斉にセトカを責めた。セトカは唇を震わせ、唾を飲み込んだ。なにも、答えられなかった。
ただただ、胸のうちに悔悟と苦渋があった。
一人の騎士が進み出た。年配の騎士だった。
『セトカ、お前のことはよく覚えているよ。お前は知っているか。私が、貴族に見初められたお前を助け出したことを』
「団、長……」
彼女は、セトカが聖白火騎士団に入団した時の団長だった。ベルガモットという名前だ。セトカが見習い期間を経て、初めて正規団員として作戦に参加した時、その初陣で、敵の奇襲を受け、亡くなった人だった。
『この傷を見ろ』
ベルガモットは、顔の右半分を覆っていた髪の毛をかきあげた。そこには、酷い火傷の跡があった。
『私は、貴族に身請けされることを知って、自分の顔を焼いた。13歳の時だった。どれほどの痛みか、わかるか。わかるまい。知らぬ間に、その下劣な策謀から救われていたお前には』
セトカは後で聞かされていた。バレンシアが団長のベルガモットに、自分の身と引き換えにそれを頼んだということを。バレンシアは決して自分から言うことはなかったけれど、生涯の恩だと、セトカは心に刻んで生きてきた。あの時、貴族の元に迎えられていれば、今の自分はなかったのだから。
『綺麗な顔をしているな、セトカ。傷一つない肌だ。その身体も。その身に負った傷を、すべて治してもらったのか。殊勝なことよな。男を喜ばせるために』
「ち、ちがう」
反発したセトカだったが、なにも違わないことを、ほかならぬ自分自身が知っていた。
『お前は、一人、その綺麗な顔で、身体で、騎士団を辞め、男と幸せになろうと言うのか?』
ベルガモットの言葉に、他の騎士たちが足を踏み鳴らした。
『我らは、身を捨てて戦い抜いたというのに!』
「それは……!」
セトカは、言い返せなかった。なにもかも、自分が悪いと感じていた。自分のような身勝手な人間が、団長という立場で、他人の命を背負ってきたことに、途方もない罪悪感を覚えた。
『お前は、なにがしたいんだ、セトカ!』
グレイプが近寄ってくる。その手に、剣を構えている。死んだ騎士団員が全員、剣を握りしめていた。
そのすべての殺意が、セトカの体に降りかかってくる。
セトカは身震いした。全身に悪寒が走っていた。逃れられない死の運命が、自分に迫っているのを感じていた。
『言え! セトカ!』
グレイプが、剣を振りかざして迫ってきた。力強い一撃だった。仲間として、いつも頼りにしていた、その怪力が、セトカに向かって振り下ろされた。
音はしなかった。歪んだ空間のなかに、その音や衝撃がすべて吸収されていくようだった。
だが、セトカは確かにグレイプの一撃を自らの剣で受け流し、返す刀で彼女の首筋を斬り裂いていた。
「グレイプ!」
セトカは反射的に動いた自分の手を見て、そしてすぐに友の顔を見た。グレイプは首筋から血を噴き出していた。
セトカは返り血を浴びるのも構わず、倒れゆくグレイプの顔を両手で抱えた。そして叫んだ。
「私は! 魔王を倒し、この世界を救う! それをお前に、お前たちに誓う。私が死す時は、それを成し遂げた後だ。この身にかけて。この命にかけて、誓う」
グレイプは血の噴き出ている自分の首筋を押さえて、ニコリと笑った。
『それでいい、セトカ。夢魔に取り込まれたこの力を、お前に』
赤く染まりゆく友の白いマントの胸元に、いつかお小遣いを出しあって買った、星型のブローチが光っていた。それは、彼女たちの友情の証だった。
「グレイプ!」
『先に、戦士の園で、待っているよ。いつか……あのころの、なつかしい、昔話を、しような……』
崩れ落ちたグレイプの体が薄くなって消えていき、その体から赤い魂が抜けだして、セトカの体に入り込んでいった。
『団長!』『団長!』
騎士たちが剣を振り上げて迫ってきた。セトカは、それらを全部打ち払い、受け流し、切り伏せた。
倒れたベルガモットが言った。
『良い腕だ。強くなったなセトカ。お前がうちに入ってくれた時、だれよりもバレンシアが喜んでいたよ。あいつは、お前の前では素直になれないやつだが、2人でお互いを高め合って、どこまでも高く飛べると、私は信じているよ』
すべてが終わって、ただ一人剣を手に立ち尽くすセトカの体を、光るオーラが包んでいた。
レベルドレインによってレベル1に戻っていた自分の体に、新しい力がもたらされたのを感じていた。
剣を持つ手に力がみなぎってくる。あのままでは、みんなに助言しかできなかった。これで、できることが増えた。
「グレイプ……。みんな……」
セトカは、涙を止めることができなかった。
こんな自分に、力足らず、彼女たちを死なせてしまった自分に、彼女たちが力を貸してくれたのだ。
死してなお……。
その時、歪んだ空間の中に、両手を打ち付ける音が鳴り響いた。
万雷の拍手だった。
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