孤児のTS転生

シキ

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孤児と大罪を背負う英雄

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宿に入り食堂的なところで料理を楽しむこと数十分満足とまではいかないが常識の範囲で魚料理を楽しむ。
何故か自分が来てから食堂に人が集まっているように思うのだが…今時間的には4時ぐらいだぞ?
昼飯には遅すぎるし夕飯には早すぎる…やはりこんなことになってるのはアレのせいなのだろうか?

ソレのおかげで色々とやりやすくなったわけだから後悔こそないがこうやって周りに影響が出てくると言うのは何ともいえない気分になるな。
にしてもアルキアンのアレとは違い私の能力は本当に面倒なことになったな…。

「再確認してみるか…(開示)」

名前:レナ
性別:女
種族:半神族
年齢:10
職業:暴食者
状態:なし
レベル:1
割り振りポイント:0
HP:152 MP:500
腕力:95 体力:118 俊敏:172
知力:553 魔力:431 器用:272
精神:70
スキル
気配操作:Lv Max 怨念:Lv Max 採集:LvMax
身体操作:Lv Max 反射:Lv1 魔の理解:Lvー  
武の理解:Lvー 並列思考:Lv6
ユニークスキル
我流戦闘術:Lvー 暴食ノ罪:Lvー 神ノ因子:Lv3
回生:Lvー 無情:Lvー
称号
孤児 死と生の狭間を体験せし者 癒す者 
克服者 我流戦闘術開祖 『暴食』所持者
倒錯神の加護 闇の星神獣の加護 超越者
神の血筋 絶滅種

変わったことと言えばスキルの暴食が変わったことと職業をソレに合った『暴食者』に変えたぐらいだったがそれのおかげで『代行者』の職業スキルであったやつが使えなくなった。
元々神の雷という名の人型特攻だったからあんまり使わなかったが無くなったら無くなったで罪人が目の前に来た時の対処法がなくなったってことで戦力的にダウンしたと思えてならない。
だが何故に『暴食者』としての職業スキルがないのかがわからない…。
そして『暴食ノ罪』…『暴食』の上位互換とも言えるだろうけどコレがかなり厄介になってしまったわけだ。

暴食ノ罪:Lvー その者全てを喰らい尽くす飽くことなき魂を平らげる者。食欲増大・全ての物質を食すことが可能。周囲の食欲を増長させる。

あぁそういえばこの世界ではカルマという名の業が数値化されるんだったか…もしかしたらそれのせいで私のスキルはこんなに異常になっているのかもな。
確か暴食のイメージといえば蝿の王とされるベルゼバブいやベエルゼブブだったか?
にしても…蝿ねぇキショいが病とか汚れの象徴とも言えるしこうやって人から人へ食欲が伝染するってのは病に似ていて蝿にピッタリだね。

そんなこんなで私は食事を済ませいそいそと食堂から自分の部屋へと戻ると私の部屋の前にはアルキアンがおり何やら扉をノックしている姿が見えた。
しかも従者である騎士すら横にいる…何やらめんど、いや重要な事を抱えていそうなのでここは平民である私には貴族のお悩みなどお分かりできない事だろうから暇を潰すためこのまま回れ右をしそのまま散歩でもしてこようか。

「うん、そうしようそれが絶対いいッ…あでッ」

そうして私が回れ右をして戦略的な撤退術を披露した時だった私はどうやらアルキアンのことで注意散漫になっていたようで後ろまで来ていた魚人族の二人組に当たってしまった。
魚人族の二人は転んだ私の事にも目を向けずそのまま通り過ぎていく…があぁやってしまった。

「大丈夫かいレナ?」

そう、つい反射で声にしてしまった痛みによる反応の声が結構デカかったのだ。
そのせいで遠くにいたアルキアン達にもその声は届いてしまい見つかってしまった…あの魚人族マジ許さん。
というかマジでエコーロケーションは辞めろ…魔素が乱れてるせいで上手く気配察知が出来ないじゃないか、位置ズレはマジで修正すんのが面倒だから近くで喋らないでくれよ。

私は「う、うん」と少し上擦った声をしながら差し伸べられた手を取り立ち上がるとアルキアンは私を転ばした魚人族の二人を睨んだ。
何故コイツがこんなに怒ってるんのかはまぁ私の事だろうなと何となく勘づいたが近くにいる騎士に「アイツにわからせろ」とか言わんでください…そんな怒らんでも私は別に怪我とかしたわけじゃないんだからさ?

「あぁそうだレナ…ちょうど話をしたいと思っててね。立ち話も何だし僕の部屋で紅茶でも飲みながら相談に乗ってくれないかい?」

そう言いながらも私の背中をさするようにして足進め部屋に自然に歩かせるように促してきた。
…いやコレまるで誘拐の手口みたいな感じじゃ?
というかアルキアンは何処でそんなん覚えてきたのかな…後私は転んだっていったってちゃんと手で受け身は取ったから別に背中痛くないよ?
なのに何で痛くもない背中をさすってるのかな…。

私はアルキアンに連れられるまま私の部屋の隣であるアルキアンの部屋に連れ込まれるとそのまま扉を閉められてしまった。
そうして聞こえる断末魔のような絶叫。
あぁ私一人のせいでまた尊い二つの命が犠牲になったようだ…いや別にどうせあの魚人族二人組の命だろうから尊くもないなざまぁ見やがれってんだ。

私が脳内で元凶の魚人族のことを嘲笑っているといつの間にやらアルキアンが椅子を持ってきて私を座らせた後何気なく自然に紅茶を出してきた。
…以外と美味しいというのが感想だ。
何で貴族がメイドやら従者が出すような紅茶の淹れ方を知っているのか甚だ疑問である。

そうして二つ目の元凶であるアルキアンは最後に自分の椅子を準備して座る。
あぁこうして改めて見ると貫禄ってのがあるなぁ…なんて考えがよぎってくる。

「さて、レナ…僕の相談に乗ってくれるかい?」

その有無を言わせぬ言い様に私はただただうなづくことしか出来ないのだった。
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