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孤児の学園生活
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さて死体もそこら辺のテーブルクロスで羽織ったことだしさっさとここから動くこととしますか。
ここにいたらまた信仰者が来るかもだしね。
それにここだと信仰者と戦いになったら今の戦闘で分かったがやりにくいということも理解したしね。
さすがにここで魔術撃って外壁壊しました弁償ですとか言われたら洒落にならないからね。
騎士と信仰者がここに来る前に退散するとしよう。
そう思いながら私は先ほどまで騎士団長と一緒に来た道を戻り城の広場へと移動することとした。
え、窓からそのまま行けばいいじゃないかって?
アクション映画の見過ぎですね私は高所恐怖症だぞ?
そんな勇気ある行動できるわけないじゃないか…。
「こりゃひでぇな…」
城からの移動中の床を見ると所々に血痕や人のものであろう腕や足や腹から抉り取られたであろう肉の破片が至る所にあった。
むせかえるような血と吐瀉物の匂いに顔を顰めさせながら戦闘中の騎士の横を走り去る。
一刻も早くこの場を立ち去りたいがやるべきことがすぐそばにあるから私はこの戦場と化した城から逃れることはできない。
道端で倒れ息を絶え絶えとしながら地面に伏せ祈りを捧げる信仰者、瓦礫に埋まり抜け出せず痛みに耐えこちらに助けを求める騎士、肺に剣が突き刺さった貴族。
そこで倒れ伏せている全ての人間がこの手で助けることができるが気にしない自分は何も見ていない助けようなんて考えもしない。
自分は全てを救えるような器ではないし立派な神でもない。
だから手を差し出すことができない。
これを常識は非道や人道に反するやらの言葉で差別してくるだろうが構わない。
助けられないものは助けられない自分が思うがままにその時その時で自分の道を捻じ切ってでも我が道を行く。
「結局のとこ…私は気分屋でしかないのかもな」
助けたいから助ける。
助けたくないから助けない。
自分の気持ちに正直にもう身体は私の中での常識から逸脱した『人間』の範疇ではないのかもしれないが『人間』らしく生きよう。
そう思うと笑えてくる。
『人間』であろうとする化け物なんて「自分の身体を見て考えろよ馬鹿」とか思っていたがまさかいつの間にかその化け物になっていたとは…。
「ホント笑えるよなぁ…」
どうでもいい事を自分なりの解釈で考えながら走る事数分広場へと着いた。
広場は喧騒に包まれており火の玉や弓矢が飛び交っておりその中で剣を持ち槍を持ち血塗れなり敵味方問わず踏み躙りただただ目の前の敵を殺す狂いに狂った狂騒が絶えない。
下半身を失った女子供は死ぬことはできず只々痛みに叫び信仰者は膝をつき祈りを捧げながら首を騎士が薙ぎ払う。
甲冑を着た騎士が普通の防具すら身につけてない平凡な信仰者に負けるはずもなく抵抗を見せては死んでゆきどこからともなく新しい信仰者が来て交戦を開始する。
そこまで命を投げ捨てて何の得があるのだろうか…その先にいる天使の形をしたナニカを何故そんなに近づけないのか。
あの天使なら平凡な信仰者よりかは強いだろう。
襲われたら天使が動いて騎士を倒すことだろう。
なのに何故そこまで命を捨ててまで戦うのだろうか…何故死に際の顔がそんなにも晴々しいのだろうか。
その行動からは死ぬことが救済であるかのような信仰心…狂信という言葉が思い浮かんだ。
私は内心嫌だと思いながらも足の踏み場もない道を走りアルキアンのいるあの場所を目指して走る。
足を一回踏むごとに擬音で表すなら「ネチャ」という感覚が伝わってくる。
まさに目の前の床は血の池地獄と言っても大差ないほど血の水溜りがポツポツと広場にできている。
「普段は水溜りは避ける主義なんだがなぁ…」
飛んでくる矢を避け道に遮る信仰者や邪魔する奴は首に一閃し走り去る。
それを見た信仰者の集団はどうやら私のことを危険だと思ったのか囲い邪魔をしてくる。
集団は一人が詠唱を始めると次々と詠唱を開始してくる。
これはあれだな近接で攻撃してる間に他の詠唱が終了して魔法が飛んでくるって奴だな。
確かに私はリーチが短いし一回の攻撃で敵を完全に仕留めるなんてことは難しい…だから近接はこのように多人数で囲われると仕留めるスピード的に私の負けだ。
だが私の武器は近接だけではない。
こういう敵が多い時どうすればいいと思う?
…そうだね範囲攻撃これに限るよね。
「久々に魔法陣展開!獄炎舞!」
空中に魔法陣を描き即座にそれを発動させ空中に10個以上の炎の玉が展開され空中を漂う。
今まで私は魔術が使えない状況だったからって何もしていないわけじゃない。
ちゃんと昔作った魔法陣を強化し最適化してきたんだ。
もう昔のように数個だけ扱えて他の玉は不安定で放つなんてことはない。
この獄炎舞の炎を全て操ることができる。
漂う炎の玉は段々と私の周りを周り出しあっという間に目に見えないほどの速度に達する。
もはや原型は留めておらず私を中心とした炎の台風と化す。
まぁもちろんのことだが私に熱風が来るから熱いんだがな。
炎でゆらめく敵を視認し腕を横に薙ぐ。
すると炎の台風から一つの炎の玉が信仰者へと飛んでゆきそれを機に台風から次々と炎が飛び出して行き一面炎の海へと変えて行く。
そうして残ったのは人の命を燃やし尽くした炎とその人だった塵になった。
本来なら腕を薙ぐという行為がなくても発動するんだがまぁ景気付けという奴だ。
だってこの方がカッコいいだろ?
ここにいたらまた信仰者が来るかもだしね。
それにここだと信仰者と戦いになったら今の戦闘で分かったがやりにくいということも理解したしね。
さすがにここで魔術撃って外壁壊しました弁償ですとか言われたら洒落にならないからね。
騎士と信仰者がここに来る前に退散するとしよう。
そう思いながら私は先ほどまで騎士団長と一緒に来た道を戻り城の広場へと移動することとした。
え、窓からそのまま行けばいいじゃないかって?
アクション映画の見過ぎですね私は高所恐怖症だぞ?
そんな勇気ある行動できるわけないじゃないか…。
「こりゃひでぇな…」
城からの移動中の床を見ると所々に血痕や人のものであろう腕や足や腹から抉り取られたであろう肉の破片が至る所にあった。
むせかえるような血と吐瀉物の匂いに顔を顰めさせながら戦闘中の騎士の横を走り去る。
一刻も早くこの場を立ち去りたいがやるべきことがすぐそばにあるから私はこの戦場と化した城から逃れることはできない。
道端で倒れ息を絶え絶えとしながら地面に伏せ祈りを捧げる信仰者、瓦礫に埋まり抜け出せず痛みに耐えこちらに助けを求める騎士、肺に剣が突き刺さった貴族。
そこで倒れ伏せている全ての人間がこの手で助けることができるが気にしない自分は何も見ていない助けようなんて考えもしない。
自分は全てを救えるような器ではないし立派な神でもない。
だから手を差し出すことができない。
これを常識は非道や人道に反するやらの言葉で差別してくるだろうが構わない。
助けられないものは助けられない自分が思うがままにその時その時で自分の道を捻じ切ってでも我が道を行く。
「結局のとこ…私は気分屋でしかないのかもな」
助けたいから助ける。
助けたくないから助けない。
自分の気持ちに正直にもう身体は私の中での常識から逸脱した『人間』の範疇ではないのかもしれないが『人間』らしく生きよう。
そう思うと笑えてくる。
『人間』であろうとする化け物なんて「自分の身体を見て考えろよ馬鹿」とか思っていたがまさかいつの間にかその化け物になっていたとは…。
「ホント笑えるよなぁ…」
どうでもいい事を自分なりの解釈で考えながら走る事数分広場へと着いた。
広場は喧騒に包まれており火の玉や弓矢が飛び交っておりその中で剣を持ち槍を持ち血塗れなり敵味方問わず踏み躙りただただ目の前の敵を殺す狂いに狂った狂騒が絶えない。
下半身を失った女子供は死ぬことはできず只々痛みに叫び信仰者は膝をつき祈りを捧げながら首を騎士が薙ぎ払う。
甲冑を着た騎士が普通の防具すら身につけてない平凡な信仰者に負けるはずもなく抵抗を見せては死んでゆきどこからともなく新しい信仰者が来て交戦を開始する。
そこまで命を投げ捨てて何の得があるのだろうか…その先にいる天使の形をしたナニカを何故そんなに近づけないのか。
あの天使なら平凡な信仰者よりかは強いだろう。
襲われたら天使が動いて騎士を倒すことだろう。
なのに何故そこまで命を捨ててまで戦うのだろうか…何故死に際の顔がそんなにも晴々しいのだろうか。
その行動からは死ぬことが救済であるかのような信仰心…狂信という言葉が思い浮かんだ。
私は内心嫌だと思いながらも足の踏み場もない道を走りアルキアンのいるあの場所を目指して走る。
足を一回踏むごとに擬音で表すなら「ネチャ」という感覚が伝わってくる。
まさに目の前の床は血の池地獄と言っても大差ないほど血の水溜りがポツポツと広場にできている。
「普段は水溜りは避ける主義なんだがなぁ…」
飛んでくる矢を避け道に遮る信仰者や邪魔する奴は首に一閃し走り去る。
それを見た信仰者の集団はどうやら私のことを危険だと思ったのか囲い邪魔をしてくる。
集団は一人が詠唱を始めると次々と詠唱を開始してくる。
これはあれだな近接で攻撃してる間に他の詠唱が終了して魔法が飛んでくるって奴だな。
確かに私はリーチが短いし一回の攻撃で敵を完全に仕留めるなんてことは難しい…だから近接はこのように多人数で囲われると仕留めるスピード的に私の負けだ。
だが私の武器は近接だけではない。
こういう敵が多い時どうすればいいと思う?
…そうだね範囲攻撃これに限るよね。
「久々に魔法陣展開!獄炎舞!」
空中に魔法陣を描き即座にそれを発動させ空中に10個以上の炎の玉が展開され空中を漂う。
今まで私は魔術が使えない状況だったからって何もしていないわけじゃない。
ちゃんと昔作った魔法陣を強化し最適化してきたんだ。
もう昔のように数個だけ扱えて他の玉は不安定で放つなんてことはない。
この獄炎舞の炎を全て操ることができる。
漂う炎の玉は段々と私の周りを周り出しあっという間に目に見えないほどの速度に達する。
もはや原型は留めておらず私を中心とした炎の台風と化す。
まぁもちろんのことだが私に熱風が来るから熱いんだがな。
炎でゆらめく敵を視認し腕を横に薙ぐ。
すると炎の台風から一つの炎の玉が信仰者へと飛んでゆきそれを機に台風から次々と炎が飛び出して行き一面炎の海へと変えて行く。
そうして残ったのは人の命を燃やし尽くした炎とその人だった塵になった。
本来なら腕を薙ぐという行為がなくても発動するんだがまぁ景気付けという奴だ。
だってこの方がカッコいいだろ?
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5/4 HOT女性2位に起きたらなってました!!ありがとうございます!!頑張ります!
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