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孤児の学園生活
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つくづく悪魔とは思えねぇ奴だったがそれはまぁどうでもいいことだろう。
それはそうとそろそろ寝るとしよう。
どうせもうやることもないだろうし…宿題は…明日の私に任せることにしよう。
私だったらどうにかするだろう多分。
そう思いながら私は身体をベッドに転ばせ目を閉じる。
そうして数分まぶたの裏側では映像が流れる…それは壮年の男性と少女とも言えぬような歳の女児がコチラへと必死になって言葉を投げかけてくる夢。
これが夢だと言うのは私が一番わかっている。
こういう夢だということをわかっているのに夢にいる状態をなんていうんだったか?
…前々から感じていたが最近はどうも物忘れがひどい気がする。
人から半神族になったことで記憶力は上がったはずなのだがどうにも思い出せないことが多々ある。
何というか…覚えてはいるんだがこう思い出せないというか言葉にできないんだ。
あぁ…もどかしい何なのだこの状況は?
にしてもうるさいなこの二人は。
ここ最近はこんな夢ばっかりだ。
いつからこんな夢を見始めたと聞かれればいつからかなんて覚えてないが最近はこんな風に誰かに何かを怒鳴りつけられる夢ばかり見る。
しかもだ…この夢は本当にタチが悪い。
下を見れば骸骨の絨毯で上を見上げれば上から今まで殺した奴らの死体が浮かんでいる。
もちろん今日殺した奴も浮かんでいる。
この夢は本当に何を見せたいんだろうか?
そうして私はそのまま二人に怒鳴られながら夢の中で目を閉じた。
最初はそれこそ夢の中で寝ようとしてみたしこの二人から逃げようとした。
だがそれは無駄だった。
寝ても寝ても夢はこの夢で無限ループするし逃げれば二人が見えなくなったところで前を見ればまたこの二人の元へ辿り着く。
その他にもこの二人を殺したり色々したが結果は惨敗。
全部意味のないことだった。
この夢から覚めるルートはただ一つ朝が来るのを待つことのみ。
そうして時が経ちまぶたに光の白い色が差し込み眩しく感じられてここにいる意識はだんだんと薄れていく。
もう朝なのだ。
起きなければいけないのだ。
「あぁそういえば明晰夢というか夢で他人に怒られる夢の意味は…」
そういいかけた瞬間に目に眩い光が差し込み意識がなくなる。
そうして目を開けた時私の身体はベッドの上にあった。
窓からはカーテンとカーテンの間から陽の光が差し込み目に光が当たり目を焼くような痛みと共に私は起床することとなった。
今の時間は…まだ5時ぐらいだろうか?
この世界はアチラと比べて太陽が上がる時間が早いなぁ。
「…最後…私って何考えていたんだっけ?」
そういえば夢の最後に何か考えていたような気がするが…まぁ覚えてないんだ特に大事なことじゃないんだろう。
さてモーニングルーティンでもやりますかね。
そう思い掛け布団を剥がし自分のベッドで座り前屈を行いながら自分の身体をほぐしていく。
夢の中では意識があって身体を少し動かしていたのに何故こう起きると身体が鈍っているのだろうか?
本当にこの世は不思議なことで満ちている…未知で満ち溢れている…『未知』だけに。
そんなことを考えながら身体をほぐすこと数十分ようやく身体をほぐし終わり私は机に向かって勉強を開始していた。
誰だよ昨日宿題サボった奴…まぁ私だけどさ。
そうして時間は過ぎていきあっという間に学園へ登校する時間になっていった。
身支度を整え朝食を食べ学園へと向かい自分の席に着く。
時間は刻々と過ぎていきそうしてチャイムが鳴り響く…この教室にいるのは私1人だけだ。
他には誰もこの教室には殿下も昨日泊まっていったあの2人でさえ来ない。
やはり昨日の事が原因だろうか?
あの2人は今日の朝食の時も来てなかったようだし相当精神的にダメージを受けたのだろう。
となると他のクラスメイトもそんな感じなのだろうか?
いや殿下はあの程度だったらダメージにもならないだろう…なのに何故休んでいるんだ?
学園が危険だと判断したからだろうか?
そんな風に考えていると教室の扉が開かれ疲れ果てたマグローバ先生が入ってきた。
頭の髪はいつもより跳ね散らかしており元々白い肌はより一層白くなっており生気を感じられない様子だ。
「えぇでは…おはようございます。これから朝の報告を始めます。えぇ今日の予定はありません…授業も無しです以上…解散」
そう言い残すとマグローバ先生は教壇の下から椅子を引っ張り出してそこへ座り眠ってしまった。
まぁこの学園にいる生徒の大半は貴族だ。
その学園で殺人未遂となれば…まぁ大抵の親は心配になって行かせないわな。
んでこの先生はどうせその貴族の対応でもやっていたのだろう。
「今日やる事なくなってしまったなぁ…」
そう呟きながら立ち上がり学園内を暇つぶし程度に歩き回ることとした。
どうせ今日やることはもう無いし暇となってしまった。
そこで学園の情報が載っている掲示板を見つけ目を向ける。
そこには1日…いや数時間しか経っていないってのにもう殺人未遂の記事が載っていた。
この学園の情報担当である新聞部はさすがというべきなのだろうか?
あぁ休校のことも書いてある…えぇっと授業開始の日にちは…未定と実質長期間休暇を与えられたわけだな…やったぜ。
「今日は…あぁそうだ図書室でも行ってみようかな?」
不意に勉強しなきゃという思いが込み上げ図書室の方へ足を歩かせる。
そう思い立ったのはやはり昨日の魔法の授業で魔法がしょぼかったからだろうか。
やはりせっかく魔法を使えるようになったのだからちゃんとした魔法ぐらいは覚えたい。
そんな気持ちを胸に抱きながら図書室へ足を早めた。
それはそうとそろそろ寝るとしよう。
どうせもうやることもないだろうし…宿題は…明日の私に任せることにしよう。
私だったらどうにかするだろう多分。
そう思いながら私は身体をベッドに転ばせ目を閉じる。
そうして数分まぶたの裏側では映像が流れる…それは壮年の男性と少女とも言えぬような歳の女児がコチラへと必死になって言葉を投げかけてくる夢。
これが夢だと言うのは私が一番わかっている。
こういう夢だということをわかっているのに夢にいる状態をなんていうんだったか?
…前々から感じていたが最近はどうも物忘れがひどい気がする。
人から半神族になったことで記憶力は上がったはずなのだがどうにも思い出せないことが多々ある。
何というか…覚えてはいるんだがこう思い出せないというか言葉にできないんだ。
あぁ…もどかしい何なのだこの状況は?
にしてもうるさいなこの二人は。
ここ最近はこんな夢ばっかりだ。
いつからこんな夢を見始めたと聞かれればいつからかなんて覚えてないが最近はこんな風に誰かに何かを怒鳴りつけられる夢ばかり見る。
しかもだ…この夢は本当にタチが悪い。
下を見れば骸骨の絨毯で上を見上げれば上から今まで殺した奴らの死体が浮かんでいる。
もちろん今日殺した奴も浮かんでいる。
この夢は本当に何を見せたいんだろうか?
そうして私はそのまま二人に怒鳴られながら夢の中で目を閉じた。
最初はそれこそ夢の中で寝ようとしてみたしこの二人から逃げようとした。
だがそれは無駄だった。
寝ても寝ても夢はこの夢で無限ループするし逃げれば二人が見えなくなったところで前を見ればまたこの二人の元へ辿り着く。
その他にもこの二人を殺したり色々したが結果は惨敗。
全部意味のないことだった。
この夢から覚めるルートはただ一つ朝が来るのを待つことのみ。
そうして時が経ちまぶたに光の白い色が差し込み眩しく感じられてここにいる意識はだんだんと薄れていく。
もう朝なのだ。
起きなければいけないのだ。
「あぁそういえば明晰夢というか夢で他人に怒られる夢の意味は…」
そういいかけた瞬間に目に眩い光が差し込み意識がなくなる。
そうして目を開けた時私の身体はベッドの上にあった。
窓からはカーテンとカーテンの間から陽の光が差し込み目に光が当たり目を焼くような痛みと共に私は起床することとなった。
今の時間は…まだ5時ぐらいだろうか?
この世界はアチラと比べて太陽が上がる時間が早いなぁ。
「…最後…私って何考えていたんだっけ?」
そういえば夢の最後に何か考えていたような気がするが…まぁ覚えてないんだ特に大事なことじゃないんだろう。
さてモーニングルーティンでもやりますかね。
そう思い掛け布団を剥がし自分のベッドで座り前屈を行いながら自分の身体をほぐしていく。
夢の中では意識があって身体を少し動かしていたのに何故こう起きると身体が鈍っているのだろうか?
本当にこの世は不思議なことで満ちている…未知で満ち溢れている…『未知』だけに。
そんなことを考えながら身体をほぐすこと数十分ようやく身体をほぐし終わり私は机に向かって勉強を開始していた。
誰だよ昨日宿題サボった奴…まぁ私だけどさ。
そうして時間は過ぎていきあっという間に学園へ登校する時間になっていった。
身支度を整え朝食を食べ学園へと向かい自分の席に着く。
時間は刻々と過ぎていきそうしてチャイムが鳴り響く…この教室にいるのは私1人だけだ。
他には誰もこの教室には殿下も昨日泊まっていったあの2人でさえ来ない。
やはり昨日の事が原因だろうか?
あの2人は今日の朝食の時も来てなかったようだし相当精神的にダメージを受けたのだろう。
となると他のクラスメイトもそんな感じなのだろうか?
いや殿下はあの程度だったらダメージにもならないだろう…なのに何故休んでいるんだ?
学園が危険だと判断したからだろうか?
そんな風に考えていると教室の扉が開かれ疲れ果てたマグローバ先生が入ってきた。
頭の髪はいつもより跳ね散らかしており元々白い肌はより一層白くなっており生気を感じられない様子だ。
「えぇでは…おはようございます。これから朝の報告を始めます。えぇ今日の予定はありません…授業も無しです以上…解散」
そう言い残すとマグローバ先生は教壇の下から椅子を引っ張り出してそこへ座り眠ってしまった。
まぁこの学園にいる生徒の大半は貴族だ。
その学園で殺人未遂となれば…まぁ大抵の親は心配になって行かせないわな。
んでこの先生はどうせその貴族の対応でもやっていたのだろう。
「今日やる事なくなってしまったなぁ…」
そう呟きながら立ち上がり学園内を暇つぶし程度に歩き回ることとした。
どうせ今日やることはもう無いし暇となってしまった。
そこで学園の情報が載っている掲示板を見つけ目を向ける。
そこには1日…いや数時間しか経っていないってのにもう殺人未遂の記事が載っていた。
この学園の情報担当である新聞部はさすがというべきなのだろうか?
あぁ休校のことも書いてある…えぇっと授業開始の日にちは…未定と実質長期間休暇を与えられたわけだな…やったぜ。
「今日は…あぁそうだ図書室でも行ってみようかな?」
不意に勉強しなきゃという思いが込み上げ図書室の方へ足を歩かせる。
そう思い立ったのはやはり昨日の魔法の授業で魔法がしょぼかったからだろうか。
やはりせっかく魔法を使えるようになったのだからちゃんとした魔法ぐらいは覚えたい。
そんな気持ちを胸に抱きながら図書室へ足を早めた。
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5/3 HOT女性8位(午前9時)表紙入りしてました!ありがとうございます!
5/3 HOT女性4位(午後9時)まで上がりました!ありがとうございます<(_ _)>
5/4 HOT女性2位に起きたらなってました!!ありがとうございます!!頑張ります!
5/5 HOT女性1位に!(12時)寝ようと思ってみたら驚きました!ありがとうございます!!
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