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孤児のダンジョン生活
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さてこれにて階層主の討伐と悪魔と天使の運用も終わったことだしさっさとトレジャーボックスを取るとしようと思い私はトレジャーボックスの前まで移動して箱の蓋を開けた。
中身正直に言うとは…微妙だと思う。
中身は二個しかないしその一個は昨日と同じ黒い角笛が入っていた。
「んで、もう一つは…棒かな?」
中に入っていたのはなんの変哲もないただただ真っ直ぐな素材が不明な棒が入っていた。
色は白っぽいように見えるが見る角度によっては何故か茶色になったり薄い黄緑色になったりと少し面白い色になっている。
まぁとりあえず長さは私の腕より少し短いぐらいで武器として使うには心細い感じかな?
そんなこんなで私がこの棒で何かできないかと弄り回し始めること数分。
私はなんとなく棒に魔力を注ぐと棒が縮みこれやばいことしたかなと思いもう一度注ぐと棒が先ほどより伸びていく。
「はぁ?これってそう使うやつなのか?」
…まぁそんなことどうでもいいかと私は思い角笛を虚空庫に入れ『飽食の胃袋』から出てきたりんごのような果実を喰らいながら手に持つ棒をなんとなく振り回して歩く。
後追記するとこの棒は何故かは知らないがこれだけ伸びないかなぁと思いながら魔力を注げば何故か伸びるから便利である。
そんな感じでこの日は宿屋まで歩いて帰り何事もなく終わりを告げた。
…少女就寝中…
次の日になり私は2日前にヨグと待ち合わせ場所に指定した場所へと移動しヨグを待つことにしていた。
そして予定の時刻となり周りをぐるっと見渡すとヨグの姿が見え手を振りここにいることを知らせるとヨグはこちらへと近づいてきた。
「お、おはようレナさん。今日もお願いね?」
そう言い私に向かってお辞儀してきたので私もお辞儀をし返すと私のことをじーっと見てくる視線を感じそちらの方を見ると2人の女の人がヨグを挟んでおり何故か知らないがこちらのことを睨みつけるかのように見てきた。
1人は…確かあのとき大男からヨグに助けてもらっていた宿屋の看板娘さんかな?
んでもう1人が背の高い魔女帽子を被った女の子?
というか私は何かやらかしたのか?
何故こんなに睨まれているのだろう?
そんな風に悩んでいるとヨグが思い出したかのようにこちらに顔を向け話しかけてきた。
「そうだ紹介が遅れたね…こちらの2人は今日から一緒に探索を協力してくれるメンバーだよ!」
ヨグがこちらに笑顔を見せながら話しかけてくると2人の睨んでいた視線は笑みえと変わり私に自己紹介を行ってきた。
「はじめまして!私は宿屋で看板娘を行っているココナと言います。主に荷物持ちを行ったりしますよろしくお願いしますッ!」
「はじめまして…魔法使いのミルマよ。魔法を主に使うわ。よろしく」
そんな感じで顔は笑っているが声がちっとも笑っている雰囲気ではない感じに自己紹介してきたのを見て私は察してしまった。
…コイツたらしていると。
いやぁすごいね主人公補正というのはここまですごいか。
しっかりと見ていないうちに女の子をたらし込んでいる…そして何故かライバル心かはわからないが敵視されている。
これが私には無い主人公補正というものか…ここまでくると笑えてくるねぇ。
まぁなんとなく追放されてS級のアーティファクトをゲッチュしたところからわかっていたが…。
んで当の本人はというと私たちが自己紹介が終わったことを見ながら今日の目標を言っている。
なになに今日の目標は10階だって?
急に強くなった気がするから挑戦できる気がするって?
周りのやつの心配とかパワーレベリングとかはないのかな?
はぁ…こないだまでゴブリンすら苦戦してたのにもう思い上がってるのかぁ。
「これはいつか躓く日が来そうだなぁ」
私は小さく呟きヨグ達が待つ魔法陣の上へと移動した。
この魔法陣は付属してあるアーティファクトで指定した階層へと転移することが可能な装置となっているようでそれにより私たちは6層へと転移することになった。
そうして私たちは歩き出した。
6層は洞窟型となっており道が二手に分かれていたりしていて出てくる魔物も今までよりもかなり強くなっているらしい。
それなのに明らか初心者であるココナを連れてきてよかったのかだって?
…明らかダメですね。
しかも戦闘経験全く無いだろうしミルマという魔法使いもここがダンジョンだと理解しているのだろうか?
アイツら2人は全くと言っていいほど警戒という物をしていないしダンジョンのトラップすら見つけても解除しようとしない。
そんな感じで私たちはヨグが槍を持ち前衛全般を行い遊撃で私がちょこちょこ頼まれた時に攻撃を行いココナとミルマが魔法玉を投げたり魔法を使ったりして後衛を務めながら進んでいくこととなった。
6層から9層は低ランクの探索者が最も来て稼ぎ場所となっているところで出てくる魔物は主にゴブリン系の魔物やウルフ系の魔物が主流だ。
トラップは落とし穴や大岩が落ちてきたりするがある程度の実力があれば余裕で避けれる親切設計となっている。
「前からゴブリン5体ッ!」
はぁまだエンカウントか…そう思いながら棒を構える。
2体はヨグが引き受け残りは3体。
とりあえず棒で突っ込んできた1体の腹を突き後ろにいたもう1体のゴブリン共々突き飛ばしもう1体を足で同じ方向に回し蹴りで弾き飛ばし全員が転んだところで頭を殴打!殴打!殴打!
んでぶっ倒れているので喉に標準を合わせ棒で突き首の骨を突いて砕き呼吸困難にさせ後は勝手に死んでいく。
そんな風にしているとヨグは槍最後のゴブリンへと刺し殺した後私たちの方向き「進むよ」と言い放ちまた歩き出した。
今いる階層は9層。
あれから時間はかなり経ちここまでヨグは後衛のことは気にするが体力の把握はせずに休まずに進軍を続けた。
そのせいで後衛であるココナとミルマはもうMPが無くなったようでガタガタだが…まぁ私が気にすることでも無いかと思い気にせず探索を続けることにした。
にしても今日はエンカウント率が異常に高い。
まぁ5層を超えたからというのもありそうだが…そのせいでいちいち戦闘時に抜いていたナイフも今じゃ抜かなくなり代わりに手で持つ棒でどうにかして倒すという戦闘方法を取ることにしている。
「おぉ!見てよみんなッ!ようやく階層主の扉だよ!」
ヨグが喜びながら扉を指差し走っていき私たちはようやくダンジョン内初の休憩を取ることとなった。
ここまでかかった時間は約5時間ちょい。
私はなんとなく汗を滝のように流しながら背中を合わせながら座るココナとミルマにねぎらいのウォッシャーをかけてから休憩に入ることとした。
中身正直に言うとは…微妙だと思う。
中身は二個しかないしその一個は昨日と同じ黒い角笛が入っていた。
「んで、もう一つは…棒かな?」
中に入っていたのはなんの変哲もないただただ真っ直ぐな素材が不明な棒が入っていた。
色は白っぽいように見えるが見る角度によっては何故か茶色になったり薄い黄緑色になったりと少し面白い色になっている。
まぁとりあえず長さは私の腕より少し短いぐらいで武器として使うには心細い感じかな?
そんなこんなで私がこの棒で何かできないかと弄り回し始めること数分。
私はなんとなく棒に魔力を注ぐと棒が縮みこれやばいことしたかなと思いもう一度注ぐと棒が先ほどより伸びていく。
「はぁ?これってそう使うやつなのか?」
…まぁそんなことどうでもいいかと私は思い角笛を虚空庫に入れ『飽食の胃袋』から出てきたりんごのような果実を喰らいながら手に持つ棒をなんとなく振り回して歩く。
後追記するとこの棒は何故かは知らないがこれだけ伸びないかなぁと思いながら魔力を注げば何故か伸びるから便利である。
そんな感じでこの日は宿屋まで歩いて帰り何事もなく終わりを告げた。
…少女就寝中…
次の日になり私は2日前にヨグと待ち合わせ場所に指定した場所へと移動しヨグを待つことにしていた。
そして予定の時刻となり周りをぐるっと見渡すとヨグの姿が見え手を振りここにいることを知らせるとヨグはこちらへと近づいてきた。
「お、おはようレナさん。今日もお願いね?」
そう言い私に向かってお辞儀してきたので私もお辞儀をし返すと私のことをじーっと見てくる視線を感じそちらの方を見ると2人の女の人がヨグを挟んでおり何故か知らないがこちらのことを睨みつけるかのように見てきた。
1人は…確かあのとき大男からヨグに助けてもらっていた宿屋の看板娘さんかな?
んでもう1人が背の高い魔女帽子を被った女の子?
というか私は何かやらかしたのか?
何故こんなに睨まれているのだろう?
そんな風に悩んでいるとヨグが思い出したかのようにこちらに顔を向け話しかけてきた。
「そうだ紹介が遅れたね…こちらの2人は今日から一緒に探索を協力してくれるメンバーだよ!」
ヨグがこちらに笑顔を見せながら話しかけてくると2人の睨んでいた視線は笑みえと変わり私に自己紹介を行ってきた。
「はじめまして!私は宿屋で看板娘を行っているココナと言います。主に荷物持ちを行ったりしますよろしくお願いしますッ!」
「はじめまして…魔法使いのミルマよ。魔法を主に使うわ。よろしく」
そんな感じで顔は笑っているが声がちっとも笑っている雰囲気ではない感じに自己紹介してきたのを見て私は察してしまった。
…コイツたらしていると。
いやぁすごいね主人公補正というのはここまですごいか。
しっかりと見ていないうちに女の子をたらし込んでいる…そして何故かライバル心かはわからないが敵視されている。
これが私には無い主人公補正というものか…ここまでくると笑えてくるねぇ。
まぁなんとなく追放されてS級のアーティファクトをゲッチュしたところからわかっていたが…。
んで当の本人はというと私たちが自己紹介が終わったことを見ながら今日の目標を言っている。
なになに今日の目標は10階だって?
急に強くなった気がするから挑戦できる気がするって?
周りのやつの心配とかパワーレベリングとかはないのかな?
はぁ…こないだまでゴブリンすら苦戦してたのにもう思い上がってるのかぁ。
「これはいつか躓く日が来そうだなぁ」
私は小さく呟きヨグ達が待つ魔法陣の上へと移動した。
この魔法陣は付属してあるアーティファクトで指定した階層へと転移することが可能な装置となっているようでそれにより私たちは6層へと転移することになった。
そうして私たちは歩き出した。
6層は洞窟型となっており道が二手に分かれていたりしていて出てくる魔物も今までよりもかなり強くなっているらしい。
それなのに明らか初心者であるココナを連れてきてよかったのかだって?
…明らかダメですね。
しかも戦闘経験全く無いだろうしミルマという魔法使いもここがダンジョンだと理解しているのだろうか?
アイツら2人は全くと言っていいほど警戒という物をしていないしダンジョンのトラップすら見つけても解除しようとしない。
そんな感じで私たちはヨグが槍を持ち前衛全般を行い遊撃で私がちょこちょこ頼まれた時に攻撃を行いココナとミルマが魔法玉を投げたり魔法を使ったりして後衛を務めながら進んでいくこととなった。
6層から9層は低ランクの探索者が最も来て稼ぎ場所となっているところで出てくる魔物は主にゴブリン系の魔物やウルフ系の魔物が主流だ。
トラップは落とし穴や大岩が落ちてきたりするがある程度の実力があれば余裕で避けれる親切設計となっている。
「前からゴブリン5体ッ!」
はぁまだエンカウントか…そう思いながら棒を構える。
2体はヨグが引き受け残りは3体。
とりあえず棒で突っ込んできた1体の腹を突き後ろにいたもう1体のゴブリン共々突き飛ばしもう1体を足で同じ方向に回し蹴りで弾き飛ばし全員が転んだところで頭を殴打!殴打!殴打!
んでぶっ倒れているので喉に標準を合わせ棒で突き首の骨を突いて砕き呼吸困難にさせ後は勝手に死んでいく。
そんな風にしているとヨグは槍最後のゴブリンへと刺し殺した後私たちの方向き「進むよ」と言い放ちまた歩き出した。
今いる階層は9層。
あれから時間はかなり経ちここまでヨグは後衛のことは気にするが体力の把握はせずに休まずに進軍を続けた。
そのせいで後衛であるココナとミルマはもうMPが無くなったようでガタガタだが…まぁ私が気にすることでも無いかと思い気にせず探索を続けることにした。
にしても今日はエンカウント率が異常に高い。
まぁ5層を超えたからというのもありそうだが…そのせいでいちいち戦闘時に抜いていたナイフも今じゃ抜かなくなり代わりに手で持つ棒でどうにかして倒すという戦闘方法を取ることにしている。
「おぉ!見てよみんなッ!ようやく階層主の扉だよ!」
ヨグが喜びながら扉を指差し走っていき私たちはようやくダンジョン内初の休憩を取ることとなった。
ここまでかかった時間は約5時間ちょい。
私はなんとなく汗を滝のように流しながら背中を合わせながら座るココナとミルマにねぎらいのウォッシャーをかけてから休憩に入ることとした。
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