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孤児は戦争へ
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俺達は食事を食い終わった後に見張りの時間を決めた。
食事の味はまぁ肉の味がしたとしか言いようがないな。
俺の見張りの時間は最後の方だ。
まぁローガンさんと一緒に見張りをすることになった。
見張りをしていると魔物に襲われることもあるから保険としてつけているらしい。
いやぁ感謝しかねぇな。
ということで俺は寝るとしますか。
この歳で夜更かしは身体に良くないからね。
じゃおやすやぁ。
…幼女就寝中…
「…なんかうるさいな」
今何時だ?
寝てから何時間くらいたった?
そろそろ前の時間やっているモエさんが起こしに来ると思ったんだが?
まだ良く動かない身体を動かす。
地面で寝たことで所々痛いがなんかうるさいし外に出てみよう。
周りを見るといつのまにかみんながいないことに気づく。
みんなどこに行ったんだろうか。
そうしてテントの外に出る。
「ッ!」
外は死屍累々だった。
血の匂いに顔をしかめる。
足の近くには首を切られた騎士のような鎧を着た死体。
そして甲冑の首。
あぁなんだ戦闘中か。
急に心が冷たくなるのを感じる。
耳に響いてくる金属音。
男の悲鳴。
なんとも最近聞いたようなことのある声がする。
「後ろか…」
何故かそう感じ魔法陣を展開する。
展開するシンボルは月。
つまり属性は闇。
後ろから男の「死ねぇぇぇぇ!」という野蛮な声が聞こえると同時に身体強化を身体にかけそこから立ち退く。
どうやらテントの裏側にいたようだ。
「お前もあいつらの仲間だな?今殺してやるヨォ!」
そう言いもう一度剣を振ってくる。
なんともお粗末な剣術だこと。
小さい俺を倒すのに横に振ってくるとは馬鹿のすることだ。
その場で立っていても当たらない。
そこから縦に振ってきても半歩足を動かすだけで避けられる。
こいつら騎士の格好しているが実は騎士じゃないのか?
「まぁそんなこといいか魔法陣展開『ダークボール』」
俺は鉄の鎧に直接手をかざして魔術を放つ。
すると簡単にその騎士は衝撃によって空へ放り出され「グベェ」という声を発しながら地面へと激突していった。
あれは死んだな。
頭からいったから首が折れてるし鎧も凹んでるからこれは内臓が潰れているだろう。
「みんなの手伝いに行こう」
俺はそう言い金属音のするところへ走り出した。
道中にはあいつと同じ甲冑姿の騎士が力なく倒れている。
ひどい血の匂いだ。
ようやくみんなの姿が見えてくる。
どうやら黒い甲冑に身を包んだ野郎に苦戦しているようだ。
遠目で見えるがあいつだけ異様に強い。
禍々しい剣…あれは魔剣と呼ばれる奴かな?
そして魔法を巧みに使いモエさんとミニューさんの魔法を相殺している。
ローガンさんは剣で黒甲冑と戦っているがあちらも剣術で対抗している。
エルペスさんとジェヴォーダンとフガクさんは馬の身体に足が8本、顔が豚の怪物というか魔物を相手している。
数は6匹。
1匹1匹は弱いが群れると強いタイプだろう。
「さて俺はどうするかな?」
魔術でぶっ飛ばしてもいいが俺の使える魔術は大体範囲が大きい魔術ばかりだ。
なんとか離れてくれたらなんとかなるんだが。
いやこんな時こそあの作った魔術が役に立つのではないか?
あの魔術を展開する。
出来るだけ数は多く、精度は正確に、周りに被害が出ないよう範囲は小さくする。
込めるMPは極限まで、特別に『ホーミング』の魔法陣もつけおくとしよう。
当たらなかったら目も当てられないからな。
「魔法陣展開『魔砲』」
俺の後ろに十数もある魔法陣が展開されMPが魔力に変わり淡く光り輝いていく。
どうやら複雑に作りすぎたせいで展開するのに時間がかかっているがすぐに完成するだろう。
魔砲は前に作り出した凡庸魔術。
少ないMPでも発動できるし逆に多くのMPを加えるとその分強くなる。
「ふぅ展開完了。では3…2…1…伏せてください!発射ッ!」
大声を出してローガンさん達に警告を言う。
するとローガンさん達はまるでこちらのことをわかっていたかのようにその場を離れ今まで戦っていた場所には黒騎士と豚蜘蛛が6匹だけになった。
黒騎士は急にローガンさん達がいなくなって剣を動かさない。
打つのは今が絶好のチャンスだろう。
実は発射と言ったのはフェイクだ。
あっちは必ず防御をするとふんでわざと発射なんて大声で言ったのだ。
流石に魔術で相殺されちゃかなわないからな。
「ということであいつ防御解いちゃったから…発射」
後ろの魔法陣が強く光りだし白い軌跡を描きながら高速で黒騎士と豚蜘蛛を貫いていく。
豚蜘蛛の何匹かが上に飛んだが『ホーミング』の効果により急にUターンして身体を貫く。
黒騎士がこちらまで聞こえる声で「卑怯者!」と言っているのが聞こえるが…勝てばいいんだよ勝てば。
結局この世は結果良ければ全て良しだ。
にしてもあいつの胸に大きな穴を開けてやったぜ。
やはり俺の開発したオリジナル魔術『魔砲』は威力の調整ができて簡単に使えて強いなぁ。
「…………」
黒騎士がローガンさん達に向かって何かを言っているようだ。
まぁここからじゃ何も聞こえないが。
では俺は先に帰って死体の掃除でもしときますかね。
この世界は異世界だからな。
もしかしたら死体がアンデッドにでもなるかもしれないからな。
ふと後ろを見る。
「えぇ?まだ死んでねぇのあいつ」
いつまで喋っているつもりだ?
胸に大きな穴が空いているのにまだ喋ってる。
「まぁいいか俺は俺のすることでもしよう」
俺は下に転がっている騎士の死体を拾い上げそうつぶやいた。
…全く何がなんなんだかよくわからないな。
食事の味はまぁ肉の味がしたとしか言いようがないな。
俺の見張りの時間は最後の方だ。
まぁローガンさんと一緒に見張りをすることになった。
見張りをしていると魔物に襲われることもあるから保険としてつけているらしい。
いやぁ感謝しかねぇな。
ということで俺は寝るとしますか。
この歳で夜更かしは身体に良くないからね。
じゃおやすやぁ。
…幼女就寝中…
「…なんかうるさいな」
今何時だ?
寝てから何時間くらいたった?
そろそろ前の時間やっているモエさんが起こしに来ると思ったんだが?
まだ良く動かない身体を動かす。
地面で寝たことで所々痛いがなんかうるさいし外に出てみよう。
周りを見るといつのまにかみんながいないことに気づく。
みんなどこに行ったんだろうか。
そうしてテントの外に出る。
「ッ!」
外は死屍累々だった。
血の匂いに顔をしかめる。
足の近くには首を切られた騎士のような鎧を着た死体。
そして甲冑の首。
あぁなんだ戦闘中か。
急に心が冷たくなるのを感じる。
耳に響いてくる金属音。
男の悲鳴。
なんとも最近聞いたようなことのある声がする。
「後ろか…」
何故かそう感じ魔法陣を展開する。
展開するシンボルは月。
つまり属性は闇。
後ろから男の「死ねぇぇぇぇ!」という野蛮な声が聞こえると同時に身体強化を身体にかけそこから立ち退く。
どうやらテントの裏側にいたようだ。
「お前もあいつらの仲間だな?今殺してやるヨォ!」
そう言いもう一度剣を振ってくる。
なんともお粗末な剣術だこと。
小さい俺を倒すのに横に振ってくるとは馬鹿のすることだ。
その場で立っていても当たらない。
そこから縦に振ってきても半歩足を動かすだけで避けられる。
こいつら騎士の格好しているが実は騎士じゃないのか?
「まぁそんなこといいか魔法陣展開『ダークボール』」
俺は鉄の鎧に直接手をかざして魔術を放つ。
すると簡単にその騎士は衝撃によって空へ放り出され「グベェ」という声を発しながら地面へと激突していった。
あれは死んだな。
頭からいったから首が折れてるし鎧も凹んでるからこれは内臓が潰れているだろう。
「みんなの手伝いに行こう」
俺はそう言い金属音のするところへ走り出した。
道中にはあいつと同じ甲冑姿の騎士が力なく倒れている。
ひどい血の匂いだ。
ようやくみんなの姿が見えてくる。
どうやら黒い甲冑に身を包んだ野郎に苦戦しているようだ。
遠目で見えるがあいつだけ異様に強い。
禍々しい剣…あれは魔剣と呼ばれる奴かな?
そして魔法を巧みに使いモエさんとミニューさんの魔法を相殺している。
ローガンさんは剣で黒甲冑と戦っているがあちらも剣術で対抗している。
エルペスさんとジェヴォーダンとフガクさんは馬の身体に足が8本、顔が豚の怪物というか魔物を相手している。
数は6匹。
1匹1匹は弱いが群れると強いタイプだろう。
「さて俺はどうするかな?」
魔術でぶっ飛ばしてもいいが俺の使える魔術は大体範囲が大きい魔術ばかりだ。
なんとか離れてくれたらなんとかなるんだが。
いやこんな時こそあの作った魔術が役に立つのではないか?
あの魔術を展開する。
出来るだけ数は多く、精度は正確に、周りに被害が出ないよう範囲は小さくする。
込めるMPは極限まで、特別に『ホーミング』の魔法陣もつけおくとしよう。
当たらなかったら目も当てられないからな。
「魔法陣展開『魔砲』」
俺の後ろに十数もある魔法陣が展開されMPが魔力に変わり淡く光り輝いていく。
どうやら複雑に作りすぎたせいで展開するのに時間がかかっているがすぐに完成するだろう。
魔砲は前に作り出した凡庸魔術。
少ないMPでも発動できるし逆に多くのMPを加えるとその分強くなる。
「ふぅ展開完了。では3…2…1…伏せてください!発射ッ!」
大声を出してローガンさん達に警告を言う。
するとローガンさん達はまるでこちらのことをわかっていたかのようにその場を離れ今まで戦っていた場所には黒騎士と豚蜘蛛が6匹だけになった。
黒騎士は急にローガンさん達がいなくなって剣を動かさない。
打つのは今が絶好のチャンスだろう。
実は発射と言ったのはフェイクだ。
あっちは必ず防御をするとふんでわざと発射なんて大声で言ったのだ。
流石に魔術で相殺されちゃかなわないからな。
「ということであいつ防御解いちゃったから…発射」
後ろの魔法陣が強く光りだし白い軌跡を描きながら高速で黒騎士と豚蜘蛛を貫いていく。
豚蜘蛛の何匹かが上に飛んだが『ホーミング』の効果により急にUターンして身体を貫く。
黒騎士がこちらまで聞こえる声で「卑怯者!」と言っているのが聞こえるが…勝てばいいんだよ勝てば。
結局この世は結果良ければ全て良しだ。
にしてもあいつの胸に大きな穴を開けてやったぜ。
やはり俺の開発したオリジナル魔術『魔砲』は威力の調整ができて簡単に使えて強いなぁ。
「…………」
黒騎士がローガンさん達に向かって何かを言っているようだ。
まぁここからじゃ何も聞こえないが。
では俺は先に帰って死体の掃除でもしときますかね。
この世界は異世界だからな。
もしかしたら死体がアンデッドにでもなるかもしれないからな。
ふと後ろを見る。
「えぇ?まだ死んでねぇのあいつ」
いつまで喋っているつもりだ?
胸に大きな穴が空いているのにまだ喋ってる。
「まぁいいか俺は俺のすることでもしよう」
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