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92 決戦の日――目指せ友情!努力!勝利!みんなで挑むドラゴンバトル、再び!
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「くぅっ!?」
私・八重垣紫苑が屍赤竜の頭に振り下ろした魔力刃は、ガギィンッと金属同士がぶつかり合うような音と共に弾かれた。
ううっ、もしかしたらとは思ってたけどさぁ!?
グリズリーを両断した時より多めのMPを込めていたのだけど、それでも歯が立たないなんて――!
元は死体、防御力だけは低いと言っても、それでも今の私ではもう少し無理をしないとドラゴンの鉄壁の肌、鱗は貫けないみたい。
『慢心したな……その驕り、再び喰らわれる事で自戒とせよ――!』
そうして唇を噛み締める私に、屍赤竜が長い首をくねらせ、伸ばしてきた。
前回同様、私を噛み砕こうとしている――!
「ひょえええ!? そ、それは怖いので御免被りますぅっ!」
私は空中で魔力塊を生成、それを足場にしてバク転、大きくバックジャンプする。
『愚かな……その程度で逃げられるとでも――』
「あ、あと! わ、わわわ、私は慢心していたつもりはないですっ」
後退先にも足場の魔力塊を作って着地しながら私は呟く――それと同時に。
「うおおおっ!!」
「はああっ!!」
強化の魔法や魔術を改めて掛け直した守尋巧くん、津朝渉くんが全速力で駆けつけてくれた。
装備を纏い、武器を構えながらも走り抜けていく姿には、力強い確かな安定感がありますね、うん。
「「くぅらえぇっ!!」」
声を合わせてジャンプ一閃振るわれる、守尋くんの長剣、津朝くんの大剣。
それらは剣そのものも強化されているのもあって、
屍赤竜の左右の足の肌を浅くだけど切り裂いていた。
守尋くんの単純な膂力が私をそもそも軽く上回っている――寺虎くん達と違って守尋くん達は自分達の能力を意識したレベルアップをしてきている。
その上、そこに彼の『贈り物』――【心燃】による超強化に加え、伊馬廣音さんや結恵さんによる底上げもあるからね。
私と違って攻撃を通せない理由の方が少ない。
そして津朝くんは、そんな守尋くんに【協調】して、ほぼ同じ力を引き出していた。
となれば当然同様にダメージを与えられる。
そうして二人が屍赤竜の防御を貫いた事に、私は内心よっしゃー!と拳を握っておりました。
――ちなみに周囲に攻撃しやすくなるような坂道形状の魔力塊を幾つか建設しつつです。
はしゃぐだけでなく、ちゃんと仕事もやっておりますとも、ええ。
『なるほど、こちらが狙いだったか――!』
「そうであり、そうじゃない。多重豪雷」
「こっちももう一回! 多重豪雷!!」
そうして屍赤竜の意識が私→二人に向いていく間に呪文構築を終えていた堅砂一くん、志基柳くん。
二人による雷撃魔術が同時に解き放たれた。
呪文を短めにしているため、威力は少し落ちているんじゃないかな。
さらに言えば、先程身体から発した熱気で体中の水気も消えている。
だけど、同時攻撃でその分は帳消しにできているはず――!
……同じ魔術の同時攻撃って燃えますよね、うん。
「使えるようになるの大変だったからあっさりコピられるのショックだなぁ」
「悪いが――頭の出来だけは自信があるんでな」
苦笑しながらの志基くんの言葉に、一くんが不敵に笑い返す。
この一連の流れ、まさにチームワークって感じで……こんな状況だけど、私は心滾るものがあった。
友情! 努力! 勝利! いいよね、うん。
あ、うん、勿論まだ勝ってないのは重々承知しておりますけどね。
『――良き連携だ』
雷の雨が上がった後、姿を現した屍赤竜。
翼をはためかせ、飛行したままのその身体からは僅かに焦げた臭いと身体が焼けた事により煙が薄く立ち昇っていた。
「ま、まだ終わってないですよ――!」
雷が上がった瞬間に、私は再度ヴァレドリオンを振るった。
後退したので距離はあったが、それを埋め得る長々距離用の超長剣仕様だ。
「せいっやぁぁぁぁっ!!」
『それは先程通用しなかっただろう! ……っ!?』
屍赤竜が嘲笑染みた言葉を向けた直後、驚きゆえか息を呑む。
それは先程軽く弾いた私の魔力刃が浅くだけど自分の肌を切り裂いたからだろう。
「ええ、だから魔力を4倍に込めたんですよっ……!」
これぞMP250魔力刃の威力――!
魔力消耗が大きくなるのは分かっていたが、攻撃が通らないよりずっといい。
それに一度形成した魔力刃は消耗しきらない限り、暫くは振るい続ける事が出来る。
「八重垣さん活き活きしてるなぁー!」
「元の世界では基本物静かだったからなぁ――まぁ楽しそうで何より」
「本質は結構野蛮だからな、彼女」
思惑通り攻撃が通じたのが嬉しかったのが声や表情に出ていたらしく、守尋くん、津朝くん、一くんが呟いた。
うぐぐ、そんなに楽しそうなのかな……まあ、それはさておき。
『一くんは後でお話があります』
『いや、俺はあくまで事実を――』
『お話があります』
『……はい』
【思考通話|《テレパシートーク》】で苦情を入れておく。
いや、まぁ、怒ってはないんだけどね、うん――私も一応女子のつもりなので。
……でも、以前の私だったら言えなかったんだろうなぁ。
一くん相手限定で言えてる感じでございます、ええ。
ともあれ、そんな憤りもあって、私のヴァレドリオンを握る手に力がより入る。
八つ当たり気味でごめんなさい――でも、この瞬間は見逃せないので。
「もう一撃!!」
『そんな隙を見逃すと思うのか? ――汝ら全員な』
もう一度攻撃しようと全身に力を込めて剣を振り上げた瞬間、屍赤竜の冷えた声が響く。
直後、空中の私に屍赤竜の振り向きざまの巨大な尻尾が、
地面を駆け抜ける守尋くんと津朝くんに巨大な手の叩きつけが、
そして一くんと志基くんには口からの熱風――簡易版のドラゴンブレスがそれぞれ同時に放たれる。
巨体ゆえの、ドラゴンであるがゆえの、三方向同時攻撃。
それは凄まじく迅速で、本来ならば私達は反応すらできず一瞬で全員が叩き潰されていただろう。
そう、本来ならば。
『伝達!!』
その攻撃が振るわれるよりも先に、一くんによるドラゴンの攻撃予測が届く。
おそらく現在攻撃している全員に同時にだ。
「――っ!!」
それを受け取った私達は、それぞれの方法で攻撃を捌く手段を選択する。
私はバックステップ+空中に作った魔力塊での押し出し。
守尋くんと津朝くんは、伊馬さん達からの補助魔術を受けながらの回避。
一くんと志基くんは、それぞれ冷気と風の魔術を展開する事による熱風の威力を軽減しながらの受け流し。
そうして私達は屍赤竜の攻撃を避ける事に成功――冷静かつ即座に次の攻撃への連携を組み立てていく。
まあ、私は内心冷や汗ダラダラですけどNE☆
『――! 不可解だ……汝ら、なんらかの神の御業を使用しているな』
そう、その通り。
神の御業というのが私達でいう『贈り物』であるならそのものズバリである。
圧倒的レベル差のある屍赤竜相手に私達が立ち回れているのは、当然それなりの絡繰りがあっての事だ。
それを為しているのは、私の【ステータス】、一くんの【思考通話】……
そして河久潮くんの贈り物――【豊聡耳に及ばずとも】によるものなのです。
うん、すごい能力なんだよね……お陰でめちゃ助かっております――!
私・八重垣紫苑が屍赤竜の頭に振り下ろした魔力刃は、ガギィンッと金属同士がぶつかり合うような音と共に弾かれた。
ううっ、もしかしたらとは思ってたけどさぁ!?
グリズリーを両断した時より多めのMPを込めていたのだけど、それでも歯が立たないなんて――!
元は死体、防御力だけは低いと言っても、それでも今の私ではもう少し無理をしないとドラゴンの鉄壁の肌、鱗は貫けないみたい。
『慢心したな……その驕り、再び喰らわれる事で自戒とせよ――!』
そうして唇を噛み締める私に、屍赤竜が長い首をくねらせ、伸ばしてきた。
前回同様、私を噛み砕こうとしている――!
「ひょえええ!? そ、それは怖いので御免被りますぅっ!」
私は空中で魔力塊を生成、それを足場にしてバク転、大きくバックジャンプする。
『愚かな……その程度で逃げられるとでも――』
「あ、あと! わ、わわわ、私は慢心していたつもりはないですっ」
後退先にも足場の魔力塊を作って着地しながら私は呟く――それと同時に。
「うおおおっ!!」
「はああっ!!」
強化の魔法や魔術を改めて掛け直した守尋巧くん、津朝渉くんが全速力で駆けつけてくれた。
装備を纏い、武器を構えながらも走り抜けていく姿には、力強い確かな安定感がありますね、うん。
「「くぅらえぇっ!!」」
声を合わせてジャンプ一閃振るわれる、守尋くんの長剣、津朝くんの大剣。
それらは剣そのものも強化されているのもあって、
屍赤竜の左右の足の肌を浅くだけど切り裂いていた。
守尋くんの単純な膂力が私をそもそも軽く上回っている――寺虎くん達と違って守尋くん達は自分達の能力を意識したレベルアップをしてきている。
その上、そこに彼の『贈り物』――【心燃】による超強化に加え、伊馬廣音さんや結恵さんによる底上げもあるからね。
私と違って攻撃を通せない理由の方が少ない。
そして津朝くんは、そんな守尋くんに【協調】して、ほぼ同じ力を引き出していた。
となれば当然同様にダメージを与えられる。
そうして二人が屍赤竜の防御を貫いた事に、私は内心よっしゃー!と拳を握っておりました。
――ちなみに周囲に攻撃しやすくなるような坂道形状の魔力塊を幾つか建設しつつです。
はしゃぐだけでなく、ちゃんと仕事もやっておりますとも、ええ。
『なるほど、こちらが狙いだったか――!』
「そうであり、そうじゃない。多重豪雷」
「こっちももう一回! 多重豪雷!!」
そうして屍赤竜の意識が私→二人に向いていく間に呪文構築を終えていた堅砂一くん、志基柳くん。
二人による雷撃魔術が同時に解き放たれた。
呪文を短めにしているため、威力は少し落ちているんじゃないかな。
さらに言えば、先程身体から発した熱気で体中の水気も消えている。
だけど、同時攻撃でその分は帳消しにできているはず――!
……同じ魔術の同時攻撃って燃えますよね、うん。
「使えるようになるの大変だったからあっさりコピられるのショックだなぁ」
「悪いが――頭の出来だけは自信があるんでな」
苦笑しながらの志基くんの言葉に、一くんが不敵に笑い返す。
この一連の流れ、まさにチームワークって感じで……こんな状況だけど、私は心滾るものがあった。
友情! 努力! 勝利! いいよね、うん。
あ、うん、勿論まだ勝ってないのは重々承知しておりますけどね。
『――良き連携だ』
雷の雨が上がった後、姿を現した屍赤竜。
翼をはためかせ、飛行したままのその身体からは僅かに焦げた臭いと身体が焼けた事により煙が薄く立ち昇っていた。
「ま、まだ終わってないですよ――!」
雷が上がった瞬間に、私は再度ヴァレドリオンを振るった。
後退したので距離はあったが、それを埋め得る長々距離用の超長剣仕様だ。
「せいっやぁぁぁぁっ!!」
『それは先程通用しなかっただろう! ……っ!?』
屍赤竜が嘲笑染みた言葉を向けた直後、驚きゆえか息を呑む。
それは先程軽く弾いた私の魔力刃が浅くだけど自分の肌を切り裂いたからだろう。
「ええ、だから魔力を4倍に込めたんですよっ……!」
これぞMP250魔力刃の威力――!
魔力消耗が大きくなるのは分かっていたが、攻撃が通らないよりずっといい。
それに一度形成した魔力刃は消耗しきらない限り、暫くは振るい続ける事が出来る。
「八重垣さん活き活きしてるなぁー!」
「元の世界では基本物静かだったからなぁ――まぁ楽しそうで何より」
「本質は結構野蛮だからな、彼女」
思惑通り攻撃が通じたのが嬉しかったのが声や表情に出ていたらしく、守尋くん、津朝くん、一くんが呟いた。
うぐぐ、そんなに楽しそうなのかな……まあ、それはさておき。
『一くんは後でお話があります』
『いや、俺はあくまで事実を――』
『お話があります』
『……はい』
【思考通話|《テレパシートーク》】で苦情を入れておく。
いや、まぁ、怒ってはないんだけどね、うん――私も一応女子のつもりなので。
……でも、以前の私だったら言えなかったんだろうなぁ。
一くん相手限定で言えてる感じでございます、ええ。
ともあれ、そんな憤りもあって、私のヴァレドリオンを握る手に力がより入る。
八つ当たり気味でごめんなさい――でも、この瞬間は見逃せないので。
「もう一撃!!」
『そんな隙を見逃すと思うのか? ――汝ら全員な』
もう一度攻撃しようと全身に力を込めて剣を振り上げた瞬間、屍赤竜の冷えた声が響く。
直後、空中の私に屍赤竜の振り向きざまの巨大な尻尾が、
地面を駆け抜ける守尋くんと津朝くんに巨大な手の叩きつけが、
そして一くんと志基くんには口からの熱風――簡易版のドラゴンブレスがそれぞれ同時に放たれる。
巨体ゆえの、ドラゴンであるがゆえの、三方向同時攻撃。
それは凄まじく迅速で、本来ならば私達は反応すらできず一瞬で全員が叩き潰されていただろう。
そう、本来ならば。
『伝達!!』
その攻撃が振るわれるよりも先に、一くんによるドラゴンの攻撃予測が届く。
おそらく現在攻撃している全員に同時にだ。
「――っ!!」
それを受け取った私達は、それぞれの方法で攻撃を捌く手段を選択する。
私はバックステップ+空中に作った魔力塊での押し出し。
守尋くんと津朝くんは、伊馬さん達からの補助魔術を受けながらの回避。
一くんと志基くんは、それぞれ冷気と風の魔術を展開する事による熱風の威力を軽減しながらの受け流し。
そうして私達は屍赤竜の攻撃を避ける事に成功――冷静かつ即座に次の攻撃への連携を組み立てていく。
まあ、私は内心冷や汗ダラダラですけどNE☆
『――! 不可解だ……汝ら、なんらかの神の御業を使用しているな』
そう、その通り。
神の御業というのが私達でいう『贈り物』であるならそのものズバリである。
圧倒的レベル差のある屍赤竜相手に私達が立ち回れているのは、当然それなりの絡繰りがあっての事だ。
それを為しているのは、私の【ステータス】、一くんの【思考通話】……
そして河久潮くんの贈り物――【豊聡耳に及ばずとも】によるものなのです。
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