上 下
23 / 32
山間エリアの調査クエスト

〜銅ランククエスト・鬼人討伐〜

しおりを挟む
~銅ランククエスト・鬼人討伐~
 
 時は桜花月おうかのつきも中盤にかかる頃、冬が過ぎて気温が少し上がり始めた今日この頃。 私は受付嬢デビューしてから一年ちょっとが経過している。

 最初の半月はひどい結果だったが、最近の私の成績はうなぎ登りだ。 これなら桜花月の終わりに開かれる武闘大会も成績は期待できる!

 最も、この成績は今まで担当を決めていなかった武闘派の脳筋冒険者たちが私を担当に選んでくれたのが原因だ。 なんでも私の担当になると強いモンスターと戦う確率が増えるらしい。 これも異世界転生した私に授けられた固有スキルが原因だろうけど……

 三年前異世界転生するにあたり、私に諸々の説明をしてくれた神様的な雰囲気の人に心の中で文句を言いながら掲示板を眺める。

 『北西の平原に不穏な空気! 立て続けに報告される中級モンスターたちの調査に、銀ランクの腕利き達が立ち上がる!』

 『山間エリアで討伐された上級モンスター【念力猿 プシコキネージュ】の遺体が消えた! 金ランク冒険者【フェアエルデ】が嘆く』

 『今ノリに乗っている冒険者【韻星巫流インポッシブル】にインタビュー! 最速記録を更新して銀ランクに上がった彼の秘密に迫る』

 ちなみにこの記事に書いてある韻星巫流さんは私の担当冒険者。 この人はとある事情で宝石ランクを目指している。 なんでも彼が憧れている宝石ランク冒険者に認められたいらしい。

 私は彼を宝石ランクに上げるために全力でバックアップしているのだ!

 それにしても今日は物騒な記事が多い。

 上級モンスター討伐したのに、回収に行ったら遺体が消えてたとか怖すぎる。

 明日からクエスト受けにくる冒険者たちには、モンスターの素材回収を依頼する場合は狼煙を上げてから遺体の近くを離れないようにと警告をするべきだ。 そんなことを思いながら暇になった時間を潰していた。

 暇つぶしがてら日向ぼっこをしながら受付を眺めていたのだが、今日はクエストの発注依頼が多い。

 近隣の村から中級モンスターの討伐依頼や、王宮の使者がわざわざ討伐団の支援要請まで出しに来ている。

 冒険者新聞にも中級モンスターの発見報告が多いと記載されていたが、何かよくないことでも起こるのだろうか?

 そんなことを思いながら資料室でモンスターの情報をまとめたり、私指名の討伐クエスト一覧を眺めていたら、あっという間に今日が終了してしまった。 明日は脳筋冒険者たちが喜びそうなほどたくさんの討伐任務を提示できそうだが……

 北西の平原エリアでのクエストが非常に多いのが少し引っかかった。
 
 翌日、案の定脳筋冒険者たちは中級モンスターの討伐依頼を喜んで受注していった。 私指名の討伐依頼が多いのは、モンスターの討伐成績がいいからだ。

 しかし討伐成績はいいのに、素材の納品率はかなり悪い。 私の担当冒険者は討伐したモンスターを、素材とか関係なしに肉塊にしてしまうからだ。

 この素材の納品率をもっと上げれば受付嬢ランキング上位もすぐ取れるだろうが、『あそこの素材は高いから傷つけないように』とか『あのモンスターは素材が高いからできるだけ綺麗な状態で』とか、戦闘中にそんな余計なこと考えて足元を掬《すく》われてしまったら元も子もない。

 なので私は担当の冒険者たちに確実に倒す戦法を優先させている。

 まあ、中でも討伐したモンスターがダントツでひどい状態になるこの子たちは少し自重したほうがいいと思うが……

 「セリナちゃ~ん! おはピーナツ! 今日は面白そうなクエストある~?」

 私に軽い口調で話しかけてきたのはぺろぺろめろんさんという銅ランク冒険者。

 いつも人懐っこそうな笑顔でニコニコしていて、桃色の髪を耳の上辺りで二つに括っている赤い瞳の少女。

 第五世代で私が初めてネーミングした子で、桜花の月の初めに岩ランク冒険者としてデビューしたにもかかわらず、すでに銅ランク冒険者になってしまっている。

 この子たちも最速ランクアップが期待されているのだ。

 「ぺろぺろめろんさん、おはよーございまーす! 今日は中級モンスターの討伐依頼がかなり多いですよ? でもあなた方は銅ランクなので向かっていただいたとしても一体だけしか討伐しちゃダメです」

 「は~ケチくさ~。 ランクがどうのこうのとかめんどいよね~。 ねぇ~ぺろりん、早く鋼ランクになっちゃおうよ~」

 クエストリストを興味津々で眺めるぺろぺろめろんさんの隣で、口を尖らせているのはすいかくろみどさん。

 なんでもぺろぺろめろんさんとは幼馴染らしい。

 「安心しろし! どんな強いモンスター相手でもうちの治癒があるから全力で突っこんでいいし!」

 「さすがべりちょん! マジ心強すぎてテンション上げ上げピーナツ!」

 最後に、自信満々にぺろぺろめろんさんの背中をバシバシ叩いているのは治癒士のべりっちょべりーさん。

 彼女はぺろぺろめろんさんたちと冒険者育成学校の同期らしい。

 育成学校時代は何かと悪目立ちしていたぺろぺろめろんさんたちのせいで忘れられがちなのだが、回復士としての実力的にこの子は本物の天才だと思う。

 しかしべりっちょべりーさんは回復士という職業が災いしてあまり目立たない。

 「ねぇねぇ! くろみっち! 鬼人ガルユーマって戦った事ないよね! この人相描き見てよ! めっちゃ顔怖いよ! しかもかなりマッチョだから腕相撲強そう! あたし勝てるかな?」

 ぺろぺろめろんさんは訳のわからないことを言っている。

 ちなみに討伐クエストの用紙には、冒険者協会が雇った絵師にモンスターの人相描きを書かせている。

 かなりリアルだし再現度が高くてビビる。 この人相描きはマニアの中でかなり人気だ。

 「はぁ~? 腕相撲はぺろりんの方が強いっしょ~。 腕相撲は腕力より瞬発力だからね! うっし、じゃあ今日は鬼人討伐受けて腕相撲チャンピオン決定戦で決まり!」

 「異議な~し!」

 馬鹿なのかな?

 しかしこの子たちの実力的に、銅ランクにしておくのは勿体無いと私も思っている。

 鬼人相手に遅れはとらないだろうが、本当に腕相撲しようとしたりしないよね?

 「ぺろりん、くろみっち……一応討伐クエストなんだし、腕相撲とかしてふざけんのはやめろし」

 私が一番言いたかった事を、べりっちょべりーさんが言ってくれて安心しました。
 
 
☆ 
 ぺろぺろめろんたちは三人仲良く手を繋ぎ、スキップしながら平原に向かっていた。

 今回討伐するのは鬼人。

 中級モンスターで、二メーター後半の身長と全身血に塗れたような真っ赤な皮膚が特徴。

 おでこには鋭いツノが生えていて、ツノの大きさや本数でその個体の強さが変わる。 岩を握り潰して砂に変えてしまうほどの握力や、戦闘に特化した立ち回り。

 重量のある棍棒などの武器を使用することから、人型モンスターでもかなり強力な部類になる。

 現在、北西の平原エリアでは鬼人や剣怪鳥エピュクレティルを始め、小鬼王ロワルガティット率いる小鬼《ルガティット》の群れや、黒狼帝アプルノワル率いる黒狼ルノワルの群れなどさまざまな中級モンスターが発見されている。

 かなり危険な状態のため鉄ランク冒険者は立ち入り禁止になるほどだ。 例外として、討伐したモンスター回収のために岩ランク冒険者は立ち入ることがあるが、彼らはモンスターと戦うことを目的にしないため問題ないのだ。

 ランクアップを目指すあまり無茶をしがちな鉄ランクと違い、岩ランクは冒険者の体験入隊のようなもののため、無謀な行進はしないよう徹底的に教育されている。

 とは言え今回の例は少々厄介だ。

 危険指定範囲がかなり広いため、銅ランクはギリギリ立ち入り禁止にならなかったと言えるだろう。

 むしろ銅ランクなら、中級モンスター一体程度なら討伐できるグループが多いため、協会としては迅速に討伐を進めたいと言う方針なのだろう。

 そんな本部の意向があり、このエリアの討伐クエストはかなり報酬が弾む事になっている。

 しかしかなりの危険エリアであることは間違いないため、銀ランク冒険者も数名徘徊して中級モンスターが大量に発見された原因の調査を進めている。

 そんな危険エリアをスキップしながら駆け抜けていくぺろぺろめろんたち。

 「ちょ! ぺろりん! マジ恥ずいからやめろし!」

 「だって鬼人と腕相撲するの楽しみなんだも~ん!」

 呆れた顔でため息をつくべりっちょべりーに対し、ぺろぺろめろんは物凄い笑顔で頓珍漢《とんちんかん》なことを口走る。

 「ぺろりんさ~、実は鬼人だけじゃなくて他の中級モンスターを事故よそおってぶっ倒そうとしてるっしょ~?」

 ぺろぺろめろんの隣でスキップしながら疑いの目を向けるすいかくろみど。

 軽い足取りでスキップしていたぺろぺろめろんは、その一言を聞いた瞬間動きがぎこちなくなる。

 「ソ、ソンナコトハアリマセン」

 「嘘下手かよ! ウケピーナツ!」

 ロボットのような口調のぺろぺろめろんに対し、鋭いツッコミを入れるすいかくろみど。

 あからさまに動揺したぺろぺろめろんがスキップの歩調を乱したことで、べりっちょべりーは足をもつれさせた。

 「ぅあゔぇふっしゃ~~~! ——いきなりリズム変えるなし!」

 ぺろぺろめろんがスキップの歩調を乱したせいで、べりっちょべりーが顔面から盛大にずっこけてしまい、ぺろぺろめろんとすいかくろみどは腹を抱えて笑い出す。

 「アッハハハハハハハハハ! あゔぇふっしゃーって……ぷっふふ、何語なの?」

 「くふふ、お腹痛すぎっしょ! 『あゔぇふっしゃー』って、伝説に残るっしょ。 セリナさんに新しい第五世代のニックネーム案として使ってもらおうよ!」

 「ちょ! めっちゃ痛かったし! 笑うなし!」

 べりっちょべりーの怒鳴り声が平原に響いた。
 
 そうこうしているうちに鬼人の目撃情報があった地点についた三人。

 鼻を真っ赤に腫らしたべりっちょべりーが遠見の水晶板であたりを見渡す。

 彼女の鼻には、赤く汚れた布が詰め込まれている。

 「鬼人なんていないし! もっと北に行ってみるしかないし!」

 「北ってかなり中級モンスターの目撃情報が集中してるとこっしょ~? 行ったのバレたらセリナちゃんに怒られるよ~?」

 ぺろぺろめろんはバックの中から干し肉の塊を取り出して、がぶりと噛みちぎりながら応える。

 「でも鬼人討伐がクエストの依頼だし! セリナさんにちゃんと訳話せば怒らないと思うし!」

 そんな事を言いながら遠見の水晶板に視線を戻すべりっちょべりー。

 「お! 噂をすれば! 北の方で狼煙上がってるよ~! 誰かクエスト達成したらしいね~! あれは素材回収をお願いする狼煙だ~!」

 水を飲んでいたすいかくろみどが指を刺す。

 三人は狼煙が上がっている方角を同時に見つめた。

 「いつも思うけどさ、狼煙って他のモンスターも呼び寄せちゃう気がするんだよね~」

 「うちもそう思うし」

 ぺろぺろめろんのぼやきに反応したべりっちょべりー。

 三人は無言で顔を見合わせて、ほぼ同時にニンマリと笑った。
 
 

 狼煙を上げた冒険者たちは黒狼帝を討伐したらしい。 三人組の銅ランク冒険者で、全員ボロボロになっていた。

 嬉しそうに互いが抱き合って喜びを分かち合っていたのだが、現在はとある事情で全員青ざめた顔で腰を抜かしている。

 黒狼帝の遺体周辺には、素材回収を待つ三人組の冒険者パーティーと討伐された大量の黒狼。

 ——そして、少し離れたところに組み伏せられている鬼人。

 「おらぁ! 暴れんな鬼人ちゃん! うちと腕相撲勝負しないと腕折っちゃうぞ!」

 「ぺろりん! 腕折ったら腕相撲できないよ! 折るなら足にしときなさい!」

 黒狼帝の素材回収を待つ冒険者たちは、腰を抜かしながらぺろぺろめろんたちの奇行を眺めていた。 鬼人の背中にのしかかり、右腕を背中の後ろで直角に曲げ、右肩は地面に押し付けられている。

 さらに左腕を足で押さえつけながら、奇妙奇天烈なことを口走るぺろぺろめろん。

 そんな彼女に、鬼人の足を蹴り飛ばしながら意味不明な助言をするのはすいかくろみど。 そして肩を窄めながらため息をつくべりっちょべりー。

 ちなみに鬼人は黒狼帝を討伐した三人組を襲おうとしていた。 そこに全力ダッシュしてきたぺろぺろめろんが、出会い頭に飛び蹴りをして鬼人を吹き飛ばした。

 突然の事に絶句する三人組の前を、飛び蹴りした勢いを殺さずそのまま鬼人の背中に乗ったぺろぺろめろんは、まるで砂の上をサーフィンするかのように鬼人を引きずり回した後、右腕を拘束して組み伏せたのだ。

 組み伏せられた時は鬼人もウガウガと唸っていたが、ぺろぺろめろんに組み伏せられてからやや五分が経過し、もう諦めたように動かなくなっていた。

 「もっと気合を見せろ! 鬼人ちゃん! 鬼なら鬼らしくもがいて見せろよ!」

 「そうだ! ぺろりんと腕づもうチャンピオンを決める戦いに正々堂々挑めよ!」

 ぺろぺろめろんとすいかくろみどは、身動きをとらなくなった鬼人に野次を飛ばし続けている。

 「もう、楽にしてあげろし。 それ、モンスター虐待だし」

 死んだ魚のような目でぼそりとつぶやくべりっちょべりー。

 すると黒狼帝の素材回収に来た岩ランク冒険者が荷車を引きながらちょうど到達した。

 黒緑髪の少年と、青みがかったグレーの髪を頭頂部で括った少女の二人組だった。

 「素材回収に来ました~! 僕は岩ランクのとーてむすっぽ……ってえぇぇぇぇぇ! 鬼人がいじめられてるぅ!」

 自己紹介を忘れて大声を上げる岩ランク冒険者。

 「お、じゃあうちらもこいつの回収お願いしよっかな! じゃあくろみっち! じゃんけんして負けた方がとどめさそ?」

 「えぇ? ぺろりんそのままとどめさしちゃいなよ~」

 青ざめる岩ランク冒険者たちをそっちのけで、ジャンケンを始めるぺろぺろめろんたち。

 結局ジャンケンに負けたぺろぺろめろんが「ほいっ!」とか可愛い声を出しながら鬼人の首をへし折る。

 それを見たすいかくろみど以外の冒険者たちは、気分が悪くなったようで顔を青ざめさせていた。
 


 岩ランク冒険者の二人が鬼人と黒狼帝、乗せられるだけの黒狼を荷車に乗せている間、ぺろぺろめろんたちは周囲を見張っている。

 すでにクエスト達成ムードで余裕の表情だった三人組の冒険者たちは、楽しそうに話し込んでいるようだ。

 しかし岩ランク冒険者たちが素材を荷車に乗せ終わった頃、ぺろぺろめろんとすいかくろみどの二人が同時に声を上げた

 「ちょっ! やばいから逃げて!」「離れて!」

 二人が必死に呼びかけたのだが、三人組の冒険者たちは首を傾げている。 やむおえないとばかりに、二人は同時に地を蹴った。

 ぺろぺろめろんは岩ランク二人を小脇に抱えてその場から猛スピードで離れる。 すいかくろみどは黒狼帝を倒した三人組冒険者を思い切り突き飛ばす。

 直後、快晴だったはずの平原に落雷が落ちた。

 回収したモンスターの素材は、落雷が直撃して丸焦げになってしまっていた。 間一髪、救出された冒険者たちは落雷が落ちた方に恐る恐る目を向ける。

 するとそこには、一体のモンスターが立っていた。

 そのモンスターは圧倒的な存在感を出しながら、丸焦げになった素材の上に立っている。

 「あ、あれは……角雷馬コルシュトネール! なんで上級モンスターなんかが!」

 ぺろぺろめろんに抱えられた岩ランク冒険者が怯えたように声を出す。

 「うちらが時間稼ぐから! 足手まといはとっとと引っ込め!」

 すいかくろみどはすぐに臨戦体制に入り、突き飛ばした冒険者たちに退避するよう怒鳴りつける。

 その呼びかけに有無を言わさず頷く三人組は、脱兎の如く逃げ出した。

 ぺろぺろめろんも救出した岩ランク冒険者二人を優しく下ろし、優しい顔で語りかける。

 「怖い思いさせてまじごめんね! とりあえず十分くらい稼げば逃げられるかな?」

 ぺろぺろめろんの問いかけに、怯えた表情で勢いよく頷く岩ランク冒険者二人。

 しかし狡猾な角雷馬は、この中で最も弱いであろう冒険者に目をむけていた。

 その事にいち早く気がついたすいかくろみどは大声で叫ぶ。

 「ぺろりんやばい! 逃げてっ!」

 角雷馬の超高速突進が岩ランクの二人に向かっていく。

 咄嗟の出来事に立ちすくむ岩ランクの二人、それを見たぺろぺろめろんは咄嗟に二人を突き飛ばす。

 二人を助けたことで回避ができなくなったぺろぺろめろんに、角雷馬の鋭い角が無慈悲に突き刺さる。

 脇腹を大きく抉られながら宙を舞ったぺろぺろめろん。

 その場に居合わせた冒険者たちは、その無残な光景をただ見届けることしかできなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

異世界で生きていく。

モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。 素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。 魔法と調合スキルを使って成長していく。 小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。 旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。 3/8申し訳ありません。 章の編集をしました。

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

新人神様のまったり天界生活

源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。 「異世界で勇者をやってほしい」 「お断りします」 「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」 「・・・え?」 神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!? 新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる! ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。 果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。 一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。 まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?

伽羅
ファンタジー
 転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。  このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。  自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。 そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。 このまま下町でスローライフを送れるのか?

全能で楽しく公爵家!!

山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。 未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう! 転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。 スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。 ※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。 ※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。

処理中です...