202 / 242
一章:可愛いキノコ、愛しい殺人鬼
秘密の関係 107
しおりを挟むぶすう、と膨れた頬が愛らしい。
耳朶を歯で挟み、手の中の玉を揉んだ。
ぴくり、と微動する背中に舌を這わせる。
ナカに沈めた指を曲げながら引き抜いていく。
「司破さん。エロいのはおしまいですからね。ケーキが温くなっちゃうし。時間も限られてますから。僕、司破さんの誕生日すごく楽しみにしてたんです! 誕生日ですよ? 司破さんが産まれてきてくれなかったら、僕は幸せを知らずに死んでいくだけだったんですから。感謝したいんです。そ、れに。家族以外の誕生日を祝うのは、はじめて、だから」
ぴしゃん、と釘をさされた。
ふへへ、と弛い顔を魅せたかと思えば、明紫亜は恥ずかしそうに目を細め下を向く。
性的なことを目的にしていないからか、指を入れていても情事の時のような差し迫った恐怖を感じている様子はみられなかった。
「そう。エロいメシアをもっと堪能したかったが、仕方ないか。お前の初めてを奪うのは、嫌いじゃない」
身体を起こし足元に転がるシャワーヘッドを掴むとお湯を出して、股間の泡を流していく。
双丘の狭間にお湯を当てて指を食い込ませた。
「お、お湯、っ、入っちゃ、う」
「そんな大袈裟なもんでもないだろ。軽く流すだけだから」
シャワーから放たれる勢いのままに入り込むお湯に怯えた顔で司破を見詰めてくる明紫亜に微笑を向ける。
ふぬぬぬう、と頬を染めて司破から目線を逸らす彼は、行動の愛くるしさと放たれる擬音のような唸り声に大きな隔たりがあった。
いつものことではあるが、それがまた司破を可笑しくさせるのだ。
「本当にお前、色気の欠片もないキノコの癖に男を煽るのは上手いよな。意味不明だ。……そういうところも、愛しい、とか思っちまうんだからつくづく末期だわ」
くっくっ、と堪え切れない笑い声を口から漏らし、シャワーのお湯を当てながら猥路を抉る指を二本に増やす。
ぐぐっ、と力を込め熱いナカを探り、僅かに侵入してくるお湯と肉襞を馴染ませる様に指をくねらせて洗っていく。
「むんふふふー、男を煽るのに色気なんて必要ないですもん。エロいことを連想させてしまえば、後は勝手に興奮するのが男という生き物でしょ? 言葉とか匂いとか雰囲気で色気のなさはカバー出来る……気がします。童貞処女の僕にはよく解らないけど。視覚が駄目なら、他の感覚に訴え掛けるのって常套手段かなあ、と」
指を抜くと穴からタラタラとお湯が零れ落ち、明紫亜の太股を辿り落ちた。
更にお腹を押してナカに注いだものを出していく。
少しだけ苦しそうに眉を顰めた明紫亜の身体全体にお湯を掛け遣る。
「湯船入ってて」
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる