20 / 57
VS亜竜(1)
しおりを挟む
何故、徒歩なのか?
ざっくリ言えば、自業自得である。
本来なら、出発地であるフラン→ニアラン→デドラン→目的地の王都の順で行くはずだった。しかしウィルバーの提案で、ルートを変更。フラン→ニアランの間で、大きく回り道をすることとなった。
既にお察しかもしれないが、その回り道のほとんどが、乗合馬車の通ってない地域を征くルートだったのだ。俺たちが馬車に乗ったのは、フランを出て最初の1日だけ。それ以降は、ずっと徒歩だった。
森の村でゴブリンを殲滅したのは、歩き出して2日目から3日目にかけてだ。一泊して通過するはずが二泊になり、予定をオーバー。そして村から出る馬車も無かったため、当然、そこからも徒歩。
しかし――
「急がないんですか?」
「ええ。問題ございません」
ウィルバーには、道を急ぐ気配がない。時速としては、4~5km/h といったところ。生理的には、むしろスピードを抑えている気配すらある。それと、もうひとつ気になることがあった。
方角だ。
『鎖』でいま進んでる方角を見てみると、この先に目的地はなく、僅かに西にずれた地点を素通りしてしまうのは確実。
だが――ウィルバーは、こういった点を過たない。俺は、彼についてそういう風に信頼している。出会ってまだ数日だが、こういうのに時間は関係ないだろう。人間性ではなく、能力に対する直感の話だからだ。
さて、何を企んでいるのやら?
答えは、昼前には出た。
「どうされますか?」
ウィルバーが訊いた。
彼が指差す先には――向こうから、先に声をかけてきた。
「そこの旦那さぁん。乗ってかねえかねぇ? お代は結構だよぉ」
乗合馬車だった。
なるほど、これに出くわすことを見越しての速度であり、方角だったわけだ。
ウィルバーが、眉をひそめた。
「……ほぉ?」
俺が『鎖』の先を持ち上げ、彼に差し出したからだった。
「この方が、分かりやすいでしょうから」
『鎖を着けた少女と身なりの良い紳士』より、『奴隷とその主人』の方が、見る方には分かりやすいだろう。そして見られるこちらにとっても、その方がやりやすい。
冒険者ギルドで爺さんと同じく、他の乗客からは嫌な目で見られるというか、非難がましい視線がウィルバーに集中するだろうが、そのくらいは我慢してもらおう。
しかし、思ったほどではなかった。
乗客たちからの視線は、確かに好意的なものではなかったが、『あんな小さな子が何故!』とか『こんな酷い奴がいていいのか!?』とかいった類の憤りは感じられなかった。
何故なら、もっと酷い奴がいたからだ。
「ねえアナタ。その娘、どこで買ったの? ずいぶんキレイにしてるじゃないですか。奴隷は磨き上げてから辱めるとか? そういう趣味? それともどこかに売りに行くわけ? だったら、アタシが買ってあげてもいいけど? 相場より、ちょっとは色を付けてあげられると思いますよ?」
男だ――一番うしろの席から、声をかけてきた。
印象を言うなら『フランのギルマスが嫌いそうなタイプ』。年齢は20代半ば。細面に、薄く色の着いた眼鏡。気障に足を組み、腕は背もたれに広げられている。
着ているものはといえば、一番上までボタンを留めた冒険者服に、しっかりした縫製の魔導衣。ブーツは磨き上げられて、埃ひとつなかった。
そして――右に2人、左に3人。
男の両腕で、身を縮こまらせている。
エルフの、少女たちだった。
年齢は、人間でいうと10代の前半。顔立ちは美しいが、頬には痣と擦過傷。薄汚れた貫頭衣から覗く、すらりと長い手足も同様だ。一番ひどいのは足首で、何度も皮が剥けたからだろう。そこだけ、くすんだような肌の色になってしまっている。
「アタシもね、ちょっと迷ってるんですよ。この娘たち、ニアランに着いたら早速かわいがってやろうと思ってるんですが、まずはキレイにするか? それとも、最初は汚れたままの方がいいかな?ってね。分かるでしょう――アナタも、そんな小っちゃなお嬢さんで楽しもうってんだからさ」
俺とウィルバーが無視しても、男の汚言まがいの軽口は止まらなかった。
「つれないねえ。ちょっとは相手にして下さいよ。アンタ方の運賃、アタシが払ってるんだから。いやいや、恩に着せようってわけじゃないんですけどね?」
そうだったのか?
御者を見ると、あっちもこっちを見て頷いていた。
なるほど。
だから俺たちを拾いもしたし、『お代も結構』だったわけだ。
「いやしかし、この娘たちは運がいいよ。アタシみたいな人間に買われてさ。アタシ、こう見えてもA級の冒険者でしてね。別に必死こいてダンジョン踏破したりなんてしたことも無かったんですけど、王都の学校を出た後、あちこちフラフラしてる間に、自然とそうなっちゃってましてね。そんなアタシに可愛がって貰えるんだから、キミたち、感謝しないと。神じゃなくて、アタシにね。アタシに。アタシにだよ? だからさ、そっちのお嬢さんも、アタシに買われたほうが――そっちの方が良いんじゃないかって思うんだけどねえ」
そう言って俺を見る視線は、色眼鏡越しでも分かるほど、粘ついていた。
かなり本気で、俺を手に入れようとしている。
最終的に、力づくで奪うことも辞さないほどに。
それに、気付いたのだろう。
他の乗客――商人風の老人が、とりなすように話しかけた。
「ああ――お話中に失礼。はばかりながら、この老体も手慰みに魔術を嗜んでおりましてな。不躾ですが、その魔導衣、銀線級以上の術士にのみ許される逸品とお見受けしますが……」
「ああ、分かりますか――分かりますよねえ。魔術を嗜んでるなんて御仁に分からないはずが無い。アタシはね、魔術師としては金線級なんです。本当は試験を受けたりしなきゃいけないそうなんですが、A級の冒険者になったら、魔術師協会に呼び出されましてね。そこで2つ3つアタシの術をみせてやったら、金線級にしてあげるって。本当は白金級にしたいところなんだけど、それは上の方にいるご老人方が煩いから勘弁してくれって。勘弁してくれってそんな、別にアタシが欲しいって言ったわけじゃないんですけどっていうね――まあそんな感じで、このA級冒険者にして金線級魔術師の、ルゴシ=チクーナが出来上がったというわけで」
ルゴシ=チクーナ。
それが、男の名前。
『鎖』で読み取った情報に、それも追加する。
俺は、横目でウィルバーを見た。出来れば、訊いてみたかった。
このルゴシ=チクーナという男を、彼がどう見るか。
厄介? それとも、興味深い?
ウィルバーも、横目で俺を見てた。
その口の端が、片方だけ、僅かに持ち上がっている。
さて、次にルゴシが話しかけてきたら、どうするか?
そんなに、考える必要は無かった。
すぐに、それどころではなくなったからだ。
馬車の前方に、魔物が現れたのだった。
亜龍族。
羽が生えてないことを除けば、なんら龍と変わるところの無い、巨大な蜥蜴の化け物が。
ざっくリ言えば、自業自得である。
本来なら、出発地であるフラン→ニアラン→デドラン→目的地の王都の順で行くはずだった。しかしウィルバーの提案で、ルートを変更。フラン→ニアランの間で、大きく回り道をすることとなった。
既にお察しかもしれないが、その回り道のほとんどが、乗合馬車の通ってない地域を征くルートだったのだ。俺たちが馬車に乗ったのは、フランを出て最初の1日だけ。それ以降は、ずっと徒歩だった。
森の村でゴブリンを殲滅したのは、歩き出して2日目から3日目にかけてだ。一泊して通過するはずが二泊になり、予定をオーバー。そして村から出る馬車も無かったため、当然、そこからも徒歩。
しかし――
「急がないんですか?」
「ええ。問題ございません」
ウィルバーには、道を急ぐ気配がない。時速としては、4~5km/h といったところ。生理的には、むしろスピードを抑えている気配すらある。それと、もうひとつ気になることがあった。
方角だ。
『鎖』でいま進んでる方角を見てみると、この先に目的地はなく、僅かに西にずれた地点を素通りしてしまうのは確実。
だが――ウィルバーは、こういった点を過たない。俺は、彼についてそういう風に信頼している。出会ってまだ数日だが、こういうのに時間は関係ないだろう。人間性ではなく、能力に対する直感の話だからだ。
さて、何を企んでいるのやら?
答えは、昼前には出た。
「どうされますか?」
ウィルバーが訊いた。
彼が指差す先には――向こうから、先に声をかけてきた。
「そこの旦那さぁん。乗ってかねえかねぇ? お代は結構だよぉ」
乗合馬車だった。
なるほど、これに出くわすことを見越しての速度であり、方角だったわけだ。
ウィルバーが、眉をひそめた。
「……ほぉ?」
俺が『鎖』の先を持ち上げ、彼に差し出したからだった。
「この方が、分かりやすいでしょうから」
『鎖を着けた少女と身なりの良い紳士』より、『奴隷とその主人』の方が、見る方には分かりやすいだろう。そして見られるこちらにとっても、その方がやりやすい。
冒険者ギルドで爺さんと同じく、他の乗客からは嫌な目で見られるというか、非難がましい視線がウィルバーに集中するだろうが、そのくらいは我慢してもらおう。
しかし、思ったほどではなかった。
乗客たちからの視線は、確かに好意的なものではなかったが、『あんな小さな子が何故!』とか『こんな酷い奴がいていいのか!?』とかいった類の憤りは感じられなかった。
何故なら、もっと酷い奴がいたからだ。
「ねえアナタ。その娘、どこで買ったの? ずいぶんキレイにしてるじゃないですか。奴隷は磨き上げてから辱めるとか? そういう趣味? それともどこかに売りに行くわけ? だったら、アタシが買ってあげてもいいけど? 相場より、ちょっとは色を付けてあげられると思いますよ?」
男だ――一番うしろの席から、声をかけてきた。
印象を言うなら『フランのギルマスが嫌いそうなタイプ』。年齢は20代半ば。細面に、薄く色の着いた眼鏡。気障に足を組み、腕は背もたれに広げられている。
着ているものはといえば、一番上までボタンを留めた冒険者服に、しっかりした縫製の魔導衣。ブーツは磨き上げられて、埃ひとつなかった。
そして――右に2人、左に3人。
男の両腕で、身を縮こまらせている。
エルフの、少女たちだった。
年齢は、人間でいうと10代の前半。顔立ちは美しいが、頬には痣と擦過傷。薄汚れた貫頭衣から覗く、すらりと長い手足も同様だ。一番ひどいのは足首で、何度も皮が剥けたからだろう。そこだけ、くすんだような肌の色になってしまっている。
「アタシもね、ちょっと迷ってるんですよ。この娘たち、ニアランに着いたら早速かわいがってやろうと思ってるんですが、まずはキレイにするか? それとも、最初は汚れたままの方がいいかな?ってね。分かるでしょう――アナタも、そんな小っちゃなお嬢さんで楽しもうってんだからさ」
俺とウィルバーが無視しても、男の汚言まがいの軽口は止まらなかった。
「つれないねえ。ちょっとは相手にして下さいよ。アンタ方の運賃、アタシが払ってるんだから。いやいや、恩に着せようってわけじゃないんですけどね?」
そうだったのか?
御者を見ると、あっちもこっちを見て頷いていた。
なるほど。
だから俺たちを拾いもしたし、『お代も結構』だったわけだ。
「いやしかし、この娘たちは運がいいよ。アタシみたいな人間に買われてさ。アタシ、こう見えてもA級の冒険者でしてね。別に必死こいてダンジョン踏破したりなんてしたことも無かったんですけど、王都の学校を出た後、あちこちフラフラしてる間に、自然とそうなっちゃってましてね。そんなアタシに可愛がって貰えるんだから、キミたち、感謝しないと。神じゃなくて、アタシにね。アタシに。アタシにだよ? だからさ、そっちのお嬢さんも、アタシに買われたほうが――そっちの方が良いんじゃないかって思うんだけどねえ」
そう言って俺を見る視線は、色眼鏡越しでも分かるほど、粘ついていた。
かなり本気で、俺を手に入れようとしている。
最終的に、力づくで奪うことも辞さないほどに。
それに、気付いたのだろう。
他の乗客――商人風の老人が、とりなすように話しかけた。
「ああ――お話中に失礼。はばかりながら、この老体も手慰みに魔術を嗜んでおりましてな。不躾ですが、その魔導衣、銀線級以上の術士にのみ許される逸品とお見受けしますが……」
「ああ、分かりますか――分かりますよねえ。魔術を嗜んでるなんて御仁に分からないはずが無い。アタシはね、魔術師としては金線級なんです。本当は試験を受けたりしなきゃいけないそうなんですが、A級の冒険者になったら、魔術師協会に呼び出されましてね。そこで2つ3つアタシの術をみせてやったら、金線級にしてあげるって。本当は白金級にしたいところなんだけど、それは上の方にいるご老人方が煩いから勘弁してくれって。勘弁してくれってそんな、別にアタシが欲しいって言ったわけじゃないんですけどっていうね――まあそんな感じで、このA級冒険者にして金線級魔術師の、ルゴシ=チクーナが出来上がったというわけで」
ルゴシ=チクーナ。
それが、男の名前。
『鎖』で読み取った情報に、それも追加する。
俺は、横目でウィルバーを見た。出来れば、訊いてみたかった。
このルゴシ=チクーナという男を、彼がどう見るか。
厄介? それとも、興味深い?
ウィルバーも、横目で俺を見てた。
その口の端が、片方だけ、僅かに持ち上がっている。
さて、次にルゴシが話しかけてきたら、どうするか?
そんなに、考える必要は無かった。
すぐに、それどころではなくなったからだ。
馬車の前方に、魔物が現れたのだった。
亜龍族。
羽が生えてないことを除けば、なんら龍と変わるところの無い、巨大な蜥蜴の化け物が。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
来訪神に転生させてもらえました。石長姫には不老長寿、宇迦之御魂神には豊穣を授かりました。
克全
ファンタジー
ほのぼのスローライフを目指します。賽銭泥棒を取り押さえようとした氏子の田中一郎は、事もあろうに神域である境内の、それも神殿前で殺されてしまった。情けなく申し訳なく思った氏神様は、田中一郎を異世界に転生させて第二の人生を生きられるようにした。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる