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インスピレーション
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「これは!? サイキック・インスピレーション!? この感覚は!? なんだ!? 何かがある!?」
何かを感じ取る姉の真理亜。
「今日の・・・・・・おやつはチョコレートだ! わ~い!」
おやつのあるリビングに笑顔で駆けていく姉。
「美味しい! チョコレート! 最高! アハッ!」
超能力のある生活を送り始めた姉であった。
「なにかサイキックの使い方を間違えているような?」
疑問を感じる妹の楓。
「間違ってないわよ。タイキックの使い方。」
タイキッカーのポーズをしてアピールする姉。
「サイキック! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!?」
この流れはお約束。
「いいんだ。伏線とか入れた真面目なストーリーより、ネット小説を読んでいる人は、ご都合主義で面白ければ何でもいいんだもん。いじけてやる! うるうる。」
「お姉ちゃん、泣かないで。もう女子高生なんだから。」
いじける姉を励ます小学生の妹。
「それにしても、お姉ちゃんが、こんなに早く超能力者生活に馴染むとは思わなかったわ。」
「私だって、やる時はやるのよ! エッヘン!」
なぜか得意げに胸を張る姉。
「ねえねえ、私って高校生よね?」
「そうだよ。」
「私、高校に通わなくていいのかな?」
超能力の修行中の姉は学校を仮病で休んでいた。
「ななななな!? ダメー! お姉ちゃんは変なことは考えなくていいのよ!」
まさかの勉強が嫌いな姉の質問に慌てふためき否定する妹。
(言えない!? まだ友達も学校の名前も決まっていないから、学校なんかに通わすことが出来ないなんて、絶対に言えない! 慎重にストーリーを進めないと頓挫しちゃう!?)
これも働き方改革の一環である。
「そんなことより、お姉ちゃんは、どんなサイキッカーになりたいの?」
違う話を振って話を変える妹。
「そうね。やっぱり宇宙一のタイキッカーかな?」
単純な姉は素直に妹の質問に答える。
「サイキック! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!?」
困った時のお約束の展開。
「やっぱり困っている人を助ける優しい超能力者になりたいな。」
ぽそりと呟いた姉。
「おおー!? 奇跡だわ!? おバカなお姉ちゃんとは思えない優等生な発言!?」
予期せぬ姉の発言に驚きを隠せない妹。
「そう? 私は普通に話しているだけだけど。」
「私はてっきり、超能力を使って世界征服だとか、銀行強盗するとか、破壊神的なことを言うと想像していたわ。」
優秀な妹はおバカな姉のことを見下していた。
「あの・・・・・・楓ちゃん。姉である私のことを普段からどう思っているのかな?」
天真爛漫な姉も純粋な疑いの目で妹を見つめる。
「優しくてカワイイ真理亜お姉ちゃん! アハッ!」
笑って誤魔化す妹であった。
つづく。
何かを感じ取る姉の真理亜。
「今日の・・・・・・おやつはチョコレートだ! わ~い!」
おやつのあるリビングに笑顔で駆けていく姉。
「美味しい! チョコレート! 最高! アハッ!」
超能力のある生活を送り始めた姉であった。
「なにかサイキックの使い方を間違えているような?」
疑問を感じる妹の楓。
「間違ってないわよ。タイキックの使い方。」
タイキッカーのポーズをしてアピールする姉。
「サイキック! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!?」
この流れはお約束。
「いいんだ。伏線とか入れた真面目なストーリーより、ネット小説を読んでいる人は、ご都合主義で面白ければ何でもいいんだもん。いじけてやる! うるうる。」
「お姉ちゃん、泣かないで。もう女子高生なんだから。」
いじける姉を励ます小学生の妹。
「それにしても、お姉ちゃんが、こんなに早く超能力者生活に馴染むとは思わなかったわ。」
「私だって、やる時はやるのよ! エッヘン!」
なぜか得意げに胸を張る姉。
「ねえねえ、私って高校生よね?」
「そうだよ。」
「私、高校に通わなくていいのかな?」
超能力の修行中の姉は学校を仮病で休んでいた。
「ななななな!? ダメー! お姉ちゃんは変なことは考えなくていいのよ!」
まさかの勉強が嫌いな姉の質問に慌てふためき否定する妹。
(言えない!? まだ友達も学校の名前も決まっていないから、学校なんかに通わすことが出来ないなんて、絶対に言えない! 慎重にストーリーを進めないと頓挫しちゃう!?)
これも働き方改革の一環である。
「そんなことより、お姉ちゃんは、どんなサイキッカーになりたいの?」
違う話を振って話を変える妹。
「そうね。やっぱり宇宙一のタイキッカーかな?」
単純な姉は素直に妹の質問に答える。
「サイキック! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!?」
困った時のお約束の展開。
「やっぱり困っている人を助ける優しい超能力者になりたいな。」
ぽそりと呟いた姉。
「おおー!? 奇跡だわ!? おバカなお姉ちゃんとは思えない優等生な発言!?」
予期せぬ姉の発言に驚きを隠せない妹。
「そう? 私は普通に話しているだけだけど。」
「私はてっきり、超能力を使って世界征服だとか、銀行強盗するとか、破壊神的なことを言うと想像していたわ。」
優秀な妹はおバカな姉のことを見下していた。
「あの・・・・・・楓ちゃん。姉である私のことを普段からどう思っているのかな?」
天真爛漫な姉も純粋な疑いの目で妹を見つめる。
「優しくてカワイイ真理亜お姉ちゃん! アハッ!」
笑って誤魔化す妹であった。
つづく。
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