3 / 99
超感覚的知覚(ESP)
しおりを挟む
名字は和風! 名前は洋風! 超能力タイキッカー! 大神真理亜!
う~ん・・・・・・少し何か違う。
「ん・・・・・・んん・・・・・・ここはどこ? 私は誰?」
真理亜は自分のベッドで目を覚ました。超能力の説明を聞いて理解できずに気絶してしまったのだった。
(お姉ちゃん、目を覚ましたのね。)
妹の楓の声が聞こえてきた。
「楓? あれ? おかしいな? 楓はいないのに?」
部屋の中を見渡しても、誰もいない。
「・・・・・・はあ!?」
姉は何か深刻なことに気がついた。
「まさか!? 楓は死んだのね!? 死んだから幻聴が聞こえるんだわ!? 楓は幽霊になっちゃったのね!? 死んだ妹に取り憑かれたんだわ!? ああー!? 何て可哀そうな楓なのかしらー!?」
ここまでくると寸劇のレベルである。
(勝手に殺すなー!)
ツッコミを入れる妹。
(これは心の声よ。私は超能力でお姉ちゃんの心に直接、語り掛けているのよ。)
妹は超能力で姉の心に声をかけている。
「心の声!?」
(そうよ。テレパシーといわれるサイキック・スキルよ。)
「タイキック・スキル?」
(サイキックだー!)
もう、この流れはお約束。
(離れている相手とも意思の疎通ができる、超能力でいう所の超感覚的知覚(ESP)ね。)
「ごめん。楓ちゃん。難しすぎて頭がクルクル回ってしまうんだけど?」
難しい話は分からない、おバカな姉だった。
(はあ・・・・・・お姉ちゃんには無理か。仕方ない、お姉ちゃんでも分かるように説明してあげよう。)
普通の会話ができない姉に呆れて諦める妹は、姉に分かるように説明しようとする。
「ありがとう。楓先生。」
姉は生徒、妹は教師。それが大神姉妹である。妹の優しさにおんぶにだっこの姉だった。
(お姉ちゃん、アニメや漫画は好きよね?)
「うん! 大好き! アハッ!」
姉の趣味は、アニメと漫画になった。
(星戦争のフォース、竜玉の気、戦士機動のニュータイプなどと同じよ。これは全て超能力よ。サイキック作品よ。)
「タイキック作品!?」
(サイキックよー!)
妹は姉にでも分かりやすいようにたとえ話をする。
「おお! そういうことか! 私でも分かったぞ! ありがとう! 楓!」
大好きなアニメや漫画で例えてもらうと超能力を理解できる姉は満面の笑み。
(本当に大丈夫かしら!?)
不安な妹は姉の大丈夫を信用していない。
「フッフッフッー! これで私もタイキック少女だー! ワッハッハー!」
前向きに笑い続ける姉であった。
「お姉ちゃん!? 少しズレてるよ!?」
真理亜は、心と心で会話するサイキック能力(テレパシー)を覚えた。
つづく。
う~ん・・・・・・少し何か違う。
「ん・・・・・・んん・・・・・・ここはどこ? 私は誰?」
真理亜は自分のベッドで目を覚ました。超能力の説明を聞いて理解できずに気絶してしまったのだった。
(お姉ちゃん、目を覚ましたのね。)
妹の楓の声が聞こえてきた。
「楓? あれ? おかしいな? 楓はいないのに?」
部屋の中を見渡しても、誰もいない。
「・・・・・・はあ!?」
姉は何か深刻なことに気がついた。
「まさか!? 楓は死んだのね!? 死んだから幻聴が聞こえるんだわ!? 楓は幽霊になっちゃったのね!? 死んだ妹に取り憑かれたんだわ!? ああー!? 何て可哀そうな楓なのかしらー!?」
ここまでくると寸劇のレベルである。
(勝手に殺すなー!)
ツッコミを入れる妹。
(これは心の声よ。私は超能力でお姉ちゃんの心に直接、語り掛けているのよ。)
妹は超能力で姉の心に声をかけている。
「心の声!?」
(そうよ。テレパシーといわれるサイキック・スキルよ。)
「タイキック・スキル?」
(サイキックだー!)
もう、この流れはお約束。
(離れている相手とも意思の疎通ができる、超能力でいう所の超感覚的知覚(ESP)ね。)
「ごめん。楓ちゃん。難しすぎて頭がクルクル回ってしまうんだけど?」
難しい話は分からない、おバカな姉だった。
(はあ・・・・・・お姉ちゃんには無理か。仕方ない、お姉ちゃんでも分かるように説明してあげよう。)
普通の会話ができない姉に呆れて諦める妹は、姉に分かるように説明しようとする。
「ありがとう。楓先生。」
姉は生徒、妹は教師。それが大神姉妹である。妹の優しさにおんぶにだっこの姉だった。
(お姉ちゃん、アニメや漫画は好きよね?)
「うん! 大好き! アハッ!」
姉の趣味は、アニメと漫画になった。
(星戦争のフォース、竜玉の気、戦士機動のニュータイプなどと同じよ。これは全て超能力よ。サイキック作品よ。)
「タイキック作品!?」
(サイキックよー!)
妹は姉にでも分かりやすいようにたとえ話をする。
「おお! そういうことか! 私でも分かったぞ! ありがとう! 楓!」
大好きなアニメや漫画で例えてもらうと超能力を理解できる姉は満面の笑み。
(本当に大丈夫かしら!?)
不安な妹は姉の大丈夫を信用していない。
「フッフッフッー! これで私もタイキック少女だー! ワッハッハー!」
前向きに笑い続ける姉であった。
「お姉ちゃん!? 少しズレてるよ!?」
真理亜は、心と心で会話するサイキック能力(テレパシー)を覚えた。
つづく。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる