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2回戦
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ここは代々木の体育館。渋谷区高校剣道大会女子団体戦が行われている。
「渋谷高校剣道部! 次の試合も勝つぞ!」
「おお!」
「私たちは強い!」
「できる! できる! できる!」
「勝てる! 勝てる! 勝てる!」
「ドキ! ドキ! ドキ!」
「どうして私まで?」
「愛ある限り戦いましょう!」
「おお!」
渋谷高校剣道部員たちは気合入れをする。
「円陣、やり直し!」
「ええー!?」
「渋谷高校らしい掛け声にするわよ!」
「おお!」
いまいち渋谷高校らしい円陣の掛け声ができていない。
「渋谷高校剣道部! いくぞ!」
「109!」
「モヤイ像!」
「ハチ公像!」
「スクランブル交差点! ドキ。」
「NHK!」
「渋谷高校剣道部! ファイト!」
「おお!」
だいぶん渋谷高校剣道部らしくなってきたとしておこう。
「渋谷高校と円山高校の試合を始めます。」
次の対戦相手は、円山高校である。
「みんな! 私が主将として、バッチリ決めてきてあげる!」
「がんばれ! 楽子!」
渋谷高校の先鋒は楽子である。
「あ、もしもし鉢山高校ですか? おたくの生徒のポッターが女教師とイチャイチャしていますよ。不純異性交遊は退学ですよね。早く学校から追い出さないとマスコミの餌食になりますよ。そうなったら校長先生の天下り先も無くなりますよ。」
代官山男はフラれた腹いせにチクりの電話をしていた。SNS時代、スマホで他人の悪口ばかり投稿している人は共感するだろう。
「先鋒! 前へ!」
「おお! 私に任せなさい!」
「楽子ちゃん、がんばって!」
渋谷高校の先鋒は毎度おなじみ楽子である。
「はじめ!」
「だああああー!」
楽子が竹刀を高々と振りかぶり突撃する。
「一本! それまで。」
円山高校剣道部員Aの胴が楽子に決まる。
「あはは、負けちゃった。」
「ドンマイ!」
お約束である。
「次鋒、前へ!」
「ドキ子に任せなさい! ドキ。」
渋谷高校の次鋒は土器ドキ子である。
「はじめ!」
「ドキドキー!」
ドキ子が竹刀を振り回しながら突撃する。
「一本! それまで。」
円山高校剣道部員Bの突きがドキ子の胴に命中した。
「惜しかった。もう少しで勝てたのに。ドキ。」
「ド、ドンマイ。」
これもお約束。
「中堅、前へ!」
「やっと私の出番ね。」
座っていた栞が立ち上がる。
「栞お姉ちゃん、がんばって!」
「カワイイ怪獣ちゃんのために買ってくるわ!」
微笑ましい渋井姉妹の姉妹愛である。
「まだ1000字終わっていない!? 今回は長く出番があるかも!? 基地に電話して、クラスター爆弾を実装しなくっちゃ!? 忙しくなるぞ!」
「私の場合、逆に出番があると、ゆっくり朝食が楽しめない。おみっちゃんに任せられないと、自分で戦わないといけなくなるから。」
泪と結の言い分であった。確かに、この二人が剣道の試合をまともにしている機会は少ない。そうか! 3対3の剣道タッグマッチにすればいいのか。恵比寿高校剣道部戦まで、取っておこう。
「それでは、はじめ!」
遂に栞の戦いが始まった。
「ドリャアアアアアー!」
円山高校剣道部員Cが果敢に栞に攻め込んでくる。
「私の剣道着よ! 宇宙を描け! そして全てを呑み込め! 必殺! ブラックホール! エル・エル・エルメス!」
栞の剣道着にブラックホールが描かれる。
「ギャアアア!?」
円山高校剣道部員Cはブラックホールに吸い込まれて消えてしまう。
「それまで。試合放棄とみなし、渋谷高校の勝ち。」
「お姉ちゃんスゴイ!」
「これでも銀河系最強ですから。」
銀河系最強の魔法少女の栞は余裕で勝った。
「こらー! 私はクラスター爆弾を準備していたんだぞ! どうしてくれる!?」
「コンコン、朝食後の運動に散歩しましょう。」
「コン。」
残りの2試合も泪と結が簡単に勝った。
つづく。
「渋谷高校剣道部! 次の試合も勝つぞ!」
「おお!」
「私たちは強い!」
「できる! できる! できる!」
「勝てる! 勝てる! 勝てる!」
「ドキ! ドキ! ドキ!」
「どうして私まで?」
「愛ある限り戦いましょう!」
「おお!」
渋谷高校剣道部員たちは気合入れをする。
「円陣、やり直し!」
「ええー!?」
「渋谷高校らしい掛け声にするわよ!」
「おお!」
いまいち渋谷高校らしい円陣の掛け声ができていない。
「渋谷高校剣道部! いくぞ!」
「109!」
「モヤイ像!」
「ハチ公像!」
「スクランブル交差点! ドキ。」
「NHK!」
「渋谷高校剣道部! ファイト!」
「おお!」
だいぶん渋谷高校剣道部らしくなってきたとしておこう。
「渋谷高校と円山高校の試合を始めます。」
次の対戦相手は、円山高校である。
「みんな! 私が主将として、バッチリ決めてきてあげる!」
「がんばれ! 楽子!」
渋谷高校の先鋒は楽子である。
「あ、もしもし鉢山高校ですか? おたくの生徒のポッターが女教師とイチャイチャしていますよ。不純異性交遊は退学ですよね。早く学校から追い出さないとマスコミの餌食になりますよ。そうなったら校長先生の天下り先も無くなりますよ。」
代官山男はフラれた腹いせにチクりの電話をしていた。SNS時代、スマホで他人の悪口ばかり投稿している人は共感するだろう。
「先鋒! 前へ!」
「おお! 私に任せなさい!」
「楽子ちゃん、がんばって!」
渋谷高校の先鋒は毎度おなじみ楽子である。
「はじめ!」
「だああああー!」
楽子が竹刀を高々と振りかぶり突撃する。
「一本! それまで。」
円山高校剣道部員Aの胴が楽子に決まる。
「あはは、負けちゃった。」
「ドンマイ!」
お約束である。
「次鋒、前へ!」
「ドキ子に任せなさい! ドキ。」
渋谷高校の次鋒は土器ドキ子である。
「はじめ!」
「ドキドキー!」
ドキ子が竹刀を振り回しながら突撃する。
「一本! それまで。」
円山高校剣道部員Bの突きがドキ子の胴に命中した。
「惜しかった。もう少しで勝てたのに。ドキ。」
「ド、ドンマイ。」
これもお約束。
「中堅、前へ!」
「やっと私の出番ね。」
座っていた栞が立ち上がる。
「栞お姉ちゃん、がんばって!」
「カワイイ怪獣ちゃんのために買ってくるわ!」
微笑ましい渋井姉妹の姉妹愛である。
「まだ1000字終わっていない!? 今回は長く出番があるかも!? 基地に電話して、クラスター爆弾を実装しなくっちゃ!? 忙しくなるぞ!」
「私の場合、逆に出番があると、ゆっくり朝食が楽しめない。おみっちゃんに任せられないと、自分で戦わないといけなくなるから。」
泪と結の言い分であった。確かに、この二人が剣道の試合をまともにしている機会は少ない。そうか! 3対3の剣道タッグマッチにすればいいのか。恵比寿高校剣道部戦まで、取っておこう。
「それでは、はじめ!」
遂に栞の戦いが始まった。
「ドリャアアアアアー!」
円山高校剣道部員Cが果敢に栞に攻め込んでくる。
「私の剣道着よ! 宇宙を描け! そして全てを呑み込め! 必殺! ブラックホール! エル・エル・エルメス!」
栞の剣道着にブラックホールが描かれる。
「ギャアアア!?」
円山高校剣道部員Cはブラックホールに吸い込まれて消えてしまう。
「それまで。試合放棄とみなし、渋谷高校の勝ち。」
「お姉ちゃんスゴイ!」
「これでも銀河系最強ですから。」
銀河系最強の魔法少女の栞は余裕で勝った。
「こらー! 私はクラスター爆弾を準備していたんだぞ! どうしてくれる!?」
「コンコン、朝食後の運動に散歩しましょう。」
「コン。」
残りの2試合も泪と結が簡単に勝った。
つづく。
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