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クリスマスプレゼント
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ここは渋谷のマンションの屋根裏部屋。
「メリークリスマス!」
屋根裏部屋の主、魔法少女エルメスはクリスマスパーティーをしていた。もちろん部屋はクリスマスな感じに装い、テーブルの上には豪華なクリスマスケーキとチキンが山のようにあった。
「魔法が使えるって便利ですね。ケーキもチキンも食べ放題。」
「でも魔法使いっていいですね。危険な食材を取りに行ったり、面倒くさいケーキを作らなくていいんですから。」
ケーリーとバーキンもケーキやチキンを食べてクリスマスパーティーを楽しんでいた。
「あんたたちは食欲しかないの? もっとクリスマスを楽しみなさいよ。」
2匹を見て呆れるエルメス。
「それよりもエルメス様、雪だるまが雪で埋まって計測ができません。どうするんですか?」
「まあ、いいんじゃない。ゲームなんだし。今回はクリスマスが楽しいということで許してあげよう。ゲームは楽しければいいのよ。」
「何と慈悲深いエルメス様! さすが私たちの御主人様だ!」
「やめてよ。私たちは家族でしょ。」
「はい。3人家族です。」
「エルメス様、どこまでもお供します。」
きよしこの夜、クリスマス。魔法少女と犬と猫も幸せな気持ちに包まれる。外の降り続く雪を眺めていた。
「よし! 行くわよ! あんたたち!」
気分の良くなったエルメスは良いことを思いついた。
「どこに行くんですか?」
「良い子たちにクリスマスプレゼントを配りに行くのよ。サンタクロースになあれ! エル・エル・エルメス!」
魔法を使ってエルメスはサンタクロースの衣装に着替えて気合十分である。
「は、恥ずかしい。」
「なぜ我々がトナカイに!?」
「あんたたち、私たちは家族なんでしょ?」
ケーリーとバーキンはトナカイの衣装と真っ赤なお鼻をつけられて準備ができた。
「世界中の子供たちにプレゼントを届けるわよ! 出発!」
「ワン!」
「ニャア!」
ケーリーとバーキンは鈴の音を鳴らしながら大空を飛んで行く。これもエルメスの魔法の力があってこそできる魔法のクリスマスである。
「良い子の皆! 雪の次は、素敵なクリスマスプレゼントよ!」
エルメスはクリスマスプレゼントを空から放り投げる。プレゼントには魔法の力で積もりに積もった雪を通り抜けて、眠っている子供たちに届いていく。きっと次の朝、目を覚ました子供たちはエルメスからのクリスマスプレゼントを喜んでくれるだろう。
「エルメス様、クリスマスプレゼントは何を贈ったんですか?」
「エルメスのバッグ。」
「ええー!? そんな高価なブランドバックを贈ったんですか!?」
「エルメスのバックを包む高級包装紙、なんてね。キャッハッハ!」
クリスマスプレゼントは普通の子供向けのおもちゃや、お菓子ということにしておこう。
「家に着いたらお風呂に入って温かい布団で眠るわよ! 私もクリスマスプレゼントをもらうんだから!」
いったい誰がプレゼントをくれるんだろうと思うケーリーとバーキンだったが、殺されたくないので黙っていた。
「家が見えてきましたよ。」
エルメスたちは地球を一周して自宅の渋谷のマンションに帰って来た。
「あ!?」
その時、エルメスは何かに気がついた。
「怪獣ちゃん!」
渋谷のマンションの屋根裏部屋の下の階の10階のベランダに雪を眺めている谷子がいた。
「そうか! 過去の世界だから、小学生の怪獣ちゃんがいるんだわ! おお! 我が妹に会えるなんて! こんなにうれしいクリスマスプレゼントはない! ありがとうございます! サンタクロース! ありがとう! クリスマス!」
エルメスは感慨深いクリスマスを満喫したのだった。
つづく。
「メリークリスマス!」
屋根裏部屋の主、魔法少女エルメスはクリスマスパーティーをしていた。もちろん部屋はクリスマスな感じに装い、テーブルの上には豪華なクリスマスケーキとチキンが山のようにあった。
「魔法が使えるって便利ですね。ケーキもチキンも食べ放題。」
「でも魔法使いっていいですね。危険な食材を取りに行ったり、面倒くさいケーキを作らなくていいんですから。」
ケーリーとバーキンもケーキやチキンを食べてクリスマスパーティーを楽しんでいた。
「あんたたちは食欲しかないの? もっとクリスマスを楽しみなさいよ。」
2匹を見て呆れるエルメス。
「それよりもエルメス様、雪だるまが雪で埋まって計測ができません。どうするんですか?」
「まあ、いいんじゃない。ゲームなんだし。今回はクリスマスが楽しいということで許してあげよう。ゲームは楽しければいいのよ。」
「何と慈悲深いエルメス様! さすが私たちの御主人様だ!」
「やめてよ。私たちは家族でしょ。」
「はい。3人家族です。」
「エルメス様、どこまでもお供します。」
きよしこの夜、クリスマス。魔法少女と犬と猫も幸せな気持ちに包まれる。外の降り続く雪を眺めていた。
「よし! 行くわよ! あんたたち!」
気分の良くなったエルメスは良いことを思いついた。
「どこに行くんですか?」
「良い子たちにクリスマスプレゼントを配りに行くのよ。サンタクロースになあれ! エル・エル・エルメス!」
魔法を使ってエルメスはサンタクロースの衣装に着替えて気合十分である。
「は、恥ずかしい。」
「なぜ我々がトナカイに!?」
「あんたたち、私たちは家族なんでしょ?」
ケーリーとバーキンはトナカイの衣装と真っ赤なお鼻をつけられて準備ができた。
「世界中の子供たちにプレゼントを届けるわよ! 出発!」
「ワン!」
「ニャア!」
ケーリーとバーキンは鈴の音を鳴らしながら大空を飛んで行く。これもエルメスの魔法の力があってこそできる魔法のクリスマスである。
「良い子の皆! 雪の次は、素敵なクリスマスプレゼントよ!」
エルメスはクリスマスプレゼントを空から放り投げる。プレゼントには魔法の力で積もりに積もった雪を通り抜けて、眠っている子供たちに届いていく。きっと次の朝、目を覚ました子供たちはエルメスからのクリスマスプレゼントを喜んでくれるだろう。
「エルメス様、クリスマスプレゼントは何を贈ったんですか?」
「エルメスのバッグ。」
「ええー!? そんな高価なブランドバックを贈ったんですか!?」
「エルメスのバックを包む高級包装紙、なんてね。キャッハッハ!」
クリスマスプレゼントは普通の子供向けのおもちゃや、お菓子ということにしておこう。
「家に着いたらお風呂に入って温かい布団で眠るわよ! 私もクリスマスプレゼントをもらうんだから!」
いったい誰がプレゼントをくれるんだろうと思うケーリーとバーキンだったが、殺されたくないので黙っていた。
「家が見えてきましたよ。」
エルメスたちは地球を一周して自宅の渋谷のマンションに帰って来た。
「あ!?」
その時、エルメスは何かに気がついた。
「怪獣ちゃん!」
渋谷のマンションの屋根裏部屋の下の階の10階のベランダに雪を眺めている谷子がいた。
「そうか! 過去の世界だから、小学生の怪獣ちゃんがいるんだわ! おお! 我が妹に会えるなんて! こんなにうれしいクリスマスプレゼントはない! ありがとうございます! サンタクロース! ありがとう! クリスマス!」
エルメスは感慨深いクリスマスを満喫したのだった。
つづく。
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