〇〇少女ワールド 3

渋谷かな

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土日のコンビニバイト少女

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「いらっしゃいませ。」
 真理亜がウリアのコンビニでやる気なさそうにアルバイトしている。
「ここのコンビニに来るのは、近所の人間かアニメ好きの〇〇少女ワールドのファン。どんどんアハ教の信者が増えていくのだ! アハッ!」
 もちろん邪な気持ちでアルバイトをしている真理亜。
「そんな気持ちでアルバイトしていたのか・・・・・・ウリアちゃん、オーナーなんだから真理亜ちゃんを注意してくださいよ。」
 おまけのアリアも一緒にコンビニでアルバイトしている。
「〇〇少女ワールドが有名になりメディアミックスで大ヒットすれば、コンビニオーナーの私はガッチリ儲かるはず! どんどんお客を増やして口コミでもなんでもいいから〇〇少女ワールドを世界中で大ヒットさせるのだ! アハッ!」
 ウリアは既にアハ教に毒されていた。
「・・・・・・ダメだこりゃ。」
 匙を投げるアリア。
「これだ! コンセプトは、〇〇少女に会えるコンビニ!」
 ウリアにアイデアの神が舞い降りる。
「なんて迷惑な!? まるでAV女優にあえるキャバクラ、風俗みたいじゃないか!?」
 笑えない真理亜。
「せめてアイドルに会えるコンビニと例えてくれ。」
 フォロするアリア。
「うちのコンビニでお買い物してくれたお客様は真理亜ちゃんと握手ができる! これは儲かるぞ! アハッ!」
「却下。」
 即座に拒否する真理亜。
「汚らわしい。私と握手したかったら握手券5秒10万円を買いなさい。他は店内に設置してある私の手と勝手に握手しておきなさい。そっちはお客様サービスで無料よ。」
 〇〇少女ワールドコンビニ。握手会サービスやってます。
「次はこれだ! 〇〇少女ワールドコンビニ限定! 〇〇少女ワールド・コンサート!」
 ウリアのビジネスアイデアは止まらない。
「秋葉原のアイドル劇場と同じね。でも店舗にはステージ何て無理よ。駐車場はできるけど、それだとコンサートチケットが売れない。」
 ダメだしする真理亜。
「アニメなら超能力や増築したでOK。現実は、ドーム東京を借りたら、その時だけ〇〇少女ワールドコンビニ劇場! ドーム東京店! とでもしておきましょう。それだけでアニメファンから聖地と喜ばれるから。」
 フォロするアリア。
「おらああああー! 金出せ! 俺は強盗だぞ!」
 そして〇〇少女ワールドコンビニが一番得意なお客様が、コンビニ強盗や酔っ払いなどの迷惑なお客様である。
「襲うコンビニを間違えたわね。アハッ!」
 汚れと握手しろだの、歌と踊りをやれだのストレスの溜まっていた真理亜には雑魚な敵キャラとして、コンビニ強盗はお得意様であった。
「くらえ! コンビニ強盗! これが私のタイキックだ!」
 真理亜は超能力の気を高め、足に気を集中して必殺の蹴りを食らわす。
「ギャアアアアアアー! バイバイキーン!」
 真理亜はコンビニ強盗を蹴り飛ばした。
「いい汗をかいたわ。」
 勝利の余韻に浸る真理亜。
「おはようございます。」
 そこに夜勤のイリアがやってきた。
「お疲れ様。帰ってシャワーを浴びなくっちゃ。」
 これでも真理亜は立派にアルバイトをしている・・・・・・はず。
 つづく。
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