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ミニゲー、他店、アハ教、SS

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「あっち向いて・・・・・・アハッ!」
「し、しまった!?」
 渋子の掛け声で、渋子の指が右を指し、ソウちゃんの顔は右を向いてしまった。
「やったー! 渋子の勝ちね! アハッ!」
「こんな戦いでも負けると悔しいな。」
「殿は新しい遊びを創作する天才ですな。」
 ニューゲーム「あっち向いて、アハッ!」は大人気になる。他に「もういいかい? まだだアハッ!」などのかくれんぼうゲームも開発した。恐るべき渋子の新作ゲーム開発メカニズムである。
「かなり遊び過ぎなので、話を本題に戻して、武器屋、防具屋、道具屋の他に街には何を作ればいいのかしら?」
「宿屋!」
「病院!」
「アイドルグッツショップ!」
 きれいに三段オチが決まる。
「宿屋か、昔のホテルね。回転ベットのある部屋とか、部屋の壁が全て鏡の部屋とか、お風呂から泡が出る部屋でも作ろうかしら?」
「やったー! ジャグジー! 遊園地みたいな宿屋がいいね!」
 この渋野姉妹の楽しい発想は、現代のラブホテルと同じだった。
「病院ね。三国志は宿屋とか病院に重きはおいていないわね。」
「そうです。私が名医の伽陀を殺して、この世に名医がいなくなったのだ! ワッハッハー!」
「誰も褒めてない。」
 三国志の時代の宿屋や病院は文化レベルの低い時代であった。
「アイドルグッツショップか。ショップというよりは、耳障りが優しいわ。そこでBをAに覚醒したければ欠片やアイテムを買えと課金させるのね。さすが渋子ね! それでこそ私の妹よ!」
「やったー! 褒められた! アハッ!」
「アハッ!」
「アハッ!」
 いつも元気で明るく前向きな生き方をしている渋野姉妹は元気が溢れている。
「他に必要な店はない?」
「武器を強化するなら、鍛冶屋がいるぞ。」
「レベルをアップさせるトレーニング場も必要です。」 
「そうよ! 教会よ! 渋子を神と称える教会! 私! 宗教を作るわ! その名もアハ教!」
 キリスト教、イスラム教に次ぐ第三の勢力。それが創世神渋子を称えるアハ教である。ここで渋子教としない所がミソである。
「そうだわ! 渋子の笑顔はスマイルシンデレラよ!」
 姉の日向が面白いことを閃いた。アイデアの創世神が姉の目の前に降臨した。
「創世神渋子は人間に転生、若しくは人間に化けて、お城の姫、スマイルシンデレラとして登場するのよ!」
「私がお笑いの神!? おもしろい! もっと言って! アハッ!」
 スマイルはアハ教。シンデレラは姫。三国志から三本の剣。素晴らしい創作展開である。
 つづく。
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