15 / 59
カロヤカさん1
しおりを挟む
「ルンルルン~。」
軽井沢花は16歳の女子高生。道を歩いていた。
「あ、1円玉が落ちている。」
すると彼女は、道端に1円玉が落ちているのに気付いた。
「交番に届けなくっちゃ。」
彼女は拾ったお金を交番に届ける。
「お巡りさん。落とし物です。」
「ありがとう。」
「今日も良いことをしたわ。ルンルルン~。」
良いことをした彼女のステップはカロヤカだった。
「ラッキー! お金が落ちている!」
悪者が道端にお金が落ちているのに気付いた。
「100円玉拾った! 拾ったお金は俺の物だ! ワッハッハー!」
悪者が拾ったお金を自分の財布に入れて盗んでしまう。
「こらー! 落とした人が困っているかもしれないじゃないか! 拾ったお金は交番に届けるんだ!」
正義者が悪者を注意する。
「知るか! そんなもの!」
悪者が正義者に逆ギレする。
「なら仕方がない! くらえ! 正義の鉄槌!」
正義者が力で悪者をねじ伏せよう殴りかかる。
「そんなもの効くか! 悪者パンチ!」
悪者は、暴力では正義者の何倍も強かった。
「ぎゃあ!? 正義が、正義が負けるのか!?」
しかし、悪者の方が強く、正義者が破れる。
「なになに? どうしたの?」
そこに軽井沢花が現れる。
「悪い人が拾ったお金を交番に届けないでネコババしようとしたの。それを止めようとした正義の人が悪い人に負けちゃったの。」
野次馬の第三者から彼女は話の経緯を聞く。
「なんですって!? なんて悪い奴なの! 許せない!」
彼女は、悪者の態度が許せなかった。
「やったー! 100円貰った! ギャハハハハー!」
悪者は落とし物の100円を自分の物にして、気分上々に歩き始めた。
「どうしよう? このままじゃ悪い人が去って行くわ。」
第三者は悪者が良い思いをするのが悔しかった。
「大丈夫よ! この世に悪の栄えたためしはないわ! きっと悪いことをした者には、天罰が下るのよ!」
「ギャア!? どうしてこんな所に電柱が!?」
まず悪者は、電信柱に当たります。
「よいしょ、よいしょ。」
悪者に電信柱をぶつける小人さん。
「ギャア!? 誰か助けてくれ!?」
次に悪者は、マンホールの蓋が空いていて落ちます。
「それ! マンホールの蓋よ、ズレろ!」
マンホールの蓋を開ける妖精さん。
「なんなんだ!? 今日は100円を拾ってラッキーなはず!? なぜ!? 電信柱にぶつかったり、マンホールに落ちなければいけないんだ!?」
さすがの悪者も自分の運勢に振り回されます。
「ギャア!? 車が突っ込んでくるだと!?」
最後に悪者は、自動車に引かれる。
「せ~の。それ!」
妖精さんと小人さんが自動車を悪者に突進させます。
「アワワワワワ。」
悪者は救急車に乗って病院に向かいます。
「良い子のみんなは、拾ったお金は交番に届けようね。良いことをすれば、自分にも良いことがあるのよ。ルンルルン~。」
今日の教訓である。悪いことをすれば、自分に悪いことが返ってくるのだ。
「カロヤカにお任せあれ。」
人は、妖精さんと小人さんと友達の彼女のことを、カロヤカさんと呼ぶ。
つづく。
軽井沢花は16歳の女子高生。道を歩いていた。
「あ、1円玉が落ちている。」
すると彼女は、道端に1円玉が落ちているのに気付いた。
「交番に届けなくっちゃ。」
彼女は拾ったお金を交番に届ける。
「お巡りさん。落とし物です。」
「ありがとう。」
「今日も良いことをしたわ。ルンルルン~。」
良いことをした彼女のステップはカロヤカだった。
「ラッキー! お金が落ちている!」
悪者が道端にお金が落ちているのに気付いた。
「100円玉拾った! 拾ったお金は俺の物だ! ワッハッハー!」
悪者が拾ったお金を自分の財布に入れて盗んでしまう。
「こらー! 落とした人が困っているかもしれないじゃないか! 拾ったお金は交番に届けるんだ!」
正義者が悪者を注意する。
「知るか! そんなもの!」
悪者が正義者に逆ギレする。
「なら仕方がない! くらえ! 正義の鉄槌!」
正義者が力で悪者をねじ伏せよう殴りかかる。
「そんなもの効くか! 悪者パンチ!」
悪者は、暴力では正義者の何倍も強かった。
「ぎゃあ!? 正義が、正義が負けるのか!?」
しかし、悪者の方が強く、正義者が破れる。
「なになに? どうしたの?」
そこに軽井沢花が現れる。
「悪い人が拾ったお金を交番に届けないでネコババしようとしたの。それを止めようとした正義の人が悪い人に負けちゃったの。」
野次馬の第三者から彼女は話の経緯を聞く。
「なんですって!? なんて悪い奴なの! 許せない!」
彼女は、悪者の態度が許せなかった。
「やったー! 100円貰った! ギャハハハハー!」
悪者は落とし物の100円を自分の物にして、気分上々に歩き始めた。
「どうしよう? このままじゃ悪い人が去って行くわ。」
第三者は悪者が良い思いをするのが悔しかった。
「大丈夫よ! この世に悪の栄えたためしはないわ! きっと悪いことをした者には、天罰が下るのよ!」
「ギャア!? どうしてこんな所に電柱が!?」
まず悪者は、電信柱に当たります。
「よいしょ、よいしょ。」
悪者に電信柱をぶつける小人さん。
「ギャア!? 誰か助けてくれ!?」
次に悪者は、マンホールの蓋が空いていて落ちます。
「それ! マンホールの蓋よ、ズレろ!」
マンホールの蓋を開ける妖精さん。
「なんなんだ!? 今日は100円を拾ってラッキーなはず!? なぜ!? 電信柱にぶつかったり、マンホールに落ちなければいけないんだ!?」
さすがの悪者も自分の運勢に振り回されます。
「ギャア!? 車が突っ込んでくるだと!?」
最後に悪者は、自動車に引かれる。
「せ~の。それ!」
妖精さんと小人さんが自動車を悪者に突進させます。
「アワワワワワ。」
悪者は救急車に乗って病院に向かいます。
「良い子のみんなは、拾ったお金は交番に届けようね。良いことをすれば、自分にも良いことがあるのよ。ルンルルン~。」
今日の教訓である。悪いことをすれば、自分に悪いことが返ってくるのだ。
「カロヤカにお任せあれ。」
人は、妖精さんと小人さんと友達の彼女のことを、カロヤカさんと呼ぶ。
つづく。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?
ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。
しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。
しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる