迷走中

渋谷かな

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無事に第4期スタート!

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「第4期! スタート! だー! うちの部は、創作の場だ!」
 天は、ライト文芸部の第4期を叫んで始まりを告げた。
「さすがに4期ともなると、名字や部活の役職紹介はカットなのね。」
 麗は、始まりを冷静に分析する。
「第4期の始まりは、新しく書き下ろし。第3期の10万字を超えたモノが、ドバドバ土足で第4期に流れてきます。約5万字。」
 大蛇は、第4期でも不良にならずに真面目だった。
「全ての発表済みの作品のタイトルにも「ライブ!? 軽い文学部の話 第マイナス〇期」と付けてきました。全ての権利はライト文学部が買い取りました。大型のM&Mです。チョコではありません。ニコッ。」
 笑は、M&Aと間違えている。
「金八先〇とごくせ〇とか、他の教師モノ。結局、内容は同じなんだよね。普通でいいのかね。初めて見る人は「素晴らしい!」っていうんだろうけど。まあ、内容同じでも、主人公変えればパクリでない、別のお話が業界の暗黙のルールだもんね。思い切って、パクリまくるか?」
 苺は、どうすれば自分が主役に戻れるか試行錯誤している。
「祝! カロヤカさん異世界時代劇約4万字突破! 久々の、もう10万は余裕で安心ね! おめでとうございます!」
 カロヤカさんは、絶対無敵、自由奔放、花鳥風月なのだ。なんのこっちゃ。
「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいかき氷です! エヘッ。」
「コンコン。」
 本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、久々過ぎて変換すら出てこないので、自ら打ち込む。
「お代官様! どうかお願いです! せめて、せめて睦月ちゃんを忍者役で出させてください! どうして妖怪やコンコンは出演してるの!? このままでは忍者の存在が忘れ去られてしまう!?」
 奏は、お願いしたのは悪代官であった。残念。
「要するに「ライブ!? 軽い文学部の話 第4期」は、冒頭に挨拶を入れないといけない位、カオスした作品ということです。あと整理で書き始めでやめた作品を貼って削除して全体の作品数を消そう。その後に第3期のつづきにしよう。総文字数は約300万字。同じ作者だから、同じテイストの内容である。1話のテンプレートは余裕でできるので、今度は10万字のテンプレートに見せない、10万字分の流れを考えよう。そうすれば何も考えなくて、10万字作品が量産できる。例えると、願いが叶う7つのボールを集めるとか、サンクチュアリの12宮を突破するとか。俺は海賊王になる! だとか、使命の打ち上げでダラダラ続けていくので、途中でストーリーが頓挫しないごり押しで続けていくという、昔の作品がやった手口ね。一子相伝で兄弟を殺しまくるなんてのもあったわね。あ、私は食べたら帰るからね。」
 帰宅部でライト文学部に籍だけ置いている幽霊部員の幽子であった。
「さあ! 創作開始!」
「現在、「ライブ!? 軽い文学部の話 第5期 カロヤカさん異世界時代劇編」を創作中のため、挨拶だけで終わる。」
 ごめんなさい。
「花が香り、花が舞う! 百花繚乱! 軽やかに咲き乱れろ! 私の花! 必殺! お花畑斬り!」
「ルンルルン~」な作品です。
「カロヤカにお任せあれ。」
 つづく。
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