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三度、アメリカへ

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「遥々来たぜ! アメリカ!」
 那覇はアメリカの大地に降り立った。
「俺の登場テーマソングを奪わないで!?」
 函館くんからクレームが入る。
「おまえ、よく全日本に選ばれたな?」
「何を!? 俺は沖縄代表チームを1失点に抑えたんだぞ! 選ばれて当然だ!」
「それはおまえの力じゃない。雪の力だ。」
 西表先輩は誰にでも容赦なかった。
「コンテナから出てこれたんだね! 那覇くん!」
「千代田! 久しぶりです!」
 もちろん全日本のエース千代田もアメリカに来ていた。
「それにしても何とかならないのかい?」
「何がです?」
「登場キャラクターが増えるのはいいんだけど、函館、首里、大間。あの辺は全日本のレベルではないだろう。」
「悪かったな! 優勝した沖縄代表チームのメンバーは全員アメリカ行きは確定だ! 本当に強豪校に転校して正解だったぜ!」
 首里の言い分は、全国制覇のチームは、優勝特典として世界大会のメンバーに選ばれるということ。
「俺に負けた分際で偉そうに言うな!」
「あれは雪の性だっの。」
 大間は東京、鹿児島に勝った投手ということで初めて全日本代表に選ばれた。
「俺も義手の調子が悪かっただけだ。」
 アンドロイド桜島も言い訳を言っている。
「疲れた。これで主要メンバーの挨拶は終わりですね。」
「なんでやねん! 俺たちを忘れるな!」
「誰でしたっけ?」
「大阪のスーバ! 田岡! 布掛だ!」
「はい! 挨拶終了!」
「なんでやねん!」
 いつも大阪代表は3人もいるので割愛される。
「大丈夫ですか? 那覇先輩。」
「ゴホゴホ。心配をかけてすまないね。」
「やあ! 那覇くん!」
「今度は誰ですか・・・・・・グッツくん! お久しぶりです! 会えて嬉しいです!」
 現れたのはアメリカ代表のタイガー・グッツである。
「何々? 那覇くんは登場人物が多くなりすぎて、物語が先に進まないって。」
「そうなんです。どうしたらいいですか?」
「簡単なことだよ。どうでもいいキャラクターは、その他で一まとめにして、主要キャラと新しいキャラクターだけにした方が、作者にも読者にもいいよね。キラーン!」
「さすがフレンドのウッズくんです! これで悩みが解決されたです! ありがとう!」
「じゃあね。今度、会う時は決勝戦だ! バイバイ!」
「またね!」
 悩みが消えて、元気を取り戻した那覇。
「やあ! 那覇くん!」
「スティーブンさん!?」
「すいません! すいません! ごめんなさい! 許してください!」
「どうしたんだい!? 那覇くん!?」
 もう誰にも会いたくないので全力で謝る那覇であった。
 つづく。
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