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ハチ子少女
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「お友達になろう! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
真理亜と楓、お友達70億人キャンペーン実施中!
「姉がタイキックで、妹は金〇キック!? なんて恐ろしい姉妹にガパオ流ムエタイ正統継承者にしてしまったんだ!?」
ガパオ師匠は少し後悔していた。
「いつかタイキックと金〇キックで姉妹が戦うことになるのか!?」
ガパオ流ムエタイは一子相伝である。
「刀の扱い方が成長しないな・・・・・・。」
真理亜は刀より蹴りの方が得意だった。
「おバカなお姉ちゃんに剣術は無理よ。」
楓はキックも刀も得意であった。
「いいわ。私には私なりの剣術があるから。アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「それではガパオ流ムエタイの正統継承者、真理亜。時期ガパオ流ムエタイの正統継承者、楓。これから二人で荒れ果てた時代劇の村や街、城を制圧して、世の中に平和をもたらせるのだ。」
「おお!」
世界平和をもたらせるのがガパオ流ムエタイ。
「微笑みで世界征服じゃ!」
もちろんガパオ師匠はアハ教信者。
「私が勝利し制圧したら、その地域はアハ教を信仰してもらいます! できない者には死あるのみ! アハッ!」
その弟子の真理亜もアハ教信者。
「お姉ちゃんは頼りないから、私がしっかりするしかない! 私って、天才なので。アハッ!」
その妹の楓もアハ教信者。
「いけ! 真理亜! 楓! ガパオ流ムエタイで混沌の時代劇に終止符を打つのだ!」
「あいあいさー!」
返事も姉妹は息がピッタリである。
「さあ、どこに行こうかしら?」
「これなんかどう? お姉ちゃん。」
道場から出発した大神姉妹は地図を取り出す。
「山の手街道!?」
どこから見ても伝写の山手線を時代劇らしく道にしたものである。
「そうね。面白そうだわ。それにしましょう。」
最初の支配先は山の手街道に決まった。
「どっち周りで行く? 北? それとも南?」
「北が原宿村。南が恵比寿村。どっちもどっちだけど、大きな宿場町があるのは来たの新宿宿場町ね。」
「じゃあ、先に北に行く?」
「ダメよ!? 最後のボスと新宿町で戦って、ギリギリで渋谷村に帰ってくる感動のシナリオなんだから。」
「え? そこまで決まっていたの!?」
「私って、天才なので。アハッ!」
「カフェラッテ? 飲ましてくれるの? ありがとう! いただきます!」
「どうしてお姉ちゃんには、そういう風に聞こえるのよ!? お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
「アハッ!」
うまく話がまとまった。
「こらー! おまえたち!」
その時、大神姉妹に声をかけてしまう少女がいる。
「かまいたち?」
「おまえたちだ!?」
「お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
「アハッ!」
調子がでてきた真理亜。
「あ、スリ少女。いたの。」
「いたわいー!?」
真理亜には厳しいスリ少女。
「楓師匠! お久しぶりです!」
「あんたを弟子にした覚えはない。」
楓を師と仰ぐスリ少女。
「旅立つ前に、渋谷村を制圧してから旅立ってくださいよ。」
「あ、忘れてた。」
「え? もう私たちが恐怖の姉妹で有名過ぎて誰も挑んでこないから制圧していると思っていたわ。」
恐怖の大神姉妹を知らない者は渋谷村にはいない。
「敵は人間だけとは限らないですよ。例えば渋谷村のボスは、化け犬のハチ公です。石像から魂が抜けだして襲い掛かってくるという話です。」
「え? 妖怪や妖とも戦うの? 怖いから嫌だな。」
「ということは山の手街道を一周して戻って来て戦うのは、モヤイ像ね。」
「さすが楓師匠。なんでもお見通しですね。」
「私って、天才なので。アハッ!」
「カフェラッテ!? この時代のどこにカフェラッテがあるというのよ!?」
「私ってよ。お姉ちゃん。少しズレてるよ。」
「アハッ!」
お約束である。
「そうと決まれば、呪われたハチ公の石像に行きましょう! ぼっこぼこのふるぼっこにしてあげるわ! 何たって私はガパオ流ムエタイの正統継承者ですからね! アハッ!」
「こうやって時代劇の世紀末救世主アハ伝説が始まるのね。はあ・・・・・・。」
「カッコイイ! さすが師匠のお姉さまだ! アハッ!」
いつの間にか大神姉妹の子分に格上げされたスリ少女。
「この感覚は!? いる!? ハチ公の気配だわ!?」
真理亜はサイキック・インスピレーションを感じ取る。
「これはハチ公の過去? 飼い主を待ってずっと待っていたのね・・・・・・可哀そう。悲しい物語だ。」
ハチ公の人生に悲しみを感じ同情する真理亜。
「ワンワン!」
ハチ公の像にたどり着くと、ハチ公の像から化け犬の魂が現れて真理亜たちを襲ってくる。
「ここはカワイイ幼女の私の金〇キックで化け犬を一撃で倒してくれるわ!」
楓がハチ公に挑もうとする。
「楓、ここはお姉ちゃんに譲りなさい。」
「お姉ちゃん。」
珍しくやる気の真理亜。
「いでよ! サイキック刀!」
真理亜は剣を出し、手で握らない。
「いくぞ! ハチ公! サイキック刀・サイコキネシス斬り!」
剣術が苦手な真理亜は超能力で刀を操ることを思いつく。
「うまい!? 弱点を克服した!?」
子分少女は真理亜の知恵を喝采する。
「お姉ちゃんが成長している!? おバカなのに!?」
妹の楓もびっくりである。
「ワンワン!?」
襲い掛かってきた化け犬ハチ公を一撃で仕留める真理亜。
(ありがとう。これで私も大好きな飼い主様の元へ行けます。)
ハチ公の悪霊は天に召された。
「渋谷村征服完了! さあ! 次の恵比寿村に出発!」
真理亜と楓の剣術修行の旅が始まる。
「いってらっしゃいませ! お帰りを待っています!」
笑顔で手を振る子分のハチ公少女であった。
つづく。
真理亜と楓、お友達70億人キャンペーン実施中!
「姉がタイキックで、妹は金〇キック!? なんて恐ろしい姉妹にガパオ流ムエタイ正統継承者にしてしまったんだ!?」
ガパオ師匠は少し後悔していた。
「いつかタイキックと金〇キックで姉妹が戦うことになるのか!?」
ガパオ流ムエタイは一子相伝である。
「刀の扱い方が成長しないな・・・・・・。」
真理亜は刀より蹴りの方が得意だった。
「おバカなお姉ちゃんに剣術は無理よ。」
楓はキックも刀も得意であった。
「いいわ。私には私なりの剣術があるから。アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「それではガパオ流ムエタイの正統継承者、真理亜。時期ガパオ流ムエタイの正統継承者、楓。これから二人で荒れ果てた時代劇の村や街、城を制圧して、世の中に平和をもたらせるのだ。」
「おお!」
世界平和をもたらせるのがガパオ流ムエタイ。
「微笑みで世界征服じゃ!」
もちろんガパオ師匠はアハ教信者。
「私が勝利し制圧したら、その地域はアハ教を信仰してもらいます! できない者には死あるのみ! アハッ!」
その弟子の真理亜もアハ教信者。
「お姉ちゃんは頼りないから、私がしっかりするしかない! 私って、天才なので。アハッ!」
その妹の楓もアハ教信者。
「いけ! 真理亜! 楓! ガパオ流ムエタイで混沌の時代劇に終止符を打つのだ!」
「あいあいさー!」
返事も姉妹は息がピッタリである。
「さあ、どこに行こうかしら?」
「これなんかどう? お姉ちゃん。」
道場から出発した大神姉妹は地図を取り出す。
「山の手街道!?」
どこから見ても伝写の山手線を時代劇らしく道にしたものである。
「そうね。面白そうだわ。それにしましょう。」
最初の支配先は山の手街道に決まった。
「どっち周りで行く? 北? それとも南?」
「北が原宿村。南が恵比寿村。どっちもどっちだけど、大きな宿場町があるのは来たの新宿宿場町ね。」
「じゃあ、先に北に行く?」
「ダメよ!? 最後のボスと新宿町で戦って、ギリギリで渋谷村に帰ってくる感動のシナリオなんだから。」
「え? そこまで決まっていたの!?」
「私って、天才なので。アハッ!」
「カフェラッテ? 飲ましてくれるの? ありがとう! いただきます!」
「どうしてお姉ちゃんには、そういう風に聞こえるのよ!? お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
「アハッ!」
うまく話がまとまった。
「こらー! おまえたち!」
その時、大神姉妹に声をかけてしまう少女がいる。
「かまいたち?」
「おまえたちだ!?」
「お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
「アハッ!」
調子がでてきた真理亜。
「あ、スリ少女。いたの。」
「いたわいー!?」
真理亜には厳しいスリ少女。
「楓師匠! お久しぶりです!」
「あんたを弟子にした覚えはない。」
楓を師と仰ぐスリ少女。
「旅立つ前に、渋谷村を制圧してから旅立ってくださいよ。」
「あ、忘れてた。」
「え? もう私たちが恐怖の姉妹で有名過ぎて誰も挑んでこないから制圧していると思っていたわ。」
恐怖の大神姉妹を知らない者は渋谷村にはいない。
「敵は人間だけとは限らないですよ。例えば渋谷村のボスは、化け犬のハチ公です。石像から魂が抜けだして襲い掛かってくるという話です。」
「え? 妖怪や妖とも戦うの? 怖いから嫌だな。」
「ということは山の手街道を一周して戻って来て戦うのは、モヤイ像ね。」
「さすが楓師匠。なんでもお見通しですね。」
「私って、天才なので。アハッ!」
「カフェラッテ!? この時代のどこにカフェラッテがあるというのよ!?」
「私ってよ。お姉ちゃん。少しズレてるよ。」
「アハッ!」
お約束である。
「そうと決まれば、呪われたハチ公の石像に行きましょう! ぼっこぼこのふるぼっこにしてあげるわ! 何たって私はガパオ流ムエタイの正統継承者ですからね! アハッ!」
「こうやって時代劇の世紀末救世主アハ伝説が始まるのね。はあ・・・・・・。」
「カッコイイ! さすが師匠のお姉さまだ! アハッ!」
いつの間にか大神姉妹の子分に格上げされたスリ少女。
「この感覚は!? いる!? ハチ公の気配だわ!?」
真理亜はサイキック・インスピレーションを感じ取る。
「これはハチ公の過去? 飼い主を待ってずっと待っていたのね・・・・・・可哀そう。悲しい物語だ。」
ハチ公の人生に悲しみを感じ同情する真理亜。
「ワンワン!」
ハチ公の像にたどり着くと、ハチ公の像から化け犬の魂が現れて真理亜たちを襲ってくる。
「ここはカワイイ幼女の私の金〇キックで化け犬を一撃で倒してくれるわ!」
楓がハチ公に挑もうとする。
「楓、ここはお姉ちゃんに譲りなさい。」
「お姉ちゃん。」
珍しくやる気の真理亜。
「いでよ! サイキック刀!」
真理亜は剣を出し、手で握らない。
「いくぞ! ハチ公! サイキック刀・サイコキネシス斬り!」
剣術が苦手な真理亜は超能力で刀を操ることを思いつく。
「うまい!? 弱点を克服した!?」
子分少女は真理亜の知恵を喝采する。
「お姉ちゃんが成長している!? おバカなのに!?」
妹の楓もびっくりである。
「ワンワン!?」
襲い掛かってきた化け犬ハチ公を一撃で仕留める真理亜。
(ありがとう。これで私も大好きな飼い主様の元へ行けます。)
ハチ公の悪霊は天に召された。
「渋谷村征服完了! さあ! 次の恵比寿村に出発!」
真理亜と楓の剣術修行の旅が始まる。
「いってらっしゃいませ! お帰りを待っています!」
笑顔で手を振る子分のハチ公少女であった。
つづく。
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