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ミレミレ VS メロメロ
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ここは渋谷のスクランブル交差点。
「あ~あ、また物語の大改装工事をやってるんですけど。」
第13魔法少女のミレミレは呆れている。
「私たちも手伝おうか? だって私はヒロイン勇者だから。」
第14魔法少女のメロメロは日曜大工も熟練度99だ。
「とりあえず、私は棄権する。」
「いいのか? 戦ってみたらミレさんの方が強いかもしれないよ?」
「いいのよ。どうせ、メロは毒耐性もレベル99。催涙ガス態勢もレベル99で聞かないんでしょうから。」
「よく分かってるね。感心、感心。」
「死にたくないのよ。せっかく若返ったんだもの。」
ということで、早期にミレミレが負けを宣言する。
「ちょっと待て! せっかくの俺の出番が!?」
「お父さん、見苦しいから諦めて下さい!」
「どうせ私たちはおまけだよ。オッホッホ。」
渋井姉妹の父の谷男、母の谷代、おばあちゃんの松トウ子の出番が終わった。
「スキルや特殊能力を魔法で押し切っていたものを、感情や想いの能力としてエムブレスという。それを使う者を魔法少女で押し切っていたものを、エムブレス使いというオリジナル・ワードに置き換えると。」
「例えると、魔法少女だったものが、ヒロイン勇者というのがエンブレス使いの職業になり、魔法だったものが、エムブレスになり「必殺ゲージ通常の5倍! 超最終奥義! ヒロイン・スラッシュー!!!!!」なんかの剣技は、エムブレスということになると。」
「そこに感情や想いを込めた言葉が必殺技の前に必要よね。「私の仲間を傷つけるものは許さない! だって私はヒロイン勇者だから! 必殺ゲージ通常の5倍! 超最終奥義! ヒロイン・スラッシュー!!!!!」
「おお!? まさに必殺技を撃つ会話らしくなってきた! 感情の高鳴りを感じるぞ!」
「でも、これって、アニメだと10秒も無いセリフだけど、文字にすると約3行も使っているのよね。そうなると本当に物語って、進まないわよ。」
「進まないグダグダした日常会話モノって、安心だから精神は癒されるんだけど、刺激を求めて小説を読む人には選ばれないね。」
まさに本作者の作品群である。
「ということで、やっぱり戦おうか! ミレさん!」
「嫌。死にたくありません!」
メロメロの挑戦を断固拒否するミレミレ。
「まとめると、私たちはエムブレス使い。魔法、スキル、特殊能力の総称をエムブレスという。これでいい。」
「きれいに2行でまとまった。さすがミレさん!」
今までの長い件は必要だったのか疑問。
「これで作品内容の違和感の解消のリニューアル工事も終わったし、せっかくだからコイコイで試してみよう。いでよ、コイコイ。」
「は~い。恋のエサやりに忙しいコイコイです。」
そこに宇宙人美少女コイコイが現れた。
「コイコイ。今度から第15魔法少女のエムブレス使いのコイコイって名乗るのよ。」
「長いですね。」
「名乗りは、第15魔法少女だけでいいんじゃないか?」
「そうね。第15魔法少女コイコイでいきましょう。」
何事も試してみなければ分からない。
「では、コイコイのエムブレスを発動してみよう!」
「あのエムブレスって何ですか?」
コイコイはエムブレスを知らなかった。
「カクカクシカジカよ。」
「ほう、ほう。分かりました。」
コイコイはエムブレスを理解した。
「私の恋を愛する気持ちを受け止めなさい! 跪くがいい! 宇宙の科学力に! コイコイレーザー! 発射!」
コイコイの口からレーザー光線が発射される。ちなみにコイコイは宇宙人なので何でもありだ。
「私、コイコイとケンカするのやめるわ。死にたくない。」
「コイコイ! 一度、私と戦ってみよう! 面白い勝負になるぞ! だって私はヒロイン勇者だから!」
怯えるミレミレ。ワクワクするメロメロであった。
つづく。
「あ~あ、また物語の大改装工事をやってるんですけど。」
第13魔法少女のミレミレは呆れている。
「私たちも手伝おうか? だって私はヒロイン勇者だから。」
第14魔法少女のメロメロは日曜大工も熟練度99だ。
「とりあえず、私は棄権する。」
「いいのか? 戦ってみたらミレさんの方が強いかもしれないよ?」
「いいのよ。どうせ、メロは毒耐性もレベル99。催涙ガス態勢もレベル99で聞かないんでしょうから。」
「よく分かってるね。感心、感心。」
「死にたくないのよ。せっかく若返ったんだもの。」
ということで、早期にミレミレが負けを宣言する。
「ちょっと待て! せっかくの俺の出番が!?」
「お父さん、見苦しいから諦めて下さい!」
「どうせ私たちはおまけだよ。オッホッホ。」
渋井姉妹の父の谷男、母の谷代、おばあちゃんの松トウ子の出番が終わった。
「スキルや特殊能力を魔法で押し切っていたものを、感情や想いの能力としてエムブレスという。それを使う者を魔法少女で押し切っていたものを、エムブレス使いというオリジナル・ワードに置き換えると。」
「例えると、魔法少女だったものが、ヒロイン勇者というのがエンブレス使いの職業になり、魔法だったものが、エムブレスになり「必殺ゲージ通常の5倍! 超最終奥義! ヒロイン・スラッシュー!!!!!」なんかの剣技は、エムブレスということになると。」
「そこに感情や想いを込めた言葉が必殺技の前に必要よね。「私の仲間を傷つけるものは許さない! だって私はヒロイン勇者だから! 必殺ゲージ通常の5倍! 超最終奥義! ヒロイン・スラッシュー!!!!!」
「おお!? まさに必殺技を撃つ会話らしくなってきた! 感情の高鳴りを感じるぞ!」
「でも、これって、アニメだと10秒も無いセリフだけど、文字にすると約3行も使っているのよね。そうなると本当に物語って、進まないわよ。」
「進まないグダグダした日常会話モノって、安心だから精神は癒されるんだけど、刺激を求めて小説を読む人には選ばれないね。」
まさに本作者の作品群である。
「ということで、やっぱり戦おうか! ミレさん!」
「嫌。死にたくありません!」
メロメロの挑戦を断固拒否するミレミレ。
「まとめると、私たちはエムブレス使い。魔法、スキル、特殊能力の総称をエムブレスという。これでいい。」
「きれいに2行でまとまった。さすがミレさん!」
今までの長い件は必要だったのか疑問。
「これで作品内容の違和感の解消のリニューアル工事も終わったし、せっかくだからコイコイで試してみよう。いでよ、コイコイ。」
「は~い。恋のエサやりに忙しいコイコイです。」
そこに宇宙人美少女コイコイが現れた。
「コイコイ。今度から第15魔法少女のエムブレス使いのコイコイって名乗るのよ。」
「長いですね。」
「名乗りは、第15魔法少女だけでいいんじゃないか?」
「そうね。第15魔法少女コイコイでいきましょう。」
何事も試してみなければ分からない。
「では、コイコイのエムブレスを発動してみよう!」
「あのエムブレスって何ですか?」
コイコイはエムブレスを知らなかった。
「カクカクシカジカよ。」
「ほう、ほう。分かりました。」
コイコイはエムブレスを理解した。
「私の恋を愛する気持ちを受け止めなさい! 跪くがいい! 宇宙の科学力に! コイコイレーザー! 発射!」
コイコイの口からレーザー光線が発射される。ちなみにコイコイは宇宙人なので何でもありだ。
「私、コイコイとケンカするのやめるわ。死にたくない。」
「コイコイ! 一度、私と戦ってみよう! 面白い勝負になるぞ! だって私はヒロイン勇者だから!」
怯えるミレミレ。ワクワクするメロメロであった。
つづく。
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