60 / 117
第三章 一途な想いが届くとき
26.ダイヤの原石(1)
しおりを挟むキハラ・アツシが朝霧家にやって来たのは、私が八歳の時だった。
父義男がキハラとどこで出会い、どんな経緯で家に連れて来たのかは知らない。
キハラがいわゆる在日の韓国籍で、フランスの傭兵をしていた事、とても優秀な人物だという事は、幼い私の耳にも入ってきた。
朝霧家にはかなりの猛者が揃っていたが、そんな中でもキハラは別格だった。まだ二十歳そこそこという若さとその優秀さから、私の教育係を任されたのだ。
当初私は、この無愛想で色黒で怖い顔の大男がそれはそれは恐ろしくて、いつも怯えていたものだった。
キハラが家にやって来てすぐの頃だ。
父義男が、私と母を前に激怒した。それは恐ろしい形相で!キハラがある報告をした直後だったと思う。
―――「ユイが学校でイジメに遭っているだと?何て事だ!で、キハラ。お前はどうしたんだ」
「はい、助けました」頭を下げた姿勢のまま答えるキハラ。
「馬鹿者め!それでは何の解決にもならんだろうが!」
そんな光景を怯えながら見ている私。傍らには母が優しく寄り添ってくれている。
「いいか、ユイ。お前はこの朝霧家の一人娘だ。朝霧の名を汚すような行為は慎め!」
義男が私にも罵声を浴びせ始める。
「あなた!そんな言い方はないじゃない?ユイだって、好きでイジメられている訳じゃないんだから」
「大体、ミサコ。お前がそうやって甘やかすからこんな事になったんだぞ!」
今度は怒りの矛先が母へ向く。
黙り込む母を見て、私は反論した。「お母さんを叱らないで!私が、私が……悪いの」
母にしがみ付いて泣きながらも、何とかして母を庇いたかった。
「キハラ!ユイを徹底的に鍛え上げろ。誰にもナメられないように。強い人間に作り上げるんだ。いいな!」義男がキハラに命令を下す。
「かしこまりました」
キハラの返答を聞くや、沈黙を保っていた母が口を開いた。
「ユイは珍しい血液型なのよ?ケガでもしたら大変だわ!お願いだからやめてください!」
「ならば。ケガをしないようにすればいい話だろうが?構わん、行け。キハラ」
「あなた……っ!」
母の嘆く声が、悲しく部屋に響いた。
こうして私は、キハラの猛烈な特訓を受ける事になり、厳しい鍛錬の日々が始まる。
母を守るためにも自分が強くならなければ!そんな思いで必死に地獄のような訓練に立ち向うも、体があまり丈夫な方ではなかったため、体力づくりの基礎トレーニングからして過酷だった。
そんな疲れ果てて根を上げた時に、いつも声をかけてくれる人がいた。
「ユイお嬢さん。今日も随分とやられたようだね」
この人は小田清志。朝霧の家で長年働いている、義男の言わば右腕的存在。年は四十代前半くらいだろうか。義男よりも少しだけ若い感じだ。
「あ、キヨシおじちゃん……」
なぜか私はこの人にだけは懐いていた。きっと見た目も関係していると思う。他の連中と違って、この人は穏やかな顔をしているし、何しろ優しい。
「いつも頑張ってて、偉いね」いつものように、優しく私の頭を撫でてくれる。
「私、もうイヤだっ!おじちゃん、助けてよ……」我慢していた涙が一気に溢れ出す。
「ユイお嬢さんの事は、僕がいつも見守っているよ」
上着にしがみ付いて泣きじゃくる私に言う。
「大丈夫、あなたはきっと強くなる。おじさんが魔法をかけてあげよう」
「魔法……?」たったのワンフレーズに反応する。
不意に泣き止み、きょとんと見上げる私に言葉を続ける。
「ユイが、どんな事にも負けないようになる魔法だ。さあ、目を閉じて」
「どんな事にも?」
言われるままに目をつぶると、小田さんが私の額に手を当てる。
出任せの呪文を唱えた後にこう締めくくる。
「さあ、これでもう、ユイは無敵だ!」
「ありがとう、おじちゃん!」―――
そんな話をすっかり信じ込んで、私はいつも元気を取り戻す事ができた。
小田さんには私と同年代の娘と、その下に息子がいた。娘とはもう何年も会っていないと当時言っていた。離婚して息子だけ引き取ったそうだ。
後にこの男の子が朝霧家の立派な一員となるのだが、それが先日の拳銃講義に来ていた、あの青年だったと判明!
小田さんからキハラのコンバット・パイソンの話を聞いたのなら納得だ。あの当時を知る人間は限られている。
今思えば、あの頃の小田さんは、自分の娘と私を重ねていたのかもしれない。
そして、例の魔法が効いたのか(!)体力がつくに連れて、次第にキハラの猛特訓にもついて行けるようになり、私は日に日に強くなって行ったのだ。
―――「ユイお嬢さん、あのイジメっ子は退治したんですか?」キハラが聞いてきた。
「ううん、まだ……」それだけ言って口籠もる。
「打ち負かしてやったらどうです?今のあなたなら容易い事だ」
今すぐにでもやれ、という感じで言われ、慌てて「もういいの!」と即答した。
「何なら、またお手伝いしましょうか?」
「いいっ!キハラは手を出さないで!」
前にキハラが私をいじめた子にした強烈な仕打ちを思い出し、慌てて拒否する。
何しろあれ以来、いじめはすっかり止んで、すでに解決していたのだから。
「いいですか、ユイお嬢さん。武器を持った敵と戦う場合は、まず先にその凶器を狙ってください」
私は素直に頷いて、教わった通りの動きをする。
大抵はダメ出しか罵声がやって来るのだが、時としてこんなお褒めの言葉をいただける時がある。
「あなたはコントロールが素晴らしい!いいですよ!」
いつも手厳しい鬼教官に、こんなふうに褒められるのは本当に嬉しいもの。もっともっと褒められたい!単純な私は上手い事乗せられるのだ。
こうしてキハラの教えを夢中で覚えては、様々な技術を身に付けて行った―――
こんな鬼教官だが、私の身に危機が迫ると必ず助けに来てくれた。
元々私のボディガードというのがお役目だから、向こうにとってはただの任務だった訳だが、そんな時の彼はまさにスーパーマン!負けたところを一度だって目にした事がない。
今思い返してみれば、あの人は本当に私の扱いを心得ていた。
これも小学生の頃の話なのだが、こんな事があった。
通っていた小学校に行く道は何通りかある。学校が推奨しているルートは、広くて見通しが良いのだが何しろ遠回り。そこで私は、最も近道の薄暗い林を抜けるルートを好んで使っていたのだが……。
―――「……何?あの車」
近道の林の中を歩いていた時、私の歩く少し後ろを、ピタリとつけて徐行する車に気づく。
いつもながら、辺りには全く人影はない。
怖くなって全速力で走り出すも、車のスピードに敵うはずもなく、すぐに追いつかれてしまう。
その黒いワゴン車はついに私の真横に止まり、静かに窓が開いた。
「アサギリ、ユイちゃんだね?」
「……何?おじさん達……」
答える気は毛頭ない様子。すぐにドアが開き、降り立つ男達に腕を掴まれる。
「いやっ、放してよっ!」
と、その時。「何をしている!」絶妙のタイミングでキハラが現れた。
私をすぐさま奪還したキハラは、車に戻ろうとする男達を引きずり降ろし、ボコボコにしたのだった。
キハラはいつでも私を守ってくれる。そんな安心感もあり、恐怖心というものが私の中にはほとんどなかった。
だからこんな誘拐未遂事件があった後だって、帰り道は変わらず鬱蒼とした林を抜けるルートだ。
そんなある日の帰り道。林の中心付近に辿り着いたところで、男が一人現れた。凶器は持っていないようだが、明らかに私を見ている。
「また誘拐犯?!キハラ、助けてっ!」後ずさりしながら小声で叫ぶ。
私を凝視し続ける男。無視して通り過ぎようとするも、行く手を阻むように立ちはだかる。
「あの、何なんですか?」問いかけるが返事がない。
目深に被った帽子で、相手の表情も読めず。
男がジリジリと迫る。さらに後ずさる私。次の瞬間、男がついに攻撃に出た。
「いやぁっ!」
私は悲鳴を上げながらもそれを交わす。そして背負っていたランドセルを、男目がけて放り投げた。
「きっと、何か事情があるんだ、……キハラは必ず来てくれる!それまで耐えよう」
私はそう信じて、目の前の敵に立ち向かった。
向かった、と言っても相手は大の大人。自分の小さな体と弱い力では敵わない。
足を払っても体を叩いてもビクともせず、どうして良いのか分からなくなる。
「もういやっ!キハラ!助けてぇ~!」
どんなに呼んでもキハラは来ない。
どれくらい経っただろう。疲れて逃げる力もなくなった頃、一瞬の隙をついて仕掛けた技が偶然掛かり、男の巨体が宙を舞った。
男はとっさに受け身を取る。再び襲い掛かって来るものと身構えていたが、なぜかそのまま逃げて行った。
呆然とする私の前に、ようやくキハラが姿を現した。
「ユイお嬢さん」
「キハラ?!いつからいたの?どうして助けてくれなかったのよ!」
「ユイお嬢さん。なぜもっと早くに技を掛けなかったんです?相手は強敵でした。そんな戦い方では体力が持たない。……何てザマだ!」キハラが声を荒げる。
私は戸惑いつつも、師匠のいつものダメ出しに下を向いて唇を噛み締める。
「だって……」
「だって何です?」
「あの人の事、ケガさせちゃったらどうするのよ」
泣きながらも顔を上げて訴える。「暴力はダメだって、お母さんに言われてるもん!」
キハラは意外そうな顔をした。
「これはこれは……。大方、恐怖で体が動かなかったのだと思っていたが……」
表情をやや緩めた後、キハラが続けた。
「……そうでしたね。弱者に対して暴力はいけません。ですが。身を守るためならば、例外です。一瞬の躊躇が勝敗を分けるのですよ?」
「だけど……!」私の声が林の中にこだまする。
「済みませんでした。あなたは、父上と違ってとても心優しい方だ。母上様が知ったら、とてもお喜びになるでしょう」
「私は、あいつからお母さんを守るの!守るためなら、暴力はいいのね?」
「そうです。試すような事をして、申し訳ありませんでした」
そう言ってキハラが頭を下げた―――
この後、最初の一件は本当の誘拐で、次は義男に命令されて私を試したものだと説明されたが、私にとってはどちらも困惑のひと時でしかなかった。
そんな事があったその年の冬。またしても事件が起こる。
小学校に一人の不審者が乗り込んで来たのだ。それも私の教室に!大した恐怖心も持たない幼かった私は、ただ一人敵と対峙する。
―――男は拳銃を持って乱入。そして教室内で容赦なく発砲し始める。
「皆、机の下に伏せて!」
その銃弾が、私達を庇った担任の奥山先生を容赦なく撃ち抜いた。
教室の真ん中の席だった私は、思わず立ち上がる。
「またキハラが仕掛けたのね」
いつもの訓練の延長線という感覚だ。それはまるで、テレビドラマの撮影か何かのようにも思えた。皆、何て迫真の演技をするのだろうと。
「……ううっ、朝霧さん!危ないわ……座りなさい!」
撃たれて床に倒れたまま、奥山先生が声を振り絞る。
男が私に注目する中、先生を守ろうとの一心で、一人教室の真ん中で立ち続ける。
「キハラ、見ててよ!」
師匠の教えを忠実に守って、まずは敵の武器を奪いにかかる。
机に置いた箱型のペンケースを手に取り、男に向けて勢い良く投げつけた。
それは見事に男の右手に命中し、持っていた銃が床に落ちた。
思いがけない事態に男が気を取られている隙に、机をすり抜けて近づき、落ちた銃を拾い上げる。
「こんなオモチャで、バカにしないで!」
使い方なんて知らない。見様見真似で引き金を引いた。
パンッ!!!一瞬静まり返った教室に、再び乾いた銃声がこだまする。その衝撃に一番驚いたのは自分だった。
「このガキ!一体何なんだ?邪魔しやがって、殺してやる!」
その上、撃たれたはずの男が倒れない。どうやら防弾ベストを着ているらしい。
呆然と立ち尽くす私に、男が襲いかかってきたその時だ。
「ユイお嬢さん!!」
窓ガラスが割れる音と同時に、キハラが飛び込んで来た。
「キハラ!私まだ、敵を倒してないんだけど……」
キハラは私に覆い被さっていた男を蹴り上げて、私を救出する。
「ケガはありませんか?ユイお嬢さん……!」キハラが私を抱きしめて言う。
校庭にはいつの間にか何台ものパトカーが集まっている。
いくつもの赤いランプがチカチカと光るその光景は、私の心をこれでもかというくらい不安にさせた。
逃げようとした男を、キハラが透かさず締め上げる。
「皆さん、もう心配はいりません、警察も来ました。先生、救急車も……」
奥山先生に話しかけたキハラが、途中で声を詰まらせた。
「ねえ、これってお芝居なんじゃないの?奥山先生!ねえキハラ、先生は?」
返事をしない先生に不安になって、キハラに問いかける。
「あなたのせいではありません」キハラはこれだけ言った。
「キハラ、これはいつものテストなんじゃ……。あのピストル、おもちゃなんでしょ?」
「あなたにはまだ、本物を見せた事がありませんでしたね」
「どういう、事……?」
どうしても今回の事がキハラの仕向けたテストとしか思えない。だからこそ、あんな無謀な事ができたのだ。
混乱する頭は使い物にならず。ただピストル発射時の衝撃だけが、いつまでも残っていた。
教室に大勢の警官隊がなだれ込んで来る中、キハラが一瞬固まったように見えた。
「……キハラ?」
その緊迫した顔を見上げて尋ねるも、返事はなかった。
この日、私達児童は授業を切り上げて、緊急下校となる。
帰りの車内にて。
「ユイお嬢さん、大丈夫ですか?」
キハラがバックミラー越しに、私を覗き込んで聞いてきた。
後部座席で固まったまま、未だに状況が飲み込めずにいる私。生まれて初めて拳銃を撃った事も、夢か何かのように感じる。
「うん……大丈夫。ねえ、キハラ!今の、テストじゃないの……?」
もう一度確認するも、当然答えは同じだ。
「違います。あの男は正真正銘の犯罪者です」
「それじゃ先生、ホントに、し……死んじゃったの?」
倒れて動かなくなった奥山先生を思い浮かべる。
「残念ながら……。しかし、あなたは多くのクラスメイトを救ったんです」
「先生、危ないから座れって……私に言って、そういうお芝居をしているんだと思ってた。お芝居じゃ、ないの?」
「ユイお嬢さん。申し訳ありません」そう言ったキハラも下を向いた。
その直後、私は泣きじゃくった。担任の奥山先生の事が好きだった。まだ教師になりたての、若くて優しい可愛らしい先生が。
どうしてこんな事が起こるの?先生は何も悪い事はしていないのに!
「キハラ、私もっともっと強くなる。どんどん鍛えて!もう二度と、誰も殺させたりしない」―――
この件以来、私はこの世界に蔓延る悪を心底憎むようになった。善良な人間が、こんなふうに犠牲になる残酷さを思い知った。
こうして私はさらなる猛烈な稽古を積み、誰よりも強くなろうと心に誓ったのだ。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
OL 万千湖さんのささやかなる野望
菱沼あゆ
キャラ文芸
転職した会社でお茶の淹れ方がうまいから、うちの息子と見合いしないかと上司に言われた白雪万千湖(しらゆき まちこ)。
ところが、見合い当日。
息子が突然、好きな人がいると言い出したと、部長は全然違う人を連れて来た。
「いや~、誰か若いいい男がいないかと、急いで休日出勤してる奴探して引っ張ってきたよ~」
万千湖の前に現れたのは、この人だけは勘弁してください、と思う、隣の部署の愛想の悪い課長、小鳥遊駿佑(たかなし しゅんすけ)だった。
部長の手前、三回くらいデートして断ろう、と画策する二人だったが――。
あやかし猫の花嫁様
湊祥@書籍13冊発売中
キャラ文芸
アクセサリー作りが趣味の女子大生の茜(あかね)は、二十歳の誕生日にいきなり見知らぬ神秘的なイケメンに求婚される。
常盤(ときわ)と名乗る彼は、実は化け猫の総大将で、過去に婚約した茜が大人になったので迎えに来たのだという。
――え⁉ 婚約って全く身に覚えがないんだけど! 無理!
全力で拒否する茜だったが、全く耳を貸さずに茜を愛でようとする常盤。
そして総大将の元へと頼りに来る化け猫たちの心の問題に、次々と巻き込まれていくことに。
あやかし×アクセサリー×猫
笑いあり涙あり恋愛ありの、ほっこりモフモフストーリー
第3回キャラ文芸大賞にエントリー中です!
箱の中の彼女は秘密を造る
吾妻ワタル
キャラ文芸
食う寝るところに住むところ
人は『タテモノ』に秘密を隠す…
一級建築士“東屋ありか”の不思議な社畜生活。
——今日も彼女達は“嘘”を隠して、“秘密”を造る。
第一章 「住居」
第二章 「小学校」
第三章 「特別養護老人ホーム」
第四章 「幼稚園遊戯室」
※この話はフィクションです。登場する人物、団体、名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
※ 図面
◇ 挿絵
4人の王子に囲まれて
*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。
4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって……
4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー!
鈴木結衣(Yui Suzuki)
高1 156cm 39kg
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。
母の再婚によって4人の義兄ができる。
矢神 琉生(Ryusei yagami)
26歳 178cm
結衣の義兄の長男。
面倒見がよく優しい。
近くのクリニックの先生をしている。
矢神 秀(Shu yagami)
24歳 172cm
結衣の義兄の次男。
優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。
結衣と大雅が通うS高の数学教師。
矢神 瑛斗(Eito yagami)
22歳 177cm
結衣の義兄の三男。
優しいけどちょっぴりSな一面も!?
今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。
矢神 大雅(Taiga yagami)
高3 182cm
結衣の義兄の四男。
学校からも目をつけられているヤンキー。
結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。
*注 医療の知識等はございません。
ご了承くださいませ。
【完結】【R15】そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
鷹槻れん
恋愛
「大学を辞めたくないなら、俺の手の中に落ちてこい」
幼い頃から私を見知っていたと言う9歳年上の男が、ある日突然そんな言葉と共に私の生活を一変させた。
――
母の入院費用捻出のため、せっかく入った大学を中退するしかない、と思っていた村陰 花々里(むらかげ かがり)のもとへ、母のことをよく知っているという御神本 頼綱(みきもと よりつな)が現れて言った。
「大学を辞めたくないなら、俺の手の中に落ちてこい。助けてやる」
なんでも彼は、母が昔勤めていた産婦人科の跡取り息子だという。
学費の援助などの代わりに、彼が出してきた条件は――。
---------------------
○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
(エブリスタ)https://estar.jp/users/117421755
---------------------
※エブリスタでもお読みいただけます。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる