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⿴⿻⿸ 幽霊や怪異の話 ⿴⿻⿸
【お題】街灯
しおりを挟む駅前の歩道には、バス待ちの列ができていた。並んだ街灯の下で客たちは、静かに前を向いている。
「間に合ったか」
私は最後尾に並んだ。
バスが来た。皆黙々と乗っていく。
そして気付いた。
こんな時間にバスなど来るはずがない。
後退りする私を、暗い目が一斉に車窓から見下ろした。
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