14 / 43
学内実戦実習編
学園最強格 剛力健治
しおりを挟む
健治たち治癒術結界術科の男子11人が訓練場の真ん中に出てくる。
「さあ、今日こそ俺の結界をぶち破ってくれよ。」
健治がニヤニヤしながら男子達に声をかける。
「当たり前だ!」
「行くぞお前ら!」
ということで、男子10人対健治。
健治の結界はものすごく硬くて、おそらく学園で1番だ。
さっきは使ってたコンの火柱なら余裕で防ぎきる。
男子は杖4人、弓3人、あと刀2人と素手でだな。
1番遠い弓持ちが矢を放つ、矢には結界術が施してあり、適当な妨害ならそのまま無視して飛ばすことができる。
「ヌォァ」
健治が前方の結界を厚くして防ぐ。
これはすごい、いつもなら弾かれるところだが、今回は貫通こそしなかったが矢が結界に刺さっている。
健治が矢に気を取られているところを背後から杖持ちが襲う。2人が同じ一点に乱打を決める。
そこに素手の男性が結界を拳だけに纏わせる事でめちゃくちゃ厚くし、それで正拳突きを決める。
結界にヒビが入る。ここでとうとう健治が広範囲の結界を解除した。
健治の結界は範囲的に使っても強力だが、体に膜を張るように結界を変形することができそうすると防御しながら、攻撃もできる。
矢や拳に結界を施すとは訳が違い、体全体に健治の硬い結界を貼られると攻撃が通らなくなる。
膜を張るようになると流石に破られたら怪我するのでさっきのように結界を調整したりしない。
最後にとどめを刺しにきていた刀2人の一閃を軽く受け止めて、陣形の方に投げ飛ばす。
その2人も弾かれるのは分かってたらしく、早めに受け身を取り素早く立ち上がる。
「始まるぞ、気合いを入れろ!」
ここからが本番だと言わんばかりに周りを鼓舞する、男子達。
外から女子4人も
「健治くんやっちゃって!」
「きゃーかっこいい!」
「あの素手のデリカシーない奴は手加減しなくていいわよ!」
は健治の味方なんだな。
素手の奴は一体何したんだよ。
ほら聞こえたから知らないけど、震えてるよ素手の人。
「それじゃあ、行くゼェ」
健治が走り出す。狙いは素手の男子、素手の方もさっきまでの打撃系の構えから腰を低く落とし、投げやカウンターの構えを取る。
後ろで弓持ちが牽制しているが矢が全て弾かれて健治は止まらない。
健治の攻撃1発目、利き手の右ストレートを流そうと素手の男子が健治に触れようとするが結界でさわれない。
そこに刀持ち2人が結界で強化した刀で受け止めに行く。
その3人を背後の7人が結界を付与して守ろうとする。
バチバチと結界と結界がぶつかり合う。
おそらく互角だったのだろう、全く動かなくなった。
しかし他の7人は全妖力を使い前の3人に付与したらしく、援護する手段がない。
拮抗した状態の中急に爆発がした。
俺にはイマイチよく見えなかったな。
「素手の方が火炎弾の術を放ちました。なるほど、武器を持っていると拮抗状態で他の術は使えないですから、あれは考えましたね」
恵子さんが解説しながら感心している。
火炎弾をもろにくらい、ダメージこそ負わなかったが、視覚を奪われた健治に7人分の結界で強化された刀持ちが襲いかかる。
誰もが勝ちを確信した瞬間
「残念だったなぁ」
健治は2人の刀を掴みそのまま2人をぶつけるように振り回す。
2人は勢いよく振り回されて目が回ってしまったのか、吹き飛ばされてぐったりしている。
勝ち筋を失った後はもはや虐殺、残りの8人に健治がげんこつを1発ずつ入れて終わった。
「さあ、今日こそ俺の結界をぶち破ってくれよ。」
健治がニヤニヤしながら男子達に声をかける。
「当たり前だ!」
「行くぞお前ら!」
ということで、男子10人対健治。
健治の結界はものすごく硬くて、おそらく学園で1番だ。
さっきは使ってたコンの火柱なら余裕で防ぎきる。
男子は杖4人、弓3人、あと刀2人と素手でだな。
1番遠い弓持ちが矢を放つ、矢には結界術が施してあり、適当な妨害ならそのまま無視して飛ばすことができる。
「ヌォァ」
健治が前方の結界を厚くして防ぐ。
これはすごい、いつもなら弾かれるところだが、今回は貫通こそしなかったが矢が結界に刺さっている。
健治が矢に気を取られているところを背後から杖持ちが襲う。2人が同じ一点に乱打を決める。
そこに素手の男性が結界を拳だけに纏わせる事でめちゃくちゃ厚くし、それで正拳突きを決める。
結界にヒビが入る。ここでとうとう健治が広範囲の結界を解除した。
健治の結界は範囲的に使っても強力だが、体に膜を張るように結界を変形することができそうすると防御しながら、攻撃もできる。
矢や拳に結界を施すとは訳が違い、体全体に健治の硬い結界を貼られると攻撃が通らなくなる。
膜を張るようになると流石に破られたら怪我するのでさっきのように結界を調整したりしない。
最後にとどめを刺しにきていた刀2人の一閃を軽く受け止めて、陣形の方に投げ飛ばす。
その2人も弾かれるのは分かってたらしく、早めに受け身を取り素早く立ち上がる。
「始まるぞ、気合いを入れろ!」
ここからが本番だと言わんばかりに周りを鼓舞する、男子達。
外から女子4人も
「健治くんやっちゃって!」
「きゃーかっこいい!」
「あの素手のデリカシーない奴は手加減しなくていいわよ!」
は健治の味方なんだな。
素手の奴は一体何したんだよ。
ほら聞こえたから知らないけど、震えてるよ素手の人。
「それじゃあ、行くゼェ」
健治が走り出す。狙いは素手の男子、素手の方もさっきまでの打撃系の構えから腰を低く落とし、投げやカウンターの構えを取る。
後ろで弓持ちが牽制しているが矢が全て弾かれて健治は止まらない。
健治の攻撃1発目、利き手の右ストレートを流そうと素手の男子が健治に触れようとするが結界でさわれない。
そこに刀持ち2人が結界で強化した刀で受け止めに行く。
その3人を背後の7人が結界を付与して守ろうとする。
バチバチと結界と結界がぶつかり合う。
おそらく互角だったのだろう、全く動かなくなった。
しかし他の7人は全妖力を使い前の3人に付与したらしく、援護する手段がない。
拮抗した状態の中急に爆発がした。
俺にはイマイチよく見えなかったな。
「素手の方が火炎弾の術を放ちました。なるほど、武器を持っていると拮抗状態で他の術は使えないですから、あれは考えましたね」
恵子さんが解説しながら感心している。
火炎弾をもろにくらい、ダメージこそ負わなかったが、視覚を奪われた健治に7人分の結界で強化された刀持ちが襲いかかる。
誰もが勝ちを確信した瞬間
「残念だったなぁ」
健治は2人の刀を掴みそのまま2人をぶつけるように振り回す。
2人は勢いよく振り回されて目が回ってしまったのか、吹き飛ばされてぐったりしている。
勝ち筋を失った後はもはや虐殺、残りの8人に健治がげんこつを1発ずつ入れて終わった。
0
お気に入りに追加
253
あなたにおすすめの小説
ヤンデレストーカーに突然告白された件
こばや
キャラ文芸
『 私あなたのストーカーなの!!!』
ヤンデレストーカーを筆頭に、匂いフェチシスコンのお姉さん、盗聴魔ブラコンな実姉など色々と狂っているヒロイン達に振り回される、平和な日常何それ美味しいの?なラブコメです
さぁ!性癖の沼にいらっしゃい!
AIアイドル活動日誌
ジャン・幸田
キャラ文芸
AIアイドル「めかぎゃるず」はレトロフューチャーなデザインの女の子型ロボットで構成されたアイドルグループである。だからメンバーは全てカスタマーされた機械人形である!
そういう設定であったが、実際は「中の人」が存在した。その「中の人」にされたある少女の体験談である。
モナリザの君
michael
キャラ文芸
みなさんは、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作の一つである『モナリザの微笑み』を知っているだろうか?
もちろん、知っているだろう。
まさか、知らない人はいないだろう。
まあ、別に知らなくても問題はない。
例え、知らなくても知っているふりをしてくれればいい。
だけど、知っていてくれると作者嬉しい。
それを前提でのあらすじです。
あるところに、モナリザそっくりに生まれてしまった最上理沙(もがみりさ)という少女がいた。
この物語は、その彼女がなんの因果かお嬢様学園の生徒会長を目指す話である。
それだけの話である。
ただキャラが濃いだけである。
なぜこんな話を書いてしまったのか、作者にも不明である。
そんな話でよければ、見て頂けると幸いです。
ついでに感想があるとなお幸いです。
月宮殿の王弟殿下は怪奇話がお好き
星来香文子
キャラ文芸
【あらすじ】
煌神国(こうじんこく)の貧しい少年・慧臣(えじん)は借金返済のために女と間違えられて売られてしまう。
宦官にされそうになっていたところを、女と見間違うほど美しい少年がいると噂を聞きつけた超絶美形の王弟・令月(れいげつ)に拾われ、慧臣は男として大事な部分を失わずに済む。
令月の従者として働くことになったものの、令月は怪奇話や呪具、謎の物体を集める変人だった。
見えない王弟殿下と見えちゃう従者の中華風×和風×ファンタジー×ライトホラー
毎日記念日小説
百々 五十六
キャラ文芸
うちのクラスには『雑談部屋』がある。
窓側後方6つの机くらいのスペースにある。
クラスメイトならだれでも入っていい部屋、ただ一つだけルールがある。
それは、中にいる人で必ず雑談をしなければならない。
話題は天の声から伝えられる。
外から見られることはない。
そしてなぜか、毎回自分が入るタイミングで他の誰かも入ってきて話が始まる。だから誰と話すかを選ぶことはできない。
それがはまってクラスでは暇なときに雑談部屋に入ることが流行っている。
そこでは、日々様々な雑談が繰り広げられている。
その内容を面白おかしく伝える小説である。
基本立ち話ならぬすわり話で動きはないが、面白い会話の応酬となっている。
何気ない日常の今日が、実は何かにとっては特別な日。
記念日を小説という形でお祝いする。記念日だから再注目しよう!をコンセプトに小説を書いています。
毎日が記念日!!
毎日何かしらの記念日がある。それを題材に毎日短編を書いていきます。
題材に沿っているとは限りません。
ただ、祝いの気持ちはあります。
記念日って面白いんですよ。
貴方も、もっと記念日に詳しくなりません?
一人でも多くの人に記念日に興味を持ってもらうための小説です。
※この作品はフィクションです。作品内に登場する人物や団体は実際の人物や団体とは一切関係はございません。作品内で語られている事実は、現実と異なる可能性がございます…
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
たなかいくん家のトナカさん
田中マーブル(まーぶる)
キャラ文芸
田中井くん家にはいとこの女の子、渡仲あんずが毎日やってきます。同じ学校に通う二人の日常を綴るお話です。
ショートショートの1話完結。
四コママンガみたいな感じで読めるように書いていきます♪
京都式神様のおでん屋さん
西門 檀
キャラ文芸
旧題:京都式神様のおでん屋さん ~巡るご縁の物語~
ここは京都——
空が留紺色に染まりきった頃、路地奥の店に暖簾がかけられて、ポッと提灯が灯る。
『おでん料理 結(むすび)』
イケメン2体(?)と看板猫がお出迎えします。
今夜の『予約席』にはどんなお客様が来られるのか。乞うご期待。
平安時代の陰陽師・安倍晴明が生前、未来を案じ2体の思業式神(木陰と日向)をこの世に残した。転生した白猫姿の安倍晴明が式神たちと令和にお送りする、心温まるストーリー。
※2022年12月24日より連載スタート 毎日仕事と両立しながら更新中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる