ユキメの地元は島で、幼馴染は進学でいなくなる。19の夏、私どうすればいいの? 原題:ユキメの夏
西田雪芽はとある島に暮らす高校生。
高校一年の時に脳の疾患で倒れ、文字が読めなくなった。
勉強も、友達も、彼がいなかったら全てが失われていただろう。
それだけ幼なじみの芳樹の存在が何よりの支えだった。
そんな彼が大学は島を出ると聞くが、雪芽は何もできないまま19の夏を過ごすのであった。
’19 執筆
’23 改訂
高校一年の時に脳の疾患で倒れ、文字が読めなくなった。
勉強も、友達も、彼がいなかったら全てが失われていただろう。
それだけ幼なじみの芳樹の存在が何よりの支えだった。
そんな彼が大学は島を出ると聞くが、雪芽は何もできないまま19の夏を過ごすのであった。
’19 執筆
’23 改訂
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
こじらせ男子は好きですか?
星名柚花
青春
「好きです」「すみません。二次元に彼女がいるので」
衝撃的な文句で女子の告白を断った逸話を持つ男子、天坂千影。
良家の子女が集う五桜学園の特待生・園田菜乃花は彼のことが気になっていた。
ある日、菜乃花は千影に土下座される。
毎週水曜日限定販売のカレーパンを買うために階段を駆け下りてきた彼と接触し、転落して利き手を捻挫したからだ。
利き腕が使えないと日常生活も不便だろうと、千影は怪我が治るまでメイド付きの特別豪華な学生寮、0号館で暮らさないかと提案してきて――?
青のループ
石田空
青春
「本当はみんなと一緒に卒業したかった!」
高校時代。突然地元の学校の廃校が決まり、進路がバラバラになってしまった大輝、海斗、亜美、菜々子の仲良しグループ。
それぞれがそれぞれの道を選び、十年後。
仕事の都合でどんどん干涸らびていく地元の病院で働く亜美の元に、かつて好きだった大輝が自殺したという連絡が届く。
彼の葬儀に出て、今まで頑張ってきた人生ってなんだったんだろうとやさぐれている中、目が覚めたとき、まだ彼が死んでいない中学時代にタイムリープしていることに気が付く。
今度こそ大輝が死なない未来をつくるんだと、なんとか彼と進路を合わせようと頑張る亜美だったが、なかなか上手くいかなくて。
何度も何度も繰り返す中、本当に大切なものはなんですか?
ほろ苦いやり直しストーリー。
ノアの箱庭~Noah's Ark Garden~
木立 花音
青春
【その日、世界の命運は一人の少女の命に委ねられた】
哘乃蒼(さそうのあ)が死んだ。
自分をかばって彼女だけが死んでしまったことを、主人公である長濱立夏(ながはまりっか)はずっと後悔していた。
そんな立夏の前に、死んだはずの乃蒼が再び現れる。
死んだはずの乃蒼がなぜここにいるのかはわからず、また彼女も、なぜ自分がここにいるのかわからないのだという。乃蒼が死んだあの日から、彼女の記憶は飛んでいるらしい。
何か未練を残していることによって、乃蒼がここにやってきたのだとしたら、それを解消するべきなんじゃないのか。そう考えた立夏は、二人でかつて書いていた、未完成のままになっている小説を二人で完成させよう、と提案する。
小説の完成が間近に迫ったある夏の日。二人の元に木田(きだ)と名乗る女性がやってくる。
「哘乃蒼は生きている」と木田に告げられ、向かった先の病院で、二人は衝撃的な光景を目にする。
見えてきた世界の秘密。乃蒼の正体。
世界の命運か。それとも彼女の命か。
二人は、厳しい選択を迫られることになるのだった。
タイムリミットは、彼女の命日である十一月三日。
余命三ヶ月、君に一生分の恋をした
望月くらげ
青春
感情を失う病気、心失病にかかった蒼志は残り三ヶ月とも言われる余命をただ過ぎ去るままに生きていた。
定期検診で病院に行った際、祖母の見舞いに来ていたのだというクラスメイトの杏珠に出会う。
杏珠の祖母もまた病気で余命三ヶ月と診断されていた。
「どちらが先に死ぬかな」
そう口にした蒼志に杏珠は「生きたいと思っている祖母と諦めているあなたを同列に語らないでと怒ると蒼志に言った。
「三ヶ月かけて生きたいと思わせてあげる」と。
けれど、杏珠には蒼志の知らない秘密があって――。
曙光ーキミとまた会えたからー
桜花音
青春
高校生活はきっとキラキラ輝いていると思っていた。
夢に向かって突き進む未来しかみていなかった。
でも夢から覚める瞬間が訪れる。
子供の頃の夢が砕け散った時、私にはその先の光が何もなかった。
見かねたおじいちゃんに誘われて始めた喫茶店のバイト。
穏やかな空間で過ごす、静かな時間。
私はきっとこのままなにもなく、高校生活を終えるんだ。
そう思っていたところに、小学生時代のミニバス仲間である直哉と再会した。
会いたくなかった。今の私を知られたくなかった。
逃げたかったのに直哉はそれを許してくれない。
そうして少しずつ現実を直視する日々により、閉じた世界に光がさしこむ。
弱い自分は大嫌い。だけど、弱い自分だからこそ、気づくこともあるんだ。
【完結】願いが叶う本と僕らのパラレルワールド
カムナ リオ
青春
「ねえ、知ってる?」
「あのウワサこと?」
「そうそう」
「学校内のどこかにある」
「不思議な本」
「その本を見つけ出したものは――」
「相葉悠一」は見下していた友人が夏休み中童貞を捨て、友人に先を越された事でイライラしていた。
遅刻常習犯の悠一は、さらに担任に「遅刻の罰」として図書室の本の整理を言い渡され、ブチ切れ寸前だった。
そんな時、同じクラスの図書委員の「渡辺明日奈」に、学内の何処かにあるとウワサされている「願いが叶う本」のことを聞く。
その本に願って、童貞を捨てればいいと明日奈に煽られ、はじめはムカついていた悠一だったがーー
「願いが叶う本」を巡る高校生たちの、純粋で恐ろしい『欲望』が渦巻く、不思議な物語ーー