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第一章 圧巻のストリップショー
官能の極みを体験する
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などと要らぬことを夢想したがすぐに我に返り改めていまの「ピュグマリオン?」なる一声を誰が発したのかに思いを致す。しかし誰がが何も此処にはもとより俺と眼前の若いバーのママしかいない。すれば…と、身体を凝視しながら焦点の合っていなかった彼女の表情に目をやると、そのママが(以降女をママと呼ぼう)「そうよ、私よ」とばかりに微笑んでいる。そしてそのピュグマリオンの愛を求めるかのように両腕を背中に廻したままで上半身をひねりさきほど同様に目線で背中のジッパーを上げてくれるよう、至って催させる姿態ををして見せる。再びの、肌に直接触れ得る期待(というか強引にでも…)に胸を震わせつつ足元を乱しながら俺はママの側へと寄った。俺の動きに合わせて両腕をさげ背中を向けたママだったが俺はジッパーを上げる代わりにそれをおろしてしまう。そして両の手で背中を満遍なくまさぐったあと今度は両肩紐を横にはずしてドレスをも下げてしまった。肩越しに再び拝む両乳房の形のよさに、またそれをまさぐった先程の触感に抗えず、ママの両脇から手を前にまわして両乳房をまさぐろうとしたが、一瞬早くママの両手が乳房を覆い、いやいやとばかり頭を振ってみせる。下を向いて拒否するその仕草がいじらしく、しかしそれでいながら両脇に挟んだ俺の両の手を離さないとでもするような、いわば初な小娘のような純情さも伝わって来て、俺は欲情ですっかりかすれた声で「すまない」と一声云って両の手の解放を求めた。ママが両脇をゆるませたので俺は今度はおとなしくドレスを上まで上げ肩紐をそれぞれ肩にかけたあとジッパーをいっぱいまで上げた。しかしその際に手をはずしたママの乳房をこれが見納めとばかりしっかりと網膜に焼き付けることは忘れなかったが。
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