人生和歌集 －風ー（１）

―ものまうす・政ごつ風―

真帆あげよ

真帆あげよ光の風の吹きわたる烏滸（をこ）や世のひと神（らく・楽）をたのまじ
※１．烏滸や；馬鹿だなあ
※２．神のルビを「らく・楽」と当てたが、これは利と我執の苦しみに生きるより、神の調和に生きる方が楽だろうと思ってのこと。まして今のこの、現代の日本には、救世主が出現されていることを詠者たる私が知っているので、尚更そう詠ませてもらった。

沖縄やなぐられけられ男らに内地人とてハルサーもがも　　
※ハルサー：ハルサーエイカーの略、沖縄の女ウルトラマンです。
　　　　　　【そのハルサーエイカーの主役だった福田萌子さんです】

アメリカと大和んちゅうの勝手中よくもいでたりハルサーエイカー

基地中にすさぶまいぞゑ島娘きみのなさけに芭蕉はまねく

【沖縄の美しい海。「島娘」はハルサーエイカー役だったこちらも美しい沖縄の女優・福田萌子さんをイメージして詠ませてもらった】

世に染まぬ宇宙人とか人の云ふあなかましかる地球のかはづ　　
※あな；ああ　かまし；うるさい　かはづ；カエル

【和歌集蛇足⑤】元首相・鳩山氏への悪口が我慢ならず斯く詠む。民と時代にあまりに先行された優秀さゆえに理解されなかったのだろう。そんな我々を井戸の中の蛙と自嘲するしかない。総理就任演説で「みなさん、経済の為の人間でしょうか、人間の為の経済でしょうか」と獅子吼された御姿が忘れられない…。