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神山茉白誘拐計画(???視点)
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「大江君」
白根がマッチロな顔で研究室にふらりと入ってきたとき、僕は昨今噂になっている鴨川にでる幽霊だかがついに現れたと思った。噂によると、オオサンショウウオが呪われて人の姿になったものだという。ぬるついていそうな幽霊だ。
しかしまぁ、それほどに、彼は青い顔をしていたのである。
「うわぁ、大江君、なにをする。消臭剤を吹き付けるのはやめろ」
「なんだ白根じゃないか」
僕はフンワリと花石鹸の香りとなった白根を見て言う。
「なにをいい香りをさせてるんだ」
「それはこっちの台詞だ」
「そんな真っ白な顔で、電気もつけずに現れるからだ」
僕はスプレー式消臭剤を実に雑然とした机の上に置いた。
「どうしたそんなに白い顔をして。ついに留年が決まったか? おめでとう」
「バカにするんじゃない、そんなシアワセなことなんかじゃない」
「ふむ」
白根は、バサバサと研究室の隅のソファに積んであった本をずらす。
そうして、真剣な顔でこう言った。
「神山茉白さんに……こ、ここここ、恋人、が、できた、らしい」
「……耳にセミでも入ったみたいだ。悪いけれどそこのペンチで耳を外して鼓膜を確認してくれないか」
「現実逃避はやめろ! 現実だ! ……いつか起こり得る、とは思っていたんだ……」
白根は両手で顔を覆った。
……神山茉白さんは、僕たちの「乙女」である。キモチワルイ言い方かもしれないが、しかれども事実なのだ。
神山さんは、同じ大学の──といっても、学部は違う。僕たちは理系で、彼女は国文学研究室のアシスタント。
そんな彼女と面映くもお知り合いになったのは、僕たちが所属する研究室の教授と、彼女が師事する教授が友人同士であったから、である。
僕と白根は、一目で神山さんに恋に落ちた。
「キャワイイ」
「フォーリンラブだ」
純粋無垢な微笑み!
優しげに細められる瞳、穏やかな話し口調。話せば話すほど、恋に落ちて。
しかれども! しかれども残念ながら、僕らに行動を起こす気概はなかった。
友人と懸想相手がバッティングしたから、とかいう理由ではない。ひとえに僕たちにはその根性がなかったのである。
出口のない悶々とした恋愛感情を焦げたカラメルのように煮詰まらせた挙句、僕たちが得た結論は「神山さんを守ろうの会」の設立であった。
そうして僕らは、影からコッソリと神山さんを守る会をつくり、実のところ会員数はすでに十人にも及ぶ。
主な仮想敵は、神山さんと親しい講師の谷川さんであった。
なにしろ明らかに神山さんに恋をしているし、何より、……くそう、顔がいい。
神山さんがクラリと行ってお、押し倒されてもおかしくはない!
とはいえ何が出来るということもなく、ただ国文学研究室を見張る日々。
ところが、ところが、だ。
「恋人……?」
「秘書の森吉さんと話しているのを聞いた、と──報告があった」
「そうか……」
別に僕たちは、神山さんの恋路を邪魔したい気ではなかったから……構わない。
構わないけれど、苦しい。
「どんなやつだろう。ちゃんと神山さんを守ってくれるやつだろうか」
「わからない。歯医者らしい。元カレだそうだ」
「元カレ!」
僕たちはしばし呆然と宙を見つめた。
神山さんはオットリしている。僕たちの調査によれば、彼女は筋金入りの箱入りお嬢様である。──騙されたり、してないだろうか。
結果、僕たちは暴挙に出た。
森吉さんとの会話から、デートの場所を推測し梅雨時のジメジメしている寺町商店街を男二人、うろうろうろうろしたのである。
「いたぞ」
「……荷物を持っている」
待ち合わせ場所にいるらしい神山さんのその姿に、僕たちは血の気がひいた。
「お、お泊まり」
「お泊りだ」
初デートでお泊り!
けしからん! こういったものは、最初は手を繋ぐだけであると物の本にも書いてあるではないか!
実に破廉恥である!
まさに僕たちの乙女が、毒牙にかからんとしている間際!
「止めよう」
「どうするんだ?」
僕たちは迷った。いきなり神山さんに話しかけても、なぜ僕たちが彼女に恋人がいて、そして今日のお泊りデートを阻止しようとしているか、一から説明するのは難しい。難しいというか、まず引かれる。引かれるというか、嫌われる。
「……あれだ!」
僕たちは土産屋で、大仏と馬のゴム製の面を買い求めた。頭から被る、例のやつだ。
そうしてそのまま、神山さんに話しかけた。
「神山さん」
「……?」
神山さんはきょとんと、子犬のように僕たちを見上げる。何度かその優しい瞳が瞬きをした。
「僕たちは変質者ではありません」
「……?」
疑問しかない視線だったが、怖がられてはなかったので先を続ける。
「今日のデートはやめたがいい」
「その日のうちにとって食おうなんて狼は、良くない。よろしくない」
「え、ええと? 食べる? ああ。でもその、」
神山さんは小首を傾げた。そうしてぽぉっ、と頬を染めて。
「むしろ私が、食べさせていただくようなのですが」
「……!」
なにを!?
何を食べるのですか神山さんっ!
「いいややめたほうがいい」
「食中毒になりますよ!」
「え、えっと、え?」
しかしその時、邪魔が入った。
戸惑う神山さんの前に、金髪のイケメンがさらりと割り込んでくる。明らかにチャラい。チャラい顔つきをしている。というか金髪なんか絶対チャラいではないか!
「なぁあんたら、さっきから何しよるん」
すわ「元カレ歯医者」かと思いきや、どうにも違うらしい。
「僕たちは怪しいものではない!」
断言はしたものの、正直自信はない。怪しい気もしている。
「どう見たって怪しさの塊やないか! 外せ、それを」
チャライケメンが、僕たちの大仏仮面と馬仮面をむしりとろうとしてくる。
僕たちはほうぼうの体で逃げ出し、神山さんがいる広場の横のスーパーに逃げ込んだ。
二階の踊り場の窓から、神山さんを見つめる。
「しまった」
「どうする、白根。あのチャラいやつらが、このまま神山さんを……」
「その時は生命をかけて守り抜く」
「うむ」
変な動きをすればすぐさま突入してやる──と眺めていたとき、チャライケメンたちをぺっぺと追い払った男がいた。
「……あ」
「あ」
結果的に、そいつは神山さんの「元カレ」……ではない、現恋人、だったのだろうけれど。
僕たちは仲良さげに手を繋ぎ、雑踏を歩き去る二人の後ろ姿を、それぞれ大仏と馬のゴム内部の穴から見つめていたのだった。
「本当に神山さんに相応しい男なのだろうか……」
僕がそうぽつり、と呟いたとき──「じゃあ確かめてみるかい?」と背後から声がした。
僕と白根は慌ててそちらを見る。
だってこの踊り場には、僕たちしかいないはずで──足音なんかしなかった──だけれど背後には、とても綺麗な男がひとり、とても優雅に紙コップでコーヒーを飲んでいた。有名チェーン店の印字入り。
階段に座り込み、長い足を組んで彼は美しく笑う。
「いい天気だね」
まるで、高級ホテルのラウンジのソファで寛ぐかのようなその仕草。階段に座り込む、なんてだらしないことをしているのに。
しかし、彼の指の先まで計算されたようなその動きに、僕たちはなぜか見惚れてしまった。ちなみに天気はジメジメとした曇天である。
「……あの」
白根が思い切ったように声をかけると、彼は閑雅に笑う。
あまりに綺麗すぎて、作り物めいたそのアルカイックスマイル的スマイル的スマイルに言葉を失う白根と僕に、彼は自己紹介をしてくれた。
そうして、理知的な瞳をいたずらの色に染めながら、とある「計画」を僕たちに持ちかけてきて──気がつくと、僕たちは食い入るように彼の言葉に耳を傾けていた。
かくして、「神山茉白誘拐計画」──が、スタートした、のであった。
白根がマッチロな顔で研究室にふらりと入ってきたとき、僕は昨今噂になっている鴨川にでる幽霊だかがついに現れたと思った。噂によると、オオサンショウウオが呪われて人の姿になったものだという。ぬるついていそうな幽霊だ。
しかしまぁ、それほどに、彼は青い顔をしていたのである。
「うわぁ、大江君、なにをする。消臭剤を吹き付けるのはやめろ」
「なんだ白根じゃないか」
僕はフンワリと花石鹸の香りとなった白根を見て言う。
「なにをいい香りをさせてるんだ」
「それはこっちの台詞だ」
「そんな真っ白な顔で、電気もつけずに現れるからだ」
僕はスプレー式消臭剤を実に雑然とした机の上に置いた。
「どうしたそんなに白い顔をして。ついに留年が決まったか? おめでとう」
「バカにするんじゃない、そんなシアワセなことなんかじゃない」
「ふむ」
白根は、バサバサと研究室の隅のソファに積んであった本をずらす。
そうして、真剣な顔でこう言った。
「神山茉白さんに……こ、ここここ、恋人、が、できた、らしい」
「……耳にセミでも入ったみたいだ。悪いけれどそこのペンチで耳を外して鼓膜を確認してくれないか」
「現実逃避はやめろ! 現実だ! ……いつか起こり得る、とは思っていたんだ……」
白根は両手で顔を覆った。
……神山茉白さんは、僕たちの「乙女」である。キモチワルイ言い方かもしれないが、しかれども事実なのだ。
神山さんは、同じ大学の──といっても、学部は違う。僕たちは理系で、彼女は国文学研究室のアシスタント。
そんな彼女と面映くもお知り合いになったのは、僕たちが所属する研究室の教授と、彼女が師事する教授が友人同士であったから、である。
僕と白根は、一目で神山さんに恋に落ちた。
「キャワイイ」
「フォーリンラブだ」
純粋無垢な微笑み!
優しげに細められる瞳、穏やかな話し口調。話せば話すほど、恋に落ちて。
しかれども! しかれども残念ながら、僕らに行動を起こす気概はなかった。
友人と懸想相手がバッティングしたから、とかいう理由ではない。ひとえに僕たちにはその根性がなかったのである。
出口のない悶々とした恋愛感情を焦げたカラメルのように煮詰まらせた挙句、僕たちが得た結論は「神山さんを守ろうの会」の設立であった。
そうして僕らは、影からコッソリと神山さんを守る会をつくり、実のところ会員数はすでに十人にも及ぶ。
主な仮想敵は、神山さんと親しい講師の谷川さんであった。
なにしろ明らかに神山さんに恋をしているし、何より、……くそう、顔がいい。
神山さんがクラリと行ってお、押し倒されてもおかしくはない!
とはいえ何が出来るということもなく、ただ国文学研究室を見張る日々。
ところが、ところが、だ。
「恋人……?」
「秘書の森吉さんと話しているのを聞いた、と──報告があった」
「そうか……」
別に僕たちは、神山さんの恋路を邪魔したい気ではなかったから……構わない。
構わないけれど、苦しい。
「どんなやつだろう。ちゃんと神山さんを守ってくれるやつだろうか」
「わからない。歯医者らしい。元カレだそうだ」
「元カレ!」
僕たちはしばし呆然と宙を見つめた。
神山さんはオットリしている。僕たちの調査によれば、彼女は筋金入りの箱入りお嬢様である。──騙されたり、してないだろうか。
結果、僕たちは暴挙に出た。
森吉さんとの会話から、デートの場所を推測し梅雨時のジメジメしている寺町商店街を男二人、うろうろうろうろしたのである。
「いたぞ」
「……荷物を持っている」
待ち合わせ場所にいるらしい神山さんのその姿に、僕たちは血の気がひいた。
「お、お泊まり」
「お泊りだ」
初デートでお泊り!
けしからん! こういったものは、最初は手を繋ぐだけであると物の本にも書いてあるではないか!
実に破廉恥である!
まさに僕たちの乙女が、毒牙にかからんとしている間際!
「止めよう」
「どうするんだ?」
僕たちは迷った。いきなり神山さんに話しかけても、なぜ僕たちが彼女に恋人がいて、そして今日のお泊りデートを阻止しようとしているか、一から説明するのは難しい。難しいというか、まず引かれる。引かれるというか、嫌われる。
「……あれだ!」
僕たちは土産屋で、大仏と馬のゴム製の面を買い求めた。頭から被る、例のやつだ。
そうしてそのまま、神山さんに話しかけた。
「神山さん」
「……?」
神山さんはきょとんと、子犬のように僕たちを見上げる。何度かその優しい瞳が瞬きをした。
「僕たちは変質者ではありません」
「……?」
疑問しかない視線だったが、怖がられてはなかったので先を続ける。
「今日のデートはやめたがいい」
「その日のうちにとって食おうなんて狼は、良くない。よろしくない」
「え、ええと? 食べる? ああ。でもその、」
神山さんは小首を傾げた。そうしてぽぉっ、と頬を染めて。
「むしろ私が、食べさせていただくようなのですが」
「……!」
なにを!?
何を食べるのですか神山さんっ!
「いいややめたほうがいい」
「食中毒になりますよ!」
「え、えっと、え?」
しかしその時、邪魔が入った。
戸惑う神山さんの前に、金髪のイケメンがさらりと割り込んでくる。明らかにチャラい。チャラい顔つきをしている。というか金髪なんか絶対チャラいではないか!
「なぁあんたら、さっきから何しよるん」
すわ「元カレ歯医者」かと思いきや、どうにも違うらしい。
「僕たちは怪しいものではない!」
断言はしたものの、正直自信はない。怪しい気もしている。
「どう見たって怪しさの塊やないか! 外せ、それを」
チャライケメンが、僕たちの大仏仮面と馬仮面をむしりとろうとしてくる。
僕たちはほうぼうの体で逃げ出し、神山さんがいる広場の横のスーパーに逃げ込んだ。
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「しまった」
「どうする、白根。あのチャラいやつらが、このまま神山さんを……」
「その時は生命をかけて守り抜く」
「うむ」
変な動きをすればすぐさま突入してやる──と眺めていたとき、チャライケメンたちをぺっぺと追い払った男がいた。
「……あ」
「あ」
結果的に、そいつは神山さんの「元カレ」……ではない、現恋人、だったのだろうけれど。
僕たちは仲良さげに手を繋ぎ、雑踏を歩き去る二人の後ろ姿を、それぞれ大仏と馬のゴム内部の穴から見つめていたのだった。
「本当に神山さんに相応しい男なのだろうか……」
僕がそうぽつり、と呟いたとき──「じゃあ確かめてみるかい?」と背後から声がした。
僕と白根は慌ててそちらを見る。
だってこの踊り場には、僕たちしかいないはずで──足音なんかしなかった──だけれど背後には、とても綺麗な男がひとり、とても優雅に紙コップでコーヒーを飲んでいた。有名チェーン店の印字入り。
階段に座り込み、長い足を組んで彼は美しく笑う。
「いい天気だね」
まるで、高級ホテルのラウンジのソファで寛ぐかのようなその仕草。階段に座り込む、なんてだらしないことをしているのに。
しかし、彼の指の先まで計算されたようなその動きに、僕たちはなぜか見惚れてしまった。ちなみに天気はジメジメとした曇天である。
「……あの」
白根が思い切ったように声をかけると、彼は閑雅に笑う。
あまりに綺麗すぎて、作り物めいたそのアルカイックスマイル的スマイル的スマイルに言葉を失う白根と僕に、彼は自己紹介をしてくれた。
そうして、理知的な瞳をいたずらの色に染めながら、とある「計画」を僕たちに持ちかけてきて──気がつくと、僕たちは食い入るように彼の言葉に耳を傾けていた。
かくして、「神山茉白誘拐計画」──が、スタートした、のであった。
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