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竜将軍大会第六回戦・決勝:不死身のクルシュ VS 無傷のアルハザット
・エピローグ 2/2 もう一度、同じ夢を
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朝がきた。私は自室で寝かされていた。
左右から静かな寝息が聞こえた。
それはココロさんとティティスの寝息だった。
私は二人を起こさないように布団を出ようとした。
しかしそうはいかなかった。
見張りの二人に私は左右から腕を拘束されてしまった。
「お、お前らなっ、何をはしたないことしてんだよ……っ!?」
「んなこと今はどーでもいいよっ! 頭の故障、治った?」
「機械に対する質問みてーだな」
「夢っ、貴方の夢はなんですか、クルシュさんっ!」
「私の夢ですか?」
私は昨日、竜将大会に優勝した。
大きな夢の一つをついに叶えた。
「そんなの決まっているではないですか。 私の夢は――」
それほどまでに私を心配してくれているのか、二人は喉を鳴らして私の返答を待った。
「イーラジュの野郎に今度こそ勝って、真の意味での大陸最強の男となることだっ!! 勝ち逃げなんて絶対にさせねぇ!!」
「やったぁぁーっっ、成功だぁぁーっっ!!」
「俺はもうっ、夢も仲間も捨てたりなんてしねぇ!!」
「よかった……よかったです……。本当に、元のクルシュさんに戻って……」
私は正気に戻った。
私を突き動かしていた何かは消滅し、私は私の意思で本当の最強を目指すことにした。
イーラジュ。そして次の世代のイーラジュ。
それにソコノネの迷宮に眠るヤバいやつら。
それらを倒さずに逃げて、何が最強だろうか。
私を生み出した何者かには悪いが、これにてプロジェクトは完結。
私は私の人生を生きさせていただく。
「念のため言うけど、次逃げたら許さないから」
「こええよ、おい……」
「はい……一生をかけてでも、私たちを捨てたことを後悔させていただきます」
「こ、怖いですよ、ココロさん……」
ココロさんは時々、姉のキョウコさんが背中に帯びていた、あの呪いのオーラを放つときがある。
「絶対逃がさないから」
「はい、絶対、逃がしせませんから。逃げても、私は地の果てまでクルシュさんを追いかけます」
血、血か……やはりこれは血なのか……。
もしや私は軽率にも、キョウで一二を争う怖ろしい女性を口説いてしまったのでは……。
「ほら返事っ! ココロが闇堕ちするよー?」
「それはご勘弁を! 約束します、もう二度と、お二人とこの地を捨てたりなんてしませんっ!!」
「本当ー?」
「私は一生を、この温かく人情味のあるキョウの民と、偉大なる聖帝に尽くして生きるとお約束します」
今日まで突き動かされてここまできたが、これこそが私の望みだ。
「私は千竜将軍イーラジュの弟子!! この国を陰から守護する、スーパーヒーローとなる男なのですから!!」
私の夢は叶った。
だが私の夢の先には新たな道が拓けている。
真の力を得た私は、これからスーパーヒーローとなろう。
スーパーヒーローの戦いに終わりはない。
私はキョウの守護者となって悪と戦おう。
具体的にどんな悪がいるかは、これからリサーチしてゆく形となるが、そこはなんとかなろう……!
「クルシュ様、では一つお願いが……」
「は、なんでしょうか、ココロさん」
「私、クルシュさんを縛り付けたいです」
「……は、はいっ!?」
「結婚がいいと思うんです……。でも、結婚は早いですよね……ですからっ、今日から私と、結婚を前提にお付き合いして下さいっ!!」
ズレているのやら、真面目なのやら、どっちなのやら……。
ココロさんは束縛女……と呼ばれる女性に成長する可能性もあるのだろうか……。
「あーーっ、あたしもあたしもっ! ココロがそうするならあたしもっ!」
「いや乗り合い馬車に駆け込むんじゃないんだからよ、んな勢いで乗るもんじゃねーだろ……」
「言っとくけど、あたしら捨てようとしたクルシュが悪いんだからね?」
「捨てられかけて、気づきました……。捨てられるくらいなら、どんな手を使ってでも、私の隣に居させなきゃダメだってっ!」
嬉しい申し出だが私は迷った。
また急に執着を失い、新しい夢に目覚めて旅立つ日がくるのではないかと。
だが、それはそれとして、これは……。
私が憧れたモテモテのスーパーヒーローの有り様なのではないか……?
そもそも私は選べない。
私は両方の女性に惹かれている。
こんなことを口にしたら世間様に尻を蹴られてしまうが、私は両方が欲しい!
「ココロさん、ティティスさん、私でいいのですか……? 私のようなバカで不器用な男で、本当によろしいのですか……?」
「もちろんですわ。仮に冷め切ったら、そこで別れればいいだけのことですもの」
「ドライ過ぎんだろ、お前っ?!」
「け、結婚式はっ、お世話になったここで開きたいです……っ!」
「ココロさんもココロさんで気が早くありませんっ?!」
とにかくこのまま左右を囲まれたままではまずい。
私は布団を飛び上がり、寝間着姿のまま外廊下に逃げ出た。
行き先は当然、道場だ。
朝の道場で私は木刀を握り、そこで無心に稽古に努めた。
それから時間が経ち、朝飯の香りが漂ってきた頃、道場にイーラジュ師匠が現れた。
「よぅ、バカ弟子。精が出るじゃねぇか」
「師匠、お怪我は?」
「かしこまるんじゃねぇ、やりずれぇ! うしっ、ちょいと庭に出ろや。朝飯前にちょいと揉んでやる」
「はっ、望むところだ。いつまでも俺がやられっぱなしだと思うなよ!」
「勝たしゃしねぇよ」
「怪我人が何を言う! やってやろうじゃねぇか!」
私たちは庭に出て、訓練用の木刀を向け合った。
こうしてまた師匠と稽古ができるだけでも、私は幸福だった。
「ずっと俺に負け続けろ。ずっとここでココロと一緒にいろ。俺にガキがいたら……きっとおめぇみてぇなバカ野郎だったさ……。いいか、ずっと、ここにいろ……わかったな?」
ずっとここに居ていいと言われた。
これほど有りがたい言葉はなかった。
「おう……。テメェに勝っても、ここに残ってやんよ」
この日、武家町のクルシュはイーラジュ様に百度挑んだ。
そしてその百度のうち最後の一度だけ、イーラジュから奇跡的に一本を取ることができたという。
たかが一本、されど一本。
しかし私には、竜将大会での優勝よりも遙かに嬉しい一本だった。
「肩の荷が降りた気分だ……。これでようやく隠居できるのかね。ああ、いつ死んでも悔いはねぇ……」
「死なせるかよ、バカ師匠」
「ココロと交際していいぜ……」
「なっ?!」
「ガキでもなんでもどんどんこさえて、結婚しちまえ。次のイーラジュが生まれたんだ、ガキなんて隠居した俺が育ててやる。どんどん生ませろ、いいな?」
「よくねーよ! 全面的によくねーってのっ!」
「俺ぁガキが欲しいんだよっ、俺が認めたお前とココロのガキがっ! 早くしろっ、俺ぁお爺ちゃんって呼ばれてーんだよっ!」
キョウの連中は変人ばかりだ。
どいつもこいつもわがままで、へそが曲がってて、結局のところ自分本位なやつらばかりだ。
だが私はキョウの人々を愛している。
私の優勝を祝福し、大歓声をくれる、風見鶏でお調子者の彼らが大好きだ。
「大声でおかしなこと言わないで下さいっ! 外を出歩けなくなるではないですかっ!」
大声でバカなことを抜かすイーラジュ様に、背後より我らが女中殿が忍び寄り、手に持ったハタキで後頭部をコツンと叩いた。
「だ、だけどよぉ、コロロォ……」
「イーラジュ様ッ、貴方は何歳になりますかっ!!」
「ろ……64に……なるぜ……?」
まったくしょうもない64歳児もいたものだった。
完
左右から静かな寝息が聞こえた。
それはココロさんとティティスの寝息だった。
私は二人を起こさないように布団を出ようとした。
しかしそうはいかなかった。
見張りの二人に私は左右から腕を拘束されてしまった。
「お、お前らなっ、何をはしたないことしてんだよ……っ!?」
「んなこと今はどーでもいいよっ! 頭の故障、治った?」
「機械に対する質問みてーだな」
「夢っ、貴方の夢はなんですか、クルシュさんっ!」
「私の夢ですか?」
私は昨日、竜将大会に優勝した。
大きな夢の一つをついに叶えた。
「そんなの決まっているではないですか。 私の夢は――」
それほどまでに私を心配してくれているのか、二人は喉を鳴らして私の返答を待った。
「イーラジュの野郎に今度こそ勝って、真の意味での大陸最強の男となることだっ!! 勝ち逃げなんて絶対にさせねぇ!!」
「やったぁぁーっっ、成功だぁぁーっっ!!」
「俺はもうっ、夢も仲間も捨てたりなんてしねぇ!!」
「よかった……よかったです……。本当に、元のクルシュさんに戻って……」
私は正気に戻った。
私を突き動かしていた何かは消滅し、私は私の意思で本当の最強を目指すことにした。
イーラジュ。そして次の世代のイーラジュ。
それにソコノネの迷宮に眠るヤバいやつら。
それらを倒さずに逃げて、何が最強だろうか。
私を生み出した何者かには悪いが、これにてプロジェクトは完結。
私は私の人生を生きさせていただく。
「念のため言うけど、次逃げたら許さないから」
「こええよ、おい……」
「はい……一生をかけてでも、私たちを捨てたことを後悔させていただきます」
「こ、怖いですよ、ココロさん……」
ココロさんは時々、姉のキョウコさんが背中に帯びていた、あの呪いのオーラを放つときがある。
「絶対逃がさないから」
「はい、絶対、逃がしせませんから。逃げても、私は地の果てまでクルシュさんを追いかけます」
血、血か……やはりこれは血なのか……。
もしや私は軽率にも、キョウで一二を争う怖ろしい女性を口説いてしまったのでは……。
「ほら返事っ! ココロが闇堕ちするよー?」
「それはご勘弁を! 約束します、もう二度と、お二人とこの地を捨てたりなんてしませんっ!!」
「本当ー?」
「私は一生を、この温かく人情味のあるキョウの民と、偉大なる聖帝に尽くして生きるとお約束します」
今日まで突き動かされてここまできたが、これこそが私の望みだ。
「私は千竜将軍イーラジュの弟子!! この国を陰から守護する、スーパーヒーローとなる男なのですから!!」
私の夢は叶った。
だが私の夢の先には新たな道が拓けている。
真の力を得た私は、これからスーパーヒーローとなろう。
スーパーヒーローの戦いに終わりはない。
私はキョウの守護者となって悪と戦おう。
具体的にどんな悪がいるかは、これからリサーチしてゆく形となるが、そこはなんとかなろう……!
「クルシュ様、では一つお願いが……」
「は、なんでしょうか、ココロさん」
「私、クルシュさんを縛り付けたいです」
「……は、はいっ!?」
「結婚がいいと思うんです……。でも、結婚は早いですよね……ですからっ、今日から私と、結婚を前提にお付き合いして下さいっ!!」
ズレているのやら、真面目なのやら、どっちなのやら……。
ココロさんは束縛女……と呼ばれる女性に成長する可能性もあるのだろうか……。
「あーーっ、あたしもあたしもっ! ココロがそうするならあたしもっ!」
「いや乗り合い馬車に駆け込むんじゃないんだからよ、んな勢いで乗るもんじゃねーだろ……」
「言っとくけど、あたしら捨てようとしたクルシュが悪いんだからね?」
「捨てられかけて、気づきました……。捨てられるくらいなら、どんな手を使ってでも、私の隣に居させなきゃダメだってっ!」
嬉しい申し出だが私は迷った。
また急に執着を失い、新しい夢に目覚めて旅立つ日がくるのではないかと。
だが、それはそれとして、これは……。
私が憧れたモテモテのスーパーヒーローの有り様なのではないか……?
そもそも私は選べない。
私は両方の女性に惹かれている。
こんなことを口にしたら世間様に尻を蹴られてしまうが、私は両方が欲しい!
「ココロさん、ティティスさん、私でいいのですか……? 私のようなバカで不器用な男で、本当によろしいのですか……?」
「もちろんですわ。仮に冷め切ったら、そこで別れればいいだけのことですもの」
「ドライ過ぎんだろ、お前っ?!」
「け、結婚式はっ、お世話になったここで開きたいです……っ!」
「ココロさんもココロさんで気が早くありませんっ?!」
とにかくこのまま左右を囲まれたままではまずい。
私は布団を飛び上がり、寝間着姿のまま外廊下に逃げ出た。
行き先は当然、道場だ。
朝の道場で私は木刀を握り、そこで無心に稽古に努めた。
それから時間が経ち、朝飯の香りが漂ってきた頃、道場にイーラジュ師匠が現れた。
「よぅ、バカ弟子。精が出るじゃねぇか」
「師匠、お怪我は?」
「かしこまるんじゃねぇ、やりずれぇ! うしっ、ちょいと庭に出ろや。朝飯前にちょいと揉んでやる」
「はっ、望むところだ。いつまでも俺がやられっぱなしだと思うなよ!」
「勝たしゃしねぇよ」
「怪我人が何を言う! やってやろうじゃねぇか!」
私たちは庭に出て、訓練用の木刀を向け合った。
こうしてまた師匠と稽古ができるだけでも、私は幸福だった。
「ずっと俺に負け続けろ。ずっとここでココロと一緒にいろ。俺にガキがいたら……きっとおめぇみてぇなバカ野郎だったさ……。いいか、ずっと、ここにいろ……わかったな?」
ずっとここに居ていいと言われた。
これほど有りがたい言葉はなかった。
「おう……。テメェに勝っても、ここに残ってやんよ」
この日、武家町のクルシュはイーラジュ様に百度挑んだ。
そしてその百度のうち最後の一度だけ、イーラジュから奇跡的に一本を取ることができたという。
たかが一本、されど一本。
しかし私には、竜将大会での優勝よりも遙かに嬉しい一本だった。
「肩の荷が降りた気分だ……。これでようやく隠居できるのかね。ああ、いつ死んでも悔いはねぇ……」
「死なせるかよ、バカ師匠」
「ココロと交際していいぜ……」
「なっ?!」
「ガキでもなんでもどんどんこさえて、結婚しちまえ。次のイーラジュが生まれたんだ、ガキなんて隠居した俺が育ててやる。どんどん生ませろ、いいな?」
「よくねーよ! 全面的によくねーってのっ!」
「俺ぁガキが欲しいんだよっ、俺が認めたお前とココロのガキがっ! 早くしろっ、俺ぁお爺ちゃんって呼ばれてーんだよっ!」
キョウの連中は変人ばかりだ。
どいつもこいつもわがままで、へそが曲がってて、結局のところ自分本位なやつらばかりだ。
だが私はキョウの人々を愛している。
私の優勝を祝福し、大歓声をくれる、風見鶏でお調子者の彼らが大好きだ。
「大声でおかしなこと言わないで下さいっ! 外を出歩けなくなるではないですかっ!」
大声でバカなことを抜かすイーラジュ様に、背後より我らが女中殿が忍び寄り、手に持ったハタキで後頭部をコツンと叩いた。
「だ、だけどよぉ、コロロォ……」
「イーラジュ様ッ、貴方は何歳になりますかっ!!」
「ろ……64に……なるぜ……?」
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