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竜将軍大会第五回戦(準決勝):最強厨クルシュ VS 百鶫長ナフィ
・世界の真実、聖帝ジントの正体 - なんだ、昭和か -
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鴉の鳴き声が聞こえる。
豆腐屋のもの悲しいハーモニカの音色と、夕飯の香りがする。
今や無き、ちり紙交換車のスピーカー音。
はしゃぐ子供の声や、わらべ歌の声もした。
酷く懐かしい感覚に私は今しばらくを微睡み、しかしふと違和感に身を起こした。
「…………なんだ、昭和か……」
これは夢だろう。
私は一階立ての借家、古きゆかしき【文化住宅】と呼ばれる遺物の中で目を覚ましたゆえ、キョウに帰るべく目を閉じた。
しかし一向に夢から覚める気配がない。
やむなく私は布団から身をもたげ、己の手を確かめた。
よかった。
私はキョウの人気者、未来を信じる熱い男クルシュのままだった。
「ってことは……。なんだよここっ、昭和かっ!?」
私は再現度100%と言ってもよい、それはもう見事な文化住宅にいる。
なれば次に玄関の引き戸に飛び付いて、金属棒を差し入れるだけの前時代的な鍵を外し、外に飛び出すのは道理だった。
「ぬああああああっっ?! 昭和ああああああっっ?!!」
中も外も昭和。
まるでテーマパークみたいな再現度100%の世界に私は迷い込んでいた。
通りにはチャリをこぐ豆腐屋。
かくれんぼうをする子供たち。
そして赤く燃えるような夕空があった。
もしかしたらあの通りを曲がれば、そこには私が父と母と暮らしていた家があるかもしれない。
そこで亡くなった父と母が、私の帰りを待っていてくれるかもしれない。
まだ寝ぼけているのか、そんなありもしない白昼夢が私には見えた。
「すげぇ……テーマパークにきたみてぇだ……」
私はその奇妙な世界をぶらついた。
いくら探しても私の家は見つからなかった。
当然である。
もう遙か昔に取り壊されてしまったのだから、そんなのは当たり前のことだった。
「聖、帝……?」
そんな郷愁に胸がいっぱいになる世界で、聖帝が杖を突いてこの路地裏にやってきた。
「ほっほっほっほっ、クルシュくんの趣味にドンピシャじゃったようだのぅ。よっ、ワシ聖帝じゃ」
「なんだ……ここ、現実か……」
「やはりクルシュくんはこの時代の生まれじゃったか」
「まさか、爺さんもなのか……?」
こちらの問いに聖帝は顎を撫でて考えた。
「ワシの話をするには条件がある。クルシュくん、君はどこからきて、何を目的にしているのか、そろそろ教えてくれないか?」
互いに隠していることを吐き出し合おう。
そう言っているのだろうか。
「ククルクルスからきた。俺の目的は、最強の男になることだ」
「そりゃキョウの人間なら、今や誰だって知っとることじゃわい」
「俺は質問に答えただけだぞ」
「あー、なら、ククルクルスでは何しておった?」
「何って、小さな豪族の次男に生まれ、野心のままに出世を求めて宮廷に仕えていた」
「知っとるよ、人を送って調べさせたからのぅ」
「おい……」
「で、その前は何しとった?」
「ああ、転生のことか? 爺さんもやっぱり転生者だったんだな」
結局のところ私たちは同じ転生者だ。
これからも協力し合っていけるだろう。
そう私は思っていたのだが、爺さんは難しい顔をした。
「なにそれ、知らん」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ! ならなんで日本知ってるんだよ!? マンガ知ってるんだよ!? 転生したからだろっ!?」
「ほーー、なるほどのぅ……」
「何がだよっ!?」
この再現度、生活感、日本文化を知らないだなんてあり得ない。
「ワシは西暦2200年生まれの日本人じゃ」
「おお、やっぱり日本人だったのかっ!」
「ワシの時代、君らの時代のせいでピンチでのぅ……。ワシ、地の底のシェルターで生まれ、シェルターの中で育ったんじゃよ」
「え、SFか……?」
「そっちこそ昭和じゃろ、ほっほっほっ!」
「ならなんで昭和知ってんだよっ!?」
「それはワシが、古きよき時代・21世紀マニアだからじゃ!」
「なんだ、ただのマニアか、ならしょうがねぇか……」
私はこの作り物の世界をグルリと一望した。
残念だが、時計の針が逆回転に回ることはあっても、そんなことをしても時は戻せない。
「ちなみに今は、西暦2825年な」
「へーー……」
西、暦……?
はぁっ、西暦2825年っっ?!
「ちょ、ちょまっ、サラッと今爺さんっ、とんでもないこと言っただろっ?! 西暦ってどういうことだよ!?」
「どうもこうもないわい。クルシュくんは最初から、転生なんぞしとらん」
し……して、なかったのか……?
だって、なら、なんで……。
「ならなんで俺はクルシュとして生きている!? 親が経営していた地方書店を潰してしまった冴えないオヤジはどこいったよっ!?」
「知らん」
「知らんで済まさんでくれよ、聖帝様!」
「ほっほっほっほっ、知らんが仮説なら上げられるぞい」
仮説。定かではない推測の話か……。
「教えてくれ。知りたい、なぜ俺がここにいるのか知りたい……! それが仮説でも!」
「死んだ時のこと、覚えとる? 冴えないおっさんだった頃の」
「山で遭難した……。季節が悪くてな、あれは凍死だった……。洞窟の中に逃げ込んだんだが、そこに雪がなだれ込んできてな……」
聖帝はポンと手を叩いた。
「核戦争があったんじゃよ、昔」
「マジかよ、SFじゃん」
「その時にワシら人類、遺伝情報がぶっ壊れてしもうての。奇形や臓器不全、白血病が爆発的に増え、滅びちゃったんじゃよ、ワシら」
「いや生きてんじゃん」
顔を指さしても聖帝は笑うだけだった。
「そこでワシらは探した。汚染されていない人類を。ワシらは氷河の中からそれを見つけ出し、地上で生きられる新しい人類を造った」
「……つまり?」
「ワシらが発掘したのはクルシュくんではなかった。ワシらではない別のチームが発掘したのが、クルシュくんじゃったのだろう」
私は転生していなかった。
そもそも死んでいなかった。
ということになるが、それではこの肉体の説明が付かない。
「ならこの身体はなんだってんだ?」
「ワシの推測では、クルシュくんを作り出した存在は、超人が造りたかったんじゃろう」
超人。嫌いな言葉ではない。
スーパーヒーローによくある言葉だった。
豆腐屋のもの悲しいハーモニカの音色と、夕飯の香りがする。
今や無き、ちり紙交換車のスピーカー音。
はしゃぐ子供の声や、わらべ歌の声もした。
酷く懐かしい感覚に私は今しばらくを微睡み、しかしふと違和感に身を起こした。
「…………なんだ、昭和か……」
これは夢だろう。
私は一階立ての借家、古きゆかしき【文化住宅】と呼ばれる遺物の中で目を覚ましたゆえ、キョウに帰るべく目を閉じた。
しかし一向に夢から覚める気配がない。
やむなく私は布団から身をもたげ、己の手を確かめた。
よかった。
私はキョウの人気者、未来を信じる熱い男クルシュのままだった。
「ってことは……。なんだよここっ、昭和かっ!?」
私は再現度100%と言ってもよい、それはもう見事な文化住宅にいる。
なれば次に玄関の引き戸に飛び付いて、金属棒を差し入れるだけの前時代的な鍵を外し、外に飛び出すのは道理だった。
「ぬああああああっっ?! 昭和ああああああっっ?!!」
中も外も昭和。
まるでテーマパークみたいな再現度100%の世界に私は迷い込んでいた。
通りにはチャリをこぐ豆腐屋。
かくれんぼうをする子供たち。
そして赤く燃えるような夕空があった。
もしかしたらあの通りを曲がれば、そこには私が父と母と暮らしていた家があるかもしれない。
そこで亡くなった父と母が、私の帰りを待っていてくれるかもしれない。
まだ寝ぼけているのか、そんなありもしない白昼夢が私には見えた。
「すげぇ……テーマパークにきたみてぇだ……」
私はその奇妙な世界をぶらついた。
いくら探しても私の家は見つからなかった。
当然である。
もう遙か昔に取り壊されてしまったのだから、そんなのは当たり前のことだった。
「聖、帝……?」
そんな郷愁に胸がいっぱいになる世界で、聖帝が杖を突いてこの路地裏にやってきた。
「ほっほっほっほっ、クルシュくんの趣味にドンピシャじゃったようだのぅ。よっ、ワシ聖帝じゃ」
「なんだ……ここ、現実か……」
「やはりクルシュくんはこの時代の生まれじゃったか」
「まさか、爺さんもなのか……?」
こちらの問いに聖帝は顎を撫でて考えた。
「ワシの話をするには条件がある。クルシュくん、君はどこからきて、何を目的にしているのか、そろそろ教えてくれないか?」
互いに隠していることを吐き出し合おう。
そう言っているのだろうか。
「ククルクルスからきた。俺の目的は、最強の男になることだ」
「そりゃキョウの人間なら、今や誰だって知っとることじゃわい」
「俺は質問に答えただけだぞ」
「あー、なら、ククルクルスでは何しておった?」
「何って、小さな豪族の次男に生まれ、野心のままに出世を求めて宮廷に仕えていた」
「知っとるよ、人を送って調べさせたからのぅ」
「おい……」
「で、その前は何しとった?」
「ああ、転生のことか? 爺さんもやっぱり転生者だったんだな」
結局のところ私たちは同じ転生者だ。
これからも協力し合っていけるだろう。
そう私は思っていたのだが、爺さんは難しい顔をした。
「なにそれ、知らん」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ! ならなんで日本知ってるんだよ!? マンガ知ってるんだよ!? 転生したからだろっ!?」
「ほーー、なるほどのぅ……」
「何がだよっ!?」
この再現度、生活感、日本文化を知らないだなんてあり得ない。
「ワシは西暦2200年生まれの日本人じゃ」
「おお、やっぱり日本人だったのかっ!」
「ワシの時代、君らの時代のせいでピンチでのぅ……。ワシ、地の底のシェルターで生まれ、シェルターの中で育ったんじゃよ」
「え、SFか……?」
「そっちこそ昭和じゃろ、ほっほっほっ!」
「ならなんで昭和知ってんだよっ!?」
「それはワシが、古きよき時代・21世紀マニアだからじゃ!」
「なんだ、ただのマニアか、ならしょうがねぇか……」
私はこの作り物の世界をグルリと一望した。
残念だが、時計の針が逆回転に回ることはあっても、そんなことをしても時は戻せない。
「ちなみに今は、西暦2825年な」
「へーー……」
西、暦……?
はぁっ、西暦2825年っっ?!
「ちょ、ちょまっ、サラッと今爺さんっ、とんでもないこと言っただろっ?! 西暦ってどういうことだよ!?」
「どうもこうもないわい。クルシュくんは最初から、転生なんぞしとらん」
し……して、なかったのか……?
だって、なら、なんで……。
「ならなんで俺はクルシュとして生きている!? 親が経営していた地方書店を潰してしまった冴えないオヤジはどこいったよっ!?」
「知らん」
「知らんで済まさんでくれよ、聖帝様!」
「ほっほっほっほっ、知らんが仮説なら上げられるぞい」
仮説。定かではない推測の話か……。
「教えてくれ。知りたい、なぜ俺がここにいるのか知りたい……! それが仮説でも!」
「死んだ時のこと、覚えとる? 冴えないおっさんだった頃の」
「山で遭難した……。季節が悪くてな、あれは凍死だった……。洞窟の中に逃げ込んだんだが、そこに雪がなだれ込んできてな……」
聖帝はポンと手を叩いた。
「核戦争があったんじゃよ、昔」
「マジかよ、SFじゃん」
「その時にワシら人類、遺伝情報がぶっ壊れてしもうての。奇形や臓器不全、白血病が爆発的に増え、滅びちゃったんじゃよ、ワシら」
「いや生きてんじゃん」
顔を指さしても聖帝は笑うだけだった。
「そこでワシらは探した。汚染されていない人類を。ワシらは氷河の中からそれを見つけ出し、地上で生きられる新しい人類を造った」
「……つまり?」
「ワシらが発掘したのはクルシュくんではなかった。ワシらではない別のチームが発掘したのが、クルシュくんじゃったのだろう」
私は転生していなかった。
そもそも死んでいなかった。
ということになるが、それではこの肉体の説明が付かない。
「ならこの身体はなんだってんだ?」
「ワシの推測では、クルシュくんを作り出した存在は、超人が造りたかったんじゃろう」
超人。嫌いな言葉ではない。
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