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第四章 アーディル十七歳

もしかして…?

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[フィルディア視点]

「ふあっ!あ、あぁ…。も…ゆるひ…て……」

「ダメですよ。まだ足りてません…」

俯せにされた体は、もうどこにも力が入らないというのに、アーディル様の動きは止まることがありませんでした。

「ひゃふっ!!」

パン!と大きな音を立てて体が密着すると、体内に熱が放たれたのを感じます。
もう何度目になるのか覚えてません?

「ふ…。フィル…。フィル、もう勝手にいなくならないでくださいね?母上の所でも勝手に行ってはダメですよ?」

「ひぅ…」

一向に勢いの衰える気配のないアーディル様のに中を擦りあげられ、声が抑えられません。

これ、いつになったら終わるのでしょうか?

喘ぎ続けたからか、喉も苦しくなってきてますし、何より身体全体に力が入らず、指一本動かせないほどにワタクシは力尽きています。

……今後は《瞬間移動テレポート》で、すぐに戻るようにしなければなりませんね。

以前にフェリテから、父様と母様の話を聞いた時は、大袈裟なと思ってましたが、他人事ではないですね、これは。

というか、母様に対する父様と似たような気がするのですが、まさかアーディル様は《ストーカー》なんて増えてませんよね?
だって、母様やラフィンから発生しにくくなっていると聞いていますもの。

ぐったりしつつもそんなことを考えている時でした。

「そうそう。新しいスキルが増えたんですよ?フィルも一緒に試してみましょう♪」

「ふえ?っ!?ひあ、あぁぁぁっ??」

アーディル様の指が胸の尖りを摘み上げた瞬間、ワタクシの中が収縮し、中のアーディル様を締め付けると、今までとは違う感覚が全身を駆け抜けたのです。

「ひぁ…。ゃぁぁ…、何これ、何これぇ……」

体の一部が、キュウキュウと柔らかなものに絡まれながら締め上げられているのに、それが背筋を走り抜けるような快楽を与えてきたのです。

「ん…。《同調シンクロ》の具合はどうですか?私がフィルをどう感じているのか、分かりましたか?」

グイッと腰を押し付けられると、さらにキツく締め付けられる感覚が強まりました。

つまり、今のワタクシが感じていることを、アーディル様の体がいつも感じているということですよね?

「ふふ。私の方を体験したら、次はフィルの方を体験くださいね?」

そう言って微笑んだアーディル様は、ワタクシに自身の快楽を教え、さらにワタクシの身体がアーディル様のどの動きにどういるのかを、時折止まりつつも満足するまで調べ尽くされたのです。

………これ、絶対。《ストーカー》増えてますよね?起きたら、絶対にステリナに確認してもらいましょう。

こんな事が続けば、間違いなくワタクシはおかしくなってしまいます。
場合によっては、王妃様にお願いした上で、ラフィンに《スキル管理》をしてもらわなければです……。


※※※※※※※※※※※

更新遅れておりますが、お読み頂きありがとうございます。
エロ回が多い章になってますが、次は普通です。
初夜回は長いでしょうと予想されます。←予想違うw
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みんなの感想(26件)

きんた
2021.08.15 きんた

ぱちぱちぱち👏👏👏
ようやく!
ついに!
めでたい!!!

ミアキス
2021.08.15 ミアキス

いや、まだお預けやし‪w

解除
花雨
2021.08.10 花雨

お気に入り登録しときますね♪

ミアキス
2021.08.10 ミアキス

初めまして。登録ありがとうございます。
花雨さんもお書きになってますので、私も登録させていただいて、後になりますが読みに行かせていただきますね。

解除
きんた
2021.06.26 きんた
ネタバレ含む
ミアキス
2021.06.26 ミアキス

だって、父親と兄は《ストーカー》ですから。
問題ない!!

解除

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