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其の83 言い争い*敗け

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「は、ぁ♡ ぅぷ♡」

 じゅぽ。
 じゅぷ。

 れろ――……。

「っふ、いい眺めだな」
 ベッドに腰をかけるドロヌトクロトファー。
 下に降り、三好は彼のペニスを頬張った。
 口腔いっぱいに、彼の味が広がる。
「んんン♡ ふおぁ゛♡ んぷ♡」
(おっきい♡ 美味しい♡♡)
 夢中に三好も、舌を動かし、舐め誉める。
 手も、上下に扱いて動かす。
 飲みきれない先走り汁が、涎と一緒に顎を伝う。
「美味しいのか? ふはは! 腰も揺れているではないか」
 その言葉に、三好の頬も紅潮する。
「ぅ、ううう゛」
 口腔から茎を引き抜く。
「気持ちよくないなら止めますよ?!」
 唇を突き出して言う。
 身体を小刻みに震えさせる三好に。
「止めるな。気持ちはいいぞ。さっさっと、咥え直せ」
 上から物を言うドロヌトクロトファーに、三好は口元を拭った。
「も。今日はしません。とっとと、帰って下さい」
「貴様は、何を言っているのだ?? まだ、射精っていないぞ? 私は」
 たじろぐ彼に、三好も。
(オレもだよ!)
 胸中で毒気吐く。
(なんで、オレもこの人の甞めてんの?? もう、訳が分かんないよ!)
 
 ドキドキ。

 ドキドキドキ。

 俯く三好に。

「暫く、寄れないのだから。貴様も、私のをきちんと味わえ」

 ドロヌトクロトファーが言い放った。
「え?」
 素直に三好も驚く。
 勢いよく、顔を上げた。
「な、んでです、か??」
 顔の表情もない。
 それに笑顔で、
「いや、何。他の惑星での戦いが押されていて、他の部署である将軍の私にも声がかかったのだ。だから、この地球から離れる訳だ」
 ドロヌトクロトファーが説明する。
「どれ、ぐらいですか?? っべ、別に、オレには関係ないですけどね」
 とりつくったように三好が言い放つ。
「さてな。戦況にもよるがひょっとしたら、一年以上かもな」

 ぞわ。

 ぞわわわ!

「ぇ、そ……」

 そんなに? と言う言葉が出てこない。
 動揺しているということに動揺する三好が居る。
(その間、期間……オレ、どうしたら、いいの??)
 怪人も、来ない。
 とらも、来ない。

 誰と。
 誰に、この熱を解消してもらえばいいのか。
 疼くアナルに、三好も。
 顔を真っ青にさせた。

「何。貴様はドレ――ッとらとするだろうが。いや、あいつに嫌われたのだったなァ。貴様は」

 ドロヌトクロトファーが吐き捨てるように言う。

「人間に強請るのかな? 貴様が、我慢が出来るとは思えないな」
 彼が、三好の頭部に手を当てた。
「今、ある私のペニスを咥えなければ」
 髪を鷲掴みし、上に向けさせた。
「いつ、満足の出来るSEXがれるのだ?? ダイキ」

 くら。

 くらくら――……。

「さ。こっちに来い」
「ん」
 三好がベッドに上った。

 ギシ。

 下は脱がされたままだ。
 三好も勃起っている。
 先走り汁も、ダダ漏れの状態で。

「本当に淫乱になったものだ。人間のくせに」

 カカカカ!

「そ、そんな身体にしたのは! クロさんの怪人のせいじゃないですか‼」
 涙声で反論するも。

「《魔法少女》にした、貴様の『おじさん』にも原因があるのではないか?」

 論破されてしまう。
 ぐぅ、の音も出ない。
「足を開くのか? 開かないのか?? 開かないと硬くなに言うのなら、もういい。私は戦火に行くが。いいのか? 貴様はそれでも」
 からかうように聞く彼に。

「よ゛ぐない゛でず」

 涙で声がぶれる。
 鼻声にもなる。

「ごめん゛な゛ざい゛……欲《ぼぉ》じい゛でず」

 ようやく言った三好に。

「ほら。足を開け」

 冷酷にドロヌトクロトファーが指示する。
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