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其の80 浴室事変*メスととら

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 こし。

 こしこし。

「どうだ? こんなものか??」
「はい。丁度いい力加減ですよ」

 ドロヌトクロトファーは、三好を起こした。
 そのまま、ことを進めることは出来たにも関わらず。
「ふふん。嬉しかろう」
 その言葉に、
(いや。別に……)
 三好が、胸の中でぼやいた。
「あの、もう自分で出来ますから。貸して下さい」
 ボディタオルに、手を伸ばす三好に。
「なんでだ。気持ちいいのだろう??」
「オレは、子供じゃないです。自分で出来ます!」

 イラ。

 イライラ。

 ドロヌトクロトファーの、胸が高鳴る。
「いや。駄目だ。貴様の隅々まで、私が磨こう」
「っへ??」

 グチュ。

「ふぁ♡」
 彼の持つ、ボディタオルが、
「ここが弱いのか? 貴様は」
 胸の突起を擦る。
 硬い素材のものが、三好は好きで。
 ボディタオルの全面が、ざらついている。
 それが敏感な箇所に充てられ、擦られる。

「ひゃ゛♡ んひィ♡」

 声を押し殺しながら、三好が喘ぐ。
「? どうした、声を出せ。その可愛い声を」
「――~~ッッ!?」

 ザリ――……。

 びゅ。

「あ゛、っは、ぁ゛♡」

 びゅるるるるる!

 ぼた、たたた。

 射精った三好が、後ろのドロヌトクロトファーに身体を預けた。
「なんだ。この程度で射精ったのか。貴様は」
 嘲笑する彼。

 カカカカカカ!

「も。いい加減に、し――」

 立ち上がろうとするも。
 それをドロヌトクロトファーが阻止をする。
「おい。誰が行っていいと許可をした?」
「許可なんか、必よ……――んぶ??」
 言い返す三好の口を、唇で封じた。
 舌が差し込まれ、口腔を嘗め回される。
 そして、舌を絡められる。

 ちゅぶ。

 じゅぶ。

「は♡ ん、っはぁ゛♡」

 三好の表情もトロ顔になる。
 知らずに腰も揺れだす。
「ふはは。欲しいのか? 私のペニスが?」
 舌を口腔から出し、三好に尋ねた。
 涎を拭こうともしない三好の涎を舐め誉めた。
 そして。

「欲しいのなら、股を拡げろ」

 耳元で、ドロヌトクロトファーが囁く。
「また……♡」
 三好は向き合う格好になる。
「こ、ぅ♡?」
 身体が、小刻みに震えていた。

「ああ。上出来だ」

 ドロヌトクロトファーは三好の足を肩に担いだ。
 そして、アナルに、自信をあてがうと。
「貴様にしてはな」

 ッズ!

 ズプププ――……。

「え゛♡? ゃ゛、ぬ゛ィ゛で! も、や゛♡‼」
「の割に、畝って。私を煽っているぞ。貴様の穴は」
「!? ぃ、わないでぐだざいぃ~~♡‼」

 ズポ!

 グポ!

 パン! パン! パン‼

「ひぁ゛♡ も、ほんどに、ぃ゛♡」
 三好はドロヌトクロトファーも背中に腕を回していた。
 すがりついている格好だ。
「ああ。ここでは、後2回で止めて、後は部屋でだ」
 激しい旋律が三好の中で起こる。
 感じたことのないものだった。

「ふぁ、あああああんんん♡♡♡」

 ガクガクガク。

 精液は出ないのに、まるで射精ったかのようなだるさだった。
「はひ、ねが、も……ぅ、ううう」
「ああ。そうだな、貴様の中に出してやろう! っは!」
「ぅ、んひぃ♡」

 ダクダクダク。

 びゅるるるるる。

「中、ゃだぁ、あ゛あぁ゛♡♡」
「はは。メスの顔だな」
「ふ、ぁあ゛♡♡ 中、あづぃ゛♡」

 その行為を、扉の前で聞く人影があった。
 足元にはバスタオルが落ちている。

 居たのは、とらだった
 表情はなく。

 唇を噛み締めていた。
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