45 / 93
第45話 希望
しおりを挟む
「そろそろちび姫のお守も卒業ねぇ」
岡町が、アリスの戦いぶりを見てそう呟く。
ここはBランクダンジョンで、現在アリスは姫ギルドに最近入った新人二人を率いて魔物の殲滅を危なげなく行っていた。
「ああ、あんまりやり過ぎると役立たずになっちまうからな」
ギルドによる育成は、やり過ぎると危機的状況で何も出来なくなる残念なプレイヤーを作り出す要因となる。
ネットなどで養殖と揶揄される所以だ。
姫ギルドはその辺りに気を使い、同行する指導者は余程の事がない限り手を出さない決まりになっていた。
あくまでも自主的にダンジョン攻略を行わせる。
それが基本方針だ。
そしてその育成も、他と比べてかなり早い段階で打ち切られる。
自主的とは言え、保護者がいるリスクのない状況は所詮ぬるま湯。
極端な養殖行為と程度の差はあれ、結局そのままでは実戦で背中を預けられる様なプレイヤーになど育たない。
なので教育係が行けると判断した時点——だいたいはBランク――で育成は打ち切られ、そこからギルドにとって戦力と呼べるAランクまでは自力で上がってくる必要があった。
まあちび姫はまだレベルは120程だが、彼女には優秀なユニークスキルがあるのでもうそろそろ十分だろう。
「ちび姫には頑張って貰わないと。私も幸保も、もう自力は絶望的だものねぇ」
「ああ。5年過ぎるとほとんど不可能って言われてるからな。アリスだけが頼りだ」
レベル999の壁。
5年努力しても突破できない様なら、もうそこから先に進むのは難しいと言われている。
そして俺と岡町がレベル999になったのは、5年前。
つまり通説通りなら、俺達はもうSランクには上がれないって訳だ。
しかし、それを何とかする可能性を姫路アリスは秘めている。
俺達二人はそれに期待していた。
「人頼みってのは少し情けない話だけど……」
「まあな……けど、諦められないんだからちび姫に賭けるしかねぇだろ?ガキの頃からの夢だったんだからよ」
俺達の夢は、Sランクのプレイヤーになる事だった。
「そうね」
俺と岡町は腐れ縁だ。
お互い6歳の頃に親を亡くし、ほぼ同じタイミングで同じ施設に放り込まれている。
そう言う事情もあってか、妙に岡町とは馬があって今まで一緒にやって来ていた。
そんな俺とあいつがSランク冒険者に憧れたきっかけは、14の時だ。
施設が火事になって、俺と岡町は炎に巻かれて施設内に取り残されてしまったのだが……そこに颯爽とヒーローが現れた。
当時、日本でただ一人と言われたSランクプレイヤー。
御剣光喜。
その彼がたまたま現場に居合わせ、俺達を救い出してくれたのだ。
その力強さに憧れ、俺達はSランク冒険者になりたいと強く憧れた。
そして程無くして俺と岡町は覚醒し、夢を叶えるべくダンジョン攻略を始める。
ま、単純明快な理由だ。
で、15年かけて999にまで辿り着いてみたはいい物の、二人そろって壁に阻まれ5年。
正直、もう半分諦めかけていたんだが……
そこに姫路アリスが現れる。
いやまあ、ギルドマスターの妹だから以前からもちろん知ってはいたぞ。
あくまでも希望の象徴としての意味での現れただ。
「コングラッチレーション!三人とも攻略おめでとう!」
「似合わねぇ横文字使うなよ」
「別にいいじゃないの」
ダンジョン攻略は順調に進み、ダンジョンボスを苦戦する事なくちび姫達は倒し終えた。
三人のレベルは、ダンジョンに入った時点ではちび姫が120。
それ以外の二人も、110程である。
つまり、全員レベルでいった場合のランクはCだ。
Bランクダンジョンの推奨レベルは低い物でも250という点を考えると、驚異の低レベルパーティーと言っていいだろう。
普通のプレイヤーならボスを倒す所か、道中の雑魚にさえ苦戦。
それどころか、下手したら初戦で全滅もあり得る。
にも拘らず、この三人が容易くダンジョンをクリアできたのは、ひとえに姫路アリスのお陰と言えるだろう。
ちび姫の持つユニークスキル【燃える闘士】は、敵が自分より強ければ強い程ステータスが強化される。
そして彼女には、もう一つユニークスキルがあった。
それは――【導く者】だ。
このスキルこそ、俺と岡町にとっての希望となる物だ。
その効果は自分よりレベルの低い仲間と自身の能力を大幅に強化し、そのレベルアップを加速し促すという物だった。
――そう、レベルアップを促してくれるのだ。
この効果に、俺達は期待していた。
壁によって上がらなくなった俺達のレベルを、彼女のスキルなら、ひょっとしたら引き上げてくれるのではないかと。
まあその為には、ちび姫が俺達よりもレベルが上――壁を越えてレベル1000になる必要があるが。
まあその点は心配ない。
ユニークスキルを複数持っているプレイヤーは、無条件でその壁を越えられると言われているからだ。
最近カイザーギルドが滝口って奴を勧誘して加入させたのも、そいつが二つ目のユニークスキルを得たからだと言われている。
確定でSランクに上がる人材なら、あそこが飛びつくのも無理はない。
「ふふふ、どう?これが私達の力よ」
ボス討伐を終えたちび姫が、意気揚々と俺達の方へとやって来る。
「ああ……ちび姫。今日でお前は卒業だ」
「やっとね。ま、私には最初っから保護者なんていらなかったけどね」
「あらそう?悠君がいなかったら、ちょっと危なかった所もあるんじゃない?」
「むっ!アレは気を効かせて混ぜて上げただけよ!その気になったら、あの時のボスだって私一人でどうにでもなったんだから!」
ちび姫は超がつく程負けん気が強い。
そこが若干懸念点ではあるが、それで足を掬われる様な心配はないだろう。
口ではこんな事を言ってはいても、ちゃんと現実を見据える冷静さは持ち合わせているからな。
「ま、とにかく今日で卒業だ。今後の躍進を期待してるぞ、ちび姫」
「まかして!あたしがお姉ちゃんとならんで、姫ギルドのもう一本の柱になって見せるから!」
ちび姫は胸を強く叩き、親指を立てた拳を此方へと向ける。
頼もしい限りだ。
岡町が、アリスの戦いぶりを見てそう呟く。
ここはBランクダンジョンで、現在アリスは姫ギルドに最近入った新人二人を率いて魔物の殲滅を危なげなく行っていた。
「ああ、あんまりやり過ぎると役立たずになっちまうからな」
ギルドによる育成は、やり過ぎると危機的状況で何も出来なくなる残念なプレイヤーを作り出す要因となる。
ネットなどで養殖と揶揄される所以だ。
姫ギルドはその辺りに気を使い、同行する指導者は余程の事がない限り手を出さない決まりになっていた。
あくまでも自主的にダンジョン攻略を行わせる。
それが基本方針だ。
そしてその育成も、他と比べてかなり早い段階で打ち切られる。
自主的とは言え、保護者がいるリスクのない状況は所詮ぬるま湯。
極端な養殖行為と程度の差はあれ、結局そのままでは実戦で背中を預けられる様なプレイヤーになど育たない。
なので教育係が行けると判断した時点——だいたいはBランク――で育成は打ち切られ、そこからギルドにとって戦力と呼べるAランクまでは自力で上がってくる必要があった。
まあちび姫はまだレベルは120程だが、彼女には優秀なユニークスキルがあるのでもうそろそろ十分だろう。
「ちび姫には頑張って貰わないと。私も幸保も、もう自力は絶望的だものねぇ」
「ああ。5年過ぎるとほとんど不可能って言われてるからな。アリスだけが頼りだ」
レベル999の壁。
5年努力しても突破できない様なら、もうそこから先に進むのは難しいと言われている。
そして俺と岡町がレベル999になったのは、5年前。
つまり通説通りなら、俺達はもうSランクには上がれないって訳だ。
しかし、それを何とかする可能性を姫路アリスは秘めている。
俺達二人はそれに期待していた。
「人頼みってのは少し情けない話だけど……」
「まあな……けど、諦められないんだからちび姫に賭けるしかねぇだろ?ガキの頃からの夢だったんだからよ」
俺達の夢は、Sランクのプレイヤーになる事だった。
「そうね」
俺と岡町は腐れ縁だ。
お互い6歳の頃に親を亡くし、ほぼ同じタイミングで同じ施設に放り込まれている。
そう言う事情もあってか、妙に岡町とは馬があって今まで一緒にやって来ていた。
そんな俺とあいつがSランク冒険者に憧れたきっかけは、14の時だ。
施設が火事になって、俺と岡町は炎に巻かれて施設内に取り残されてしまったのだが……そこに颯爽とヒーローが現れた。
当時、日本でただ一人と言われたSランクプレイヤー。
御剣光喜。
その彼がたまたま現場に居合わせ、俺達を救い出してくれたのだ。
その力強さに憧れ、俺達はSランク冒険者になりたいと強く憧れた。
そして程無くして俺と岡町は覚醒し、夢を叶えるべくダンジョン攻略を始める。
ま、単純明快な理由だ。
で、15年かけて999にまで辿り着いてみたはいい物の、二人そろって壁に阻まれ5年。
正直、もう半分諦めかけていたんだが……
そこに姫路アリスが現れる。
いやまあ、ギルドマスターの妹だから以前からもちろん知ってはいたぞ。
あくまでも希望の象徴としての意味での現れただ。
「コングラッチレーション!三人とも攻略おめでとう!」
「似合わねぇ横文字使うなよ」
「別にいいじゃないの」
ダンジョン攻略は順調に進み、ダンジョンボスを苦戦する事なくちび姫達は倒し終えた。
三人のレベルは、ダンジョンに入った時点ではちび姫が120。
それ以外の二人も、110程である。
つまり、全員レベルでいった場合のランクはCだ。
Bランクダンジョンの推奨レベルは低い物でも250という点を考えると、驚異の低レベルパーティーと言っていいだろう。
普通のプレイヤーならボスを倒す所か、道中の雑魚にさえ苦戦。
それどころか、下手したら初戦で全滅もあり得る。
にも拘らず、この三人が容易くダンジョンをクリアできたのは、ひとえに姫路アリスのお陰と言えるだろう。
ちび姫の持つユニークスキル【燃える闘士】は、敵が自分より強ければ強い程ステータスが強化される。
そして彼女には、もう一つユニークスキルがあった。
それは――【導く者】だ。
このスキルこそ、俺と岡町にとっての希望となる物だ。
その効果は自分よりレベルの低い仲間と自身の能力を大幅に強化し、そのレベルアップを加速し促すという物だった。
――そう、レベルアップを促してくれるのだ。
この効果に、俺達は期待していた。
壁によって上がらなくなった俺達のレベルを、彼女のスキルなら、ひょっとしたら引き上げてくれるのではないかと。
まあその為には、ちび姫が俺達よりもレベルが上――壁を越えてレベル1000になる必要があるが。
まあその点は心配ない。
ユニークスキルを複数持っているプレイヤーは、無条件でその壁を越えられると言われているからだ。
最近カイザーギルドが滝口って奴を勧誘して加入させたのも、そいつが二つ目のユニークスキルを得たからだと言われている。
確定でSランクに上がる人材なら、あそこが飛びつくのも無理はない。
「ふふふ、どう?これが私達の力よ」
ボス討伐を終えたちび姫が、意気揚々と俺達の方へとやって来る。
「ああ……ちび姫。今日でお前は卒業だ」
「やっとね。ま、私には最初っから保護者なんていらなかったけどね」
「あらそう?悠君がいなかったら、ちょっと危なかった所もあるんじゃない?」
「むっ!アレは気を効かせて混ぜて上げただけよ!その気になったら、あの時のボスだって私一人でどうにでもなったんだから!」
ちび姫は超がつく程負けん気が強い。
そこが若干懸念点ではあるが、それで足を掬われる様な心配はないだろう。
口ではこんな事を言ってはいても、ちゃんと現実を見据える冷静さは持ち合わせているからな。
「ま、とにかく今日で卒業だ。今後の躍進を期待してるぞ、ちび姫」
「まかして!あたしがお姉ちゃんとならんで、姫ギルドのもう一本の柱になって見せるから!」
ちび姫は胸を強く叩き、親指を立てた拳を此方へと向ける。
頼もしい限りだ。
90
お気に入りに追加
281
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる