転生チートの時間停止など不要!~非力で敵にダメージが与えられないので頑張って筋トレ→あれ、強くなりすぎてこれもう時止める必要なくね?←今ここ

細田陽炎(ほそだかげろう)。
生まれつきの病で虚弱だった彼は、18という若さで命を落としてしまう。

病死の間際、彼の望んだ事はただ一つ――

『もし生まれ変われたなら、こんどは誰よりも強い体を手に入れたい』

――だ。

そしてそんな切な願いを、神が叶えてくれる。
彼は転生し、更にチート能力として時間を止める能力まで手に入れた。

「最強の体じゃないけど、時を止められるとかもう完全に無敵じゃないか!」

そう喜んだのもつかの間、最初に出会った魔物に真面にダメージが通らない始末。

「よっわ!俺超よわ!」

それもそのはず。
転生して病気は無くなったが、基本のスペックは転生前と一緒だったのだ。

「くそっ!こうなったら体を鍛えるしかない!」

仕方なく最初に用意された安全ポイントで筋トレ等の訓練をする事十年、細田陽炎は遂にそこから出る事となる。
最強の肉体を手に入れて。

「お。ワンパンだ!俺つえぇ!!」

この物語は、時止めチートを使わせてくれる強敵を求めて化け物と化した主人公が異世界を徘徊するお話。
24h.ポイント 7pt
109
小説 34,445 位 / 192,242件 ファンタジー 5,060 位 / 44,608件

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