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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 終章
第六話 再会(下)
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ノックをした後、ルドガーは許可を受けてその部屋へと足を踏み入れた。
この部屋は、ユーリスの王宮での仕事部屋だった。
国王の仕事部屋にほど近い場所に置かれている。
シルヴェスターは、国王の仕事部屋の続き部屋にもユーリスの作業スペースを置いていたが、ユーリスは少し離れたこの部屋で作業することが多かった。
なにせん、ユーリスの部下達が作業するスペースを考えると、今のこの少し離れた部屋の方が勝手が良かったからだ。
そのため、今、ユーリスの仕事部屋で作業していたのは、ユーリスの数名の部下達とユーリスだけであった。ルドガー王子が入室したところで、作業をしていた者達は一斉に頭を下げる。そしてユーリスは、部屋に入って来たルドガーと、同行者を見て、驚きに目を見開き、デスクの椅子を倒して立ち上がった。
「!?」
ユーリスは声にならぬ叫び声を上げ、自分の口を押さえる。
部屋の中にいた者達も、彼のその反応を見てざわつき始めた。
ユーリスは、食い入るようにルドガーのそばに立つ、自分とそっくりの顔立ちの男を見つめ続けた後、震える声で言った。
「しばらく、ルドガーと二人にして欲しい。皆、部屋から出ていってくれないか。それから、陛下を急ぎ呼んで頂きたい」
部屋の中の者達は、退室していく。そして一部の者は急いでシルヴェスターを呼びに行く。
ルドガーは、許しを得る前に手近な椅子に座り、そして、ジャクセンも座るように促した。
ジャクセンは、驚きの表情のまま自分を見つめる息子ユーリスの顔を見た後、静かに椅子に座り、足を組んでいる。
その姿を見つめながら、ユーリスは考えをまとめ始めていた。
(父上だ)
三十年前に、亡くなった父ジャクセンが現れた。
そしてユーリスは視線を、ジャクセンのそばに座るルドガーに向ける。無意識にそれは睨むような厳しいものになる。
(白銀竜コンラートの竜珠を、ルドガーは持っていた。亡くなった父上に好意を寄せていたルドガーが、そうしないはずがない)
彼は、竜珠を使ってジャクセンを生き返らせたのだ。
間違いない。
ほどなくして、部屋に国王シルヴェスターがやってくる。
彼もまた、ルドガーの傍らに座るジャクセンの姿を見て、目を見開き、後ずさるようにして驚きを露わにしていた。そして、供についていた者達に、部屋から出ていくように命じる。
部屋の中に、ユーリス、シルヴェスター、ルドガー、そしてジャクセンの四人だけになったところで、ユーリスが厳しい表情で言った。
「ルドガー、貴方は竜珠で、父上を生き返らせたのですね」
それに、ルドガーは頷く。
「ええ。僕も竜珠を使っておじいさまを生き返らせました」
ふいにシルヴェスターの姿が、黄金竜ウェイズリーの人型に、豊かな金の髪を持つ大柄の男に変わる。
「私はやめろと言っただろう!! 何故そんなことをしたのだ!!」
憤慨するウェイズリーの言葉を、ルドガーは鼻で笑った。
「ウェイズリー、僕はあんたと同じことをしたんだ。あんたに責められる筋合いはないだろう。あんただって結局、番のユーリスを生き返らせるために、竜珠を使ったじゃないか。僕がジャクセンを生き返らせるために竜珠を使っても悪いことはないだろう」
確かに、ウェイズリーもシルヴェスターも、遠慮も躊躇もなく、さっさと白銀竜エリザヴェータの竜珠を使ってユーリスを生き返らせた。同じことをしたルドガーを責められないという理屈も理解できる。
実際、ウェイズリーは悔し気に「ぐぬぬぬぬぬぅ」と呻いて、それ以上文句も言えず、金色の瞳でルドガーを睨みつけている。
ユーリスはため息をついた。
おそらく、ルドガーは祖父ジャクセンが死んだ時からずっと、ジャクセンの復活を企んでいたのだろう。
今になって思えば、白銀竜達に協力するようなルドガーの動きも、それを考えると理解できる。彼らはジャクセンの復活を餌に、ルドガーを味方につけていたのかも知れない。
そして白銀竜達は自分の命と引き換えに、ジャクセンを生き返らせた。
本人の意思を全く無視して。
ユーリスは、孫の希望によって、この世にある意味“強制的に”戻らされた父ジャクセンに顔を向けた。
それから、頭を深々と下げる。
「父上の安らかな眠りを、このように覚ますことになり、本当に申し訳ありません」
ジャクセンは無言である。
腕を組んだまま、今までずっとユーリスやルドガー、ウェイズリーのやりとりを聞いていた。
三十年前に死んだ父ジャクセンがこの世に戻って来た。
そのことを素直に喜べないユーリスである。
すでにこの世界は、ジャクセンがいない状態で回っている。そこに、再びジャクセンが現れたとして、バンクールの家に戻せるとは思えなかった。
生き返ったジャクセンをこれからどうすれば良いのか。再び黄泉に戻すことなど出来ないし、したくない。それに、ユーリスにはもう一つ気にかかることがあった。
「ルドガー、父上を生き返らせただけでなく、その身を変えてしまってはいないだろうね」
ユーリスの指摘に、ルドガーはおかしそうに笑った。
「変えるに決まっているでしょう、ユーリス」
そのことについては、どこか挑戦的にルドガーは言い返した。
「ジャクセンがまた事故で死んでしまわないように、簡単に僕の前からいなくなることがないように、僕が備えるのは当然じゃないですか。ウェイズリーやシルヴェスターが、貴方を“特別”にしたように、僕もおじいさまを“特別”にしました」
やはり、という思いがその場のユーリスと、ウェイズリーの心の中を横切る。
ただ生き返らせるだけでなく、ルドガーは祖父ジャクセンの身体を“特別”なものに変えてしまっていた。
今交わされている会話の意味がわからぬ様子で、ジャクセンが口を開いた。
「私の身体を変えたというのは、どういう意味だ。生き返らせただけではなく、ルドガー、お前は他にも何かしでかしているのか」
「しでかしたなんて、ひどい仰りようですね、おじいさま。僕はおじいさまのことを思って、お身体を魔法で変えたのです。おじいさまを生き返らせる時に、同時にそうしました。おじいさまは、怪我もあまりせず、病にもかかりにくくなりました。竜と同じように長寿になりました」
子供の頃からルドガーは、ジャクセンをずっとそうしたいと願っていた。
人の寿命のままでは、またルドガーよりも先にジャクセンは死んでしまう。
そんなこと、耐えられないではないか。
それは当然行うべき措置だった。
ジャクセンはため息をついた。
それから静かな声でこう告げた。
「私はお前の所有物ではない。お前は“自分がそうしたいからそうした”と言うばかりではないか。私のためだと言うが、その一つも私は希望したことはない」
「………………それは」
「お前は、考えたことはあるのか? 自分の妻が、子が、私よりも先に死ぬ。それを私が眺めなければならないことを。私が生涯をかけていた仕事を、私ではないものが続けていくこと、それを認めなければならないこと。私の持っていたものは私の死で一度全て失われ、それを取り戻すことは出来ない」
「そんなことはないです。おじいさまがお望みになるなら、バンクール商会だっておじいさまが長としてお仕事が出来るようにしてもいい。ルイーズだって、おじいさまが望むなら彼女を生き返らせて」
「それはするなと言っただろう、ルドガー」
厳しい声でハッキリとジャクセンは言い放つと、またため息を一つついた。
それから静かに言った。
「私は、ルイーズが、ルイーズの娘達よりも長寿になり、娘や孫達が逝くのを見守ることしか出来ないのなら、彼女を生き返らせることは出来ない。そんなことはすべきではない。分かるか、ルドガー。お前はルイーズを生き返らせたら、今度は彼女の娘や孫、その夫達も生き返らせるのか? 彼女達が悲しみ惜しんだのなら、全てそうするのか? そして彼らを私と同じように“竜と同じように長寿”にするのか」
ルドガーは言葉を失う。
ジャクセンは疲れた様子で、額に手をやった。
「そんなことは出来ぬだろう。際限がない。そもそもお前が私を生き返らせたのは、お前だけの意思だ。そしてお前の目的は、私を番にすることだ」
すべてその通りだった。
「だが、私はお前の番になるつもりはない。お前は、時間をかけて私の意思が変わることを待つつもりだろうが、私にはその気はないとハッキリ告げておく」
ルドガーは言葉を失っていた。
番になるつもりはないと、祖父ジャクセンから告げられ、どこか呆然としている。
そしてその様子を一瞥した後、ジャクセンはユーリスに告げた。
「お前の息子の不始末だ。私の孫の不始末ではあるがな」
その事実に、こんな状況下であるのに少しおかしそうに笑った後、ジャクセンは続けて言った。
「ユーリス、ここに私をしばらくの間置いておくれ。落ち着いたら、出ていこうと思うが。何分、三十年経って何が変わったのか分からぬ。ここで勉強をさせて欲しい」
「勿論です。しばらくの間と言わず、父上が望むならいつまでもいらっしゃって下さい」
ユーリスはすぐにそう答え、ウェイズリーに至ってはユーリスの横で無言でコクコクと頷いている。
「身の振り方を考えないといけない。いつまでも息子の世話になっているわけにはいかないだろう」
そう答えたジャクセンの傍らで、ルドガーは先刻ジャクセンから聞いた言葉に打ちのめされたように呆然とし続けていた。
この部屋は、ユーリスの王宮での仕事部屋だった。
国王の仕事部屋にほど近い場所に置かれている。
シルヴェスターは、国王の仕事部屋の続き部屋にもユーリスの作業スペースを置いていたが、ユーリスは少し離れたこの部屋で作業することが多かった。
なにせん、ユーリスの部下達が作業するスペースを考えると、今のこの少し離れた部屋の方が勝手が良かったからだ。
そのため、今、ユーリスの仕事部屋で作業していたのは、ユーリスの数名の部下達とユーリスだけであった。ルドガー王子が入室したところで、作業をしていた者達は一斉に頭を下げる。そしてユーリスは、部屋に入って来たルドガーと、同行者を見て、驚きに目を見開き、デスクの椅子を倒して立ち上がった。
「!?」
ユーリスは声にならぬ叫び声を上げ、自分の口を押さえる。
部屋の中にいた者達も、彼のその反応を見てざわつき始めた。
ユーリスは、食い入るようにルドガーのそばに立つ、自分とそっくりの顔立ちの男を見つめ続けた後、震える声で言った。
「しばらく、ルドガーと二人にして欲しい。皆、部屋から出ていってくれないか。それから、陛下を急ぎ呼んで頂きたい」
部屋の中の者達は、退室していく。そして一部の者は急いでシルヴェスターを呼びに行く。
ルドガーは、許しを得る前に手近な椅子に座り、そして、ジャクセンも座るように促した。
ジャクセンは、驚きの表情のまま自分を見つめる息子ユーリスの顔を見た後、静かに椅子に座り、足を組んでいる。
その姿を見つめながら、ユーリスは考えをまとめ始めていた。
(父上だ)
三十年前に、亡くなった父ジャクセンが現れた。
そしてユーリスは視線を、ジャクセンのそばに座るルドガーに向ける。無意識にそれは睨むような厳しいものになる。
(白銀竜コンラートの竜珠を、ルドガーは持っていた。亡くなった父上に好意を寄せていたルドガーが、そうしないはずがない)
彼は、竜珠を使ってジャクセンを生き返らせたのだ。
間違いない。
ほどなくして、部屋に国王シルヴェスターがやってくる。
彼もまた、ルドガーの傍らに座るジャクセンの姿を見て、目を見開き、後ずさるようにして驚きを露わにしていた。そして、供についていた者達に、部屋から出ていくように命じる。
部屋の中に、ユーリス、シルヴェスター、ルドガー、そしてジャクセンの四人だけになったところで、ユーリスが厳しい表情で言った。
「ルドガー、貴方は竜珠で、父上を生き返らせたのですね」
それに、ルドガーは頷く。
「ええ。僕も竜珠を使っておじいさまを生き返らせました」
ふいにシルヴェスターの姿が、黄金竜ウェイズリーの人型に、豊かな金の髪を持つ大柄の男に変わる。
「私はやめろと言っただろう!! 何故そんなことをしたのだ!!」
憤慨するウェイズリーの言葉を、ルドガーは鼻で笑った。
「ウェイズリー、僕はあんたと同じことをしたんだ。あんたに責められる筋合いはないだろう。あんただって結局、番のユーリスを生き返らせるために、竜珠を使ったじゃないか。僕がジャクセンを生き返らせるために竜珠を使っても悪いことはないだろう」
確かに、ウェイズリーもシルヴェスターも、遠慮も躊躇もなく、さっさと白銀竜エリザヴェータの竜珠を使ってユーリスを生き返らせた。同じことをしたルドガーを責められないという理屈も理解できる。
実際、ウェイズリーは悔し気に「ぐぬぬぬぬぬぅ」と呻いて、それ以上文句も言えず、金色の瞳でルドガーを睨みつけている。
ユーリスはため息をついた。
おそらく、ルドガーは祖父ジャクセンが死んだ時からずっと、ジャクセンの復活を企んでいたのだろう。
今になって思えば、白銀竜達に協力するようなルドガーの動きも、それを考えると理解できる。彼らはジャクセンの復活を餌に、ルドガーを味方につけていたのかも知れない。
そして白銀竜達は自分の命と引き換えに、ジャクセンを生き返らせた。
本人の意思を全く無視して。
ユーリスは、孫の希望によって、この世にある意味“強制的に”戻らされた父ジャクセンに顔を向けた。
それから、頭を深々と下げる。
「父上の安らかな眠りを、このように覚ますことになり、本当に申し訳ありません」
ジャクセンは無言である。
腕を組んだまま、今までずっとユーリスやルドガー、ウェイズリーのやりとりを聞いていた。
三十年前に死んだ父ジャクセンがこの世に戻って来た。
そのことを素直に喜べないユーリスである。
すでにこの世界は、ジャクセンがいない状態で回っている。そこに、再びジャクセンが現れたとして、バンクールの家に戻せるとは思えなかった。
生き返ったジャクセンをこれからどうすれば良いのか。再び黄泉に戻すことなど出来ないし、したくない。それに、ユーリスにはもう一つ気にかかることがあった。
「ルドガー、父上を生き返らせただけでなく、その身を変えてしまってはいないだろうね」
ユーリスの指摘に、ルドガーはおかしそうに笑った。
「変えるに決まっているでしょう、ユーリス」
そのことについては、どこか挑戦的にルドガーは言い返した。
「ジャクセンがまた事故で死んでしまわないように、簡単に僕の前からいなくなることがないように、僕が備えるのは当然じゃないですか。ウェイズリーやシルヴェスターが、貴方を“特別”にしたように、僕もおじいさまを“特別”にしました」
やはり、という思いがその場のユーリスと、ウェイズリーの心の中を横切る。
ただ生き返らせるだけでなく、ルドガーは祖父ジャクセンの身体を“特別”なものに変えてしまっていた。
今交わされている会話の意味がわからぬ様子で、ジャクセンが口を開いた。
「私の身体を変えたというのは、どういう意味だ。生き返らせただけではなく、ルドガー、お前は他にも何かしでかしているのか」
「しでかしたなんて、ひどい仰りようですね、おじいさま。僕はおじいさまのことを思って、お身体を魔法で変えたのです。おじいさまを生き返らせる時に、同時にそうしました。おじいさまは、怪我もあまりせず、病にもかかりにくくなりました。竜と同じように長寿になりました」
子供の頃からルドガーは、ジャクセンをずっとそうしたいと願っていた。
人の寿命のままでは、またルドガーよりも先にジャクセンは死んでしまう。
そんなこと、耐えられないではないか。
それは当然行うべき措置だった。
ジャクセンはため息をついた。
それから静かな声でこう告げた。
「私はお前の所有物ではない。お前は“自分がそうしたいからそうした”と言うばかりではないか。私のためだと言うが、その一つも私は希望したことはない」
「………………それは」
「お前は、考えたことはあるのか? 自分の妻が、子が、私よりも先に死ぬ。それを私が眺めなければならないことを。私が生涯をかけていた仕事を、私ではないものが続けていくこと、それを認めなければならないこと。私の持っていたものは私の死で一度全て失われ、それを取り戻すことは出来ない」
「そんなことはないです。おじいさまがお望みになるなら、バンクール商会だっておじいさまが長としてお仕事が出来るようにしてもいい。ルイーズだって、おじいさまが望むなら彼女を生き返らせて」
「それはするなと言っただろう、ルドガー」
厳しい声でハッキリとジャクセンは言い放つと、またため息を一つついた。
それから静かに言った。
「私は、ルイーズが、ルイーズの娘達よりも長寿になり、娘や孫達が逝くのを見守ることしか出来ないのなら、彼女を生き返らせることは出来ない。そんなことはすべきではない。分かるか、ルドガー。お前はルイーズを生き返らせたら、今度は彼女の娘や孫、その夫達も生き返らせるのか? 彼女達が悲しみ惜しんだのなら、全てそうするのか? そして彼らを私と同じように“竜と同じように長寿”にするのか」
ルドガーは言葉を失う。
ジャクセンは疲れた様子で、額に手をやった。
「そんなことは出来ぬだろう。際限がない。そもそもお前が私を生き返らせたのは、お前だけの意思だ。そしてお前の目的は、私を番にすることだ」
すべてその通りだった。
「だが、私はお前の番になるつもりはない。お前は、時間をかけて私の意思が変わることを待つつもりだろうが、私にはその気はないとハッキリ告げておく」
ルドガーは言葉を失っていた。
番になるつもりはないと、祖父ジャクセンから告げられ、どこか呆然としている。
そしてその様子を一瞥した後、ジャクセンはユーリスに告げた。
「お前の息子の不始末だ。私の孫の不始末ではあるがな」
その事実に、こんな状況下であるのに少しおかしそうに笑った後、ジャクセンは続けて言った。
「ユーリス、ここに私をしばらくの間置いておくれ。落ち着いたら、出ていこうと思うが。何分、三十年経って何が変わったのか分からぬ。ここで勉強をさせて欲しい」
「勿論です。しばらくの間と言わず、父上が望むならいつまでもいらっしゃって下さい」
ユーリスはすぐにそう答え、ウェイズリーに至ってはユーリスの横で無言でコクコクと頷いている。
「身の振り方を考えないといけない。いつまでも息子の世話になっているわけにはいかないだろう」
そう答えたジャクセンの傍らで、ルドガーは先刻ジャクセンから聞いた言葉に打ちのめされたように呆然とし続けていた。
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