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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第八章 永遠の王の統べる王国
第二十一話 接触
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ルドガーを膝の上にのせていたジャクセンは、人に呼ばれ、席を外した。
ルドガーの脇を持ち上げて、自分の座っていた席に座らせる。
ルドガーが「行ってしまうの?」と寂しそうに見上げて言うと、ジャクセンは「仕事だ」と言って、いつものようにルドガーの頭を軽く撫で、護衛を伴って行ってしまった。
隣の席に座っていたルイーズが、ルドガーの相手をしてくれるが、ルドガーは内心、つまらなく思っている。会場で、おそらく仕事の関係者だろう相手と、グラスを手に歓談しているジャクセンの姿をルドガーは見つめる。
今日もジャクセンは、すらりとした肢体を黒の礼服に包んでカッコいい。
ジャクセンもユーリスもごてごてと飾り立てることを嫌い、シンプルな服装が好きなようだ。上質の生地で、身にぴったりと合うように採寸されて作られた衣装。どんなに大勢の人々がいても、ルドガーはその中からすぐにでもジャクセンの姿を見つけることが出来た。
(いつも、仕事仕事で忙しいんだ)
出会った時から、ジャクセンは仕事ばかりしていた。
彼の定位置は屋敷の仕事場にある大きなデスクで、そこに座って、部下達から書類を受け取っているばかりだった。そうでない時は、護衛を伴って支店の見回りに行っている。
大きな店の経営者だから仕方がないという話だ。
でもちょっとばかり、ルドガーは不満である。
いや、ちょっとではない。だいぶ不満だった。
そんなに仕事にあくせくしなくてもいいのに。
もっと僕のために時間を割いてくれてもいいのに。
ルドガーは不満の感情が込み上げてきたので、気分を変えたくなり、「ちょっと歩いてくる」とルイーズに告げた。ルイーズは「気を付けてね」と声をかけ、護衛が二人、ルドガーについているのを見て、護衛付きならルドガー一人でも大丈夫だろうと考えた。
それにここは、バンクールの屋敷なのである。たとえ外部から不審者が入ろうとしても、高い塀と、多くの警備の者達がそれを阻止するはずだった。宴席の出席者達も身元の確かな者ばかりである。
屋敷の敷地内なら、ルドガーに危険はない。
だからルドガーは、護衛二人を伴って、庭の小路を歩いていた。
彼は、咲き乱れる花々に手を触れながら思った。
(僕が花束を渡した時、ジャクセンは少しびっくりしていたな)
コレットとベアトリスのお祝いのために用意した小さな花束。
ジャクセンを喜ばせたくて、彼にも渡したいと思った。
花束を受け取った時の驚いた表情の彼が、なんだか可愛かった。
(また、何かジャクセンが喜びそうなものを贈ろう)
竜が番のために、番を喜ばせたくて贈り物をすることは、竜の習性の一つだった。そんな習性を知らず知らずに行っているルドガー。
今度は何を贈ろうかと考えているところで、ルドガーは、いつの間にか目の前に一人の少年が立っていることに気が付いた。
少年は、白に近いほどの銀色のサラサラとした髪をしていた。それを耳元でぷっつりと切りそろえている。驚いたのは、その両眼も綺麗な銀色をしていたからだ。どこか上品で大人しい様子の少年だった。
彼は、じっとルドガーを見つめている。
宴の出席者だろうか。
ルドガーが少年の立つ方を避けて、別の道に行こうとしているのに気が付いた少年は、声をかけて引き止めた。
「ねぇ、待って」
ルドガーが構わず進もうとしているので、少年はルドガーの腕をとる。
「待ってと言っているでしょう」
「離してよ。なんで僕が待たないといけないんだ」
いつもなら、ルドガーが引き止められる前に、護衛が前に出て、引き止めることを阻止するはずだった。
なのにおかしなことに、いつの間にやらルドガーのそばに護衛二人の姿が見えなくなっていた。
一体どこに行ってしまったのかと思いながらも、ルドガーは仕方なしに、苛立った声で少年に言った。
「なんで僕を引き止めるんだ」
ようやく足を止めて向き合ってくれたルドガーを見て、少年はふわりと笑った。
それが本当に、心の底から嬉しそうに見えたので、ルドガーはいささか驚く。
「な……なんだ、お前は」
「いや、君がちゃんと足を止めてくれたことが嬉しくて。僕はコンラート。君と…………友達になりたいと思ったんだ」
そんなことを急に現れた、まったく見ず知らずの他人から言われても、ルドガーには不審しかない。露骨にルドガーが青い目に、警戒を漲らせている様子に、コンラートという少年は「僕は絶対に君に危害を加えることはない。信用してよ」と言うのだが、ルドガーが警戒を解くことはない。
一定の距離を保ったまま、睨むように見つめるルドガーに、コンラートは仕方なしにため息をついた。
「君も警戒心が強いんだね。本当に、僕は君の味方なんだよ。僕は君の力になりたい。君の友達になりたいと思っているくらいなんだから」
「いらない」
「いらない」という言葉に、一瞬、ビクリとコンラートは身を震わせる。
でも、気を取り直したようになおも告げた。
「ともかく、一度、僕の話を聞いてみてよ。僕、君の友達としてアドバイスしてあげる。君の大好きな人は、好きな食べ物は干しブドウを使ったお菓子だよ。練り込んであるクッキーが好物だね。君があげたらきっと彼は喜ぶ」
「!!」
なんでそんなことを知っているんだというような眼差しで、コンラートを見つめるルドガー。
それで言い訳するようにコンラートは言った。
「お屋敷には友達がたくさんいるんだよ。君の大好きな人が子供の時から、仕えている人もたくさんいて、彼らとも友達なんだ。彼らに教えてもらった」
「…………そう……なんだ」
この宴の招待客は、バンクール家として正式に招待した身元の確かなものばかりである。不審な者が出入りするはずはない。そして「お屋敷に友達がたくさんいる」というコンラートの言葉を信じるなら、おそらくコンラートの家族は、日頃、バンクール家と付き合いがある者達なのだろう。
少しばかり警戒を下げるルドガーの様子に、コンラートはまた笑みを浮かべて言った。
「僕は、君の大好きな人の話をたくさんしてあげられるよ。教えて欲しいよね、ルドガー」
ジャクセンの話を教えてくれる。
ルドガーは顔を上げる。
コレットやベアトリス、屋敷の召使達から話を聞くことはあったが、それでもルドガーは貪欲にジャクセンの情報を求めていた。
「教えてあげるから、ここに来てよ。ジャクセンが子供の頃の話は知っている? 彼はユーリスと同じ学校に通っていたんだよ」
「知らない」
「いっぱい教えてあげるよ。だから、おいでよ」
そう言ったコンラートのそばに、ルドガーは警戒を見せながらも、おずおずと近寄った。
コンラートは微笑みを浮かべていた。
「怖がりだな、ルドガー」
結局、ルドガーはコンラートのそばに座り、花壇に咲く花を見ながらも、コンラートから祖父ジャクセンの子供時代の話を聞いたのだ。ユーリスと同じ学校に通い、優秀な成績を修めていたジャクセン。ジャクセンには信奉者が多く、卒業記念パーティでは、ジャクセンがその時、婚約者であったルイーズと踊るのを阻止しようとする運動が起きたという話を聞いて、ルドガーは驚いた。でも、ジャクセンは信奉者達の妨害をかわして、パーティでは見事、ルイーズと踊って、二人はとても楽しそうだったという。今まで、そんな出来事の話を聞いたこともなかったので、ルドガーは興味津々、話を聞くことが出来た。
やがて、コンラートは膝についた土を払って立ち上がった。
「今日はここまでにするよ、ルドガー」
「もっと話を聞かせてくれてもいいのに」
「今度会った時に話してあげる」
せがむルドガーに、コンラートは言った。
「じゃあ、またね」
そう言って、コンラートは立ち去った。
コンラートが立ち去った後、まるで何事もなかったかのように、二人の護衛達がルドガーのそばにいることに気が付いた。
ルドガーはそのことを不思議に思いながらも、あまり疑問に囚われることはなかった。
またルドガーは、コンラートにいつ、自分の名を教えたのだろうかと、そのことも一瞬、不思議に思った。
でもやはり、その疑問もいつの間にか、胸の中から溶けるように消え去っていたのだった。
ルドガーの脇を持ち上げて、自分の座っていた席に座らせる。
ルドガーが「行ってしまうの?」と寂しそうに見上げて言うと、ジャクセンは「仕事だ」と言って、いつものようにルドガーの頭を軽く撫で、護衛を伴って行ってしまった。
隣の席に座っていたルイーズが、ルドガーの相手をしてくれるが、ルドガーは内心、つまらなく思っている。会場で、おそらく仕事の関係者だろう相手と、グラスを手に歓談しているジャクセンの姿をルドガーは見つめる。
今日もジャクセンは、すらりとした肢体を黒の礼服に包んでカッコいい。
ジャクセンもユーリスもごてごてと飾り立てることを嫌い、シンプルな服装が好きなようだ。上質の生地で、身にぴったりと合うように採寸されて作られた衣装。どんなに大勢の人々がいても、ルドガーはその中からすぐにでもジャクセンの姿を見つけることが出来た。
(いつも、仕事仕事で忙しいんだ)
出会った時から、ジャクセンは仕事ばかりしていた。
彼の定位置は屋敷の仕事場にある大きなデスクで、そこに座って、部下達から書類を受け取っているばかりだった。そうでない時は、護衛を伴って支店の見回りに行っている。
大きな店の経営者だから仕方がないという話だ。
でもちょっとばかり、ルドガーは不満である。
いや、ちょっとではない。だいぶ不満だった。
そんなに仕事にあくせくしなくてもいいのに。
もっと僕のために時間を割いてくれてもいいのに。
ルドガーは不満の感情が込み上げてきたので、気分を変えたくなり、「ちょっと歩いてくる」とルイーズに告げた。ルイーズは「気を付けてね」と声をかけ、護衛が二人、ルドガーについているのを見て、護衛付きならルドガー一人でも大丈夫だろうと考えた。
それにここは、バンクールの屋敷なのである。たとえ外部から不審者が入ろうとしても、高い塀と、多くの警備の者達がそれを阻止するはずだった。宴席の出席者達も身元の確かな者ばかりである。
屋敷の敷地内なら、ルドガーに危険はない。
だからルドガーは、護衛二人を伴って、庭の小路を歩いていた。
彼は、咲き乱れる花々に手を触れながら思った。
(僕が花束を渡した時、ジャクセンは少しびっくりしていたな)
コレットとベアトリスのお祝いのために用意した小さな花束。
ジャクセンを喜ばせたくて、彼にも渡したいと思った。
花束を受け取った時の驚いた表情の彼が、なんだか可愛かった。
(また、何かジャクセンが喜びそうなものを贈ろう)
竜が番のために、番を喜ばせたくて贈り物をすることは、竜の習性の一つだった。そんな習性を知らず知らずに行っているルドガー。
今度は何を贈ろうかと考えているところで、ルドガーは、いつの間にか目の前に一人の少年が立っていることに気が付いた。
少年は、白に近いほどの銀色のサラサラとした髪をしていた。それを耳元でぷっつりと切りそろえている。驚いたのは、その両眼も綺麗な銀色をしていたからだ。どこか上品で大人しい様子の少年だった。
彼は、じっとルドガーを見つめている。
宴の出席者だろうか。
ルドガーが少年の立つ方を避けて、別の道に行こうとしているのに気が付いた少年は、声をかけて引き止めた。
「ねぇ、待って」
ルドガーが構わず進もうとしているので、少年はルドガーの腕をとる。
「待ってと言っているでしょう」
「離してよ。なんで僕が待たないといけないんだ」
いつもなら、ルドガーが引き止められる前に、護衛が前に出て、引き止めることを阻止するはずだった。
なのにおかしなことに、いつの間にやらルドガーのそばに護衛二人の姿が見えなくなっていた。
一体どこに行ってしまったのかと思いながらも、ルドガーは仕方なしに、苛立った声で少年に言った。
「なんで僕を引き止めるんだ」
ようやく足を止めて向き合ってくれたルドガーを見て、少年はふわりと笑った。
それが本当に、心の底から嬉しそうに見えたので、ルドガーはいささか驚く。
「な……なんだ、お前は」
「いや、君がちゃんと足を止めてくれたことが嬉しくて。僕はコンラート。君と…………友達になりたいと思ったんだ」
そんなことを急に現れた、まったく見ず知らずの他人から言われても、ルドガーには不審しかない。露骨にルドガーが青い目に、警戒を漲らせている様子に、コンラートという少年は「僕は絶対に君に危害を加えることはない。信用してよ」と言うのだが、ルドガーが警戒を解くことはない。
一定の距離を保ったまま、睨むように見つめるルドガーに、コンラートは仕方なしにため息をついた。
「君も警戒心が強いんだね。本当に、僕は君の味方なんだよ。僕は君の力になりたい。君の友達になりたいと思っているくらいなんだから」
「いらない」
「いらない」という言葉に、一瞬、ビクリとコンラートは身を震わせる。
でも、気を取り直したようになおも告げた。
「ともかく、一度、僕の話を聞いてみてよ。僕、君の友達としてアドバイスしてあげる。君の大好きな人は、好きな食べ物は干しブドウを使ったお菓子だよ。練り込んであるクッキーが好物だね。君があげたらきっと彼は喜ぶ」
「!!」
なんでそんなことを知っているんだというような眼差しで、コンラートを見つめるルドガー。
それで言い訳するようにコンラートは言った。
「お屋敷には友達がたくさんいるんだよ。君の大好きな人が子供の時から、仕えている人もたくさんいて、彼らとも友達なんだ。彼らに教えてもらった」
「…………そう……なんだ」
この宴の招待客は、バンクール家として正式に招待した身元の確かなものばかりである。不審な者が出入りするはずはない。そして「お屋敷に友達がたくさんいる」というコンラートの言葉を信じるなら、おそらくコンラートの家族は、日頃、バンクール家と付き合いがある者達なのだろう。
少しばかり警戒を下げるルドガーの様子に、コンラートはまた笑みを浮かべて言った。
「僕は、君の大好きな人の話をたくさんしてあげられるよ。教えて欲しいよね、ルドガー」
ジャクセンの話を教えてくれる。
ルドガーは顔を上げる。
コレットやベアトリス、屋敷の召使達から話を聞くことはあったが、それでもルドガーは貪欲にジャクセンの情報を求めていた。
「教えてあげるから、ここに来てよ。ジャクセンが子供の頃の話は知っている? 彼はユーリスと同じ学校に通っていたんだよ」
「知らない」
「いっぱい教えてあげるよ。だから、おいでよ」
そう言ったコンラートのそばに、ルドガーは警戒を見せながらも、おずおずと近寄った。
コンラートは微笑みを浮かべていた。
「怖がりだな、ルドガー」
結局、ルドガーはコンラートのそばに座り、花壇に咲く花を見ながらも、コンラートから祖父ジャクセンの子供時代の話を聞いたのだ。ユーリスと同じ学校に通い、優秀な成績を修めていたジャクセン。ジャクセンには信奉者が多く、卒業記念パーティでは、ジャクセンがその時、婚約者であったルイーズと踊るのを阻止しようとする運動が起きたという話を聞いて、ルドガーは驚いた。でも、ジャクセンは信奉者達の妨害をかわして、パーティでは見事、ルイーズと踊って、二人はとても楽しそうだったという。今まで、そんな出来事の話を聞いたこともなかったので、ルドガーは興味津々、話を聞くことが出来た。
やがて、コンラートは膝についた土を払って立ち上がった。
「今日はここまでにするよ、ルドガー」
「もっと話を聞かせてくれてもいいのに」
「今度会った時に話してあげる」
せがむルドガーに、コンラートは言った。
「じゃあ、またね」
そう言って、コンラートは立ち去った。
コンラートが立ち去った後、まるで何事もなかったかのように、二人の護衛達がルドガーのそばにいることに気が付いた。
ルドガーはそのことを不思議に思いながらも、あまり疑問に囚われることはなかった。
またルドガーは、コンラートにいつ、自分の名を教えたのだろうかと、そのことも一瞬、不思議に思った。
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