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第五章 懐かしい友との再会
第三話 二人の巣(中)
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紫竜とアルバート王子は、再びリヨンネに相談することにした。
竜の生態に詳しい学者のリヨンネは、七年前の雪崩で観察拠点の建物が崩壊し、それを再建した立役者だ。
今や竜の生態についての第一人者として、王都での学者としての名声も高まっている。
大学で教師の職に就かないかと誘いを受けたこともあったのだが、身軽な身がいいと、未だにキースを連れてふらふらと王都とこの北方地方を行き来して過ごしている。
呪いが十八番という黒竜シェーラとも仲が良く、王都からシェーラの望むまま、恋愛小説やらの新刊を届けているらしい。
そんな彼は、親切なシェーラのお陰で、雪崩が来ない場所などの山間の地形に詳しくなっていた。
二人で過ごす適当なほら穴、巣はないかとリヨンネに聞くと、リヨンネはしみじみとこう言った。
「あなた方もとうとう自分達の巣を持つようになるのですね。感慨深いです」
そう言われて、何故か小さな紫竜は真っ赤になって、頭を王子の脇に入れて隠そうとしていた。
恥ずかしいらしい。
それを笑顔でリヨンネは眺めていた。
初めて会った時は、生まれたばかりの小さな小さな竜だった。
世にも珍しい、五百年ぶりに生まれた紫色の竜。とても可愛らしい竜だった。
それが主であるアルバート王子とようやくやっと結ばれたのだ。
(ああ、分かっていたことだけど、私は失恋してしまったのだな)
最初から分かっていた。これは叶わない恋だった。
主を持つ竜に恋をしても無駄だ。
そう、それは分かっていた。
無駄だと分かっていたのに。でも、それでもやはり、寂しい。
だが、そんな想いを表に出すことはない程度には、リヨンネは大人だった。
「……竜騎兵団の拠点外で巣を作るとなると、野生竜達には気を付けなければなりません。それは殿下もお分かりですよね」
「ああ」
小さな紫竜が竜騎兵団の拠点外の、野生竜のテリトリーに入った時、紫竜は野生の緑竜から攻撃を受け、危うく連れ攫われそうになったことがあった。
あれ以来、野生竜のテリトリーには決して入らないようにしている。
リヨンネは少し考え込んだ後、こう言った。
「黒竜シェーラに頼んで、彼女の庇護下に入りましょう。そして彼女のテリトリー内で巣を作ることを許してもらいましょう」
それは思ってもみなかった提案であった。
「なぜ、リヨンネ先生がそうした方がいいというのか教えてもらえますか」
アルバート王子の問いかけに、リヨンネは指を折って理由を述べ始めた。
「まず一つ目は、外で巣を作る場合、巣に他の竜達が攻めてくる可能性がどうしてもあります。だから野生竜達は群れを作っているのです。野生竜の群れに入っていない紫竜が単独で巣を作ることはお勧め出来ません。二つ目には、紫竜は野生の緑竜と揉めた過去があります。緑竜の群れと対抗できる力を持つ竜の庇護が必要です。ウラノス騎兵団長のウンベルトは確かに飛び抜けて強い竜ですが、竜騎兵団内が彼のテリトリーです。竜騎兵団の外はテリトリー外なので、彼の庇護は受けられません。三つ目は、黒竜シェーラがルーを大好きだからです」
最後の「黒竜シェーラがルーを大好きだからです」という言葉に、揃ってアルバート王子と紫竜は頭を傾げていた。
「ピルルゥ?(何だって?)」
それで、リヨンネはもう一度、繰り返して言った。
「黒竜シェーラはルーが大好きなんです」
「ピルピルピルルル?(黒竜が俺のこと好きなの?)」
その言葉にアルバート王子が不愉快そうな様子を見せ、小さな竜を膝の上で抱き直している様子を見て、慌ててリヨンネは説明した。
「シェーラは、可愛いものや綺麗なものが大好きなんです。だから、紫竜のことも大好きだし、エイベル副騎兵団長も彼女のお気に入りです」
「「…………………」」
アルバート王子と紫竜は顔を見合わせていた。
そう、黒竜シェーラは可愛い紫竜ルーシェと綺麗なエイベル副騎兵団長が大のお気に入りで、リヨンネが黒竜シェーラの巣穴に遊びに行くと(シェーラはリヨンネのことを大層気に入っていて、今や自分の巣穴への出入りも許していた)、ルーシェとエイベル副騎兵団長がどう過ごしているのか話を聞きたがる。
なお、エイベル副騎兵団長が、今やウラノス騎兵団長の恋人だと知ると、黒竜シェーラは歯噛みして悔しがり「もう一度あの男に呪いを掛けなければならないようね」と言っていたので、慌てて彼女を取りなさなければならなかった。
そして可愛い紫竜ともっとお近づきになりたいと言っているのだ。
きっと、紫竜が黒竜の庇護を受けたがっていると聞けば、彼女は喜んでこの小さな紫竜に庇護を与えるだろう。
「黒竜は四頭の“古竜”の一角を占める強い竜です。私は彼女の庇護を受けることをお勧めします。是非とも前向きに考えて下さい」
結論から言えば、紫竜は黒竜シェーラの庇護を受けることにした。
時々黒竜の元へ挨拶伺いに行く。それくらいのことを対価に強力な竜の庇護を受けられるなら、願ってもないことであった。
後日、アルバート王子と紫竜は黒竜シェーラの元へ挨拶に行った。
リヨンネの勧める、その年の王都で大流行している小さなバラの形の砂糖菓子の詰め合わせと、淡い色合いの花の刺繍の見事な膝掛けを持参して贈呈すると、黒竜は非常に満足そうにそれを受け取っていた。もはやリヨンネは、黒竜シェーラの好みのツボをしっかりと押さえるようになっていた。
そして黒竜としばらくの間お喋りをして、黒竜が満足したところで、彼女は紫竜に庇護を与えると告げ、すかさず目の前のテーブルの上に地図を広げるリヨンネの前で、二人が巣を作るのに最適な場所を提示してくれた。
それはよく陽のあたる切り立った崖に空いた穴であった。
シェーラの言うところこうであった。
「あそこはよく陽もあたるし、中はとても広いし、巣穴として最適よ。まぁ、今の私のこの巣穴が一番なのだけど、それに近い場所であるわね」
まるで物件を紹介する不動産会社のような口ぶりである。
さしずめリヨンネは、客を案内する社員か。
「あそこを貴方達の巣にすればいいわ。貴方達の巣の存在を尊重して、私は招待されない限りは行かないから安心して頂戴」
そして意外と気が利く。
「野生の竜達があそこに近寄ったら、すぐに呪いが発動するようにしておくから、それも安心して頂戴」
よもやのトラップ仕様の呪い。
アルバート王子と紫竜は顔を見合わせた後、二人して深々と黒竜シェーラに向かって頭を下げて礼を述べたのだった。
「ふん、たいしたことはしていないわ」
それでも、そう言うシェーラは少し嬉しそうであった。
竜の生態に詳しい学者のリヨンネは、七年前の雪崩で観察拠点の建物が崩壊し、それを再建した立役者だ。
今や竜の生態についての第一人者として、王都での学者としての名声も高まっている。
大学で教師の職に就かないかと誘いを受けたこともあったのだが、身軽な身がいいと、未だにキースを連れてふらふらと王都とこの北方地方を行き来して過ごしている。
呪いが十八番という黒竜シェーラとも仲が良く、王都からシェーラの望むまま、恋愛小説やらの新刊を届けているらしい。
そんな彼は、親切なシェーラのお陰で、雪崩が来ない場所などの山間の地形に詳しくなっていた。
二人で過ごす適当なほら穴、巣はないかとリヨンネに聞くと、リヨンネはしみじみとこう言った。
「あなた方もとうとう自分達の巣を持つようになるのですね。感慨深いです」
そう言われて、何故か小さな紫竜は真っ赤になって、頭を王子の脇に入れて隠そうとしていた。
恥ずかしいらしい。
それを笑顔でリヨンネは眺めていた。
初めて会った時は、生まれたばかりの小さな小さな竜だった。
世にも珍しい、五百年ぶりに生まれた紫色の竜。とても可愛らしい竜だった。
それが主であるアルバート王子とようやくやっと結ばれたのだ。
(ああ、分かっていたことだけど、私は失恋してしまったのだな)
最初から分かっていた。これは叶わない恋だった。
主を持つ竜に恋をしても無駄だ。
そう、それは分かっていた。
無駄だと分かっていたのに。でも、それでもやはり、寂しい。
だが、そんな想いを表に出すことはない程度には、リヨンネは大人だった。
「……竜騎兵団の拠点外で巣を作るとなると、野生竜達には気を付けなければなりません。それは殿下もお分かりですよね」
「ああ」
小さな紫竜が竜騎兵団の拠点外の、野生竜のテリトリーに入った時、紫竜は野生の緑竜から攻撃を受け、危うく連れ攫われそうになったことがあった。
あれ以来、野生竜のテリトリーには決して入らないようにしている。
リヨンネは少し考え込んだ後、こう言った。
「黒竜シェーラに頼んで、彼女の庇護下に入りましょう。そして彼女のテリトリー内で巣を作ることを許してもらいましょう」
それは思ってもみなかった提案であった。
「なぜ、リヨンネ先生がそうした方がいいというのか教えてもらえますか」
アルバート王子の問いかけに、リヨンネは指を折って理由を述べ始めた。
「まず一つ目は、外で巣を作る場合、巣に他の竜達が攻めてくる可能性がどうしてもあります。だから野生竜達は群れを作っているのです。野生竜の群れに入っていない紫竜が単独で巣を作ることはお勧め出来ません。二つ目には、紫竜は野生の緑竜と揉めた過去があります。緑竜の群れと対抗できる力を持つ竜の庇護が必要です。ウラノス騎兵団長のウンベルトは確かに飛び抜けて強い竜ですが、竜騎兵団内が彼のテリトリーです。竜騎兵団の外はテリトリー外なので、彼の庇護は受けられません。三つ目は、黒竜シェーラがルーを大好きだからです」
最後の「黒竜シェーラがルーを大好きだからです」という言葉に、揃ってアルバート王子と紫竜は頭を傾げていた。
「ピルルゥ?(何だって?)」
それで、リヨンネはもう一度、繰り返して言った。
「黒竜シェーラはルーが大好きなんです」
「ピルピルピルルル?(黒竜が俺のこと好きなの?)」
その言葉にアルバート王子が不愉快そうな様子を見せ、小さな竜を膝の上で抱き直している様子を見て、慌ててリヨンネは説明した。
「シェーラは、可愛いものや綺麗なものが大好きなんです。だから、紫竜のことも大好きだし、エイベル副騎兵団長も彼女のお気に入りです」
「「…………………」」
アルバート王子と紫竜は顔を見合わせていた。
そう、黒竜シェーラは可愛い紫竜ルーシェと綺麗なエイベル副騎兵団長が大のお気に入りで、リヨンネが黒竜シェーラの巣穴に遊びに行くと(シェーラはリヨンネのことを大層気に入っていて、今や自分の巣穴への出入りも許していた)、ルーシェとエイベル副騎兵団長がどう過ごしているのか話を聞きたがる。
なお、エイベル副騎兵団長が、今やウラノス騎兵団長の恋人だと知ると、黒竜シェーラは歯噛みして悔しがり「もう一度あの男に呪いを掛けなければならないようね」と言っていたので、慌てて彼女を取りなさなければならなかった。
そして可愛い紫竜ともっとお近づきになりたいと言っているのだ。
きっと、紫竜が黒竜の庇護を受けたがっていると聞けば、彼女は喜んでこの小さな紫竜に庇護を与えるだろう。
「黒竜は四頭の“古竜”の一角を占める強い竜です。私は彼女の庇護を受けることをお勧めします。是非とも前向きに考えて下さい」
結論から言えば、紫竜は黒竜シェーラの庇護を受けることにした。
時々黒竜の元へ挨拶伺いに行く。それくらいのことを対価に強力な竜の庇護を受けられるなら、願ってもないことであった。
後日、アルバート王子と紫竜は黒竜シェーラの元へ挨拶に行った。
リヨンネの勧める、その年の王都で大流行している小さなバラの形の砂糖菓子の詰め合わせと、淡い色合いの花の刺繍の見事な膝掛けを持参して贈呈すると、黒竜は非常に満足そうにそれを受け取っていた。もはやリヨンネは、黒竜シェーラの好みのツボをしっかりと押さえるようになっていた。
そして黒竜としばらくの間お喋りをして、黒竜が満足したところで、彼女は紫竜に庇護を与えると告げ、すかさず目の前のテーブルの上に地図を広げるリヨンネの前で、二人が巣を作るのに最適な場所を提示してくれた。
それはよく陽のあたる切り立った崖に空いた穴であった。
シェーラの言うところこうであった。
「あそこはよく陽もあたるし、中はとても広いし、巣穴として最適よ。まぁ、今の私のこの巣穴が一番なのだけど、それに近い場所であるわね」
まるで物件を紹介する不動産会社のような口ぶりである。
さしずめリヨンネは、客を案内する社員か。
「あそこを貴方達の巣にすればいいわ。貴方達の巣の存在を尊重して、私は招待されない限りは行かないから安心して頂戴」
そして意外と気が利く。
「野生の竜達があそこに近寄ったら、すぐに呪いが発動するようにしておくから、それも安心して頂戴」
よもやのトラップ仕様の呪い。
アルバート王子と紫竜は顔を見合わせた後、二人して深々と黒竜シェーラに向かって頭を下げて礼を述べたのだった。
「ふん、たいしたことはしていないわ」
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