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第三章 現世ダンジョン編 ~もう一人の勇者~
エピローグ ~ 君と一緒なら ~
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「ゼノン、『漁場物語4』が発売された!!」
光はどこから聞いてきたのか(いや、間違いなく秋元さんのところだろう)、彼の大好きなシミュレーションゲームの『漁場物語』の新作が発売されたと言って、いそいそとナップザックに財布や上着を詰め始めていた。
「君が買いに行くのかい?」
そう問いかけると、光は頷いた。
「秋元さんに頼んでもいいんだけど、時間かかりそうだし、自分で行った方が早い」
「私もついていく」
「ゼノンが一緒に行くと、目立つからヤダ」
そう言って唇を尖らせている光の腰を私は掴んだ。
「君が一人で行くのはダメだ」
「ちょっ、離せよ」
ガッチリと抱きこまれ、光はあたふたとしている。
「ああ、こいつ。どこ触っているんだよ!!」
真っ赤な顔で、私が彼の腰からその前に手をやろうとすると、狼狽したように声を上げる。そのまま私は彼の耳朶を食む。
「私も連れて行くと言うんだ」
「こいつっ、ちょっ、やめろよ」
耳まで赤く染め、震える声で言う彼がひどく可愛くて、このまま床に押し倒したくなるが、それを以前して凄く怒られたことを思い出した私は渋々と自制した。
「連れて行くと言って、光」
「わかった。わかったってば、ゼノン」
彼はゼイゼイと息をつき、それから私の目を見て、ため息混じりで言った。
「仕方ない。いいか、あまり目立つなよ」
「わかった。君を待っているだけだ」
そして彼は、ナップザックに必要品を詰めて、私の手を取り“転移”した。
久々の現世だった。
私と番の光が、相思相愛になって二年が経過していた。
あの九州は大分のダンジョンを踏破した後、私達は再び“蜜月”に入った。
それが終わるまで一年近く経った気がする(今でも衝動が走るので完全に終わったわけではないのだろうと思っているが、光が怯えるので内緒だ)。
秋元さんは、私が正気に戻り、あの時、彼に槍を向けたことを謝罪すると、パタパタと手を振って「いいってことだよ」と言っていた。
長年異世界にいた彼は、竜族の番への執着も、その後の“蜜月”の経過もよくわかっているようだった。
そしてそんな彼だからこそ、光を勇者として現世でも働かせることを諦めた様子だった。
おそらく、私が光を落とさなかったならば、彼は現世のダンジョンの拡張の時は勿論のこと、その後の魔王の顕現の時も、光を現世に呼び寄せて、何かと光を働かせようとしていたのではないかと思った。
そして光の代わりのように、彼は現世で新しい勇者を育て、見守っている様子があった。
秋元さんは愚かではなかったから、理解している。
私達竜族の番への執着を。
そんな現世になど、簡単に行かせてたまるかと思った。
彼は私の傍で、いつまでも一緒に生きていくのだ。
現世に“転移”した私を喫茶店に置いて、光は家電量販店に向かった。
「すぐに帰ってくるから、そこで待っていろよ。いいな、目立つなよ」
彼はそう言って、サッサと店に向かってしまった。
一緒について行きたかったが、「お前はガタイがいいから、通路が狭くなる。ついてくるな」とにべもなく断られる。
仕方なく、私は喫茶店で珈琲を飲みながら待っていた。
そして五分も経たないうちに、私のそばに名刺を差し出す女が現れた。
「あの、日本語わかるでしょうか。モデル事務所の者なのですが」
私はため息をつく。
光が嫌がるのは、私がこういう意味で衆目を集め、目立つことだった。
座っているだけでも、モデル事務所などのスカウトの人間が現れて、名刺を突き付けてくる。
光も最初のうちは「さすがゼノン、ハンサム野郎は違うぜ」と喜んでいたが、毎回そうした輩にに呼び止められ、腕を掴まれ、私がどこかへ連れて行かれそうになると、不機嫌な様子を見せていた。
「…………たく、もうお前は現世に連れて行きたくない」
と膨れる彼も可愛かったが、光に置いていかれるのは嫌だった。
私は「日本語ワカリマセン」と言って、名刺をスカウトの女に突き返して、窓の外をぼんやりと眺めていた。
しばらくして、道の向こう側からホクホク顔の光が現れる。
嬉しそうに、量販店の袋を抱きしめている。
あんな嬉しそうな顔をするなら、ゲームなんて山ほど買ってあげるのに。
以前そう言うと、光はビシッと私を指さして言った。
「ゲームは一本限りだ。転売ヤーじゃないんだからな!! 無駄なことはしない」
いや、同じゲームを何本も買うつもりで言ったわけじゃないんだけど、なんだか偉そうに言う光が可愛くて、私はニコニコと彼を眺めていた。
本当に光は可愛い。
私の大切な大切な、愛しい唯一の番だ。
光が私の番で、私は幸せだった。
彼は喫茶店の窓から自分を見つめている私に気が付いて、手をブンブンと振って、走ってくる。
「ゼノン、お待たせ」
私はすぐに会計を済ませ、彼の元に行くと、彼を抱き上げ、抱きしめた。
「おいっ、ゼノン何するんだ」
衆目の中、抱きしめられたことに赤くなる彼。
抱きあげた彼の耳元で囁く。
「光、せっかく現世に来たんだ。何か美味しいものを食べよう」
「そうだな、何が食べたい? ゼノンは?」
「君が食べたいものなら、何でもいいよ」
「……俺が食べたいのは、ハンバーガーだな。たまにはスパゲティ以外も食べてみるか」
「わかった」
ミートソーススパゲティが大好物の光のため、異世界では山のようにパスタもルーもストックしていた。毎日毎日ミートソーススパゲティを食べさせていたら、さすがに彼も飽きてきたようだった。今度はハンバーガーが好きになったんだなと、私は心の中でメモをした。どこかでストック用に調達しておかないといけない。
番の大好物をストックするのは、伴侶である私の重要な役割だったからだ。
私は抱き上げた光の頬をペロリと舐めた。
光はもはや真っ赤になって、ぶるぶると震えていた。
「ゼ……ゼノン、外ではそういうことはやめろといっただろう!!」
「君が可愛くて、本当に君を食べてしまいたい」
「まさか、また“蜜月”に入ったんじゃないのか……」
不安そうに私を見る彼に、私は笑った。
「違うよ、まだ入っていない」
「……まだとか言うなよ」
彼はため息をつき、そして私の手を引いた。
「さあ、行こうゼノン。お前はハンバーガーなら、何が好きなんだ」
かわいい番の声を聞きながら、私は幸せな気持ちでこう答えていた。
「君と一緒なら、何を食べても美味しいよ」
光はどこから聞いてきたのか(いや、間違いなく秋元さんのところだろう)、彼の大好きなシミュレーションゲームの『漁場物語』の新作が発売されたと言って、いそいそとナップザックに財布や上着を詰め始めていた。
「君が買いに行くのかい?」
そう問いかけると、光は頷いた。
「秋元さんに頼んでもいいんだけど、時間かかりそうだし、自分で行った方が早い」
「私もついていく」
「ゼノンが一緒に行くと、目立つからヤダ」
そう言って唇を尖らせている光の腰を私は掴んだ。
「君が一人で行くのはダメだ」
「ちょっ、離せよ」
ガッチリと抱きこまれ、光はあたふたとしている。
「ああ、こいつ。どこ触っているんだよ!!」
真っ赤な顔で、私が彼の腰からその前に手をやろうとすると、狼狽したように声を上げる。そのまま私は彼の耳朶を食む。
「私も連れて行くと言うんだ」
「こいつっ、ちょっ、やめろよ」
耳まで赤く染め、震える声で言う彼がひどく可愛くて、このまま床に押し倒したくなるが、それを以前して凄く怒られたことを思い出した私は渋々と自制した。
「連れて行くと言って、光」
「わかった。わかったってば、ゼノン」
彼はゼイゼイと息をつき、それから私の目を見て、ため息混じりで言った。
「仕方ない。いいか、あまり目立つなよ」
「わかった。君を待っているだけだ」
そして彼は、ナップザックに必要品を詰めて、私の手を取り“転移”した。
久々の現世だった。
私と番の光が、相思相愛になって二年が経過していた。
あの九州は大分のダンジョンを踏破した後、私達は再び“蜜月”に入った。
それが終わるまで一年近く経った気がする(今でも衝動が走るので完全に終わったわけではないのだろうと思っているが、光が怯えるので内緒だ)。
秋元さんは、私が正気に戻り、あの時、彼に槍を向けたことを謝罪すると、パタパタと手を振って「いいってことだよ」と言っていた。
長年異世界にいた彼は、竜族の番への執着も、その後の“蜜月”の経過もよくわかっているようだった。
そしてそんな彼だからこそ、光を勇者として現世でも働かせることを諦めた様子だった。
おそらく、私が光を落とさなかったならば、彼は現世のダンジョンの拡張の時は勿論のこと、その後の魔王の顕現の時も、光を現世に呼び寄せて、何かと光を働かせようとしていたのではないかと思った。
そして光の代わりのように、彼は現世で新しい勇者を育て、見守っている様子があった。
秋元さんは愚かではなかったから、理解している。
私達竜族の番への執着を。
そんな現世になど、簡単に行かせてたまるかと思った。
彼は私の傍で、いつまでも一緒に生きていくのだ。
現世に“転移”した私を喫茶店に置いて、光は家電量販店に向かった。
「すぐに帰ってくるから、そこで待っていろよ。いいな、目立つなよ」
彼はそう言って、サッサと店に向かってしまった。
一緒について行きたかったが、「お前はガタイがいいから、通路が狭くなる。ついてくるな」とにべもなく断られる。
仕方なく、私は喫茶店で珈琲を飲みながら待っていた。
そして五分も経たないうちに、私のそばに名刺を差し出す女が現れた。
「あの、日本語わかるでしょうか。モデル事務所の者なのですが」
私はため息をつく。
光が嫌がるのは、私がこういう意味で衆目を集め、目立つことだった。
座っているだけでも、モデル事務所などのスカウトの人間が現れて、名刺を突き付けてくる。
光も最初のうちは「さすがゼノン、ハンサム野郎は違うぜ」と喜んでいたが、毎回そうした輩にに呼び止められ、腕を掴まれ、私がどこかへ連れて行かれそうになると、不機嫌な様子を見せていた。
「…………たく、もうお前は現世に連れて行きたくない」
と膨れる彼も可愛かったが、光に置いていかれるのは嫌だった。
私は「日本語ワカリマセン」と言って、名刺をスカウトの女に突き返して、窓の外をぼんやりと眺めていた。
しばらくして、道の向こう側からホクホク顔の光が現れる。
嬉しそうに、量販店の袋を抱きしめている。
あんな嬉しそうな顔をするなら、ゲームなんて山ほど買ってあげるのに。
以前そう言うと、光はビシッと私を指さして言った。
「ゲームは一本限りだ。転売ヤーじゃないんだからな!! 無駄なことはしない」
いや、同じゲームを何本も買うつもりで言ったわけじゃないんだけど、なんだか偉そうに言う光が可愛くて、私はニコニコと彼を眺めていた。
本当に光は可愛い。
私の大切な大切な、愛しい唯一の番だ。
光が私の番で、私は幸せだった。
彼は喫茶店の窓から自分を見つめている私に気が付いて、手をブンブンと振って、走ってくる。
「ゼノン、お待たせ」
私はすぐに会計を済ませ、彼の元に行くと、彼を抱き上げ、抱きしめた。
「おいっ、ゼノン何するんだ」
衆目の中、抱きしめられたことに赤くなる彼。
抱きあげた彼の耳元で囁く。
「光、せっかく現世に来たんだ。何か美味しいものを食べよう」
「そうだな、何が食べたい? ゼノンは?」
「君が食べたいものなら、何でもいいよ」
「……俺が食べたいのは、ハンバーガーだな。たまにはスパゲティ以外も食べてみるか」
「わかった」
ミートソーススパゲティが大好物の光のため、異世界では山のようにパスタもルーもストックしていた。毎日毎日ミートソーススパゲティを食べさせていたら、さすがに彼も飽きてきたようだった。今度はハンバーガーが好きになったんだなと、私は心の中でメモをした。どこかでストック用に調達しておかないといけない。
番の大好物をストックするのは、伴侶である私の重要な役割だったからだ。
私は抱き上げた光の頬をペロリと舐めた。
光はもはや真っ赤になって、ぶるぶると震えていた。
「ゼ……ゼノン、外ではそういうことはやめろといっただろう!!」
「君が可愛くて、本当に君を食べてしまいたい」
「まさか、また“蜜月”に入ったんじゃないのか……」
不安そうに私を見る彼に、私は笑った。
「違うよ、まだ入っていない」
「……まだとか言うなよ」
彼はため息をつき、そして私の手を引いた。
「さあ、行こうゼノン。お前はハンバーガーなら、何が好きなんだ」
かわいい番の声を聞きながら、私は幸せな気持ちでこう答えていた。
「君と一緒なら、何を食べても美味しいよ」
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