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ずっと貴方を待っている
第二十三話 淫魔の本性
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その翌日の晩も、宿に到着して、バートの身を寝台に置いた途端に淫魔の本性が現れた。
この晩も腕を掴まれ、グルリと下にフィリップは組み伏せられてのしかかられる。
濃厚な口づけの後、またその身をフィリップはバートに貪られていく。
(ああ、バートにこうされて嬉しい反面、なんか違う。いつもならこんな一方的にされることはない)
バーナードとは、優しく睦み合うという表現がぴったりの交歓であった。口付けも優しく、互いの肌に触れ、そしてゆっくりと時間を掛けて互いを高ぶらせていく。
なのに今は、一方的に“淫魔の王女”である彼に、貪られている。
そう、文字通り、貪られ、喰われるという表現がピッタリであった。
驚いたのは、行為の最中、“淫魔の王女”である彼は、躊躇なく、フィリップの男根を口に銜えたことだった。そして喉奥まで入れて、強く吸い上げて精を飲み干そうとする。
あまりの行為に、フィリップは目を丸くしていた。
(普段と違いおかしくなっているとはいえ、バーナード騎士団長が私のものを……)
口にしてくれた。
今までフィリップが口でバーナードに奉仕することはあっても、彼から奉仕を受けたことはない。
それはそうだろう。プライドの高いバーナード騎士団長である。
恐らく今までの人生の中、男のモノを口に入れたことはないはずだ。
(多分、エドワード王太子のモノを奉仕することもなかったはず)
そう、バーナードは、下に組み伏せられ、男のものを受け入れる側であるのに、いつもフィリップやエドワード王太子に奉仕されていた。凛々しく誰よりも強い騎士団長であるのだから、それが当然という雰囲気もあった(恐らくエドワード王太子も一緒だろうが、もう彼とバーナードの行為はあまり考えたくない)。
フィリップは、バートが自分のモノを口にしているという事実に興奮して、あっという間にイってしまった。
その吐き出された全ての精を、バートは一滴残らず飲み干すと、また舌を使ってフィリップを高ぶらせようとする。
射精したばかりだが、また再び兆そうとするフィリップに、“淫魔の王女”である彼は満足そうだった。
その反面、フィリップは荒く息をつきながらも思っていた。
(“淫魔の王女”の本性の彼は、ヤバイ)
普通の人間の男なら、こんな連続の快楽に耐えられないだろう。
貪り食らわれ、干からびてしまう。まさしく極上の快楽を与えて、男の精を一滴残らず絞り取ろうというような雰囲気であった。実際、バートはまた硬さを取り戻したフィリップの男根の上に、今度は自らの細い腰を上げて、後孔から愛そうとしていた。
「……あぁあぁぁ」
バートは甘く痺れるような声を上げて、自分から馬乗りになって、フィリップの男根を受け入れていく。両手はフィリップの腹の上に置いて、ゆっくりと腰を下ろしていく。ズブリズブリとその男根が深々と自分の中に埋まると、言われずとも、搾り取るために腰を動かし始める。どこかリズミカルにその細い腰が動く。
「ああ、バート……バート、ダメです、そんな」
その激しさにギシギシと寝台が大きく軋み、バートの嬌声とは反対に、フィリップは弱々しく声を上げ喘いでいた。
(ヤバい、気持ち悦すぎる)
“淫魔の王女”は、淫魔の中でも上から二番目の高位淫魔であり、後孔と言えども男根を絞りとるための名器となっている。熱く柔らかく、うねるように絞り上げられ、フィリップはたまらず音を上げた。
弱々しい声を上げる一方で、バートの中のフィリップ自身は硬く、何度も彼の中で精を放つ。それに“淫魔の王女”のバートはとても満足そうであった。
そして二日目の晩もまた、ヤルだけヤッた“淫魔の王女”の本性はコトンと意識を失って眠りに就いたのだった。
翌朝。前夜以上に激しく愛し合う音が響き渡ったのだろう。宿の隣の部屋のディーターから「お前、俺の話が分かっているのか、フィリップ!!」と叱られたフィリップであった。
この晩も腕を掴まれ、グルリと下にフィリップは組み伏せられてのしかかられる。
濃厚な口づけの後、またその身をフィリップはバートに貪られていく。
(ああ、バートにこうされて嬉しい反面、なんか違う。いつもならこんな一方的にされることはない)
バーナードとは、優しく睦み合うという表現がぴったりの交歓であった。口付けも優しく、互いの肌に触れ、そしてゆっくりと時間を掛けて互いを高ぶらせていく。
なのに今は、一方的に“淫魔の王女”である彼に、貪られている。
そう、文字通り、貪られ、喰われるという表現がピッタリであった。
驚いたのは、行為の最中、“淫魔の王女”である彼は、躊躇なく、フィリップの男根を口に銜えたことだった。そして喉奥まで入れて、強く吸い上げて精を飲み干そうとする。
あまりの行為に、フィリップは目を丸くしていた。
(普段と違いおかしくなっているとはいえ、バーナード騎士団長が私のものを……)
口にしてくれた。
今までフィリップが口でバーナードに奉仕することはあっても、彼から奉仕を受けたことはない。
それはそうだろう。プライドの高いバーナード騎士団長である。
恐らく今までの人生の中、男のモノを口に入れたことはないはずだ。
(多分、エドワード王太子のモノを奉仕することもなかったはず)
そう、バーナードは、下に組み伏せられ、男のものを受け入れる側であるのに、いつもフィリップやエドワード王太子に奉仕されていた。凛々しく誰よりも強い騎士団長であるのだから、それが当然という雰囲気もあった(恐らくエドワード王太子も一緒だろうが、もう彼とバーナードの行為はあまり考えたくない)。
フィリップは、バートが自分のモノを口にしているという事実に興奮して、あっという間にイってしまった。
その吐き出された全ての精を、バートは一滴残らず飲み干すと、また舌を使ってフィリップを高ぶらせようとする。
射精したばかりだが、また再び兆そうとするフィリップに、“淫魔の王女”である彼は満足そうだった。
その反面、フィリップは荒く息をつきながらも思っていた。
(“淫魔の王女”の本性の彼は、ヤバイ)
普通の人間の男なら、こんな連続の快楽に耐えられないだろう。
貪り食らわれ、干からびてしまう。まさしく極上の快楽を与えて、男の精を一滴残らず絞り取ろうというような雰囲気であった。実際、バートはまた硬さを取り戻したフィリップの男根の上に、今度は自らの細い腰を上げて、後孔から愛そうとしていた。
「……あぁあぁぁ」
バートは甘く痺れるような声を上げて、自分から馬乗りになって、フィリップの男根を受け入れていく。両手はフィリップの腹の上に置いて、ゆっくりと腰を下ろしていく。ズブリズブリとその男根が深々と自分の中に埋まると、言われずとも、搾り取るために腰を動かし始める。どこかリズミカルにその細い腰が動く。
「ああ、バート……バート、ダメです、そんな」
その激しさにギシギシと寝台が大きく軋み、バートの嬌声とは反対に、フィリップは弱々しく声を上げ喘いでいた。
(ヤバい、気持ち悦すぎる)
“淫魔の王女”は、淫魔の中でも上から二番目の高位淫魔であり、後孔と言えども男根を絞りとるための名器となっている。熱く柔らかく、うねるように絞り上げられ、フィリップはたまらず音を上げた。
弱々しい声を上げる一方で、バートの中のフィリップ自身は硬く、何度も彼の中で精を放つ。それに“淫魔の王女”のバートはとても満足そうであった。
そして二日目の晩もまた、ヤルだけヤッた“淫魔の王女”の本性はコトンと意識を失って眠りに就いたのだった。
翌朝。前夜以上に激しく愛し合う音が響き渡ったのだろう。宿の隣の部屋のディーターから「お前、俺の話が分かっているのか、フィリップ!!」と叱られたフィリップであった。
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