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【短編】
騎士団長と金色の仔犬 ~盗賊団捕縛の件~ (2)
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バーナード騎士団長が、その金色の仔犬を連れて王立騎士団の拠点に現れた時、王立騎士団の団員達は仕事をしていた手を止めて、全力で駆け寄ってきた。
「「「「「フィリップ君!!!!」」」」」
いかつい男達が絶叫するようにやって来て、金色の仔犬を抱き上げて頬ずりをし、やがて団員達の間で仔犬の激しい取り合いになっている。
その様子に、バーナード騎士団長は若干引いていた。
「団長、どうしてフィリップ君を連れて来てくれなかったんですか」
「フィリップ君、久しぶり。もう会えなくて寂しかったよ」
「ジャーキー、取っておいたんだ」
そう言って王立騎士団の団員達は秘蔵のジャーキーを取り出して金色の仔犬に突き付けると、仔犬は青い目をパチクリとさせた後、はぐはぐとそのジャーキーを口にしていた。その可愛らしさに悶絶する騎士達を見て、バーナードは内心、こいつらの性根を一から叩き直さねばなるまいと考えていた。いかに可愛い仔犬相手とはいえ、この体たらくはないだろう。
ただ、バーナード騎士団長も、金色の仔犬姿のフィリップが非常に可愛いことは認めていた。
もちろん、人型であるときのフィリップ副騎士団長も可愛いと思っている。
どちらも捨て難いなと真剣な表情で内心考え込むバーナード騎士団長に、騎士達が尋ねた。
「フィリップ君をどうして拠点に連れてきたんですか?」
その問いかけに、バーナード騎士団長はこう言った。
「盗賊退治に協力してもらうつもりだ。これから、警備隊の詰め所へ行ってくる」
そして皆にもみくちゃにされていた金色の仔犬を抱き上げると、バーナード騎士団長はさっさと仔犬を連れて、王立騎士団の拠点から出ていったのであった。
「お前は人気者だな」
警備隊の詰め所に向かう馬車の中で、仔犬を膝の上に置いて撫でながら言うと、仔犬は甘えるように鳴いてバーナードの指を舐めた。
「あんなに皆がお前を歓迎するとは思わなかったな」
騎士団の猛者達にもみくちゃにされている仔犬の姿は、おかしいくらいだった。
笑っているバーナードの指を、軽く噛むと、彼は茶色の目を和ませる。
「分かっている。一時的に仔犬の姿になっているのだろう?」
頷く金色の仔犬の頭を撫でる。
盗賊団の追跡に、狼の探索能力がきっと役に立つと言うバーナードにフィリップは協力することにしたのだ。
今フィリップの茶色の首輪には、王立騎士団の所属を示す金色のメダルも下げられている。
同じ王都内にある警備隊の詰め所は、そう遠くない。半刻も経たないうちに馬車は警備隊の詰め所に到着する。
門前に立っていた警備隊員によって、警備隊隊長の元へ案内される。
警備隊の詰め所で働く警備隊員達は、バーナード騎士団長のすぐ後ろを歩く金色の仔犬を驚いて眺めていた。
隊長室に到着すると、迎えた警備隊隊長はバーナード騎士団長を歓迎した。
「やぁ、よく来てくれたな」
いかつい顔の、頬にキズの走る容貌の隊長がバーナード騎士団長に席を勧める。
バーナード騎士団長がソファに座ると、その隣のスペースにすぐさま仔犬が飛びのった。
それを見て、警備隊隊長は不思議そうな顔をしていた。
「その仔犬は?」
「ああ、この仔犬は王立騎士団所属で、捜索の能力が高いのだ。今回の盗賊退治に役立つと思って連れてきた」
その言葉に、警備隊隊長がまじまじと仔犬を見つめている。
まだ幼い、愛らしいつぶらな青い目をした仔犬である。とても捜索の能力が高いように見えない。むしろ、貴族のご令嬢達がリボンでも付けて連れていそうな容姿をしている。
「……随分と可愛い犬だな」
「そうだろう」
誉め言葉に満更でもない表情で、うなずいているバーナード騎士団長。
直近の盗賊団の被害にあった屋敷の場所を聞き、その現場にあった残留物を見せてもらう。
高い塀をよじのぼった時の、かぎ爪とロープが盗賊達の残した物であった。
「会議の時に説明したが、たいてい五人から十人の人数で押し入っている。見張りが建物の外に立ち、中に侵入した者に魔法で言葉を届けているらしい」
「ふむ」
「人質を縛り上げ、脅して、金目のものの場所を尋ねる。顔は覆面で覆っているため、犯人の容姿は未だに謎だ。また、犯行はいずれも半刻以内に終わらせている。抵抗する屋敷の住人は即、殺すことにしているようだ」
「荒々しいが、有効だな。犯行に慣れ切っている」
「協力すれば殺すことはない。その情報が出回り、今では被害に遭う屋敷の者達も抵抗することがなくなり、更にスムーズに犯行が行われているくらいだ」
テーブルの上に載せられた金属製のかぎ爪と真新しいロープの匂いを、金色の仔犬はクンクンと嗅いでいた。やがて満足したのか、バーナードに合図をするように鳴いて知らせる。
「賢い犬だな」
「そうだろう。オレの自慢の仔犬だ。さぁ、行こうか、フィリップ」
そう言ってバーナード騎士団長は仔犬の体を抱きかかえ、テーブルから下ろす。一人と一匹は、そうして警備隊の拠点から退出した。
次にやって来たのが、最近になって被害を受けた商人の屋敷であった。
屋敷の外をぐるりと回った時、そばを歩いていた仔犬がぐいとバーナードのズボンの裾を引っ張った。
「どうした、フィリップ」
仔犬はついて来いとばかりに、青い目を輝かせている。ワンと吠えながら、バーナードの先を走っていく。
その後をついていくと、仔犬はどんどん王都の中心部から離れた地区へと進んで行く。
そこでようやく、フィリップが盗賊団の足取りを追っていることがわかった。
それに気が付いたバーナードは、一度フィリップの胴体を持って仔犬を抱き上げた。
「俺達二人で押し入ってもマズいだろう」
仔犬はバーナードの腕の中で、クゥンと頭を傾げて鳴いている。その仕草があざといくらいに可愛くて、バーナードは苦笑した。
「陛下に警備隊、近衛、王立、魔術師団で協力してことにあたるように命じられている。俺一人でやるのはマズイ」
言外に、自分達だけでもやれるということを冷静に言っているのが、バーナード騎士団長らしかった。
「とりあえず、声がけして、それから行くか。魔術師団はマグルだけでいいだろう。警備隊に声を掛け、近衛は、ジェラルドでいいか」
仔犬のフィリップは、そんな適当でいいのだろうかと思ったが、人員を集めるのに時間が経って盗賊団に逃げられるのもマズいだろうと思った。
バーナードは一度王立騎士団の拠点に戻ると、すぐさま各部隊に声をかけ、時間までに人員が来なければ勝手に行くと言って(「それは協力と言えるのだろうか」とまたしてもフィリップは思った)、王立騎士団の精鋭隊員を引き連れ、また盗賊団の拠点目指し出発したのだった。
その時には、王宮副魔術師長のマグルと、近衛騎士団のジェラルド、警備隊隊長率いる警備隊精鋭が集まり、かなりの人数に膨れ上がっていた。
金色の仔犬の案内の元、各部隊は盗賊団のアジトを強襲し、一網打尽にしたのであった。
※なお、盗賊の一味に含まれていた魔術師は、数に押されて何も抵抗ができなかった。
「「「「「フィリップ君!!!!」」」」」
いかつい男達が絶叫するようにやって来て、金色の仔犬を抱き上げて頬ずりをし、やがて団員達の間で仔犬の激しい取り合いになっている。
その様子に、バーナード騎士団長は若干引いていた。
「団長、どうしてフィリップ君を連れて来てくれなかったんですか」
「フィリップ君、久しぶり。もう会えなくて寂しかったよ」
「ジャーキー、取っておいたんだ」
そう言って王立騎士団の団員達は秘蔵のジャーキーを取り出して金色の仔犬に突き付けると、仔犬は青い目をパチクリとさせた後、はぐはぐとそのジャーキーを口にしていた。その可愛らしさに悶絶する騎士達を見て、バーナードは内心、こいつらの性根を一から叩き直さねばなるまいと考えていた。いかに可愛い仔犬相手とはいえ、この体たらくはないだろう。
ただ、バーナード騎士団長も、金色の仔犬姿のフィリップが非常に可愛いことは認めていた。
もちろん、人型であるときのフィリップ副騎士団長も可愛いと思っている。
どちらも捨て難いなと真剣な表情で内心考え込むバーナード騎士団長に、騎士達が尋ねた。
「フィリップ君をどうして拠点に連れてきたんですか?」
その問いかけに、バーナード騎士団長はこう言った。
「盗賊退治に協力してもらうつもりだ。これから、警備隊の詰め所へ行ってくる」
そして皆にもみくちゃにされていた金色の仔犬を抱き上げると、バーナード騎士団長はさっさと仔犬を連れて、王立騎士団の拠点から出ていったのであった。
「お前は人気者だな」
警備隊の詰め所に向かう馬車の中で、仔犬を膝の上に置いて撫でながら言うと、仔犬は甘えるように鳴いてバーナードの指を舐めた。
「あんなに皆がお前を歓迎するとは思わなかったな」
騎士団の猛者達にもみくちゃにされている仔犬の姿は、おかしいくらいだった。
笑っているバーナードの指を、軽く噛むと、彼は茶色の目を和ませる。
「分かっている。一時的に仔犬の姿になっているのだろう?」
頷く金色の仔犬の頭を撫でる。
盗賊団の追跡に、狼の探索能力がきっと役に立つと言うバーナードにフィリップは協力することにしたのだ。
今フィリップの茶色の首輪には、王立騎士団の所属を示す金色のメダルも下げられている。
同じ王都内にある警備隊の詰め所は、そう遠くない。半刻も経たないうちに馬車は警備隊の詰め所に到着する。
門前に立っていた警備隊員によって、警備隊隊長の元へ案内される。
警備隊の詰め所で働く警備隊員達は、バーナード騎士団長のすぐ後ろを歩く金色の仔犬を驚いて眺めていた。
隊長室に到着すると、迎えた警備隊隊長はバーナード騎士団長を歓迎した。
「やぁ、よく来てくれたな」
いかつい顔の、頬にキズの走る容貌の隊長がバーナード騎士団長に席を勧める。
バーナード騎士団長がソファに座ると、その隣のスペースにすぐさま仔犬が飛びのった。
それを見て、警備隊隊長は不思議そうな顔をしていた。
「その仔犬は?」
「ああ、この仔犬は王立騎士団所属で、捜索の能力が高いのだ。今回の盗賊退治に役立つと思って連れてきた」
その言葉に、警備隊隊長がまじまじと仔犬を見つめている。
まだ幼い、愛らしいつぶらな青い目をした仔犬である。とても捜索の能力が高いように見えない。むしろ、貴族のご令嬢達がリボンでも付けて連れていそうな容姿をしている。
「……随分と可愛い犬だな」
「そうだろう」
誉め言葉に満更でもない表情で、うなずいているバーナード騎士団長。
直近の盗賊団の被害にあった屋敷の場所を聞き、その現場にあった残留物を見せてもらう。
高い塀をよじのぼった時の、かぎ爪とロープが盗賊達の残した物であった。
「会議の時に説明したが、たいてい五人から十人の人数で押し入っている。見張りが建物の外に立ち、中に侵入した者に魔法で言葉を届けているらしい」
「ふむ」
「人質を縛り上げ、脅して、金目のものの場所を尋ねる。顔は覆面で覆っているため、犯人の容姿は未だに謎だ。また、犯行はいずれも半刻以内に終わらせている。抵抗する屋敷の住人は即、殺すことにしているようだ」
「荒々しいが、有効だな。犯行に慣れ切っている」
「協力すれば殺すことはない。その情報が出回り、今では被害に遭う屋敷の者達も抵抗することがなくなり、更にスムーズに犯行が行われているくらいだ」
テーブルの上に載せられた金属製のかぎ爪と真新しいロープの匂いを、金色の仔犬はクンクンと嗅いでいた。やがて満足したのか、バーナードに合図をするように鳴いて知らせる。
「賢い犬だな」
「そうだろう。オレの自慢の仔犬だ。さぁ、行こうか、フィリップ」
そう言ってバーナード騎士団長は仔犬の体を抱きかかえ、テーブルから下ろす。一人と一匹は、そうして警備隊の拠点から退出した。
次にやって来たのが、最近になって被害を受けた商人の屋敷であった。
屋敷の外をぐるりと回った時、そばを歩いていた仔犬がぐいとバーナードのズボンの裾を引っ張った。
「どうした、フィリップ」
仔犬はついて来いとばかりに、青い目を輝かせている。ワンと吠えながら、バーナードの先を走っていく。
その後をついていくと、仔犬はどんどん王都の中心部から離れた地区へと進んで行く。
そこでようやく、フィリップが盗賊団の足取りを追っていることがわかった。
それに気が付いたバーナードは、一度フィリップの胴体を持って仔犬を抱き上げた。
「俺達二人で押し入ってもマズいだろう」
仔犬はバーナードの腕の中で、クゥンと頭を傾げて鳴いている。その仕草があざといくらいに可愛くて、バーナードは苦笑した。
「陛下に警備隊、近衛、王立、魔術師団で協力してことにあたるように命じられている。俺一人でやるのはマズイ」
言外に、自分達だけでもやれるということを冷静に言っているのが、バーナード騎士団長らしかった。
「とりあえず、声がけして、それから行くか。魔術師団はマグルだけでいいだろう。警備隊に声を掛け、近衛は、ジェラルドでいいか」
仔犬のフィリップは、そんな適当でいいのだろうかと思ったが、人員を集めるのに時間が経って盗賊団に逃げられるのもマズいだろうと思った。
バーナードは一度王立騎士団の拠点に戻ると、すぐさま各部隊に声をかけ、時間までに人員が来なければ勝手に行くと言って(「それは協力と言えるのだろうか」とまたしてもフィリップは思った)、王立騎士団の精鋭隊員を引き連れ、また盗賊団の拠点目指し出発したのだった。
その時には、王宮副魔術師長のマグルと、近衛騎士団のジェラルド、警備隊隊長率いる警備隊精鋭が集まり、かなりの人数に膨れ上がっていた。
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