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【短編】
王立魔術学園での講義 (2)
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「王立魔術学園の制服を着ているお前を見る日が来るとは思わなかったな」
やってきた制服姿の少年のバーナードを見て、マグルはしみじみと言った。
「そうか?」
「ああ。お前は騎士学校の制服がすごく似合っていた。そのイメージが強い。俺と同じ学園に通うようになるとはなー」
その言葉に、フィリップは悔しそうだった。
「私はバーナードの騎士学校の制服姿を見たことはありません……」
その絞り出すような、本当に悔しそうな声を聞いて、バーナードは思った。
(こいつ……制服嗜好が強いのか。騎士団の制服やら礼服やらにもうるさかったし)
視線が冷ややかになる。
(ケモミミ好きだったり、舐め癖があったり、噛み癖があったり……)
副騎士団長は素晴らしい美貌の持ち主であるからして、それらは非常に残念な性癖に思えた。
バーナードの冷ややかな視線に気が付いたフィリップは慌てて、言い訳をするように言っていた。
「私が見たいのは、団長の制服姿だけです。他の者の制服姿には興味はありません。団長だから、イイんですよ!!」
やたらと力説している。
それを見て、王宮副魔術師で、バーナードの親友のマグルの視線もどこか生温かなものになっていた。
「お前達……本当に仲がいいんだな。ああ、俺は夫婦のプレイや性癖には何も言わないよ」
「!!」
バーナードの頬はサッと紅潮した。
「おい、夫婦と言って俺を同じカテゴリーに入れるな。性癖はこいつだけの問題だろう」
「団長、ひどいです。私達は夫婦でしょう!! 逃げようとしてもだめですからね」
「おい、離せ」
フィリップのそばから咄嗟に離れようとするバーナードの身体を羽交い絞めにしながら、フィリップは必死に言っていた。
「絶対に離しませんから!!」
やってきた制服姿の少年のバーナードを見て、マグルはしみじみと言った。
「そうか?」
「ああ。お前は騎士学校の制服がすごく似合っていた。そのイメージが強い。俺と同じ学園に通うようになるとはなー」
その言葉に、フィリップは悔しそうだった。
「私はバーナードの騎士学校の制服姿を見たことはありません……」
その絞り出すような、本当に悔しそうな声を聞いて、バーナードは思った。
(こいつ……制服嗜好が強いのか。騎士団の制服やら礼服やらにもうるさかったし)
視線が冷ややかになる。
(ケモミミ好きだったり、舐め癖があったり、噛み癖があったり……)
副騎士団長は素晴らしい美貌の持ち主であるからして、それらは非常に残念な性癖に思えた。
バーナードの冷ややかな視線に気が付いたフィリップは慌てて、言い訳をするように言っていた。
「私が見たいのは、団長の制服姿だけです。他の者の制服姿には興味はありません。団長だから、イイんですよ!!」
やたらと力説している。
それを見て、王宮副魔術師で、バーナードの親友のマグルの視線もどこか生温かなものになっていた。
「お前達……本当に仲がいいんだな。ああ、俺は夫婦のプレイや性癖には何も言わないよ」
「!!」
バーナードの頬はサッと紅潮した。
「おい、夫婦と言って俺を同じカテゴリーに入れるな。性癖はこいつだけの問題だろう」
「団長、ひどいです。私達は夫婦でしょう!! 逃げようとしてもだめですからね」
「おい、離せ」
フィリップのそばから咄嗟に離れようとするバーナードの身体を羽交い絞めにしながら、フィリップは必死に言っていた。
「絶対に離しませんから!!」
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