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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ
第162話 彼女を取り戻すための戦い
しおりを挟む完全に2人を『封印状態』に落として勝ち誇るリーゼは小さくため息をついた…瞬間。
彼女の身体を、地面から生えた植物の蔦が、一瞬で絡み付き何重にもガチガチに縛り上げる。
リーゼ「……勝利の瞬間を確信して油断が生まれるこの時を狙うとは……深緑の魔女も抜け目ないねぇ。
『彼女』を目の前にして、直ぐにでも助けたかったろうに。
でも、甘いんじゃないかな?この程度なら……!?」
余裕を持っていたリーゼの表情が初めて驚きに変わり、僅かに疲労の色を浮かべる。
マリスミゼル「待っている間ホントにイライラした……エリシアを、むざむざ危ない目に合わせてまで貴方に絡みつかせた蔦が、ただの魔法であるはずがないとは、わかりましたか?
その蔦は、貴女がフェアラートの技を行使出来ないように対策済みの特別製。
この瞬間のためだけに準備したもの。
加えて魔法を発動しようとすればするほど縛り上げます。
どちらにせよ、貴方を野に放つことは私が許さないのだけど……それより、今度こそ私のエリシアと、そこの吸血鬼さん。返してもらうわね」
蔦が伸び棺を縛り上げる……かに、見えた。
蔦が棺に触れようとした瞬間。
白い光が蔦を……消し去った。
『よきかな。
それは最早……私の玩具。
奪おうとすれば……どうなろうな?』
白い光が怒りを表したかのように滅言する。
空気が重い……。
リーゼ「……助っ人、それも君には勝てない相手だぁ。
どうする、マリスミゼル=シーケン。
尻尾を巻いて逃げるかぃ?」
マリスミゼル「……念には念を打つものが、私の本質よ。
今回はエリシアを助けるための、大勝負!
こっちにも、助っ人くらい……いるわ!」
杖を大きく振り上げ合図を出す。
今度こそ、彼女を取り戻すための戦いを行うために。
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