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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ
第141話 お前はもう俺にとって
しおりを挟む~魔族領デモンズバレー中央区域~
深部区域から退いたものの追跡が迫る中にあって深刻な魔力枯渇を起こした2人は中央区域の岩盤の横穴に身を隠していた。洞窟状になって割りとスペースがある。
マサキ「…俺とオフェリアの魔力マーカーを打った囮をランダムに置いてきた。ほんの僅かだが時間が稼げるはずだ。
……精獣の行使もかなり魔力を使っただろう。少し休め。ほら」
水に注がれたカップを差し出して相棒の表情を見る。やはり疲労の色が強いのを見て取りながら、彼女の隣に腰を下ろす。
そもそも魔力減衰するこの区域では勝ち目が薄い中、あの数だからな……。
追跡の手が迫らないうちに何か方法を考えなければ。
だが……今の状況では俺もオフェリアも逃げきるのは難しい。
魔力はお互いに枯渇している。奥の手がないわけではないが……。
仮に捕まって、奴の望み通り露出同好会とやらに従ってやっても『狂化』されている以上、気がすめば殺されるだろう。
それに、『寿命』が尽きれば消える俺と違い、オフェリアは『不死』だ。
終わらない拷問に相棒を差し出す気はサラサラない。
マサキ「……どちらかが囮になったとしても、あの人数だ。
このまま此処に隠れていても、囮を使いどちらかが逃げたとしても結果は変わらないだろうな」
煙草を懐から取り出し火を付ける。
大きな吐息とともに白煙が空中に霧散する。
「あらあら♪『禁忌の魔女』に『魔眼の踊り子』ってゆう大層ご立派な2つ名を構える最強クラスの女二人が揃いも揃って情けないわ」
いつの間にか現れたプラチナブロンド色の長髪に妖艶な雰囲気を纏う、エキゾチックな黒いレオタードに大きく胸元を開いた身につけた絶世の美女。
マサキ「リリス……!!」
ーーーー
オフェリア「はぁはぁ…あっ…う、うん…あり…がとう…。」
乱れている呼吸を整えていると、マサキは水を差し出してくれ、私は腐食から回復した手でそれを受けって…その表情はどこか申し訳なさそうで、どこか思い詰めている色も…
いくら召喚や精獣たちの活動維持のために魔力を消費していたとはいえ、魔眼を使ってもいないのにこの疲労感…本当に厄介な場所だわ…
そんな場所なのに…私のミスのせいでマサキに負担をかけてしまった…彼女を守るためだけに私は存在しているのに…私…は…。
オフェリア「……フェアラートは私が足止めするわ。この状況を引き起こしてしまったのは 私のせいなのだから…責任は私がとる。」
珍しく余裕もない表情と声色で、私はマサキにそう伝えて…
この区域であの数に勝ち目はない…だけど私は不死だ…勝つことは出来ないけど、足止めの策はある…
私は逃げ切れないだろうけど…マサキはこの区域から出られれば、転移で逃げ切れる…。
オフェリア「……いつの間に…確か魔王軍の幹部…だったかしら…? この状況はマサキのせいじゃないわ…私が足を引っ張ってしまったからよ。
…それで? フェアラートと同じ魔王軍幹部のあなたが何のようかしら? ただ笑いに来ただけじゃないのでしょう?」
まったく気づけなかった…ああん もう…フェアラートとといい、このリリスといい…私 マサキの護り手なのに後れを取られすぎよ…。
自分に情けなさを感じながらも立ち上がり、私はマサキの前に出て…狙いはわからないけど、何かしてくるのならマサキを守らないと。
ーーーー
マサキ「いいか、オフェリア。言っただろう、敵はどちらかが囮になれば解決するような甘っちょろい奴じゃない。
それに……貴女は……いや、『お前』はもう俺にとってただの護衛じゃない。……『相棒』だ。
どっちがミスしようが、しまいが。
そんなことは関係ない。大切なのは、相手を想うこと。
相棒っつーのは、お互いを高めあい成長することが出来る関係だ。間違っているときに、その人の道を戻してあげたり、一緒に笑うことができる存在。
終生、得ることが出来ない奴だって沢山いる。
……そんな奴を見捨てれるはずないだろう。
しっかりしろ、ポンコツ吸血鬼」
オフェリアと正面から向き合い、それまで距離を感じさせていた言葉使いが自然となくなり……そして両肩に手を置きながら、少しだけ首をかしげ、彼女の額を指で軽く弾いてからかうように小さく笑う。
リリス「へぇ……♪」
その様子を見たリリスは瞳を見開き驚きの表情を浮かべた後、面白そうにクス……♪と笑い、小さく口を開いた。
リリス「ふふ……♪ねぇ、考えてみて。厄介な敵が弱りきって目の前に転がってるとしたら……これって最高のチャンスじゃないかしら?」
肩に掛かった髪を払いながら2人を挑発するような視線を向けながら、壁に寄り掛かる。
マサキ「……はぁ……リリス。エロいことばっかりしてるから『取引』のことを忘れたのか?戯れるのは止めろ」
オフェリアとの間に入り、リリスに向けて呆れたような視線を向ける。
暫く睨み合うも、リリスはいたずらっぽくクスクス♪笑い始める。やがてひとしきり笑うと、小さく溜め息をつく。
リリス「ねぇ。今の結構、強キャラ感が出てたでしょう?
とにもかくにも、また会えて嬉しいわ『マーサ♪』ウルフヘイム様との闘いで死んだと聞かされてたから。
そして初めまして……オフぇぃリア、オフェらリぁ……ちょっと発音しづらいわね。悪いんだけど、『オーフェ』でいいかしら?♪」
柔らかい笑みを浮かべながら2人に挨拶をして、オフェリアに向けては少し申し訳なさげに笑いながら、手を差し出して『握手』を求める。
マサキ「……そうだろうな。…オフェリア、紹介しよう。
コイツは察している通り、魔王軍幹部の一角リリス。サキュバス族の女帝で……俺の『ビジネスパートナー』だ。
戦争以前から様々な情報を提供してもらってる。
例えば、オフェリアに助けてもらったあの場所に建造されていた『巨大兵器』。
あの情報をもたらしたのも、彼女という訳だ」
リリス「簡単にゆうと、私たちはギブアンドテイクの関係♡仲間ではないのだけれど……持ちつ持たれつ、利用しあってるって訳♪
この前は『パーティー』への参加、感謝するわ。
マーサの『ボンテージ姿』……♪
私の牝猫たちも喜んでたし、大好評よ♡
またお願いするわね♪」
マサキ「お、おい。ここでその話はいいだろう」
お互いに敵対する素振りは見せることなく、リラックスした表情で話を続ける2人。
これまで得ていた独自の情報網の1つがリリスであることを示しながらも、会話の主導権をややリリスに握られ気味で、少々慌てて会話を止める。
マサキ「お前なら今の状況をわかっているだろう。いろいろ聞きたいことはあるが時間がない。フェアラートは直ぐにここを探し当てるはずだ。
リリス……『取引』だ。俺たちを助けろ。方法は任せる……助けてくれた見返りは、また『パーティー』に参加してやる。」
リリス「そお?ふ~ん………足りないわ。貴女たちはここで私が見捨てれば、確実に録な末路は辿らない
それに、私と同じ魔王復活反対派閥のベアトリーチェ公爵まで『調整』されたのよ?
私も過激派を装っているとはいえ、貴女たちを助ければ私自身のリスクは飛躍的に上がってしまうわ。
それなら、それに見合うだけの報酬は貰わないとチャンチャラやってられないのよ」
マサキ「…………言いたいことはわかった、何が望みだ?」
その言葉を聞いて彼女はにんまり笑う。
リリス「今からの条件は、貴女たち2人ともに呑んでもらうわ♪
で・も……交渉相手はマーサじゃなくて、オーフェよ。いいじゃない?これから貴女のパートナーをやるなら、私とも少なからず関わるんだし♪
心配しなくても、私のハーレムに取り込むようなことはしないわ♪
だから、マーサは口出し禁止ね。『十字路の取引王』も言ってたけど、新しい相手と交渉の駆け引きをするのって楽しいのよ♪」
マサキ「…選択肢はないだろう。
オフェリア、そいつは何だかんだ言って穏健派だ。拐われた『キール』のことも以前から気に掛けてはくれてる。
魔族の中では信頼していいやつだ。信用はしてないが。
……だが、譲れないところは譲るなよ?」
つまらなそうに溜め息をつくと、後ろに下がり腰を下ろす。リリスは満足げに頷いて、オフェリアの方に向き直る。
リリス「さて……早速だけど、オーフェ。『取引』を始めましょ?
私が貴女たちを助けてあげるかわりに、貴女たちに飲んで欲しい条件は…まずはね。
①全面武装解除の上、2人ともにサキュバス族の淫紋を刻印することを受け入れ、私の雌猫である証の『奴隷の首輪』を付けること。
理由は貴女たちを私の『所有物』として、フェアラートから保護するため。
暴走状態のあの子に論理的なものは通じない。
信じさせ、手出しをさせないためには、私の庇護下にあることを、撤退的に視覚に訴えさせる必要があるわ。」
リリス「②その後、私のハーレムに貴女たちを避難させるけど……2日間だけ私の雌猫として『お手伝い』すること。
やる事は『客引き』と、『ショー』への出演。
詳しい内容は、フェアラートのことを考えると説明する時間がないから省略するわね」
リリス「③それ以外に『細かい』ことをお願いするかもしれないけど、いちいち反抗しないこと。
そうすれば、今日を合わせた3日後には解放してあげる」
リリスは含みや詳細を伏せた言い回しをしながらも、『取り敢えずこんなことかしら?』と、楽しげに笑う。
口約束では証拠にならないならと、胸の谷間から署名したものの契約を必ず守らせると言われる『契約魔書』を取り出しながら、オフェリアに向き直る。
リリス「さあ、オーフェ?貴女はこの条件でいいかしら?何か変更してほしい点や質問はある?」
ーーーー
オフェリア「マ、マサキ…? いや…でも…私のせいだから…私がやらないと…。
えっ…? ……あっ…っ…ぅ…マサ…キぃ…。
ふぁ…!? あぅ……ふふ…私の方がお姉さんなのに…な…。でも…マサキ ありがとう…♪」
肩を引かれてマサキと向き合う形になる…突然のことに戸惑うが、彼女の瞳が私の瞳をしっかりと見つめていて…
相棒という意味はわかっていた…だけどそこにマサキの想いも加えて伝えられ、私は彼女の想いと言葉の意味を真に理解して…
胸が熱くなり 涙が私の頬を伝う…マサキ…私のことそんな風に想ってくれて…いて…
ぴんっと額を軽く弾かれ、私は両手で額を押さえ…だけど彼女の微笑みを見て、私も涙を拭って微笑みを見せて…
私も大切な人を得られていたのね……こんな状況だけど…心は温もりで満たされていて…。
オフェリア「ああ それはチャンスね、私もそのチャンスは逃さないわ…でもマサキはあげないわよ?
ん…取引…? ……はぁ…オフェリアよ。なんだかよくわからないけど、好きなように呼んでくれていいわ。」
挑発してくるリリスに同意するも、私は大切なマサキは渡さないわよと軽く一蹴して。
取引という言葉とマサキとリリスのやり取りを見て、私は警戒を緩める…とりあえず敵ではないというところかしら…?
リリスにも情けない姿などを見られたため、私は少し恥ずかしい気持ちながらも、彼女と握手を交わして。
オフェリア「ふぅん…ビジネスパートナーねぇ…ってか あの兵器の情報を漏らすって…魔王軍どうなってるのよいったい…。
パーティーにボンテージ姿…? …マサキ…フェアラートの時に私に聞いてきてたけど、あなたの方こそ着てるじゃない。」
マサキに紹介され…リリスがマサキに手を貸して助けていてくれたことを知り、リリスに感謝を覚えるも…
魔王軍の内情にジト目を向ける…仲間を調整したり、内部に情報を漏らす者が居たり…どうなってるのよ……いや…キールさんの件もあるから、王国や人間側も大概か…。
リリスのパーティーという言葉は『サキュバスらしい』ものだと推測できる…だけど…マサキのことだけは聞き捨てならないわね…
私はマサキにジト目を向け、にやりと笑う…ふふ…からかうネタが出来たわね…♪
オフェリア「……まあ あなたが助けてくれないとそうでしょうね。
あら…あなた 魔王復活反対派だったんだ? っていうかフェアラート以外にも調整されてる魔族がいるのね…。」
もう自分を犠牲にする気持ちはない…いや ほんの少しは残ってるけど、それをしたらマサキは悲しむし、彼女の想いはもう伝わってる…
だけど状況は変わっていない…手が浮かばないなかでは、リリス 彼女だけが希望だ。
リリスが復活反対派だというのは納得できるも、他にも調整された魔族が魔王軍にいるのに驚く…この戦争を導いた連中 本当に最低な連中だわ、そんな奴らに力があるのもむかつく。
オフェリア「私に…? ……ハーレムって…さすがサキュバス…いやそれより…十字路の取引王って…。
キールさんのことも…。それはなんとなく伝わっているわ、私も信頼できると思う。ええ わかったわ。」
こういう状況での交渉は初めてだ…ここまで追い込まれるというのはほぼないし、しかも今回は私だけではなくマサキの身もある…交渉は苦手だけどやるしかないか…
っていうか取引王…? 長い旅の時間で、どこかで聞いたことがあるけど…思い出せない。
とりあえず今関係ないことは置いておこう…彼女との取引に集中しなきゃ。
オフェリア「さっそく すごいのがきたわね…理由はわかったわ…だけど…淫紋に…雌猫で奴隷の首輪…か……わかったわ、受け入れる。
客引きとショーね…その辺りは踊り子の仕事で慣れてるけど……いいわ、受け入れる。」
サキュバスの雌猫ってあれよね…えっちな…はぁ…恥ずかしいけど仕方ないか、私のせいだもんね…っていうか真祖が雌猫にとか笑えるんですけど…。
客引きはともかくショーはあれでしょうけど、2日だけの条件を付けてくれてるし、彼女に助けてもらうのだから恩は返しておかないと。
オフェリア「細かいことも了解したわ…だけど他の人たちに迷惑をかけることだけはしないわよ? 自分が招いた状況なのに、それで他の人たちにまで迷惑かけたら申し訳ないからね。
そんなもの出さなくても真祖として、Aランク冒険者として契約は守るのだけど…わかった、サインするわ。
……そうね…できる範囲でいいから、マサキの負担は軽くしてあげて…その分は私が代わりにやるから。
やっぱり責任は取りたいの…私もマサキのことを大事に想ってるから…対等な関係でいたいから、失敗したところは別なところで彼女に返したいの。
それ以外は大丈夫よ…マサキが信頼を置いてるのなら、私も信頼して…私の身を預けましょう。」
ーーーー
リリス「あらあら♪そんな簡単に信用していいのかしら。ほぼ私の条件を丸飲みね♪いいわ。
貴女の申し出も受けましょ。さてそれじゃ、ここに軽くでいいから魔力を注ぎ込みなさいな。
ほら、マーサも。そんな嫌そうな顔しないの、ビジネスよビジネス♪」
マサキ「…お前のエロ関係のやつは『ハード』だから神経使うんだよ、ホントに『性癖改変』されるやつも大量にいるだろが」
リリス「お褒めに預りサキュバス冥利に尽きるわ♪
まあ、貴女のエキゾチックな肢体と切れ長の金色の瞳は、ドMの心を擽るのよ♪
いつもSなんだから、たまにはM側の気持ちを味わういい機会じゃない♪たったの『3日』だし、オーフェもいるから心細くはないでしょ?」
小さく溜め息を着きながらマサキを始め、三人が署名をすると、契約文面が記されたページが破れて、宙に浮遊する。
ページは光を帯びて弾けると、その光を浴びた三人の身体に青い光が宿り消える。
リリス「契約成立♪
これで契約の不履行をした者は契約魔書に『喰われる』わ。
くれぐれも皆よろしくね♪
それじゃステップ1……フェアラートを騙すわよ。
まずは、服も下着も全部脱いで♡それから、この『首輪』をお互いにつけてあげること♡
それが終わったら、お腹に『淫紋』を施すわ♡
時間がないから、私は淫紋の方の準備を。貴女達ぐらい強いと『特別性』がいるでしょうし。
2人とも手早くね♪フェアラートの魔力波が近づきつつあるから」
そう言うとリリスはピンク色の魔法陣を足元に展開させ、呪文の詠唱に入る。
マサキ「……はぁ、仕方ない」
スルスル……と胸元のサラシを解くと大きくはないが、形が整った白桃色の美乳が露になり更に、めんどくさげにズボン……下着と脱ぐと、引き締まったしなやかな腰つき、処理が甘いやや剛毛のおまんこと、彼女のスレンダーな肢体が晒される。
マサキ「……お、おい……オフェリアも早く脱げよ。恥ずかしいだろ、この状況。それと終わったら『コレ』もつけてくれ。俺もつけてやるから」
ほんのり頬を染めながらも肢体を隠すことはなく、ピンク色の首輪をつけてくれるようお願いする
ーーーー
オフェリア「仕方ないでしょ…私 こういう交渉とか苦手なのよ…昔から騙されやすいし…。
今回はマサキも信頼は置いてるから…それに…今回は本当に助けてもらえるの感謝をしてるの…だから少しでもそちらが得するようにって思っただけよ。
そのかわり 大きな負担は私の方に回しなさいよ、そこは譲れないからね。」
リリスの言葉に少し頬を膨らませる…私だってちゃんと色々と考えてる…それでも頭の回る者たちには敵わないし、悪い人間たちに騙されて捕まるのだ。
私のせいであるピンチを助けてもらえるのだ…リリスには感謝をしているし、彼女にその恩を返したい気持ちもある…
だけどマサキの負担は減らしてほしい…彼女の提案をほぼ全て受け入れたのだ、これくらいは許してほしい。
オフェリア「っ…// ち、ちょっと待ちなさい…すぐに脱ぐから…すーはー…。」
マサキの一糸纏わぬ姿を見て、私はどきっと見惚れてしてしまう…
すごい綺麗…襲いた…っ…あ、危ない…もしかしてこれが吸血鬼の衝動ってやつかしら…? 初めての経験だけど…やばかったわ…。
軽く呼吸を繰り返し、なんとか高まる気持ちを戻して。
オフェリア「……んっ…っ…そ、そんなじっと見つめないで…よ…その…今まで人前で肌を晒すことなかったから…それに…マサキに見つめられると…なんだかより…恥ずかしい…の…//」
踊り子衣装と下着を脱ぎ去ると…眼帯で金髪を靡かせた、私のDカップの胸が晒され…
舞うのが…仕事柄なのか しなやか だか 引き締まるところは引き締まり、それでいて胸やお尻と出るところは出て 大きめで。
マサキやリリスの視線を感じ…私は瞳を潤ませながら頬を赤く染め、恥じらいながら両手で胸などを隠して…
踊りで見られるのは慣れているつもりだったのに、服を着てないだけでここまで恥ずかしいなんて…それにマサキに見られてると思うと…なんでか身体が熱く…//
オフェリア「ええ わかったわ……ごめんね マサキ…こんな状況になっちゃって…
でも約束は守るからね…あなたを守って…いろんなものを取り返して…あなたの側にいる…
だから…その…っ…あ、相棒として…このピンチを共に乗り越えて…くだ…さい…//
そ、それじゃあ付ける…わよ…んん…。」
首輪を手に取った私は申し訳なさそうな表情をして謝り…そして彼女とした約束のことも口にして…
そのあと 頬を染め 潤ませた瞳で彼女を見つめ…これから起こることも含めたものを一緒に乗り越えてほしいと、彼女に【相棒】としてのお願いをして…。
そのまま相棒である彼女に首輪をして…。
ーーーー
マサキ「なっ!み、見てねーよ…視界に入っただけだ…」
オフェリアの雄雌問わず誘惑する肉感的な肢体から目を反らしながら言い訳をするも、普段表情の変化があまりない彼女の頬は赤く染まり自信なさげに小さく呟く。
マサキ「やれやれ…謝るのは無しだろーが。ミスの1つや2つ誰かが死ぬわけでもない。
……ああ……もちろんだ。く、冷た…ひっっ♡……っんんん♡♡く、あ……♡♡ふーっ……♡ふーっ……♡」
オフェリアの謝罪に対して彼女は半ば呆れながらも穏やかな笑みを浮かべお願いを了承、首輪を嵌められる。
すると、マサキの足元にピンク色の魔法陣が展開されリリスの魔力が彼女に吸収されていく。
彼女の様子に変化が起こり、両手で口元を抑え込み声を必死で声を我慢する様子を見せる。
やがて瞳を潤ませて甘い吐息をついていると、首輪のタグの部分に文字が浮かび上がる。
『所有者 リリス 期間 3日』
マサキ「い、忌々しい……♡今さらこんな感覚っ…♡全く他にどんな効果があるのか、想像するだけで憂鬱の一言に尽きる……っ♡……ほら、オフェリア。付けるぞ」
そうして手早くオフェリアにつけ終わり2人ともの準備が整うとリリスが手招きをし、彼女の側に控える。
リリス「それじゃ、2人ともお腹を近づけて♪そうそう……♪
はぁい♡それじゃ、刻むわね♡2人用の強力なのを~っと♡
ちなみにオーフェのは、ハードにしてほしいってマゾいこと言ってたから『面白い効果』を追加してるわ♡
それじゃ……よいしょ♡」
マサキ「ッッ♡♡♡おっほぉおおおおおおおっ♡♡♡ん゛ん゛ッッ♡♡お゛っ、お゛ーーーーーっ♡♡♡お゛ぉぉおおおぉおおっっ♡♡♡かひゅんっ………っひ♡」
お腹の子宮の位置に♥️マークを禍々しい紋様が翼を広げるように刻み込まれ、その強力な快楽に2人ともアへ顔を晒してガグガク♡と震え軽くアクメ♡を決めたようだ♪
私個人的にも、このぐらい裏世界で有名な雌を3日間限定とは言え捕獲できてことはテンションが上がる。
素材もいいし♪この獲物をショーに出せば評判は上がるだろう。
リリス「はぁいお疲れ様♡ふふ……何とか間に合ったわね♪
ほぉら、シャンとしなさいな♪
ね、オーフェ?♪」
2人の頬をそれぞれペシペシと叩いて覚醒を促す。
それぞれの淫紋に『追加効果』を付与したがお望み通りオーフェには少々ハードな効果を付与してあげた。
見たところオーフェはマーサに恋愛感情を持っている。それならこれを利用しないのは勿体ない。
『マサキの匂い……フェロモンに著しい興奮を覚える ♡少しでも匂いを香ればドキドキ♡が収まらず、更に嗅ぎたい衝動に借られる♡』
ふふ……楽しみだわ♪
マサキ「……っく、お、おいオフェリア……大丈夫か?」
軽いアクメをキメてヘナヘナと崩れ落ちそうなオフェリアを彼女は両手で支え、抱き寄せる。その顔はほんのり赤く染まっていて。
ーーーー
オフェリア「だって…今回のミスは命にだって……んっ…あり…がとう…//
こ、この魔力の流れは…っ…マ、マサキ…大丈夫…?」
命に関わるミスだったのだから…それでも彼女は穏やかに笑って、そして許してくれ 約束もしてくれ…私はありがとうっと嬉しそうに 幸せそうに微笑んで。
首輪を付けると普段とは違うマサキの様子にどきっとさせられ、震える彼女をぎゅっと支えながら心配をして。
オフェリア「えっ…あっ…う、うん…お願い……っ…ひぃ…!? ふ…ああ♡ おっ…くっ…はひ…ぃ…~~♡ ん、んっんんんん♡」
彼女の様子と魔力の流れからして 予想以上のものだったことを知り、だけどマサキも一緒に乗り越えてくれるのだからと覚悟を決めて…
首輪を付けてもらうと、全身の感度が高められていく感覚…それでこそ風で肌を撫でられるだけでも 敏感に反応してしまうほどのものを付与され…
長い時を生きてきたけど経験したことのない状態 感覚に…瞳を潤ませ必死に漏れそうになる声を耐えながら、私は足をがくがく震わせて。
オフェリア「はー…はー…♡ こ、こんな感覚…んっん…私 知らな…ひぃう…♡ くっ…だけど私はこんなので…く、屈したりしな…い…♡
はー…ふぅー…っ…だ、誰がマゾよ…くっ…や、やるなら早くやりなさっーーひぎぃ!?」
敏感になった身体をぶるぶる震わせ、涙目で荒い呼吸を繰り返す私…
これでまだ首輪には追加の効果があるという…サキュバス…ここまでの魔族だったなんて…だ、だけど私は…快楽なんかに屈服なんかはしない…!
リリスの言葉に、お腹を差し出している私の表情に微かに怯えが現れ…。さっきよりもっと強い快楽が…っ…身体が震えて…
くっ…だめだ怯えちゃ…これくらい乗り越えて 私はもっと強くなってみせる…。そう心に思いながら、強がってみせると淫紋を刻まれ……
オフェリア「んひぃいいいい♡ おぉお…んおおおおおおおおおっ♡ ひ、ひぃぐひぃぐひぃぐひぃぐぅうううううっ♡ くひぃ…イクイグぅうううっ♡ お、おほぉおおおおおおおおおっ♡」
自慰の経験すらないのに 淫紋を刻まれるという強烈な雌の快感を与えられ…
私は全身を激しく痙攣させ 大きく仰け反らせ…とびっきりはしたない雌の声を洞窟内に響かせ、半開きの口から舌を突き出し よだれを垂れ流した…だらしないアヘ顔を晒しながら、人生初のアクメをしてしまい…
頭が真っ白で腰をびくんびくんっと跳ねさせ、初アクメの刺激が強すぎたのか…軽く潮吹きまでしてしまっていて…
裸で首輪に淫紋を刻まれてアヘ顔を晒す姿は…Aランク冒険者や真祖のものではなく、他の者たちを楽しませるただのはしたない雌猫で。
オフェリア「ふ…ぉ…へぁ…ぁ…♡ あ…ぅ…マ…サキ…? っ…おひぃいん!? あっ…あぁあ…あぁああああ♡
おほぉ…はー…はー…♡ くっ…リ、リリ…スぅ…あな…たぁ…ふぉ…よくもこんな効果を仕込んでぇ…ひぃうう♡
マ、マサキぃ…今はだめ…くぅうん♡ おぉ…ぎゅってしないで…離れ…てぇ…んっんんん♡ はぁはぁ…く…そぉ…こ、こんな…ものぉ…ふー…ふー…♡」
マサキに抱きしめられ、彼女の香りが鼻をくすぐり…すると身体が激しく熱くなり、まるで発情期の雌のような状態に…
私は秘部をぐちゅぐちゅに濡らし、つぅーっと淫蜜を床に垂れ流し…びくびくんっと震える身体を自分の両手で抱きながら、とろんとした瞳と雌の表情を晒していて…。
私のお腹に刻み込まれた 淫紋がいやらしいピンク色の輝きを放っていて…
吸血鬼の衝動も加わり、マサキの匂いを深く嗅ぐだけで軽く絶頂してしまうほどで…もっと嗅ぎたい…雌猫みたいにくんくんしたい…彼女を襲いたい、彼女に抱かれたい…そう欲情してるのを知られたくなく、必死に衝動を抑えながら…私は離れたくないけど彼女に離れてと雌の声でお願いして…このままマサキの匂いを嗅いでいると本当にまずい…♡
ーーーー
マサキ「ば、馬鹿言え…こんなにフラフラなのに恥ずかしがってる場合か。ほら肩を貸してやる……っしょ」
オフェリアのリアクションから彼女が照れてると勘違いしたのか、離れることはせず安心させるように、ぎゅ♡と抱きしめてしまう。
柑橘系の爽やかな匂いがオフェリアの鼻に薫る中、彼女を支えるため肩を貸してあげる。
悶えるオフェリアにリリスはその様子を惚けながらクスクス♪笑うも、強烈な魔力を感じて頬をピリつかせる
リリス「……ほぉら♪私の雌犬ちゃんたち、敵さんが来たわよ。2匹とも……伏せ♪」
ーーーー
オフェリア「ふー…ふー…♡ は、恥ずかしがってるわけじゃ…っ…おほぉお♡ ~~~~♡ んぉ…ぉ…はぁ…はぁ…く…そぉ…こんなのに私は…負けな…ひぃ…♡」
マサキにぎゅっと優しく抱きしめられ、彼女の甘い匂いが薫り…
淫紋がピンク色の光を放つと 私の全身がびくんびくんっと跳ね、だらしない雌のアヘ顔を晒しながら匂いアクメをしてしまう。
イ、イクイクっ♡ イクの止まらなひぃ♡ マサキの匂い嗅ぎながらイグぅうう♡ はぁー…はぁー…これ…らめなのにぃ…もっと マサキをくんくん してイキたい…♡ だ、だめだ…このままじゃ私…はしたない獣になってしまう…♡
肩を借りて立っている私は 口からよだれを垂らすトロ顔で…いやらしく両乳首を尖らせ、ぐちゅぐちゅの秘部から淫蜜を垂れ流し ふとももを濡らして。
オフェリア「えっ…っ…あぅ…くっ…こ、こんな…辱め…を…// はぁはぁ…今は仕方ないけど…心までは屈服しない…から…!」
首輪と淫紋のせいなのか わからないけど、リリスの言葉に身体が勝手に反応し…
裸のまま四つん這いにさせられ…私は真っ赤になり恥じらい、瞳を潤ませリリスを睨みつけながら宣言して…それを口にすることで 心を強く持つためで…
Aランク冒険者で吸血鬼の真祖であろうと、首輪と淫紋をされた今は…身体を服従させられ、彼女の雌犬でしかなく…。
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セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
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