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へっぽこ姫の仲良し作戦⑨ 九章 恋愛編
ヒーローとヒロインの恋の行方
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今日は久しぶりにオーロラ嬢の手作りマシュマロお菓子が食べられる日だと楽しみにしていたティータイムなのに、何故か私の隣に優雅に紅茶を飲んでいるハウライト兄様と、ニコニコと私に沢山のマシュマロお菓子をくれるオーロラ嬢の間に挟まれている私…。
…気まずい。非常に気まずい!
鈍感な私でもわかる。この二人何かあったのかな?とても冷たい空気が漂っております…。何度も言うけれど、本来原作では主人公の二人は甘い空気を漂わせる筈なのに、甘い空気はマシュマロとお菓子の匂いのみ!
「あの、ハウライト兄様…今日のお仕事は」
「うん?午前中に終わらせたよ。午後からはガーネットはまたレモン姫のところに行ってるし、久々にエメラルドとゆっくりお茶をしたかったから…迷惑だったかな?」
キュルンと悲しげな表情を見せつつ笑顔のハウライト兄様…普通の令嬢ならこんな表情みたら、イチコロだわ!!我が兄ながらカッコいい!私もなんやかんや、ブラコンだと思う。うん。
「私はエメラルド姫様と《二人》でのお茶会楽しみにしてましたけど、ふふ、残念です」
可愛らしい笑顔のオーロラ嬢よ、ハウライト兄様に遠回しに邪魔と言ってる?言ってますよね?
あれ、二人ってこんなに仲が悪かったかな。子供の頃見ていた時とまた随分違う印象で…私はとても気まずい…けど、マシュマロは食べますよ?二人の前にあるマシュマロも食べても気づかないくらい、二人は見つめあ…ではなく笑顔だけど睨み合ってる。
ハウライト兄様はオーロラ嬢に話しかけた。
「医療術師見習いとしてもっとやるべきことがあるんじゃない?そうやって、スキを見せるから他の貴族の男性に言い寄られるだよ」
「…あら、ハウライト王子様こそ。お姉様達から聞きましたけど、この前スリラン家の御令嬢主催パーティーに出席された時、お二人共、とーっても良い雰囲気だったと聞きましたわ。令嬢主催のパーティーに参加する王子様ってお暇なんですね」
「…あれはスリランカ家の当主に挨拶がてらと…いや、君だって、昨日医療術師見習いの男性達とお酒を飲みに行ったらしいね?未婚の女性なのに、誘う彼らの品格を疑うよ。もちろん君が一番だけど」
「…っ!アレはお酒の席ではありません!お食事です!みんなジュースを飲んでました!医療を心掛ける者としてお酒は飲みません!さっきからなんなんですか!?他の令嬢達と仲良くしてればよいじゃないですか!」
「僕はエメラルドに会いに来たんだ。君こそ、いつものように医療術師の男性達と仲良くしてればいいじゃないか」
…とまあ、二人はこんな感じで顔を合わせるたびに口喧嘩をしている。甘い雰囲気ではなく、今にでも戦争が始まるんじゃないかというただ寄らぬ雰囲気…。そんな時、チョコレートを沢山籠に持ってきたプリちゃんが現れた。
「あ、エメッ!ここにいたんだね。オーロラ嬢とティータイムしていると、アンに聞いてチョコレート持ってきたよ」
「プリちゃんっ!…ティータイムどころじゃない!」
プリちゃんは首を傾げながら、ハウライト兄様とオーロラ嬢二人の睨み合いを見て察して苦笑いしていた。
オーロラ嬢はキッとハウライト兄様を睨みつけて席から立ち上がる。
「…もういいですっ!姫様、私はこれにて失礼します!プリムラ王子様もせっかく来てくださったのに、申し訳ありません」
「え?いや、僕はただチョコレートをみんなに…」
顔を真っ赤にしながら、オーロラ嬢はサッと立ち去った。私とプリちゃんは、顔を見合わせてからハウライト兄様に声をかけた。
「「…オーロラ嬢に謝った方がいいよ?」」
「…どうして僕が…」
いや、ハウライト兄様よ…少し動揺してそれティーカップじゃなくてポットだよ…オーロラ嬢に言い過ぎたと思っているはず…。
私はハウライト兄様に声をかけた。
「……ハウライト兄様……あの……ずっと気になってたんだけど、オーロラ嬢の事好きよね?」
そう私が話すと、ハウライト兄様は固まっていた!ビンゴか!!私は固まっている、ハウライト兄様を立たせて「早く謝ってきた方よいよ」と説得してこの場から追い出した。
フウとため息を出す私を見たプリちゃんはクスクス笑っていた。
「プリちゃん、どうしたの?」
「いや、ワタワタしているエメの姿が可愛いらしいなあって」
サラッとそんな事言うプリちゃんに私は耳まで赤くなってしまった。いや、これぐらい小さい時から、似たような事言われてるから大丈夫!なんだけど…プリちゃんに言われると、ちょっぴりむず痒いというか、恥ずかしいかも…。
「…プリちゃん、あの」
「プリムラね」
「ん?何が」
「プリちゃんもいいけど、エメには《プリムラ》と呼んで欲しいかな」
「…え、と。プリ…ムラ」
「うん、さあ、僕達はもう少しだけ一緒にお茶しようか」
け
そうプリちゃんはニッコリ微笑みながら、私の手首をそっと引っ張り椅子に座らせて、持ってきたマシュマロチョコレートを食べさせてくれた。
……ちょっぴり甘い雰囲気に私は顔を真っ赤にしながら黙ってお菓子を食べていた。なんだか、顔が見れない、そんな日でした。
一方その頃、ハウライトは怒っているオーロラを追いかけて声をかけた。
「オーロラ嬢!」
そうハウライトに呼ばれてピタリと止まり振り返るオーロラは、ハウライトをキッと睨む。そんなオーロラにハウライトは少し深呼吸をして、オーロラを見つめた。
「…どうやら僕は君が気になるらしい」
「はい?」
「最初はエメラルドに《ヒーロー》と《ヒロイン》だからとか言われて、頭の中ではそれは異なる事だし気にしないようにしていたけど…オーロラ嬢…君の前向きな姿勢と自分の夢に向かってる姿が羨ましいという気持ちと尊敬もしてたんだ…」
ハウライトの話に首を傾げるオーロラにハウライトは、申し訳ない顔をした。
「…まずはごめん。君に嫌味を言って。さっきのはただのヤキモチなんだ、君と親しくしている男性を見て嫉妬をしていた」
あまりにも突然態度が変わるハウライトにオーロラは戸惑っていた。
「あ、あの…熱でもあるんですか?」
「え?ないよ」
「……私に謝るなんて…おかしいですよ」
「うん、そう思われてもしょうがないから、今度からは気をつけることにするよ」
ニッコリ微笑みをオーロラに向けるハウライトにオーロラは少しだけ頰を赤らめた。
「…い、今更…なんだかハウライト王子変です!とにかく、もう怒ってなどありませんので!失礼します!」
プイッと赤い顔をしたままオーロラはハウライトの前から立ち去った。
夕食の時間ーー
久しぶりに家族四人との時間だ。私は隣に座っているハウライト兄様に声をかけた。
「ハウライト兄様、オーロラ姉様と仲直りできた?」
私がそう質問をしていると、ガーネット兄様は少し呆れた顔をしていた。
「……またくだらない喧嘩か?」
あー、やっぱりガーネット兄様もハウライト兄様とオーロラ姉様のやりとりみて呆れてたみたい。ハウライト兄様はワインを飲みながらクスッと笑って答えた。
「まあ、あんな風に逃げられると…また追いかけたくなるよね」
そう優雅にワインを飲んでいた…。いや、意味がわからないけど、なんだか更に二人の関係はおかしな事になっているのかなあと感じたよ。そしてパパは「ハウライトも……恋か…」とかなんとか肩を落としていた。
さて、これから先のお二人はどうなることやら…?
私は生ハムサラダをペロリと食べて、その夜は深い眠りについた。
…気まずい。非常に気まずい!
鈍感な私でもわかる。この二人何かあったのかな?とても冷たい空気が漂っております…。何度も言うけれど、本来原作では主人公の二人は甘い空気を漂わせる筈なのに、甘い空気はマシュマロとお菓子の匂いのみ!
「あの、ハウライト兄様…今日のお仕事は」
「うん?午前中に終わらせたよ。午後からはガーネットはまたレモン姫のところに行ってるし、久々にエメラルドとゆっくりお茶をしたかったから…迷惑だったかな?」
キュルンと悲しげな表情を見せつつ笑顔のハウライト兄様…普通の令嬢ならこんな表情みたら、イチコロだわ!!我が兄ながらカッコいい!私もなんやかんや、ブラコンだと思う。うん。
「私はエメラルド姫様と《二人》でのお茶会楽しみにしてましたけど、ふふ、残念です」
可愛らしい笑顔のオーロラ嬢よ、ハウライト兄様に遠回しに邪魔と言ってる?言ってますよね?
あれ、二人ってこんなに仲が悪かったかな。子供の頃見ていた時とまた随分違う印象で…私はとても気まずい…けど、マシュマロは食べますよ?二人の前にあるマシュマロも食べても気づかないくらい、二人は見つめあ…ではなく笑顔だけど睨み合ってる。
ハウライト兄様はオーロラ嬢に話しかけた。
「医療術師見習いとしてもっとやるべきことがあるんじゃない?そうやって、スキを見せるから他の貴族の男性に言い寄られるだよ」
「…あら、ハウライト王子様こそ。お姉様達から聞きましたけど、この前スリラン家の御令嬢主催パーティーに出席された時、お二人共、とーっても良い雰囲気だったと聞きましたわ。令嬢主催のパーティーに参加する王子様ってお暇なんですね」
「…あれはスリランカ家の当主に挨拶がてらと…いや、君だって、昨日医療術師見習いの男性達とお酒を飲みに行ったらしいね?未婚の女性なのに、誘う彼らの品格を疑うよ。もちろん君が一番だけど」
「…っ!アレはお酒の席ではありません!お食事です!みんなジュースを飲んでました!医療を心掛ける者としてお酒は飲みません!さっきからなんなんですか!?他の令嬢達と仲良くしてればよいじゃないですか!」
「僕はエメラルドに会いに来たんだ。君こそ、いつものように医療術師の男性達と仲良くしてればいいじゃないか」
…とまあ、二人はこんな感じで顔を合わせるたびに口喧嘩をしている。甘い雰囲気ではなく、今にでも戦争が始まるんじゃないかというただ寄らぬ雰囲気…。そんな時、チョコレートを沢山籠に持ってきたプリちゃんが現れた。
「あ、エメッ!ここにいたんだね。オーロラ嬢とティータイムしていると、アンに聞いてチョコレート持ってきたよ」
「プリちゃんっ!…ティータイムどころじゃない!」
プリちゃんは首を傾げながら、ハウライト兄様とオーロラ嬢二人の睨み合いを見て察して苦笑いしていた。
オーロラ嬢はキッとハウライト兄様を睨みつけて席から立ち上がる。
「…もういいですっ!姫様、私はこれにて失礼します!プリムラ王子様もせっかく来てくださったのに、申し訳ありません」
「え?いや、僕はただチョコレートをみんなに…」
顔を真っ赤にしながら、オーロラ嬢はサッと立ち去った。私とプリちゃんは、顔を見合わせてからハウライト兄様に声をかけた。
「「…オーロラ嬢に謝った方がいいよ?」」
「…どうして僕が…」
いや、ハウライト兄様よ…少し動揺してそれティーカップじゃなくてポットだよ…オーロラ嬢に言い過ぎたと思っているはず…。
私はハウライト兄様に声をかけた。
「……ハウライト兄様……あの……ずっと気になってたんだけど、オーロラ嬢の事好きよね?」
そう私が話すと、ハウライト兄様は固まっていた!ビンゴか!!私は固まっている、ハウライト兄様を立たせて「早く謝ってきた方よいよ」と説得してこの場から追い出した。
フウとため息を出す私を見たプリちゃんはクスクス笑っていた。
「プリちゃん、どうしたの?」
「いや、ワタワタしているエメの姿が可愛いらしいなあって」
サラッとそんな事言うプリちゃんに私は耳まで赤くなってしまった。いや、これぐらい小さい時から、似たような事言われてるから大丈夫!なんだけど…プリちゃんに言われると、ちょっぴりむず痒いというか、恥ずかしいかも…。
「…プリちゃん、あの」
「プリムラね」
「ん?何が」
「プリちゃんもいいけど、エメには《プリムラ》と呼んで欲しいかな」
「…え、と。プリ…ムラ」
「うん、さあ、僕達はもう少しだけ一緒にお茶しようか」
け
そうプリちゃんはニッコリ微笑みながら、私の手首をそっと引っ張り椅子に座らせて、持ってきたマシュマロチョコレートを食べさせてくれた。
……ちょっぴり甘い雰囲気に私は顔を真っ赤にしながら黙ってお菓子を食べていた。なんだか、顔が見れない、そんな日でした。
一方その頃、ハウライトは怒っているオーロラを追いかけて声をかけた。
「オーロラ嬢!」
そうハウライトに呼ばれてピタリと止まり振り返るオーロラは、ハウライトをキッと睨む。そんなオーロラにハウライトは少し深呼吸をして、オーロラを見つめた。
「…どうやら僕は君が気になるらしい」
「はい?」
「最初はエメラルドに《ヒーロー》と《ヒロイン》だからとか言われて、頭の中ではそれは異なる事だし気にしないようにしていたけど…オーロラ嬢…君の前向きな姿勢と自分の夢に向かってる姿が羨ましいという気持ちと尊敬もしてたんだ…」
ハウライトの話に首を傾げるオーロラにハウライトは、申し訳ない顔をした。
「…まずはごめん。君に嫌味を言って。さっきのはただのヤキモチなんだ、君と親しくしている男性を見て嫉妬をしていた」
あまりにも突然態度が変わるハウライトにオーロラは戸惑っていた。
「あ、あの…熱でもあるんですか?」
「え?ないよ」
「……私に謝るなんて…おかしいですよ」
「うん、そう思われてもしょうがないから、今度からは気をつけることにするよ」
ニッコリ微笑みをオーロラに向けるハウライトにオーロラは少しだけ頰を赤らめた。
「…い、今更…なんだかハウライト王子変です!とにかく、もう怒ってなどありませんので!失礼します!」
プイッと赤い顔をしたままオーロラはハウライトの前から立ち去った。
夕食の時間ーー
久しぶりに家族四人との時間だ。私は隣に座っているハウライト兄様に声をかけた。
「ハウライト兄様、オーロラ姉様と仲直りできた?」
私がそう質問をしていると、ガーネット兄様は少し呆れた顔をしていた。
「……またくだらない喧嘩か?」
あー、やっぱりガーネット兄様もハウライト兄様とオーロラ姉様のやりとりみて呆れてたみたい。ハウライト兄様はワインを飲みながらクスッと笑って答えた。
「まあ、あんな風に逃げられると…また追いかけたくなるよね」
そう優雅にワインを飲んでいた…。いや、意味がわからないけど、なんだか更に二人の関係はおかしな事になっているのかなあと感じたよ。そしてパパは「ハウライトも……恋か…」とかなんとか肩を落としていた。
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