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へっぽこ姫の仲良し作戦⑤ 五章 ペラルゴニウム国編
リビアの正体
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「ふざけんな!ふざけんな!なんで、俺がこんな…っ!精霊の力もまだコントロールできてない見習いの奴に…!!」
「…うぅ…チョコレート不足かもー…」
「プリちゃん!大丈夫!?」
プリちゃんは額からの血が出過ぎたのか、フラフラし始めていた。大丈夫かな…早く手当てしなきゃ!そう思った時、マートルは怒りで我を忘れたかのようにもの凄い勢いのスピードでこちらへやってきた。プリちゃんの頭をガシっと鷲掴みし、頬を叩いた…いや…殴った!!
「っっあぅ!!」
「プリちゃん!!やめてやめて!ひどいよ!痛いよ!」
何度も何度もマートルはプリちゃんを痛めつけて笑っていた。プリちゃんは目をつぶったままずっと耐えていた。プリちゃんの周りにいた精霊達はワーワーワーとマートルに向かって何やら怒って騒いでいたが
「…はは、あはは!最初はビックリしたけど、最初の一発だけしかできないみたいだな?まぐれ?まだ精霊使いとしてこなせてねーし、まあ、沢山精霊と契約しても力が元々ない、お前には宝の持ち腐れみたいなもんだよ!さあ、俺にあやまれ!みろよ!火傷したじゃん!こんなにボロボロして!」
「………や、やだ……ぐすっ…」
「…よえーくせに、生意気な目をしやがって…降参しろ!」
「やだ……」
「じゃあもう死ねよ」
マートルは杖をふりかざし、プリちゃんを燃やそうとしていた!
「や、やめて!やめてぇえぇ!!!」
そう止めようと手を伸ばした時、
「ねえ……何エメを泣かせてるの」
「あっ…」
振り向くと……
「リビア!!!」
マートルはリビアを見て嬉しそうな顔をしていた。
「…リビア様!?よかった!ご無事でしたんですねっってぐはぁああああ!!うああああ!痛い痛い痛い!」
リビアはマートルの腕を掴みへしおった。え、へしおったの?いつ?一瞬過ぎて見えなかったよ!マートルは痛いと騒いでいてその隙にボロボロになったプリちゃんをリビアは助けてくれた。プリちゃんはリビアを見て汗だくなりながら
「…へへ…リビアくんだー!たすけてくれてありがとう」
「…プリムラ君は強いね」
リビアとプリちゃんは何やら確かめ合うかのように、お互いジッと見つめて、笑いあった。リビアはマートルに氷の剣を突き出し冷たい目で睨む。そんなリビアを見てマートルはガタガタ震え
「な、なぜ、そいつらを庇うんです!リビア様こそが正義であり、神になれるかたで…」
「僕は神でもなんでもないよ。いいかげんこんな事はやめよう」
マートルはリビアを崇拝しているのか、リビアの否定的な態度にショックを受けていた。リビアは固まっているマートルを無視をして、フゥと息を吐き出し、無数の冷たい氷の刃を作り出し、一気に地上にいるモルガ軍隊を全滅させた。
「リビアングラスじゃ…!」
ハナナ女王はリビアを見て少し…なんだか少し悲しそうな顔をし、リビアもまたハナナ女王を見て申し訳なさそうな顔をしていた。テスラさんは…ものすごくリビアを睨んでる。テスラさんだけでない…ペラゴニウム国の兵の人達、ブラッドやユー君も…リビアを歓迎ムード!ってわけじゃないみたいだね。みんなに、睨まれているリビアはその視線に慣れているのか特に何も気にしない様子だった。私とプリちゃんリビアは、ハナナ女王やブラッド達の元へ行き、モルガの方へと向き直る。
「プリムラ!」
「ブリムラざまあああ!うああ!これはひでー血だべや!」
「あの!私の癒しの力で少しは傷を治してみますね!」
レモン姫とターボンはプリちゃんを心配し、オーロラは怪我をしたプリちゃんの怪我を治し始めた。
「姫様!」
「エメ!大丈夫か!?」
「エメラルド姫様!」
「ブアッド、ユー君、アン!」
「ミャー!!」
私はアンにギュッと抱きしめられ、マシューも嬉しそうに飛びついてきた!
「みんな、エメ大丈夫だよ」
ハッ!
ガーネット兄様とハウライト兄様が囚われてるんだ!!なんとか助けないと!私はマシューを抱いて一本の毛を抜きとった。
「ミャッ!」
「マシュー毛を一本もらうね!」
リビアとモルガ二人はお互い黙って見つめ合っていた。
リビアはとても悲しそうな顔をしながら
「父上…もうやめましょう…僕は父上と母上と一緒に穏やかに過ごしたいです…」
「…ハッ、穏やかに?何を言っている、道具が」
「リビアのパパさん!リビアは道具じゃないよ!自分の子供にひどいよ!」
モルガはクスクス笑いながら
「聖獣使いの小さな姫、私の息子はもう死んだんだよ。息子でもなんでもない。そこにいるリビアは今まで殺した子供達の血と肉の集まりだ」
「…え?」
私はリビアの方を見るとリビアは俯いたまま目を逸らしていた。
「…亡くなったリビアングラスの遺体は腐りかけていたからな、だから、そう神の子として創り出すため魔力のない王族達の子の血と肉で作った道具だ。傑作だろう?芸術だろう?私は神の子を作った神に値する者だと自分を褒めてあげたいくらいだ」
リビアは沢山の人の命で作られた子供…ということ?
リビアは震えた声で
「…エメ、僕は生まれてきちゃ…だめな存在だったんだよ。お友達…失格だね…」
そう泣きそうな顔で私に呟いた。
「…うぅ…チョコレート不足かもー…」
「プリちゃん!大丈夫!?」
プリちゃんは額からの血が出過ぎたのか、フラフラし始めていた。大丈夫かな…早く手当てしなきゃ!そう思った時、マートルは怒りで我を忘れたかのようにもの凄い勢いのスピードでこちらへやってきた。プリちゃんの頭をガシっと鷲掴みし、頬を叩いた…いや…殴った!!
「っっあぅ!!」
「プリちゃん!!やめてやめて!ひどいよ!痛いよ!」
何度も何度もマートルはプリちゃんを痛めつけて笑っていた。プリちゃんは目をつぶったままずっと耐えていた。プリちゃんの周りにいた精霊達はワーワーワーとマートルに向かって何やら怒って騒いでいたが
「…はは、あはは!最初はビックリしたけど、最初の一発だけしかできないみたいだな?まぐれ?まだ精霊使いとしてこなせてねーし、まあ、沢山精霊と契約しても力が元々ない、お前には宝の持ち腐れみたいなもんだよ!さあ、俺にあやまれ!みろよ!火傷したじゃん!こんなにボロボロして!」
「………や、やだ……ぐすっ…」
「…よえーくせに、生意気な目をしやがって…降参しろ!」
「やだ……」
「じゃあもう死ねよ」
マートルは杖をふりかざし、プリちゃんを燃やそうとしていた!
「や、やめて!やめてぇえぇ!!!」
そう止めようと手を伸ばした時、
「ねえ……何エメを泣かせてるの」
「あっ…」
振り向くと……
「リビア!!!」
マートルはリビアを見て嬉しそうな顔をしていた。
「…リビア様!?よかった!ご無事でしたんですねっってぐはぁああああ!!うああああ!痛い痛い痛い!」
リビアはマートルの腕を掴みへしおった。え、へしおったの?いつ?一瞬過ぎて見えなかったよ!マートルは痛いと騒いでいてその隙にボロボロになったプリちゃんをリビアは助けてくれた。プリちゃんはリビアを見て汗だくなりながら
「…へへ…リビアくんだー!たすけてくれてありがとう」
「…プリムラ君は強いね」
リビアとプリちゃんは何やら確かめ合うかのように、お互いジッと見つめて、笑いあった。リビアはマートルに氷の剣を突き出し冷たい目で睨む。そんなリビアを見てマートルはガタガタ震え
「な、なぜ、そいつらを庇うんです!リビア様こそが正義であり、神になれるかたで…」
「僕は神でもなんでもないよ。いいかげんこんな事はやめよう」
マートルはリビアを崇拝しているのか、リビアの否定的な態度にショックを受けていた。リビアは固まっているマートルを無視をして、フゥと息を吐き出し、無数の冷たい氷の刃を作り出し、一気に地上にいるモルガ軍隊を全滅させた。
「リビアングラスじゃ…!」
ハナナ女王はリビアを見て少し…なんだか少し悲しそうな顔をし、リビアもまたハナナ女王を見て申し訳なさそうな顔をしていた。テスラさんは…ものすごくリビアを睨んでる。テスラさんだけでない…ペラゴニウム国の兵の人達、ブラッドやユー君も…リビアを歓迎ムード!ってわけじゃないみたいだね。みんなに、睨まれているリビアはその視線に慣れているのか特に何も気にしない様子だった。私とプリちゃんリビアは、ハナナ女王やブラッド達の元へ行き、モルガの方へと向き直る。
「プリムラ!」
「ブリムラざまあああ!うああ!これはひでー血だべや!」
「あの!私の癒しの力で少しは傷を治してみますね!」
レモン姫とターボンはプリちゃんを心配し、オーロラは怪我をしたプリちゃんの怪我を治し始めた。
「姫様!」
「エメ!大丈夫か!?」
「エメラルド姫様!」
「ブアッド、ユー君、アン!」
「ミャー!!」
私はアンにギュッと抱きしめられ、マシューも嬉しそうに飛びついてきた!
「みんな、エメ大丈夫だよ」
ハッ!
ガーネット兄様とハウライト兄様が囚われてるんだ!!なんとか助けないと!私はマシューを抱いて一本の毛を抜きとった。
「ミャッ!」
「マシュー毛を一本もらうね!」
リビアとモルガ二人はお互い黙って見つめ合っていた。
リビアはとても悲しそうな顔をしながら
「父上…もうやめましょう…僕は父上と母上と一緒に穏やかに過ごしたいです…」
「…ハッ、穏やかに?何を言っている、道具が」
「リビアのパパさん!リビアは道具じゃないよ!自分の子供にひどいよ!」
モルガはクスクス笑いながら
「聖獣使いの小さな姫、私の息子はもう死んだんだよ。息子でもなんでもない。そこにいるリビアは今まで殺した子供達の血と肉の集まりだ」
「…え?」
私はリビアの方を見るとリビアは俯いたまま目を逸らしていた。
「…亡くなったリビアングラスの遺体は腐りかけていたからな、だから、そう神の子として創り出すため魔力のない王族達の子の血と肉で作った道具だ。傑作だろう?芸術だろう?私は神の子を作った神に値する者だと自分を褒めてあげたいくらいだ」
リビアは沢山の人の命で作られた子供…ということ?
リビアは震えた声で
「…エメ、僕は生まれてきちゃ…だめな存在だったんだよ。お友達…失格だね…」
そう泣きそうな顔で私に呟いた。
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