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アデライト 逆行復讐編
平和協定パーティーへ
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「やだ!私も参加するもん!お兄さまとお姉さま達だけズルい!子供はパーティーに参加できませんなんて、法律にないもん!」
「アメリー、しょうがないだろう?パーティーは夜だ。子供が参加するわけにはいかないんだよ。今回は敵国だったフォース国の王子様と王女様が来るとても重要なーー」
「‥知ってるもん。‥‥わたしはリリアン姫様が気になるんだもん。ルチータ王子さまの最も最有力婚約者候補で、すき嫌いない人だって聞いたよ!今回ので絶対国同士の為婚約が1番‥‥うあぁ!わたしの未来の旦那さまがとられちゃう!」
「まだ騒いでたの?アメリー、叔父様やジェイコブお兄様に我儘を言わないの。我儘を言うと人参のお化けになるわよ」
「‥‥う。それはやだ。それにしても、ソフィア姉さま!きれい!そのドレス、アル兄がプレゼントしたんだよね!」
「‥‥そう?アルが送ってくれたの」
ソフィアは青と紫色のグラデーションがかかったドレスを着て現れた。そんなソフィアにアメリーやジェイコブはとても似合うと褒めるとソフィアは少し頬を赤らめ照れていた。
「ソフィア、凄く綺麗だな。それにしても紫色のドレスを着せるなんて‥‥自分と同じ瞳色を選ぶなんてアルフレッド王子‥やるな」
フッと独り言を言いながら、編み物を始めたジェイコブにソフィアとアメリーは首を傾げていた。そんな時1台の馬車から、アルフレッドとルカ二人がやってきた。
「ソフィア」
「アルッ。来るの早かったわね」
「‥‥ん、似合ってるな」
「‥えっと、アル‥‥ありがとう。ふふ、なんか変な感じだわ。アルが私のパートナーとして参加するなんて‥‥なんだか‥」
「‥‥俺は嬉しいけどな」
アルフレッドとソフィアは少しだけ、お互い照れ臭そうに話していた。ジェイコブはアメリーを宥める光景をルカはクスッと笑ってからアデライトを探すと、視線の先にはオレンジ色で、夕焼けのような綺麗なドレスを見に纏っていたアデライトが現れた。
「‥‥‥アディー、凄い綺麗だよ‥‥うん、なんか僕がパートナーで本当にいいのかなって‥‥ジェイコブ君の方がいいよ?美男美女の兄妹だし」
私より背丈がぐんっと伸びて、あどけない顔立ちから青年へと変わったルカだけど、笑顔だけはまだ少年みたいに可愛らしいのよね。
私はルカの手をぎゅっと握りしめて話す。
「私はルカがいいんだもの。ジェイコブお兄様は一人でも大丈夫よ。私達妹の騎士役だとかわけわからない事いうんだもの」
そう私とルカが話しているとジェイコブお兄様が間に入ってきた。
「アデライト!僕だって、パートナーを探すつもりだったんだ!でも‥‥何故かみんな逃げていくんだよ。やはり、菓子や編み物をする男は気持ち悪いんだろうか」
そう涙目になりながら、急に編み物をし始めるのをやめてほしいわね。ジェイコブお兄様に密かに想いを寄せてる女性達はいるのに、あまり近寄ってこない。前回は選り取り見取りだったのに。でも‥そうね。
「‥‥ふふ、でも私以上美しい女性じゃないとジェイコブお兄様はだめよ。今はお一人が似合うわ」
「うーん、多分ジェイコブ君に近寄ってこれないのはアディーやソフィアちゃんのせいかもね?アディーって、なんだかんだ家族好きだよね?」
ルカがそんな馬鹿げた事を言われて私は固まってしまった。
好き?
誰が?
「それは違うわ。私が彼らを家族と好ましいと接していると思うのは勘違いよ‥‥‥私は‥‥」
ただ、前回のような行いとは逆に動いてるだけ。我がマカロン家を没落しない為はルカの為だと思っている。
少しでもあの子達に、罪悪感を感じると‥‥
私は私を否定してしまうから。
好きとかではない。今更兄妹達に好意を持つのは‥‥
「‥‥アディー?ごめん、気を悪くした?」
「いえ、大丈夫よ。せっかくのパーティーを楽しみましょう」
「そうだね。うん、ルチータも会場で待ってるだろうし」
そう話した後私達はパーティー会場へと城へと向かった。城へと向かうと沢山の貴族達とフォース国の者達もいた。
煌びやかなパーティーは好きだった。誰もが自分を見つめ、讃え、敬い、その注がれる視線が優越感に浸れ満足だった。
ルカが私を美しいと言ってくれていたから、私は美しい女性だとみんなに知られる事がなんとなく、彼が生きていたと忘れられないと思っていたもの。でも今は‥‥
早く帰ってルカと薬草学の本を一緒に読みたいわ。
私達が会場へ入るとルチータ王子は沢山の令嬢達に囲まれていた中、すぐに私達の存在に気付き近寄ってきた。
「マカロン家兄妹は目立つからすぐに来たとわかったよ。アルフレッド、お疲れ様。父上と母上が待っている」
「そうか。ソフィア、国王達の挨拶はもう少しだから‥‥その後‥そのダンスを申し込んでもいいか」
「今日は私のパートナーはアルだもの。喜んで」
ソフィアとアルフレッド殿下二人きりの世界をみんなに見せつけるのはやめてほしいわね。
私が少し苛立っていると、ルチータ殿下は私を見てクスッと笑った。
「私も可愛い弟が誰かに取られた気分で、嫉妬しているよ」
「‥‥意味がわかりませんわ」
「アデライト、ソフィア、僕は騎士団長に少し挨拶しに行ってくるよ」
ジェイコブお兄様はそう言いながら、人混みの中へといった。
隣にいたルカはコソッと私に
「アディー、僕も君にダンスを申し込んでもいいかな」
頬を赤らめながら誘ってくれたルカに私は笑顔で答えた。
「やれやれ、みんな青春だね」
そうルチータは溜息まじりに笑った。
会場からフォース国の騎士が現れ、フォース国王と王子達が現れ、少し張り詰めた空気になった。
敵国だったフォース国と和平協定は随分先の事なのに‥‥そもそも違和感があったのよね。
昔流行った病や、裏事業、全てに‥‥
「我が国は、フォース国と平和協定を結ぶ事を宣言する!!」
そう国王とフォース国王は平和協定書をお互いサインをして握手をした。
「王よ、すまない。我が可愛い娘は後でくる」
「リリアン姫だな。とても美しい女性だと聞いてる」
そう話す国王達の後ろには、青い髪色をした王子二人がいた。ルチータ殿下とアルフレッド殿下に握手を交えている。
フォース国の第一王子フレデリック・フォース‥‥あの顔を見ると少し腹が立つわね。彼とはあまり接触はしたことがないけれど、
そして、ヒューゴ・フォース‥‥
彼は今の次期兵士を集めて裏で王になるべく父親を殺す計画を立ててたはず。
そう私が考えていた時、ヒューゴと目が合った。目が合って確信したわ。
私に剣を教えた男。
私に全ての宝石を与えてくれた男。
私に美しさと男を惑わす力を際立たせてくれた男。
‥‥‥そう、あの頃は王子とは知らず、
私の初めての男でもあった男。
ヒューゴは私に近づいて私の手をそっとキスをしてうさんくさい笑顔を向けた。
「美しいレディ、ダンスを申し込んでも?」
ヒューゴが私に近づいてきたことで、フォース国王とフレデリック王子は驚いていた。
周りの貴族や目の前に国王達がいるから無下に出来ないわね‥‥でもダンスは‥‥
ルカの方を見るとルカはニッコリ笑っていた。
「アディー、王族の方からの申し込みだから、行ってきて」
そう後押しされて、私はヒューゴの手を取り曲に合わせてダンスをし始めた。
‥‥‥そうね、確かめたいことあるもの。
「貴女のお名前を聞いても?」
「‥‥アデライト・マカロンですわ‥‥」
目を合わせず踊っていると、ヒューゴは私の腰に手を回して顔を近づけながら笑った。
「プハッ!おかしい。君は‥‥前の君かなー?」
「‥‥‥ふふ。あぁ、なるほど‥」
「やあ、アデライト。久しぶりだね」
「‥‥‥」
最悪とはこのことね。何故かこの男も私と同じだわ。
ジェイコブは部屋にいた騎士団長に挨拶をし終え会場へ向い、廊下を歩いていた。
「グスッ‥どうしましょう早く来ないかしら」
「ん?どうされました?」
「‥‥あ‥」
青色の長い髪をした令嬢が蹲って泣いていたのをジェイコブは話しかけた。
「そ、それが‥‥足を挫いてしまって、ヒールを駄目して。あ、だ、大丈夫です。護衛の者が今侍女達を呼びにーーってきゃあ!」
ジェイコブは笑顔を向けながら抱き上げて、近くのベンチへと座らせた。
「そのまま疼くまってはダメでしょう。座ってください。それと甘いものを食べるとリラックスしますよ。あ、毒は入ってませんよ?」
「ふふふ。あ、ありがとう‥‥ございます」
顔を真っ赤にした令嬢の元に、ルチータと護衛と侍女二人がやってきた。
ルチータはジェイコブがいることに首を傾げながら話しかけた。
「ジェイコブ、何故君がここに?リリアン姫となにしてるんだい?」
「え?リリアン姫!!!?とんだ御無礼を!」
そうジェイコブは慌ててリリアン姫に頭を下げるとリリアン姫は首を横に振った。
「頭を下げないでください!あ、あの、短い間でしたがとてもお話が楽しかったです!!クッキーも美味しかったですし、貴方のお名前を聞いても‥‥?」
「あ、ハイ。ジェイコブ・マカロンです」
「ジェイコブ‥様ですわね」
そう話している二人の後ろにいたルチータは
「はあ。ここにも青春かい?まったく‥‥」
そう溜息をだしていた。
「アメリー、しょうがないだろう?パーティーは夜だ。子供が参加するわけにはいかないんだよ。今回は敵国だったフォース国の王子様と王女様が来るとても重要なーー」
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「‥‥う。それはやだ。それにしても、ソフィア姉さま!きれい!そのドレス、アル兄がプレゼントしたんだよね!」
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フッと独り言を言いながら、編み物を始めたジェイコブにソフィアとアメリーは首を傾げていた。そんな時1台の馬車から、アルフレッドとルカ二人がやってきた。
「ソフィア」
「アルッ。来るの早かったわね」
「‥‥ん、似合ってるな」
「‥えっと、アル‥‥ありがとう。ふふ、なんか変な感じだわ。アルが私のパートナーとして参加するなんて‥‥なんだか‥」
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「アデライト!僕だって、パートナーを探すつもりだったんだ!でも‥‥何故かみんな逃げていくんだよ。やはり、菓子や編み物をする男は気持ち悪いんだろうか」
そう涙目になりながら、急に編み物をし始めるのをやめてほしいわね。ジェイコブお兄様に密かに想いを寄せてる女性達はいるのに、あまり近寄ってこない。前回は選り取り見取りだったのに。でも‥そうね。
「‥‥ふふ、でも私以上美しい女性じゃないとジェイコブお兄様はだめよ。今はお一人が似合うわ」
「うーん、多分ジェイコブ君に近寄ってこれないのはアディーやソフィアちゃんのせいかもね?アディーって、なんだかんだ家族好きだよね?」
ルカがそんな馬鹿げた事を言われて私は固まってしまった。
好き?
誰が?
「それは違うわ。私が彼らを家族と好ましいと接していると思うのは勘違いよ‥‥‥私は‥‥」
ただ、前回のような行いとは逆に動いてるだけ。我がマカロン家を没落しない為はルカの為だと思っている。
少しでもあの子達に、罪悪感を感じると‥‥
私は私を否定してしまうから。
好きとかではない。今更兄妹達に好意を持つのは‥‥
「‥‥アディー?ごめん、気を悪くした?」
「いえ、大丈夫よ。せっかくのパーティーを楽しみましょう」
「そうだね。うん、ルチータも会場で待ってるだろうし」
そう話した後私達はパーティー会場へと城へと向かった。城へと向かうと沢山の貴族達とフォース国の者達もいた。
煌びやかなパーティーは好きだった。誰もが自分を見つめ、讃え、敬い、その注がれる視線が優越感に浸れ満足だった。
ルカが私を美しいと言ってくれていたから、私は美しい女性だとみんなに知られる事がなんとなく、彼が生きていたと忘れられないと思っていたもの。でも今は‥‥
早く帰ってルカと薬草学の本を一緒に読みたいわ。
私達が会場へ入るとルチータ王子は沢山の令嬢達に囲まれていた中、すぐに私達の存在に気付き近寄ってきた。
「マカロン家兄妹は目立つからすぐに来たとわかったよ。アルフレッド、お疲れ様。父上と母上が待っている」
「そうか。ソフィア、国王達の挨拶はもう少しだから‥‥その後‥そのダンスを申し込んでもいいか」
「今日は私のパートナーはアルだもの。喜んで」
ソフィアとアルフレッド殿下二人きりの世界をみんなに見せつけるのはやめてほしいわね。
私が少し苛立っていると、ルチータ殿下は私を見てクスッと笑った。
「私も可愛い弟が誰かに取られた気分で、嫉妬しているよ」
「‥‥意味がわかりませんわ」
「アデライト、ソフィア、僕は騎士団長に少し挨拶しに行ってくるよ」
ジェイコブお兄様はそう言いながら、人混みの中へといった。
隣にいたルカはコソッと私に
「アディー、僕も君にダンスを申し込んでもいいかな」
頬を赤らめながら誘ってくれたルカに私は笑顔で答えた。
「やれやれ、みんな青春だね」
そうルチータは溜息まじりに笑った。
会場からフォース国の騎士が現れ、フォース国王と王子達が現れ、少し張り詰めた空気になった。
敵国だったフォース国と和平協定は随分先の事なのに‥‥そもそも違和感があったのよね。
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「我が国は、フォース国と平和協定を結ぶ事を宣言する!!」
そう国王とフォース国王は平和協定書をお互いサインをして握手をした。
「王よ、すまない。我が可愛い娘は後でくる」
「リリアン姫だな。とても美しい女性だと聞いてる」
そう話す国王達の後ろには、青い髪色をした王子二人がいた。ルチータ殿下とアルフレッド殿下に握手を交えている。
フォース国の第一王子フレデリック・フォース‥‥あの顔を見ると少し腹が立つわね。彼とはあまり接触はしたことがないけれど、
そして、ヒューゴ・フォース‥‥
彼は今の次期兵士を集めて裏で王になるべく父親を殺す計画を立ててたはず。
そう私が考えていた時、ヒューゴと目が合った。目が合って確信したわ。
私に剣を教えた男。
私に全ての宝石を与えてくれた男。
私に美しさと男を惑わす力を際立たせてくれた男。
‥‥‥そう、あの頃は王子とは知らず、
私の初めての男でもあった男。
ヒューゴは私に近づいて私の手をそっとキスをしてうさんくさい笑顔を向けた。
「美しいレディ、ダンスを申し込んでも?」
ヒューゴが私に近づいてきたことで、フォース国王とフレデリック王子は驚いていた。
周りの貴族や目の前に国王達がいるから無下に出来ないわね‥‥でもダンスは‥‥
ルカの方を見るとルカはニッコリ笑っていた。
「アディー、王族の方からの申し込みだから、行ってきて」
そう後押しされて、私はヒューゴの手を取り曲に合わせてダンスをし始めた。
‥‥‥そうね、確かめたいことあるもの。
「貴女のお名前を聞いても?」
「‥‥アデライト・マカロンですわ‥‥」
目を合わせず踊っていると、ヒューゴは私の腰に手を回して顔を近づけながら笑った。
「プハッ!おかしい。君は‥‥前の君かなー?」
「‥‥‥ふふ。あぁ、なるほど‥」
「やあ、アデライト。久しぶりだね」
「‥‥‥」
最悪とはこのことね。何故かこの男も私と同じだわ。
ジェイコブは部屋にいた騎士団長に挨拶をし終え会場へ向い、廊下を歩いていた。
「グスッ‥どうしましょう早く来ないかしら」
「ん?どうされました?」
「‥‥あ‥」
青色の長い髪をした令嬢が蹲って泣いていたのをジェイコブは話しかけた。
「そ、それが‥‥足を挫いてしまって、ヒールを駄目して。あ、だ、大丈夫です。護衛の者が今侍女達を呼びにーーってきゃあ!」
ジェイコブは笑顔を向けながら抱き上げて、近くのベンチへと座らせた。
「そのまま疼くまってはダメでしょう。座ってください。それと甘いものを食べるとリラックスしますよ。あ、毒は入ってませんよ?」
「ふふふ。あ、ありがとう‥‥ございます」
顔を真っ赤にした令嬢の元に、ルチータと護衛と侍女二人がやってきた。
ルチータはジェイコブがいることに首を傾げながら話しかけた。
「ジェイコブ、何故君がここに?リリアン姫となにしてるんだい?」
「え?リリアン姫!!!?とんだ御無礼を!」
そうジェイコブは慌ててリリアン姫に頭を下げるとリリアン姫は首を横に振った。
「頭を下げないでください!あ、あの、短い間でしたがとてもお話が楽しかったです!!クッキーも美味しかったですし、貴方のお名前を聞いても‥‥?」
「あ、ハイ。ジェイコブ・マカロンです」
「ジェイコブ‥様ですわね」
そう話している二人の後ろにいたルチータは
「はあ。ここにも青春かい?まったく‥‥」
そう溜息をだしていた。
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