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玉ねぎスープ
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中等部三学年となりました。
クリスティーナ・メアリーです。
あれからジオ様はとにかくやらかします。
なにをやらかしたかというと…
まずは貴族や平民同士の交流会パーティをこの学園は毎年していたのに
「いや体育祭必要だろ!しかも文化祭もなにもないとかって!なにこの世界!パーティとかは飽きるしつまんねえよ」
とわけわからないことを言いだしました。
平民も貴族も関係なく、二手のチームを作り、走ったり、玉いれ?などしたり、長く太い紐などをどちらがが、引っ張れるか、など競争する体育祭?とゆうのを作りました。
あれ以来平民をあまり馬鹿にしなくなった貴族とは良い交流をお互い深めてジオ様の案はかなり良い評価を出されていましたが、当の本人は
「パン食い競争だけは通らなかった…」
と、落ち込んでましたがただ楽しいことしたいだけの人のようです。
そして中等部三学年となりジオ様は生徒会長。私はやりたくない!と断っていたが、
生徒会メンバーの方々に、あの王子の暴走を誰が止めれるのだ、とお願いされ、私は副生徒会長に。
眼鏡をかけているクールな方。アルテッド様。
色気があり女性に人気な方。ライラ様。
このお二人も攻略法対象?らしいです。
ただ私はアルテッド様とライラ様の婚約者の御令嬢とは仲良くさせてもらっています。
「寿司はもう一生食えないんだよなあ」
はあ…とため息をするジオ様。
「母さんのメシ、ちゃんと食べててればよかったなああ」
とか、最近元気がないとクロからの報告。いや、私に何故いうの。知らないわよ。
たしかに少し元気がないジオ様。
しょうがないわね。
私は調理場に立ち作ったことのないけれど、料理を作ってみた。
生徒会長室で唸ってるジオ様とそんなジオ様に早く仕事してください!と叱るクロ。
アルテッド様とライラ様の二人はやれやれと呆れていて生徒会の仕事をしていた。
「皆様、お疲れのようなのでこれを」
玉ねぎスープを差し入れした。
「メアリー嬢料理できるの!?令嬢なのにすごいねえ」と驚くライラ様。
「甘くて美味しいですね。このスープ。ありがとうメアリー嬢」
お礼を言うアルテッド様。
ジオ様は驚きながら
「メアリーが作ってくれたの?」
「ジオ様のいうミソシルとかはわかりませんが玉ねぎスープくらい作れますわ」
初めて作ったけど。
ジオ様はスープを飲み
「うんっ!美味しいよ!メアリーありがとう!元気でた!メアリーはいい嫁さんなるわ」
とキラキラした笑顔で私に向ける。
「そ、そういう褒め言葉はいりませんっ」
周りはニヤニヤしながら、温かい目で見てくる。
居心地が悪いわ…そんな一日でした。
クリスティーナ・メアリーです。
あれからジオ様はとにかくやらかします。
なにをやらかしたかというと…
まずは貴族や平民同士の交流会パーティをこの学園は毎年していたのに
「いや体育祭必要だろ!しかも文化祭もなにもないとかって!なにこの世界!パーティとかは飽きるしつまんねえよ」
とわけわからないことを言いだしました。
平民も貴族も関係なく、二手のチームを作り、走ったり、玉いれ?などしたり、長く太い紐などをどちらがが、引っ張れるか、など競争する体育祭?とゆうのを作りました。
あれ以来平民をあまり馬鹿にしなくなった貴族とは良い交流をお互い深めてジオ様の案はかなり良い評価を出されていましたが、当の本人は
「パン食い競争だけは通らなかった…」
と、落ち込んでましたがただ楽しいことしたいだけの人のようです。
そして中等部三学年となりジオ様は生徒会長。私はやりたくない!と断っていたが、
生徒会メンバーの方々に、あの王子の暴走を誰が止めれるのだ、とお願いされ、私は副生徒会長に。
眼鏡をかけているクールな方。アルテッド様。
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ただ私はアルテッド様とライラ様の婚約者の御令嬢とは仲良くさせてもらっています。
「寿司はもう一生食えないんだよなあ」
はあ…とため息をするジオ様。
「母さんのメシ、ちゃんと食べててればよかったなああ」
とか、最近元気がないとクロからの報告。いや、私に何故いうの。知らないわよ。
たしかに少し元気がないジオ様。
しょうがないわね。
私は調理場に立ち作ったことのないけれど、料理を作ってみた。
生徒会長室で唸ってるジオ様とそんなジオ様に早く仕事してください!と叱るクロ。
アルテッド様とライラ様の二人はやれやれと呆れていて生徒会の仕事をしていた。
「皆様、お疲れのようなのでこれを」
玉ねぎスープを差し入れした。
「メアリー嬢料理できるの!?令嬢なのにすごいねえ」と驚くライラ様。
「甘くて美味しいですね。このスープ。ありがとうメアリー嬢」
お礼を言うアルテッド様。
ジオ様は驚きながら
「メアリーが作ってくれたの?」
「ジオ様のいうミソシルとかはわかりませんが玉ねぎスープくらい作れますわ」
初めて作ったけど。
ジオ様はスープを飲み
「うんっ!美味しいよ!メアリーありがとう!元気でた!メアリーはいい嫁さんなるわ」
とキラキラした笑顔で私に向ける。
「そ、そういう褒め言葉はいりませんっ」
周りはニヤニヤしながら、温かい目で見てくる。
居心地が悪いわ…そんな一日でした。
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