121 / 175
121】【番外編】とある賢者の密事③
しおりを挟む
121】【番外編】とある賢者の密事③
記憶と自身の願望を含めた妄想を思い描きながら、自慰に浸る。カーテンから差し込む日差しが明るく、夜じゃないことを知らせていた。
シュッ。シュッ……ギュッ、ギュムッ……♡
「ぐっ……!」
最初こそ頭を下げていたペニスは、溜まっていたのか。それとも妄想のアラン様に反応したのか、すぐに反応を見せていた。あっという間にビキビキと勃起したペニス。俺もまだまだ若いなぁ……なんて他人事のように思いながら、扱く手も妄想も止まらない。
『レオ殿……っ、ぉ゛……あ……♡ 気持ち……♡ 気持ち良いです……♡』
俺の言葉に、観念したように気持ちと言うアラン様。あれ以降、身体に触れればきちんと
「気持ちが良い」と伝えるようになった。その言葉が、相手を煽っていることを知らないアラン様は、素直に言い続けている。
(本当にアラン様は、こういう事に関して危機管理能力が低いというのか……)
『素直なアラン様は、もっと可愛いですよ。じゃあ、どこが気持ち良いか言えますね?』
俺が可愛いと言えば、照れながら嬉しそうな表情をするアラン様。それから、勃起したペニスを握りながら、ピンッ! と空いている手で乳首を弾けば
『ひっ……っ゛! ぁ、あ゛~~っ♡』
妄想の中では、クチクチと勃起したアラン様のペニスを扱く。自分で扱くことを諦め、俺に身体を委ねるアラン様。可愛い。口づけしたい。もっと俺の手で乱れて欲しい。
『ほら、アラン様。言って下さい。どこか気持ちが良いんですか?』
シュッ! シュッ! シュッ!♡
フーッ、フーッ、フーッ……!
妄想の間に、扱く音が聞こえる。俺の自慰する音だ。勃起した自身のペニスから、漏れる白濁の量も増えてきた。手を濡らしヌメついてきた感触は、伝った陰茎も濡らし。ラストスパートに向けて手を動かすだけ。珍しく座ったベッドの上で、腰を浮かせる素振りも見せた。
『アラン様、言えますよね?』
『ぉ、お゛……♡』
『お?』
シュッ! シュッ! にゅるっ♡ シュッコッ……!♡
『ぉ、……おちんぽぉ゛ぅ……っ♡♡』
『ははっ。おちんぽが気持ち良いんですね、アラン様』
『はいっ♡ぁ、あ゛っ♡おちんぽ♡気持ちぃ゛……~~、ぃ゛っ……!♡』
ゾクリとした感覚と、妄想と現実の俺。どちらの俺も、ニヤリと口角が上がった。
「ぐっ……!」
『アラン様、どうしたいですか? 自分でしますか?』
『ぃあ゛っ♡駄目♡もっ……! レオ殿♡お願いします♡レオ殿、レオ殿イカせて下さい♡』
唇に口づけし、ペニスにだって触れた。だが、俺が触れたい場所は他にもある。同性での行為で使う穴は一つ。小さな尻の間にある小さな秘所の孔。誰も入ったことのない、アラン様も知らない孔。
シュコッ! シュッ! シュッ! ビキッ♡ ビキビキッ♡ ビキッ……!
シュコシュコと上下に扱く速度も上がり、絶頂が近かった。ギシリと大きくベッドが軋む。近くにあった布をペニスに掛けて、吹き出す射精に備えた。
妄想の中の俺もアラン様も同じくラストスパート。アラン様の睾丸を強めに握って、ビクリと震えた太ももが、今度はピンと伸びる。痛いと言いながら、睾丸から亀頭に向かってシュコッ! と強く扱けば「ぉ゛……♡お゛っ♡」と下品な声を漏らしてフルリと睾丸が揺れた。
『アラン様。おしっこして良いですよ。気持ち良くイキましょうね?』
『ぉ゛♡ひっ……ぁ、ぁ゛~~っ♡い、イクっ♡い゛……クぅ゛~~っ゛……!♡♡』
「くっ……! 奥に……アラン様のナカに出したい……っ゛!」
ビュクククククッ……!
布越しでも分かる、自身の射精。噴出した白濁が、生暖かく布を濡らしていくのが分かった。それから青臭さが鼻孔に香る。布がジンワリと濡れて重くなり、残滓をふき取るように亀頭をグルリとふき取ってベッドの傍に置いた。
フーッ……フーッ……フーッ……!♡
「……はぁっ……」
久しぶりに感じる脱力感と、解放感。気持ち良さは確かにあったが、同時に焦がれる気持ちがくすぶってしまった。
「あー……許可制にしたの、ちょっと不味かったかな」
どうにか前にみたいにアラン様に触れられないかな? と少し不安になった。
*******
話をショートショートから、長編設定に変更しました(^^)
とりあえず、この話はここまで!攻めの07の話は初めてかも…!な、慣れない…!
次はどうしようか考え中です~。
記憶と自身の願望を含めた妄想を思い描きながら、自慰に浸る。カーテンから差し込む日差しが明るく、夜じゃないことを知らせていた。
シュッ。シュッ……ギュッ、ギュムッ……♡
「ぐっ……!」
最初こそ頭を下げていたペニスは、溜まっていたのか。それとも妄想のアラン様に反応したのか、すぐに反応を見せていた。あっという間にビキビキと勃起したペニス。俺もまだまだ若いなぁ……なんて他人事のように思いながら、扱く手も妄想も止まらない。
『レオ殿……っ、ぉ゛……あ……♡ 気持ち……♡ 気持ち良いです……♡』
俺の言葉に、観念したように気持ちと言うアラン様。あれ以降、身体に触れればきちんと
「気持ちが良い」と伝えるようになった。その言葉が、相手を煽っていることを知らないアラン様は、素直に言い続けている。
(本当にアラン様は、こういう事に関して危機管理能力が低いというのか……)
『素直なアラン様は、もっと可愛いですよ。じゃあ、どこが気持ち良いか言えますね?』
俺が可愛いと言えば、照れながら嬉しそうな表情をするアラン様。それから、勃起したペニスを握りながら、ピンッ! と空いている手で乳首を弾けば
『ひっ……っ゛! ぁ、あ゛~~っ♡』
妄想の中では、クチクチと勃起したアラン様のペニスを扱く。自分で扱くことを諦め、俺に身体を委ねるアラン様。可愛い。口づけしたい。もっと俺の手で乱れて欲しい。
『ほら、アラン様。言って下さい。どこか気持ちが良いんですか?』
シュッ! シュッ! シュッ!♡
フーッ、フーッ、フーッ……!
妄想の間に、扱く音が聞こえる。俺の自慰する音だ。勃起した自身のペニスから、漏れる白濁の量も増えてきた。手を濡らしヌメついてきた感触は、伝った陰茎も濡らし。ラストスパートに向けて手を動かすだけ。珍しく座ったベッドの上で、腰を浮かせる素振りも見せた。
『アラン様、言えますよね?』
『ぉ、お゛……♡』
『お?』
シュッ! シュッ! にゅるっ♡ シュッコッ……!♡
『ぉ、……おちんぽぉ゛ぅ……っ♡♡』
『ははっ。おちんぽが気持ち良いんですね、アラン様』
『はいっ♡ぁ、あ゛っ♡おちんぽ♡気持ちぃ゛……~~、ぃ゛っ……!♡』
ゾクリとした感覚と、妄想と現実の俺。どちらの俺も、ニヤリと口角が上がった。
「ぐっ……!」
『アラン様、どうしたいですか? 自分でしますか?』
『ぃあ゛っ♡駄目♡もっ……! レオ殿♡お願いします♡レオ殿、レオ殿イカせて下さい♡』
唇に口づけし、ペニスにだって触れた。だが、俺が触れたい場所は他にもある。同性での行為で使う穴は一つ。小さな尻の間にある小さな秘所の孔。誰も入ったことのない、アラン様も知らない孔。
シュコッ! シュッ! シュッ! ビキッ♡ ビキビキッ♡ ビキッ……!
シュコシュコと上下に扱く速度も上がり、絶頂が近かった。ギシリと大きくベッドが軋む。近くにあった布をペニスに掛けて、吹き出す射精に備えた。
妄想の中の俺もアラン様も同じくラストスパート。アラン様の睾丸を強めに握って、ビクリと震えた太ももが、今度はピンと伸びる。痛いと言いながら、睾丸から亀頭に向かってシュコッ! と強く扱けば「ぉ゛……♡お゛っ♡」と下品な声を漏らしてフルリと睾丸が揺れた。
『アラン様。おしっこして良いですよ。気持ち良くイキましょうね?』
『ぉ゛♡ひっ……ぁ、ぁ゛~~っ♡い、イクっ♡い゛……クぅ゛~~っ゛……!♡♡』
「くっ……! 奥に……アラン様のナカに出したい……っ゛!」
ビュクククククッ……!
布越しでも分かる、自身の射精。噴出した白濁が、生暖かく布を濡らしていくのが分かった。それから青臭さが鼻孔に香る。布がジンワリと濡れて重くなり、残滓をふき取るように亀頭をグルリとふき取ってベッドの傍に置いた。
フーッ……フーッ……フーッ……!♡
「……はぁっ……」
久しぶりに感じる脱力感と、解放感。気持ち良さは確かにあったが、同時に焦がれる気持ちがくすぶってしまった。
「あー……許可制にしたの、ちょっと不味かったかな」
どうにか前にみたいにアラン様に触れられないかな? と少し不安になった。
*******
話をショートショートから、長編設定に変更しました(^^)
とりあえず、この話はここまで!攻めの07の話は初めてかも…!な、慣れない…!
次はどうしようか考え中です~。
2
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
雪狐 氷の王子は番の黒豹騎士に溺愛される
Noah
BL
【祝・書籍化!!!】令和3年5月11日(木)
読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!!
黒猫を庇って派手に死んだら、白いふわもこに転生していた。
死を望むほど過酷な奴隷からスタートの異世界生活。
闇オークションで競り落とされてから獣人の国の王族の養子に。
そこから都合良く幸せになれるはずも無く、様々な問題がショタ(のちに美青年)に降り注ぐ。
BLよりもファンタジー色の方が濃くなってしまいましたが、最後に何とかBLできました(?)…
連載は令和2年12月13日(日)に完結致しました。
拙い部分の目立つ作品ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
Noah
貧乏大学生がエリート商社マンに叶わぬ恋をしていたら、玉砕どころか溺愛された話
タタミ
BL
貧乏苦学生の巡は、同じシェアハウスに住むエリート商社マンの千明に片想いをしている。
叶わぬ恋だと思っていたが、千明にデートに誘われたことで、関係性が一変して……?
エリート商社マンに溺愛される初心な大学生の物語。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
会社を辞めて騎士団長を拾う
あかべこ
BL
社会生活に疲れて早期リタイアした元社畜は、亡き祖父から譲り受けた一軒家に引っ越した。
その新生活一日目、自宅の前に現れたのは足の引きちぎれた自称・帝国の騎士団長だった……!え、この人俺が面倒見るんですか?
女装趣味のギリギリFIREおじさん×ガチムチ元騎士団長、になるはず。
妻を寝取られた童貞が18禁ゲームの世界に転生する話
西楓
BL
妻の不倫現場を見た後足を滑らせ死んでしまった俺は、異世界に転生していた。この世界は前世持ちの巨根が、前世の知識を活かしてヒロインを攻略する18禁ゲームの世界だった。
でも、俺はゲームの設定と違って、エッチに自信なんかなくて…
※一部女性とのエッチがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる