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120】【番外編】とある賢者の密事②

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120】【番外編】とある賢者の密事②

一国の騎士団長の厭らしい姿を頭の中に思い描く。妄想半分、記憶半分なのだから現実のアラン様の姿に近いだろう。俺だけしか知らない、知らせたくないアラン様の厭らしい姿。


『ぉ……お゛……♡レオ殿……♡』


シュッ、シュッ……くぷっ♡ シュッ……!

自慰の練習だとういのに、我慢出来ずにアラン様の身体に手を出す俺だが、アラン様も自分では駄目だと俺を淫魔のように誘うんだ。

(最近じゃ、部下の騎士団員たちも「そんな目」でアラン様を見てるのも腹立たしいんだが……)

城の城下で、アラン様の部下たちが以前そんな話を聞いたことだってある。魅力的過ぎるのも、いささか問題だなと思いながら。俺もこうして自慰のオカズにしているのだから、人のことを言えないのだ。

「くっ……っ」

『んっ゛♡ぁ、あ゛……っ♡レオ殿♡レオ殿ぉ……ぉ゛……♡』

ギュッ! とペニスを握る手に力を籠める。アラン様のペニスではなく、今握っているのは自分のもの。アラン様に教えたように、カリ下から圧をかけるようにギュゥゥッ……! と握れば、亀頭に向かって精子が集まっていくような感覚があった。だがまだ果てるには早い。

「くそっ……!」

頭の中のアラン様が、俺を誘う。軽装の上着だけ纏って、下半身には一糸まとわず。無意識に腰を振って、また同じ男だというのに、プルプルと勃起したペニスを震わせながら涎を垂らすように白濁を漏らし続ける。
厭らしい。こんなに厭らしいのに、率先してモンスター退治なんかでは剣を握って国に平和をもたらす。国と人々のために尽くす人が、ただ自分の欲望のままに乱れる。

『アラン様、もっと厭らしい言葉を使って下さい』

『ひっ……ぁ゛♡出来ない……♡レオ殿、そんなこと出来ません……♡』

文武両道。それぞれ勤勉に学んできたんだろう。色欲だとか、そういったことと縁が無い無垢なアラン様は、生娘のような反応を見せてばかり。嫌々と恥ずかしいと首を振りながら、結局な素直なアラン様がどうするか俺は知っている。

『ほら、厭らしい言葉を聞いたらもっと気持ち良くなりますよ』

『ぅ、う゛ぅ゛~~……そんな、そんなこと……』

「言えません」と言いながら、その表情はだんだんと恍惚の表情を浮かべる。知らなかった快楽を覚え始めた身体が、気持ち良いと喜んで俺に縋りながら眉間に皴を寄せて最後には口を開くんだ────。

『レオ殿……っ、ぉ゛……あ……♡ 気持ち……♡ 気持ち良いです……♡』

『素直なアラン様は、もっと可愛いですよ。じゃあ、どこが気持ち良いか言えますね?』

『ひっ……っ゛! ぁ、あ゛~~っ♡』

********
多分、次くらいで終わります
この2人どうやって進展すれば…orz
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